JPS5836758Y2 - 引出式キヤビネツトのロツク装置 - Google Patents
引出式キヤビネツトのロツク装置Info
- Publication number
- JPS5836758Y2 JPS5836758Y2 JP4561678U JP4561678U JPS5836758Y2 JP S5836758 Y2 JPS5836758 Y2 JP S5836758Y2 JP 4561678 U JP4561678 U JP 4561678U JP 4561678 U JP4561678 U JP 4561678U JP S5836758 Y2 JPS5836758 Y2 JP S5836758Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- rods
- lock
- horizontal
- movement
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はキャビネット本体内に引出を挿入した状態で引
出左右側板をキャビネット本体左右両側板内面に設けた
左右一対の上下動杆及びこれに連動するロック機構によ
り係脱できるようにするにあたり、キャビネット本体左
右両側板には前記両上下動杆を駆動させる左右一対の水
平竿を前後動自在に設け、キャビネット本体内奥側に中
央部を水平回動自在に枢着して設けた一本の連動杆を前
記雨水平秤に連結して雨水平秤が互に前後逆方向に移動
するようにし、この雨水平秤と前記両上下動杆とを各々
ベルクランクレバーにて連結して水平杆の前後移動によ
り前記両上下動杆を同時に且つ同方向に上下動させるよ
うにし、前記水平竿のいずれか一方を引出前面板の隅部
に設けた錠により前後動させて施錠及び解錠できるよう
にすることにより、キャビネット本体内に設けるロック
操作機構によって引出の高さ等引出有効内容積を減少さ
せたり、キャビネット全体を大型化しないようにしたも
のである。
出左右側板をキャビネット本体左右両側板内面に設けた
左右一対の上下動杆及びこれに連動するロック機構によ
り係脱できるようにするにあたり、キャビネット本体左
右両側板には前記両上下動杆を駆動させる左右一対の水
平竿を前後動自在に設け、キャビネット本体内奥側に中
央部を水平回動自在に枢着して設けた一本の連動杆を前
記雨水平秤に連結して雨水平秤が互に前後逆方向に移動
するようにし、この雨水平秤と前記両上下動杆とを各々
ベルクランクレバーにて連結して水平杆の前後移動によ
り前記両上下動杆を同時に且つ同方向に上下動させるよ
うにし、前記水平竿のいずれか一方を引出前面板の隅部
に設けた錠により前後動させて施錠及び解錠できるよう
にすることにより、キャビネット本体内に設けるロック
操作機構によって引出の高さ等引出有効内容積を減少さ
せたり、キャビネット全体を大型化しないようにしたも
のである。
次に本考案を3段引出式耐火ファイリングキャビネット
に適用した実施例図面に基づき説明すると、1はキャビ
ネット本体で、その天板2、背板3及び地板並びに左右
側板4,4′は共に耐火性を有するコンクリート材等を
充填した厚壁である。
に適用した実施例図面に基づき説明すると、1はキャビ
ネット本体で、その天板2、背板3及び地板並びに左右
側板4,4′は共に耐火性を有するコンクリート材等を
充填した厚壁である。
A、B、Cは前記キャビネット本体1の前面側へ引き出
し自在になった上段、中段、下段の各引出であって、そ
の各引出における左右側板12.12外面に水平に沿設
したレール6.6′はサスペンション7.7′を介して
キャビネット本体の左右側板4,4′内面に沿設したレ
ール8,8′に対し引き出し自在に支受されている。
し自在になった上段、中段、下段の各引出であって、そ
の各引出における左右側板12.12外面に水平に沿設
したレール6.6′はサスペンション7.7′を介して
キャビネット本体の左右側板4,4′内面に沿設したレ
ール8,8′に対し引き出し自在に支受されている。
各引出A、B、Cの前面部9はそれぞれ前記キャビネッ
ト本体1と同様にコンクリート等の耐火材を充填した厚
壁で形成されており、キャビネット本体前面との間で煙
返しの段部が形成されている。
ト本体1と同様にコンクリート等の耐火材を充填した厚
壁で形成されており、キャビネット本体前面との間で煙
返しの段部が形成されている。
上段引出Aの前面部9の右端上部位置には、ばね10′
に抗して押し込めば施錠状態となる小判型押し錠10が
、その後端突出接当部11を引出Aの前面部9の裏面に
突出するように貫通して設けられている。
に抗して押し込めば施錠状態となる小判型押し錠10が
、その後端突出接当部11を引出Aの前面部9の裏面に
突出するように貫通して設けられている。
各引出A、B、Cの左右側板12.12’の外面には、
それぞれ同一の高さ位置に縦長のストッパー13゜13
′を突設し、その奥側寄りに平面視コ字状の掛金受14
.14’を突設するにあたり、該各掛金受14.14’
をその前端突出部15が高く、後端突出部16が低いよ
うに形成すると共にその間にはその両端突出部15又は
16の上面に選択的に接当するバイパスレバー17を回
動自在に枢着する。
それぞれ同一の高さ位置に縦長のストッパー13゜13
′を突設し、その奥側寄りに平面視コ字状の掛金受14
.14’を突設するにあたり、該各掛金受14.14’
をその前端突出部15が高く、後端突出部16が低いよ
うに形成すると共にその間にはその両端突出部15又は
16の上面に選択的に接当するバイパスレバー17を回
動自在に枢着する。
また各引出の左側板12外面における前記ストッパー1
3の下方位置には側面視へ字状等の前後傾斜部を有する
ガイド片18を突設する。
3の下方位置には側面視へ字状等の前後傾斜部を有する
ガイド片18を突設する。
19.19’はキャビネット本体の左右側板4,4′内
面上部において水平前後方向に移動自在に装架された左
右一対の水平竿で、右側水平竿19′の前端は前記上段
引出A前面部9に取付けられた押し錠10の後端接当部
11に常時接当しており、キャビネット本体の天板2下
面に下向き突設した垂直ピン20′に連動杆20の中央
部を水平回動自在に枢着し、該連動杆20の左右両端を
前記両水平杆19.19’の後端の溝孔に嵌合させ、右
側の水平杆19′の前端が前記押し錠10の接当部11
に押され、当該水平杆19′が後退すれば、前記連動杆
20が水平回動し、これにつれて左側の水平杆19が前
進するというように、連動杆20を介して両水平杆19
.19’は略水平方向に互に前後逆方向に移動するよう
に構成されている。
面上部において水平前後方向に移動自在に装架された左
右一対の水平竿で、右側水平竿19′の前端は前記上段
引出A前面部9に取付けられた押し錠10の後端接当部
11に常時接当しており、キャビネット本体の天板2下
面に下向き突設した垂直ピン20′に連動杆20の中央
部を水平回動自在に枢着し、該連動杆20の左右両端を
前記両水平杆19.19’の後端の溝孔に嵌合させ、右
側の水平杆19′の前端が前記押し錠10の接当部11
に押され、当該水平杆19′が後退すれば、前記連動杆
20が水平回動し、これにつれて左側の水平杆19が前
進するというように、連動杆20を介して両水平杆19
.19’は略水平方向に互に前後逆方向に移動するよう
に構成されている。
そして21.21’は前記キャビネット本体の左右側板
4,4′内面において、前記各水平竿19゜19′に連
結した対称形状のベルクランクレバー22゜22′を介
して、各水平竿の動きに応じて同方向に上下動するよう
に懸架された左右一対の上下動杆で、該容土下動杆21
.21’にはこれが一定距離H1だけ上方移動すると前
記各引出A、B、Cの側板12゜12′に設けたストッ
パー13.13’の下端と同一高さとなる位置にピン2
3.23,23.23’、23’、23’を前記各スト
ッパー13.13’の突出方向と対向する方向に突設し
である。
4,4′内面において、前記各水平竿19゜19′に連
結した対称形状のベルクランクレバー22゜22′を介
して、各水平竿の動きに応じて同方向に上下動するよう
に懸架された左右一対の上下動杆で、該容土下動杆21
.21’にはこれが一定距離H1だけ上方移動すると前
記各引出A、B、Cの側板12゜12′に設けたストッ
パー13.13’の下端と同一高さとなる位置にピン2
3.23,23.23’、23’、23’を前記各スト
ッパー13.13’の突出方向と対向する方向に突設し
である。
また、左右上下動杆21.21’より後方のキャビネッ
ト左右側板4,4′内面には各引出高さごとにロック掛
金24.24’を枢着軸25.25’に前後回動自在に
枢支するにあたり、該各掛金24.24’の上部に前後
直線部26.26’とその直線部後端に!型のロック部
27.27’とを一体的に形成すると共に該ロック部方
向に重心を偏在するか又はねじりばね等によりロック部
27.27’を下向きに回動するように付勢してなり、
前記左右一対の上下動杆21.21’を下位置にした状
態(上下動杆21のピン23がストッパー13の下端よ
りHlの距離だけ降下した状態)で該各ピン23.23
’が各ロック掛金24.24’の上面に接当して各掛金
24.24’の前後直線部26.26’を水平状態にし
、各引出における平面コ字状掛金受14.14’がロッ
ク掛金24.24’の直線部26.26’の下部を前後
に通り抜けでき、前記各ピン23.23’と掛金24.
24’との接当が解除された状態又は各ピン23.23
’が上方に移動した状態では、ロック掛金24.24’
のロック部27.27’が後方下向きに回動し掛金受1
4.14’の前端突出部15の上面に落し込み係合する
ように構成されている。
ト左右側板4,4′内面には各引出高さごとにロック掛
金24.24’を枢着軸25.25’に前後回動自在に
枢支するにあたり、該各掛金24.24’の上部に前後
直線部26.26’とその直線部後端に!型のロック部
27.27’とを一体的に形成すると共に該ロック部方
向に重心を偏在するか又はねじりばね等によりロック部
27.27’を下向きに回動するように付勢してなり、
前記左右一対の上下動杆21.21’を下位置にした状
態(上下動杆21のピン23がストッパー13の下端よ
りHlの距離だけ降下した状態)で該各ピン23.23
’が各ロック掛金24.24’の上面に接当して各掛金
24.24’の前後直線部26.26’を水平状態にし
、各引出における平面コ字状掛金受14.14’がロッ
ク掛金24.24’の直線部26.26’の下部を前後
に通り抜けでき、前記各ピン23.23’と掛金24.
24’との接当が解除された状態又は各ピン23.23
’が上方に移動した状態では、ロック掛金24.24’
のロック部27.27’が後方下向きに回動し掛金受1
4.14’の前端突出部15の上面に落し込み係合する
ように構成されている。
左側上下動杆21には、各引出を前後動するときこれに
取付く傾斜ガイド片18の傾斜上面に沿って転がる転子
28を固着しており、したがって各任意の引出の前後動
に応じて傾斜ガイド片18の上下落差H2に相当する高
さだけ左右一対の上下動杆21.21’が上下動するこ
とになる。
取付く傾斜ガイド片18の傾斜上面に沿って転がる転子
28を固着しており、したがって各任意の引出の前後動
に応じて傾斜ガイド片18の上下落差H2に相当する高
さだけ左右一対の上下動杆21.21’が上下動するこ
とになる。
一方、前記押し錠10の押し込み動に応じて上昇する前
記雨上下動杆21.21’の上昇移動量はH3の距離で
あり、この実施例では該H3の寸法より前記傾斜ガイド
片18の上下落差H2を大きくなるように設定し、また
このH2を前記H1より大きくなるように設定する。
記雨上下動杆21.21’の上昇移動量はH3の距離で
あり、この実施例では該H3の寸法より前記傾斜ガイド
片18の上下落差H2を大きくなるように設定し、また
このH2を前記H1より大きくなるように設定する。
さらに、キャビネットの左側板4内面における上下動杆
21より奥側には、下端に爪部29を有する爪レバー3
0を前記上、中、下位置の各掛金24と同軸25に枢着
し、この各爪レバー30を前記容土、中、下段の各抽出
における各ガイド片18後端方向へ常時ばね31付勢す
ると共に任意の段の引出を引き出すことによりガイド片
18後端が左側上下動杆21を横切ると同時に該上下動
杆21に設けられた係止部32に前記爪レバーの爪部2
9が係合し上下動杆21の落下を阻止するように構成し
ている。
21より奥側には、下端に爪部29を有する爪レバー3
0を前記上、中、下位置の各掛金24と同軸25に枢着
し、この各爪レバー30を前記容土、中、下段の各抽出
における各ガイド片18後端方向へ常時ばね31付勢す
ると共に任意の段の引出を引き出すことによりガイド片
18後端が左側上下動杆21を横切ると同時に該上下動
杆21に設けられた係止部32に前記爪レバーの爪部2
9が係合し上下動杆21の落下を阻止するように構成し
ている。
以上の構成により、まず上段引出前面部に取付く押し錠
10を施錠しない解放状態では、上、中、下段の各引出
A、B、Cがキャビネット本体1内に収納され、左右一
対の上下動杆21.21’は第4図及び第5図の二点鎖
線で示すようにその各ピン23.23’がロック掛金2
4.24’の直線部26.26’の上面前部を平押して
、これを略水平状に保持してその後端のロック部27
、27が掛金受14.14’における前端突出部15.
15’から係合が外れる下降位置にあり、一方、左側の
上下動杆21に取付く各転子28が各引出の左側板12
外面に設けた傾斜ガイド片18における前部最下位置上
面に接当するようになる。
10を施錠しない解放状態では、上、中、下段の各引出
A、B、Cがキャビネット本体1内に収納され、左右一
対の上下動杆21.21’は第4図及び第5図の二点鎖
線で示すようにその各ピン23.23’がロック掛金2
4.24’の直線部26.26’の上面前部を平押して
、これを略水平状に保持してその後端のロック部27
、27が掛金受14.14’における前端突出部15.
15’から係合が外れる下降位置にあり、一方、左側の
上下動杆21に取付く各転子28が各引出の左側板12
外面に設けた傾斜ガイド片18における前部最下位置上
面に接当するようになる。
この状態で上段引出Aの押し錠10を押し込めば、キャ
ビネット本体1右側板4′内面の水平竿19′は後方に
押され、その後端の連動杆20を介して左側板4に取付
く水平竿19は前方に移動し、これら左右水平竿19.
19’とベルクランクレバー22.22’を介して左右
一対の上下動杆21.21’は第4図、第5図の実線で
示すようにH3だけ共に上昇する。
ビネット本体1右側板4′内面の水平竿19′は後方に
押され、その後端の連動杆20を介して左側板4に取付
く水平竿19は前方に移動し、これら左右水平竿19.
19’とベルクランクレバー22.22’を介して左右
一対の上下動杆21.21’は第4図、第5図の実線で
示すようにH3だけ共に上昇する。
これより、各上下動杆21.21’の上、中、下位置の
各ピン23は上方に移動し、この各ピン23に接当して
いる各ロック掛金24.24’は後方に回動し、各段の
引出A、B、Cの左右側板12.12外面に取付けた各
平面コ字状掛金受14.14’の前端突出部15゜15
′上面に前記各掛金24.24’の1字状ロック27゜
27′が係合するから各段の引出は共に前方への弓出し
を不可能にし、施錠されたことになる。
各ピン23は上方に移動し、この各ピン23に接当して
いる各ロック掛金24.24’は後方に回動し、各段の
引出A、B、Cの左右側板12.12外面に取付けた各
平面コ字状掛金受14.14’の前端突出部15゜15
′上面に前記各掛金24.24’の1字状ロック27゜
27′が係合するから各段の引出は共に前方への弓出し
を不可能にし、施錠されたことになる。
逆に押し錠10にキーを差し込みロックを外すことによ
って押し錠10がばね10′力で前方に突出することに
より、上記と逆に作動し、左右一対の上下動杆21.2
1’は共に−せいに降下し、各ピン23.23’は各ロ
ック掛金24.24’の上面に接当し、これを水平状態
にして施錠を解除し各引出の前方移動を可能にするので
ある。
って押し錠10がばね10′力で前方に突出することに
より、上記と逆に作動し、左右一対の上下動杆21.2
1’は共に−せいに降下し、各ピン23.23’は各ロ
ック掛金24.24’の上面に接当し、これを水平状態
にして施錠を解除し各引出の前方移動を可能にするので
ある。
このロック機構が作動している状態では左右一対の上下
動杆21.21’に取付く転子28.28’は第5図に
示すようにガイド片18.18’よりH3だけ上昇する
が、前記ガイド片18.18’の上端がこれよりH4だ
け上方に位置するように構成しておけば、万−一つの引
出におけるロック掛金24と掛金受14との保合が外れ
、当該引出が前方に引出された場合でもその引出し動に
対応して当接引出におけるガ゛イド片18.18’が転
子28.28’をH4だけ上昇させ、その上下動杆21
.21’も同じだけ押し上げられて、他の引出における
ストッパー13.13’に上下動杆のピン23.23’
が接当してその引出の引出動を不能にするから、二重引
き出し防止機能をはたすことができる。
動杆21.21’に取付く転子28.28’は第5図に
示すようにガイド片18.18’よりH3だけ上昇する
が、前記ガイド片18.18’の上端がこれよりH4だ
け上方に位置するように構成しておけば、万−一つの引
出におけるロック掛金24と掛金受14との保合が外れ
、当該引出が前方に引出された場合でもその引出し動に
対応して当接引出におけるガ゛イド片18.18’が転
子28.28’をH4だけ上昇させ、その上下動杆21
.21’も同じだけ押し上げられて、他の引出における
ストッパー13.13’に上下動杆のピン23.23’
が接当してその引出の引出動を不能にするから、二重引
き出し防止機能をはたすことができる。
このように本考案は、キャビネット本体に対して引出を
前後移動自在に設けてなるキャビネットにおいて、キャ
ビネット本体における左右両側板内面には、引出の前後
移動に対して略垂直に上下動する左右一対の上下動杆と
引出の前後移動方向と略同方向に前後動する左右一対の
水平竿とを設け、両水平竿を、キャビネット本体内の奥
側に中央部を水平回動自在に枢着して設けた連動杆を介
して互に前後逆方向に移動するように連結し、該両水平
杆と前記両上下動杆とを、各々ベルクランクレバーを介
して水平杆の前後動によって両上下動杆が同時に且つ同
方向に上下動するように連結し、キャビネット本体にお
ける左右両側板内面には、前記両上下動杆の上下動に連
動して引出に対して係脱自在となる左右一対のロック機
構を設け、前記右又は左の水平竿の前端を引出前面板の
隅部に設けた錠に臨ませ、該錠の施錠により前記水平杆
を前後動させて引出をロックするように構成して成るも
ので、本考案によれば、中央部を水平回動自在に枢着さ
れる連動杆はキャビネット本体内奥側に位置するので水
平竿の前後移動量ひいては連動杆左右両端の水平方向の
前後振れ移動量が大きくても引出の前後移動部より上又
は下に連動杆を設けることで邪魔にはならない。
前後移動自在に設けてなるキャビネットにおいて、キャ
ビネット本体における左右両側板内面には、引出の前後
移動に対して略垂直に上下動する左右一対の上下動杆と
引出の前後移動方向と略同方向に前後動する左右一対の
水平竿とを設け、両水平竿を、キャビネット本体内の奥
側に中央部を水平回動自在に枢着して設けた連動杆を介
して互に前後逆方向に移動するように連結し、該両水平
杆と前記両上下動杆とを、各々ベルクランクレバーを介
して水平杆の前後動によって両上下動杆が同時に且つ同
方向に上下動するように連結し、キャビネット本体にお
ける左右両側板内面には、前記両上下動杆の上下動に連
動して引出に対して係脱自在となる左右一対のロック機
構を設け、前記右又は左の水平竿の前端を引出前面板の
隅部に設けた錠に臨ませ、該錠の施錠により前記水平杆
を前後動させて引出をロックするように構成して成るも
ので、本考案によれば、中央部を水平回動自在に枢着さ
れる連動杆はキャビネット本体内奥側に位置するので水
平竿の前後移動量ひいては連動杆左右両端の水平方向の
前後振れ移動量が大きくても引出の前後移動部より上又
は下に連動杆を設けることで邪魔にはならない。
また、水平杆及びベルクランクレバーもキャビネット本
体左右側板内面と引出左右側板の狭い隙間に配設するこ
とができ、しかも錠を引出前面板に設けることで、この
錠に臨む水平杆もキャビネット本体天板下面より適宜下
位置に配設でき、錠をキャビネット本体天板部に設けた
場合のように、錠及び水平杆の高さ寸法分だけキャビネ
ット本体を高くしなければならないとか、耐火式の場合
の耐火壁を錠及び水平杆の部分だけ薄くするか又は反対
に錠及び水平杆の部分で十分な厚さの耐火壁にすること
で天板全体についてはその残りの部分を余分に厚くしな
ければならない等の不都合がなくなる。
体左右側板内面と引出左右側板の狭い隙間に配設するこ
とができ、しかも錠を引出前面板に設けることで、この
錠に臨む水平杆もキャビネット本体天板下面より適宜下
位置に配設でき、錠をキャビネット本体天板部に設けた
場合のように、錠及び水平杆の高さ寸法分だけキャビネ
ット本体を高くしなければならないとか、耐火式の場合
の耐火壁を錠及び水平杆の部分だけ薄くするか又は反対
に錠及び水平杆の部分で十分な厚さの耐火壁にすること
で天板全体についてはその残りの部分を余分に厚くしな
ければならない等の不都合がなくなる。
結局本考案ではキャビネット全体の高さ寸法を小さくで
きるか、反対にキャビネット本体の高さを同じにすれば
引出の有効内容積を増大させることができる。
きるか、反対にキャビネット本体の高さを同じにすれば
引出の有効内容積を増大させることができる。
しかも本考案は前記構成に加えて、両口ツク機構を施錠
するための錠を引出前面板の隅部に設けたから、キャビ
ネットを、その各側板を断熱又は遮熱性を有するように
厚くして耐火キャビネットにる場合において、キャビネ
ット本体における壁厚内に錠又は連動機構を設けたとき
のように当該個所における断熱又は遮熱効果が損われる
ようなことがなく、従って引出の有効内容積を減少した
り、キャビネット本体を大型化することなく、所定の耐
火キャビネットにすることができる効果を有する。
するための錠を引出前面板の隅部に設けたから、キャビ
ネットを、その各側板を断熱又は遮熱性を有するように
厚くして耐火キャビネットにる場合において、キャビネ
ット本体における壁厚内に錠又は連動機構を設けたとき
のように当該個所における断熱又は遮熱効果が損われる
ようなことがなく、従って引出の有効内容積を減少した
り、キャビネット本体を大型化することなく、所定の耐
火キャビネットにすることができる効果を有する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は多段キャビネッ
トの正面図、第2図はその一部切欠平面図、第3図は一
部断面右側面図、第4図はキャビネット本体内右側要部
側面図、第5図はキャビネット本体内左側要部側面図、
第6図は第4図のVII −■1線視断面図、第7図は
引出の左側面図、第8図は第7図の■−■線視一部断面
図、第9図は保合部の要部側面図、第10図及び゛第1
1図はいずれもバイパスレバー使用時の作用図である。 1・・・・・・キャビネット本体、A、B、C・・・・
・・引出、12゜12′・・・・・・引出側板、4,4
′・・・・・・キャビネット側板、10・・・・・・押
し錠、10′・・・・・・ばね、14.14′・・・・
・・掛金受、15・・・・・・前端突出部、19.19
′・・・・・・水平竿、20・・・・・・連動杆、22
.22’・・・・・ベルクランクレバー、21,21′
・・・・・・上下動杆、23.23’・・・・・・ピン
、24.24’・・・・・・ロック掛金、25.25’
・・・・・・枢着軸、27 、27’・・・・・・ロッ
ク部、26゜26′・・・・・・直線部。
トの正面図、第2図はその一部切欠平面図、第3図は一
部断面右側面図、第4図はキャビネット本体内右側要部
側面図、第5図はキャビネット本体内左側要部側面図、
第6図は第4図のVII −■1線視断面図、第7図は
引出の左側面図、第8図は第7図の■−■線視一部断面
図、第9図は保合部の要部側面図、第10図及び゛第1
1図はいずれもバイパスレバー使用時の作用図である。 1・・・・・・キャビネット本体、A、B、C・・・・
・・引出、12゜12′・・・・・・引出側板、4,4
′・・・・・・キャビネット側板、10・・・・・・押
し錠、10′・・・・・・ばね、14.14′・・・・
・・掛金受、15・・・・・・前端突出部、19.19
′・・・・・・水平竿、20・・・・・・連動杆、22
.22’・・・・・ベルクランクレバー、21,21′
・・・・・・上下動杆、23.23’・・・・・・ピン
、24.24’・・・・・・ロック掛金、25.25’
・・・・・・枢着軸、27 、27’・・・・・・ロッ
ク部、26゜26′・・・・・・直線部。
Claims (1)
- キャビネット本体に対して引出を前後移動自在に設けて
なるキャビネットにおいて、キャビネット本体における
左右両側板内面には、引出の前後移動に対して略垂直に
上下動する左右一対の上下動杆と引出の前後移動方向と
略同方向に前後動する左右一対の水平竿とを設け、両水
平竿を、キャビネット本体内の奥側に中央部を水平回動
自在に枢着して設けた連動杆を介して互に前後逆方向に
移動するように連結し、該雨水平秤と、前記両上下動杆
とを、各々ベルクランクレバーを介して水平杆の前後動
によって両上下動杆が同時に且つ同方向に上下動するよ
うに連結し、キャビネット本体における左右両側板内面
には、前記両上下動杆の上下動に連動して引出に対して
係脱自在となる左右一対のロック機構を設け、前記右又
は左の水平竿の前端を引出前面板の隅部に設けた錠に臨
ませ、該錠の施錠により前記水平杆を前後動させて引出
をロックするように構成して成る引出式キャビネットの
ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4561678U JPS5836758Y2 (ja) | 1978-04-06 | 1978-04-06 | 引出式キヤビネツトのロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4561678U JPS5836758Y2 (ja) | 1978-04-06 | 1978-04-06 | 引出式キヤビネツトのロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54103341U JPS54103341U (ja) | 1979-07-20 |
JPS5836758Y2 true JPS5836758Y2 (ja) | 1983-08-18 |
Family
ID=28924212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4561678U Expired JPS5836758Y2 (ja) | 1978-04-06 | 1978-04-06 | 引出式キヤビネツトのロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836758Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-04-06 JP JP4561678U patent/JPS5836758Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54103341U (ja) | 1979-07-20 |
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