JPS6114070B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6114070B2
JPS6114070B2 JP50156065A JP15606575A JPS6114070B2 JP S6114070 B2 JPS6114070 B2 JP S6114070B2 JP 50156065 A JP50156065 A JP 50156065A JP 15606575 A JP15606575 A JP 15606575A JP S6114070 B2 JPS6114070 B2 JP S6114070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
airflow
bank
noise
rectifying
Prior art date
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Expired
Application number
JP50156065A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5281845A (en
Inventor
Tetsuo Iwata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP15606575A priority Critical patent/JPS5281845A/ja
Publication of JPS5281845A publication Critical patent/JPS5281845A/ja
Publication of JPS6114070B2 publication Critical patent/JPS6114070B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば超高層ビル等に設置される高
速エレベータに係り、特に、この高速エレベータ
における風音(騒音)防止装置に関する。
最近、建物が超高層ビル化されることにより、
高速エレベータが採用されるようになり、この高
速エレベータの高速昇降時には乗かごの形状によ
つて、昇降路内に気流の乱流現象が生じ、この乱
流現象に起因して乗かごの上部及び下部の各角部
の後部で局部的な渦流現象が発生し、その気流対
気流及び気流対側壁板とが互に衝突して騒音が発
生する。この騒音が乗かご内に伝播して乗客に不
快感や不安感を与える等の欠点があつた。
即ち、従来のエレベータは、第1図及び第2図
に示されるように、建物aの各階床a1・a2・a3
…を貫通して昇降路bを設け、この昇降路bの上
部機械室に設置された巻上機cが主ロープdを介
して乗かごeや釣合錘fを交互に昇降し得るよう
になつているけれども、上記各階床a1・a2・a3
各乗物における各乗物扉g1・g2・g3……の各敷居
h1・h2・h3は、上記昇降路bの内がわへ僅かにせ
り出して膨出部を形成しており、他方、上記乗か
ごeにおけるかご扉e1の敷居iは、乗客の乗降時
の安全のため、上記乗物扉g1・g2・g3……の各敷
居h1・h2・h3の膨出部から、法規上4cm以下にな
るように規制されているので、敷居iと他の各敷
居h1・h2・h3……との離間距離が大きくできない
関係上、乗かごeが巻上機cの主ロープdによつ
て高速度で昇降すると、乗かごeのかご扉e1を流
れる気流が大きくなり、他方、乗かごeの背側壁
にも同様に空気流がしぼられて流れるようになる
(第2図参照)。
即ち、上記乗かごeが、第2図において示矢方
向へ上昇すると、乗かごeの上・下部に位置する
昇降路bにおける進行方向の気圧がP1>P2となる
関係を生じ、乗かごeの周囲の狭い流路は高速度
の気流を生じる。しかして、上記乗かごeの上・
下各角隅部には、第2図に示されるように渦流現
象が著しく発生し、しかもこの各渦流が上方から
下流に流下する気流と衝突して激しい走行騒音
(風音)を発生すると共に、これらが上記乗かご
eの各側壁板に振動を与えて、乗かごe内の乗客
に対して不安感や不快感を与える等の欠点があ
り、特に、超高層ビルに設置される高速エレベー
タにあつては、気圧の変化に伴う耳鳴りばかりで
なく、激しい風音や振動騒音を生じる等の欠点が
あつた。
また、これまでの整風板の如く板状で角度を設
けたものなどのものでは、剛性が低いため、振動
(共振含む)が起り、それ自体で発音してしまい
騒音をいつそう助長するものとなる。そこでこれ
を防止するためには整風板の裏面に制振材の取付
けや、吸音材の少なくとも二重構造を施すことが
必要であつた。
本発明は、上述した点にかんがみ、乗かごの上
部面若しくは下部面のいずれか一方の各端縁に整
流堤を設け、昇降時に騒音や振動の発生を防止す
ることを目的とする。
以下、本発明を図示の一実施例について説明す
る。
第3図乃至第6図において、符号1は建物2の
各階床3a,3bを貫通して形成された昇降路で
あつて、この各階床3a,3bの乗物敷居4a,
4bには各乗物扉5a,5bが開閉自在に設けら
れている。一方、上記昇降路1の上部機械室に
は、第1図に示されるような巻上機が設置されて
おり、この巻上機に巻装された主ロープ6には乗
かご7及び釣合錘(図示されず)が連結され、交
互に昇降し得るようになつている。又上記乗かご
7の上部7a及び下部7bの各端縁には、断面が
円弧状をなす各整流堤(整風板ともいう)8,9
が第5図に示されるように、乗かごの各側壁板の
沿直線の外側に突出しないようにすると共に乗か
ごの上面より突出するように別体の整流堤が実質
的に一体に設けられている。
従つて、上記乗かご7の上部に設けられた整流
堤8によれば、第4図に示されるように、気流は
乗かご7の外側部に沿つて整流された空気流とし
てスムースに流れ剥離現象が起きず、従来の様な
渦流同志及び剥離した気流が乗かご7の側面に衝
突することもなくなる。さらに、上記整流堤8が
乗かご7の上部周縁に設けられることにより、空
気層による気圧分布P1が存在し、機械的な整風板
を設けなくても、気流の整風作用が生じ、全体と
して円滑な気流の流れを作り出すことができる。
詳記するに、本願発明は整流堤としたことによ
りかご上部及び下部において、気流が衝突すると
き進む方向の乗かご上面に気圧の異つた分布領域
ができ、例えば、その中央部が一番気圧が高くな
り、外方に行くに従つて低くなるため、等圧分布
線は第3図及び第4図のP1の如く形成される。
而して、上記等圧分布線に対し昇降路に凹凸部
があると乗かごの上面の気圧はその凹凸を通過す
る毎に刻々変化する。そして上面に流れ込んだ気
流が乗かごの端縁部で急激に乗かごの外側部に流
れ出るとき流速を増し、その流速は乗かごの走行
速度以上になる。このとき、例えば乗かごの端縁
部に角部が存在すると気流は周知の剥離現象(乗
かごの上記角部直近の下流部で渦流現象とな
る。)により外側に沿つて気流が流れない渦流が
発生し騒音を発生する。
上記現象は高速になるといつそう顕著になり乗
かごの上部に入り込んだ気流が外側に流れ出る最
初の部分で剥離しないよう円弧状の整流堤を設け
気流を整流堤に沿わせて整流化するものである。
ところで高速エレベータでは進行方向の尖端圧
は昇降路内で圧縮されるので加圧となり空気を吐
出する働きをし、その反対側は負圧域となつて空
気を吸込もうとする働きが顕著となる。その相間
関係により乗かごの外側部を流れる気流はエレベ
ータの速度に比例して増速する。
上記流速の増加は整風板を振動させるが本発明
の如く円弧状に形成された整流堤では気流の剥離
がない他、円弧状の形成によるため剛性もあり、
気流による振動は発生せず、かつ気流の衝突によ
る騒音も発生しないから全体として発生騒音を抑
制することができる。
また、従来の乗かごの外側部より突出した整風
板のものでは気流の剥離や渦流(乱流)が起きて
騒音を著しく発生するが、本発明では乗かごの外
側部より整流堤が全く突出していないため、気流
の剥離や乱れが起きないため、気流の整流化がで
き騒音の発生を抑制できる顕著な効果を奏する。
更に、本願発明は風圧などの気圧による振動抑
制面からみると整流堤が円弧状を形成しており剛
性が高いため振動しないのに対し、そうでない今
までの整風板の如く、板状で角度を設けたものな
どのものでは振動(共振含む)が起り、それ自体
で発音してしまい騒音をいつそう助長するものと
なる。そこでこれを防止するためには整風板の裏
面に制振材の取付けや、吸音材の少なくとも二重
構造を施すことが必要であつたが、本願発明では
堤とすることにより、それを省くことができる効
果を有する。
上記の気流の作用は反対の負圧側についても同
様である。
したがつて、本発明は上記の如く、気流の剥離
防止、整風板の振動防止及び整風板自体の制振と
発音伝播体としたための吸音材の取付などが
「堤」として剛性を高めたことにより不要になつ
た効果は大きいものである。
加えて整流堤を乗かごの構成と別体で構成した
ことにより、乗かごそのものを整流堤の様に円弧
状に構成することは複雑化、標準化の阻害、生産
工程の増加、製作期間の延長、生産コストの上昇
などの問題が一揮に解決するものである。
また、整流堤を別体とすることは整流堤の大き
さ等を速度に応じ自在に変えられる他、乗かご側
の標準化を全く阻害しない等の効果を得る。
すなわち、風音防止効果は上記した如く、同じ
乗かごに対し走行速度に応じた大きさの整流堤を
選択的に製作して適用できるため走行時に整流堤
下流部で気流の剥離現象がなく過流騒音を発生し
ないのと、この整流堤は乗かごのアール製作とは
比較にならない程前記した効果を発揮し経済的で
ある。更に乗かごの上下面の端縁に整流堤を囲う
ように設けると、それに囲まれた部分の気体容積
部(スペース)が昇降路断面積の急変部(凹凸部
により形成される例えば乗場居など)を通過時に
起きる局部気圧変動による衝撃を、整流堤に囲ま
れたスペース部分に流し込んで緩衝することがで
きるのに対し、単に乗かごの角部にアールを設け
たものは、本願発明の構成と異なるばかりか作用
及び効果において上記のとおり相違する。
他方、上記乗かご7の下部に設けられた整流堤
9によると、空気流が吹き抜けるがわであり、気
流の当る側と同様に、かまぼこ形の整流堤による
整流作用で、気流が円滑な流れを得る。
さらに又、上記各整流堤8,9で囲まれた乗か
ご7の中央部に流入する気流は、第6図に示され
るように、乱流を生じることなく、スムースに流
れることが実験的に知られている。
以上述べたように本発明によれば、乗かご7の
上部7a若しくは下部7bのいずれか一方の各端
縁に各整流堤8,9を設けたことにより、、風音
による騒音を解消できるばかりでなく、構成も簡
素であるから、取付けも簡単であり、しかも安価
に提供できる等の優れた効果を有する。
なお、整流堤は上記目的等で述べた如く、乗か
ごの上下面縁部若しくは上下面縁部のいずれか一
方に設けてもよい。
因に、上述した実施例の各整流堤8,9は断面
がかまぼこ形のものについて説明したけれども、
本発明の要旨を変更しない範囲内で、例えば断面
が半截された多角形や半筒体に設計変更すること
は自由である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエレベータの断面図、第2図は
気流の流れを説明するための拡大断面図、第3図
は本発明による高速エレベータの断面図、第4図
は本発明による気流の流れを説明するための図、
第5図は第3図中の鎖線−に沿う平面図、第
6図は本発明の作用を説明するための図である。 1……昇降路、6……主ロープ、7……乗か
ご、7a……乗かご上部、7b……乗かご下部、
8,9……整流堤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乗かごと、この乗かごの上部面端縁及び下部
    面端縁の両方若しくはいずれか一方に、前記乗か
    ごの各側壁板の沿直線の外側に突出せず、かつ上
    記乗かごの上部面若しくは下部面より突出する別
    体からなる断面が円弧状の整流堤を取付けたこと
    を特徴とする高速エレベータ。
JP15606575A 1975-12-27 1975-12-27 High speed elevator Granted JPS5281845A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15606575A JPS5281845A (en) 1975-12-27 1975-12-27 High speed elevator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15606575A JPS5281845A (en) 1975-12-27 1975-12-27 High speed elevator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5281845A JPS5281845A (en) 1977-07-08
JPS6114070B2 true JPS6114070B2 (ja) 1986-04-16

Family

ID=15619527

Family Applications (1)

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JP15606575A Granted JPS5281845A (en) 1975-12-27 1975-12-27 High speed elevator

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4946121U (ja) * 1972-07-31 1974-04-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4946121U (ja) * 1972-07-31 1974-04-23

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JPS5281845A (en) 1977-07-08

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