JPS5836850A - シ−ト状部材の積重ね装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紙幣や領収証等のごとき偏平なシート状部材
を積重ねるための装置に関する。

この装置は積重ねドラムを有し、この積重ねドラムはベ
ースプレート上で垂直面に清って回転すると共に、吸引
開口の補助により、シート状部材をそれの先行端縁で捕
捉し、且つその回転運動によりシート状部材をストッパ
ーの所で積み上げ、更にシート状部材を積重ねる以前に
真直ぐにするため、回転方向内で前記吸引開口の後方に
設けられた吹出開口より圧搾空気を前記シート状部材に
作用させるものである。

上記したタイプの積重ね装置の場合、シート状部材の適
切な分離に関して問題があり、特に積重ね速度が早いと
きにその問題が生じる。前記ドラム上のシート状部材は
先行端縁がストッパーに当ると、ドラムの表面に活って
接線方向に滑る傾向があり、そのためシート状部材がほ
ぼ中央部でしばしば折れ曲がり、この折れ曲がった状態
で積重ねられる結果となる。

この問題を解決するものとして、既に提案（西ドイツ特
許公開第２５５５３０６号）がなされており、この提案
は積重ねドラム上に吹付はノズルを設け、このノズルは
ドラムの回転方向の接線に活って、真直ぐな空気流を同
ドラム上へ放出するものである。積重ねドラムにより捕
えられたシート状部材の尾部が前記吹付はノズルを通過
するとき、空気がこのシート状部材とドラムの間に入っ
て、それによりシート状部材をドラム表面から分離すべ
きものである。この提案が適切に機能するためには、シ
ート状部材の尾部が最初に独立してドラムから分離され
る必要があり、その結果、次の空気の吹付けが効果を奏
する□ことができる。これは、しばしば実状と異なり、
そのため空気流がシート状部材の中心線に沿ってシート
状部材を折れ曲がった状態に支持することさえある。

米国特許第２，７５９，５４３号で捉案されているよう
に、空気の吹付けが孤立した吹出量［１を通してドラム
の内側］から行なわれるならば、より良い積重ね特性を
達成すイ）ことができる。

ここで、吹出開口は、回転方向で見たときに前記吸引開
口の後方に設置され、−目つこの吸引開口はシート状部
材の先行端縁を保持する。

しかし、この最後に記載した積重ね装置なもってしても
満足な結果を得イ）ことはできない。使用された紙幣の
場合のように、シート状部材が非常にぐにゃぐにゃの状
態にあるとぎは、空気の吹付けにも拘らず、多くの場合
シート状部材、と（にその端部がドラノ・表面に長時間
伺着し過ぎることが暴露された。シート状部材は、再び
規則正しく真直ぐになることが妨げられる。

本発明は、ドラムからの適切な分離、およびその後の真
直ぐな伸張を可能にする」二記したタイプの積重ね装置
を創作する際の問題に基づいている。

この問題は、特許請求の範囲第１項の特徴事項に記載さ
れた特徴により、本発明に従って解決される。

本発明による槓重ね装置の場合、シート状部材の尾部が
極めて容易に、且つそれ故、より早くドラム表面から分
離され、その結果シート状部材はドラムが回転している
間に何の障害もなく再び真直ぐに伸張することができる
。紙幣を規則正しく真直ぐに伸ばすことにより生じろ槓
重ね特性の大幅な改良は、本質的に次の知実に起因して
いる。即ち、本発明による圧搾空気通路と吸引開口の構
造においては、空気の吹伺けがシート状部材に対して連
続的ではなく、むしろ間欠的もしくは脈動的に作用する
ことである。

流体力学で知られている「ベルヌーイの効果」によると
、成る条件の下では空気の連続的な吹付けによってシー
ト状部材の尾部がドラム表面から分離されず、むしろそ
の上に吸引されることが月１実として知られている。

本発明による構造上の解決策においては、ドラムの成る
角度位置で全ての圧搾空気通路が開放状態となり、且つ
このため全ての吹出開口が動作状態となる。一方、次の
角度位置では、全ての圧搾空気通路が閉鎖状態となる。

この実施例では、空気吹伺げの強度レベルが最大値と零
値の間で変化する。

本発明の他の実施例によると、全ての圧搾空気通路が完
全に開放もしくは閉鎖状態となるドラムの角度位置がな
いようにして、回転体の吹出開口が静止体の圧搾空気通
路へ割り当てられる。この構成では、上記した構成と比
較して運転騒音が低減されることで他の事項より際立っ
ており、空気吹付けのレベルは最大値と、零よりも大き
い基準レベルとの間で変化する。

さらに、本発明の両方の実施例は、空気の流速を大幅に
低減されると云う利点を有している。

本発明の有利な実施例によると、積重ねドラムの外側に
吹付はノズルが追加的に設けられる。これらの吹付はノ
ズルは、積重ねられた紙幣における扇を広げたような拡
散を阻止する。

本発明の詳細、更に他の利点、および実施例を図面に関
連して下記に説明する。

第１図は、例えば紙幣の自動分類装置に使用される積重
ね装置を示す。この積重ね装置は、前記自動分類装置の
端末装置であって、例えば汚損された紙幣のような成る
種類の紙幣を積重ねる役目を有している。紙幣５は、図
に概略的に示された搬送システム７によって、積重ねド
ラム１側へ導かれている。到着する紙幣５０時間間隔は
、ドラム１が一定に回転するときに次のようにして設定
される。

即ち、各紙幣５の先行端縁が、搬送システム７とドラム
１との間の接触点（接線点Ｔ）で積重ねドラム１の吸引
領域６に接触するように設定される。紙幣５が捕捉され
ると、紙幣５はドラム１０回転によりストッパー１０へ
導かれ、それにより、積重ねプレート８上へ、もしくは
１枚の紙幣が既にあるときにはその積重なり９の上に積
まれる。プレート８は枢支軸上に取り付けられており、
従って積重なり９が増大するに従い、その積重なり９に
対して自ら自動的に適合する。この積重ね原理の詳細は
、例えば西ドイツ特許公開第２９０９８３３号に記載さ
れている。規則正しい積重なりを形成するためには、紙
幣５の中間部または尾部が夫々積重ねドラム１から一度
に分離され、且つ再び真直ぐに伸ばされる必要があり、
その結果によって紙幣５は最終的に積重ねプレート８に
対してその全表面で横たわることができる。これらの条
件は、本発明による積重ね装置によって満たされ、この
積重ね装置は、第３ａ〜３０図の一実施例における３つ
の動作位相で示されている。

前記Ｍ重ねドラム１は静止体１６と回転体１７とからな
ると共に、真空システムと空気吹付はシステムとを包含
している。真空システムはここでは単に傍注的に薔く重
要性しかない。真空システムは第３ａ図では垂直孔２０
を有するように示されており、垂直孔２０は図示されて
いない真空ポンプと、接続通路２２と、吸引通路２３と
に接続されている。吸引通路２３は、はぼ接線点Ｔから
ストッパー１０まで延在している。この領域で、前記静
止体１６に設けられた吸引開口６が真空ポンプと接続さ
れる。真空システムの詳細は、西ドイツ特許第２８５６
７７７号に記載されている。

真空用の孔２０のほかに第２の孔２１が静止体１６に設
けられており、第２の孔２１は図示されていない空気吹
出し源に接続されている。この実施例では、４つの静止
体通路２５が孔２１と接続され、静止体通路２５は放射
状に分岐されて静止体１６の表面まで導かれている。静
止体通路２５に合わせて夫々の直径を調節された吹出開
口２６が、これらの静止体２５の連続に準じて回転体１
７中に設けられている。これらの吹出開口２６は回転体
１７０周辺線に沿って配置されると共に、ドラム１０回
転方向（矢印２７）に清う吸引領域６の後方でほぼ８０
°〜１００°の位置から始まり、且つ吸引領域６の前方
でほぼ１５°〜３０°の位置で終わる領域を越えて配列
されている。更に、積重ねるべき紙幣の全幅に影響を与
え得るようにするため、相互に接続された適宜の静止体
通路に対して数列の吹出開口を設けること、即ち、（図
面に関して）中間の位置にあるものと垂直になる吹田開
口の列を設けることが賢明である。

第３ａ〜３０図の実施例において、吹出開口２６の位置
に対する静止体通路２５の位置は、回転体１７の周辺線
に清いながら次のようにして選択される。即ち、回転体
１７が成る位置にあるとき（、全ての静止体通路が閉じ
られ、回転体１７が他の位置にあるときに、全ての静止
体通路が完全に開放状態となるように選択される。

前記回転体１７の位置の作用による空気吹付げの強さの
傾向が、第５図の一連の曲線３０で定量的に示されてい
る。最大値と零値の間で変化するこの信号の間欠的な特
性により、紙幣が積重ねドラムから早（分離することが
保証される。

真直ぐに伸ばす過程が第３ａ〜３０図に示されている。

第３ａ図は、回転体１７の吸引領域６が紙幣５を捕捉す
るため、接線点Ｔにある状況を示す。先に捕捉され且つ
ストッパー１０に向けて導かれている紙幣５ａは、いま
真直ぐに伸ばす過程にあり、そして積重ねプレート８に
おける紙幣の積重なり９へ向かって移動している。

第３ｂ図は、第３ａ図で捕捉された紙幣５の先行端縁が
ストッパー１０に到達した直後の状況を示す。紙幣５ａ
の尾部は、回転体１７と抑圧プーリー３０の間で摩擦係
合するように保持されるので、先行端縁が既に進み終っ
てしまっていても、紙幣５ａの尾部は更に搬送される。

その間に、最初の吹出開口２６が、静止体通路が設けら
れている静止体領域に到達する。

第３Ｇ図では、紙幣５０尾部が、押圧プーリー３０と回
転体１７０間の挾み付けから１１１れ去る状況が示され
ている。この動作位相では、紙幣５が後部領域および中
央領域で間欠的な空気の吹出しの作用を受けている。従
って、特に紙幣５の後部領域が挾み付けから離れ去った
後にドラム表面から早く離れ、障害なく真直ぐに延びる
ことができる（第３ａ、３ｂｌｆｉ。

紙幣５ａ参照）。

第４ａ〜４０図は本発明の他の実施例を示す。前記積重
ねドラム１が、第３ａ〜３０図のものに対応してもう一
度３つの動作位相で示されている。静止体１６の構造と
、その静止体通路２５の構成は変えられていない。しか
し、この実施例では、回転体１７のほぼ同一の周辺線の
長さ中に、かなり多くの吹出開口２６が設けられている
。従って、吹出開口２６の間隔は、はぼそれらの直径ぐ
らいの大きさとなっている。第４ａ〜４０図に見られる
ように、全ての静止体通路２５が完全に閉じられるよう
な、この積重ねドラム用回転体の位置は存在しない。ま
た、全ての静止体通路２５が完全に開放状態となる回転
体１７の如何なる位置も存在しない。

この構成から生じる空気吹出しの強さの傾向は、第５図
の一連の点線曲線３１により示されている。この間欠的
な信号は、信号３０と比較してそのダイナミック・レン
ジを圧縮され、且つ高い周波数を有している。

この後者の実施例の利点は、積重ね特性を低減すること
なく、積重ねドラムにより生じる動作稀音を大幅に減少
させることである。

２つの積重ねドラムの構成が、上記で論じられた。現時
点まで述べられた事柄から、ドラムにおける静止体通路
および吹出開口の数、位置、および寸法によって、第５
図に示された曲線の軌跡を任意に実用的に変え得ること
が明らかである。紙幣がその全表面に亘ってドラムに付
着することなく早く真直ぐに伸びるように、信号の間欠
的特性が充分に効果を奏するときと、動作騒音および空
気流速が最小になるときに、最適条件が達成される。

長く且つ非常に破れた紙幣、すなわち本来の剛性が極め
て少ない紙幣を積重ねるときには、それらが積重ねプレ
ート上で多少扇形に積まれることが生じ得る。この扇形
の広がりは、槓重ねたものを当該装置から取り除くとき
に障害となるけれども、この障害は、第１〜２図に示す
ようにドラム１を回転するように取り付けられるベース
グレート３５に基礎ノズル３６を挿入するときに回避さ
れ、或いは大幅に減少される。

上記基礎ノズル３６は、ベースフＬ／−１−３５内に以
下のようにして構成され且つ取り付けられる。即ち、基
礎ノズル３６がベースプレート３５から前記積重なり９
の後端部へ向けて空気流を斜めに放出すると共に、その
結果紙幣を積重ねプレート８上へ押圧するように設けら
れる。基礎ノズル３６は、紙幣の真直ぐな伸びを妨害し
ないように、ベースプレート３５０表面のレベル上に位
置する。各基礎ノズル３６は、紙幣５が現われ、そして
紙幣５が真直ぐ伸ばされて積重ねプレート８側へ移動し
ているときに作動する。

また、第１図に示された基礎ノズル３６は、１つの吹出
しノズル４０（第１図で点線により表示されている）に
よって置換することができ、吹出しノズル４０は紙幣の
伸張領域の範囲外に設置される。また、主たる分力が積
重なり９の後部領域に向（ように空気の吹付けを強（集
中することによって、更に、空気吹付けの分力が積重ね
ドラムに沿って接線的となるのが出来るだけ僅かとなる
ようにすることによって、紙幣の伸張過程への悪影響を
回避できる。

第１〜２図に示されるように、基礎ノズル３６の孔３７
には互いに接近するように配置された幾つかのパイプ３
８が設けられている。

これらのパイプ３８は孔３７に対して断面積が大幅に減
少されていると共に、既に示された二重の作用を有する
。即ち、成句はノズル３６の一方向作用が増強される。

また、吹出し騒音が減少される。これらの理由により、
第６〜７図に示されるように静止体通路２５に幾つかの
パイプ３８が設置される。パイプ３８の効果的な長さが
そねらの有利な特性を増強するので、パイプ３８は回転
体の吹出開口２６ではな（、靜１Ｆ体通路２５内に設け
るのが好ましい。即ち、吹出開口２６は静止体通路２５
よりも、かなり短いからである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る積重ね装置の簡略正
面図、 第２図は、第１図のペースプレート内に設けられる基礎
ノズルの構成を示す２−２線断面図、 第３ａ〜３０図は、第１図に示された積重わドラムが３
つの動作位相にある状態を示す構成説明断面図、 第４ａ〜４０図は、夫々積重ねドラムの他の実施例の断
面図、 第５図は、回転体の位置の作用である空気吹利けの強度
を示す曲線の軌跡図、 第６図は、静止体通路にパイプを内蔵されている瑣事ね
ドラムの断面図、 第７図は、静止体通路の詳細図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）紙弊、領収証等のごときシート状部材の積重ね装置
   であって、ベースプレー１にに設置された回転する積重
   ねドラムを有し、この積重ねドラムは円筒状の静止体お
   よびこの静止体上で回転する回転体がらなり、且つこの
   積重ねドラムは吸引量ＩＭＩの補助により前記シート状
   部材の先行端縁を捕捉すると共に、前記回転体の回転に
   よりストッパーの所でシート状部材を積重ね、更に回転
   方向内で前記吸引量［１の後方に設けられた吹出開口の
   手段によって、積重なりの上に積重ねを行なう以前にシ
   ート状部材′ｆｆ：：ｊＡ直ぐに伸ばすために同シート
   状部材に圧搾空気を作用させるシート状部４」の積重ね
   装置において、前記静止体（１６）は圧搾空気により作
   用される幾つかの分離された通路全有し、これらの通路
   は（前記回転体（１７）の回転方向に関して）、１つが
   他のものの後にくるように設置され、且つこれらの通路
   の聞ｆ１は前記静止体の周辺線上に配置されており、前
   記回転体（１７）には吹出開口（２６）が設けられ、こ
   れらの吹出量Ｄ（２６）の横断面は前記静市体通Ｍ（２
   ５）の横断面とほは対、応し、且つ吹出開口（２６）は
   前記回転体が回転するときに、前記静止体の幾何学的な
   ｍ線上で前記静止体通路の開口と重なり合うように設置
   されていることを特徴とするシート状部材の積重ね装置
   。 ２）回転体（１７）が成る角度位置にあるときに、全て
   の静止体通路が完全に開放状態となり、且つ回転体（１
   ７）が他の角度位置にあるときに、全ての静止体通路が
   完全に閉鎖状態となるよう、前記吹出開口（２６）が設
   置されていること全特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の積重ね装置。 ３）回転体が成る角度位置にあるときに、殆んどの静止
   体通路（２５）が完全に開放状態となり、且つ回転体が
   他の位置にあるときに、殆んどの静止体゛通路（２５）
   が閉鎖状態となるよう、前記吹出開口（２６）が設置さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   積重ね装置。 ４）複数の静止体通路（２５）がほぼ９０°の円弧上に
   配列され、且つ前記積重ねスｉ・ツバ−の前のほぼ９０
   °の位置で終っていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項から第３項のいずれか１項に記載の積重ね装置。 ５）複数の吹出開口（２６）が、積重ねドラムの回転方
   向内で前記吸引領域の後方のほぼ８００〜１００°の位
   置から始まり、且つ前記吸引領域の前のほぼ１５°〜３
   ００の位置で終っていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項から第４項のいずれか１項に１１載の積重ね装
   置。 ６）複数の静止体通路（２５）は、静止体（１６）の軸
   心に垂直になる平面内で、１つのものが他のものの後に
   くるように設置されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項から第５項のいずれか１項に記載の積重ね装
   置。 ７゛）幾つかの空気用パイプ（３８）が静止体通路（２
   ５）内で、互いに並んで密接に設置されているとと全特
   徴とする特許請求の範囲第１項り・ら第６項のいずれか
   １項に記載の積重ね装置。 ８）積重ね部材全！〔直ぐに伸ばす領域で、水平に設値
   されたベースプレート内に吹付はノズル（３６）が設置
   され、これらの吹付はノズルは前記べ−そプレートのレ
   ベル上にあると共に、積上げられた積重なり（９）の後
   部領域に圧搾空気を作用させるために斜めに向けられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項から第７項
   のいずれか１項に記載の積重ね装置。