JPS5835963B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JPS5835963B2
JPS5835963B2 JP16504978A JP16504978A JPS5835963B2 JP S5835963 B2 JPS5835963 B2 JP S5835963B2 JP 16504978 A JP16504978 A JP 16504978A JP 16504978 A JP16504978 A JP 16504978A JP S5835963 B2 JPS5835963 B2 JP S5835963B2
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JP
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fatty acid
acid ester
toothpaste
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sugar alcohol
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JP16504978A
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道夫 植松
信夫 菅沼
孝二 正水
恭伸 堀口
宏 萬代
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q11/00Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式(1) (但し、n=1〜3)で示される糖アルコールの脂肪酸
エステル〔但し、脂肪酸のアシル基の炭素数は8〜20
、平均エステル化度はそれぞれグルコース基及びグルコ
ース基が還元された基(以下、本明細書ではグルコース
基及びその還元された基を“グルコース残基゛″と総称
する)当り0°3〜1.5〕を含有する口腔用組成物に
関する。
口腔用組成物には、その清浄力を高めるために界面活性
剤が配合されているが、界面活性剤としては、口腔中で
使用されるものであるから、苦味、渋味、その他の不快
な味や臭いがしない等、良好な使用感を有し、かつ高い
安全性を有するものが望ましい。
また、例えば歯磨は店頭で長期間陳列され、消費者に使
用されるものであるから、長期間の保存にも充分耐え、
変質(変色、液分離等)を起さないことも重要な特性の
一つである。
従来、口腔用組成物に配合されている界面活性剤にはア
ニオン界面活性剤と非イオン界面活性剤がある。
一般にアニオン界面活性剤はすぐれた発泡性を示すため
に広(使用されているが、有効成分の安定化やジュース
効果などの面では非イオン界面活性剤がより優れている
ことが知られている。
しかし、従来使用されている非イオン界面活性剤には発
泡性が劣ったり、味、臭いの面で問題のあるものが多い
たとえば、近年使用されるようになった蔗糖脂肪酸エス
テルはジュース効果に対してすぐれているといわれてい
る。
しかし、蔗糖ラウリン酸エステル、蔗糖ミリスチン酸エ
ステルは比較的泡立ちが良好であるが、苦味が強いとい
う欠点を有する。
また蔗糖脂肪酸エステルを歯みがきに配合した場合、長
期間又は高温(夏場店頭など)にさらしたときに黄色く
変色し、更に液分離を起こし、使用に耐えないものとな
ってしまう欠点もある。
本発明者らは清浄力を高めるという界面活性剤本来の性
質に加え、発泡性、味、臭いなどの使用感、ジュース効
果および特に練歯磨に配合する場合は安定性のいずれも
が良好で、有効成分の安定化配合を可能とする等、口腔
用組成物に適した界面活性剤について研究した結果、前
駆1)式で示される糖アルコールの脂肪酸エステル(但
し、脂肪酸のアシル基の炭素数8〜20、平均エステル
化度はグルコース残基当り0.3〜1.5)が優れた性
質を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は練歯磨、粉歯磨、液状歯磨、マウスウォッシュ
等の口腔用組成物中に前記(1)式で示される糖アルコ
ールの1種又は2種以上の混合物の脂肪酸エステル(但
し、脂肪酸のアシル基の炭素数8〜20.平均エステル
化度はグルコース残基尚り0.3〜1.5)を配合する
ことを特徴とするものである。
ここに用いられる糖アルコール類としてはマルチトール
、マルトトリイトール、マルトテトライトールが挙げら
れる。
これらのものは、例えばでん粉、特にアミロースの加水
分解によって得られるマルトース、マルトトリオース、
マルトテトラオースを電解還元、高圧接触還元、あるい
は金属水素化物を使用するなど、種々の方法で還元する
ことによって得られる。
またこの場合、加水分解の程度を調節することによって
、マルトース量の多いもの、マルトトリオースが主成分
となるもの、更にマルトヘプタオースの多いものの混合
物をそのまま上記の方法で還元して用いてもよく、それ
ぞれを分離したのち還元するが、還元したのち分離して
用いてもよい。
これらの糖アルコールを後述する脂肪酸あるいは脂肪酸
誘導体と反応させ、一つ又は二つ以上の混合糖アルコー
ル脂肪酸エステルとして口腔用組成物に配合することも
できる。
これら糖アルコール類は蔗糖に比べて耐熱、耐アルカリ
、耐酸性が大きく、また蔗糖よりはるかに発酵しにくい
などの特性を有する。
もう一方の原料である脂肪酸あるいは脂肪酸誘導体は、
そのアシル基が直鎖でも分枝鎖でもよく、またアシル基
の炭素数が8〜20のものを使用する。
このものはが発泡性及び味等の点で好ましく、特に炭素
数10〜18の飽和アシル基及び炭素数16〜18の不
飽和アシル基が好適である。
このようなアシル基は例えば、カプロイル、ラウロイル
、トリデカノイル、2−メチルラウロイル、ミリストイ
ル、ペンタデカノイル、バルミトイル、ステアロイル、
インステアロイル、オレオイル等が挙げられ、これらは
単独でも混合物であっても良い。
混合物の例としてヤシ脂肪酸残基、パーム油脂肪酸残基
、牛脂脂肪酸残基などが挙げられる。
前記(1)式の糖アルコールの脂肪酸エステルのエステ
ル化度はグルコース残基当り(グルコース基及びグルコ
ース基が還元された基それぞれ当り)平均約0.3〜1
.5であり、例えばマルチトール脂肪酸エステルの場合
はそのエステル化度が平均0.6〜3.0、好ましくは
0.8〜2.0であり、特にモノエステル含量が少なく
とも60重量%のものが好適である。
前記(1)式で示される糖アルコールの脂肪酸エステル
は通常、口腔用組成物中に0.1〜5重量%、好ましく
は0.3〜3重量%配合される。
本発明においては、これら糖アルコールの脂肪酸エステ
ルは単独で又は2種以上を混合して使用することもでき
るが、必要に応じて他の界面活性剤、例えばアルキルサ
ルフェート、オレフィンスルホネート、アシルザルコシ
ネート、モノグリセリドサルフェート、石鹸などのアニ
オン界面活性剤、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸アルキ
ロールアミド、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活
性剤、両性界面活性剤等の1つ又は2つ以上に組合わせ
て用いることもできる。
本発明の口腔用組成物は、その種類に応じて種種の公知
の成分を用いることができる。
例えば歯磨類には第2リン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウ
ム、含水ケイ酸等の研磨剤、グリセリン、ソルビット、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の粘
稠剤、カルボキシメチルセルロース、カラゲナン、アル
ギン酸ナトリウム、ビーガム、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ポリビニA/フルコール等の粘結剤、サッカリン
ナトリウム、グリチルリチン塩類、ステビオサイド、ネ
オヘスペリジンジハイドロカルコン、パラメトキシシン
ナミックアルデヒド、ペリラルチン等の甘味剤、メント
ール、カルボン、アネトール等の香料などが使用され、
さらにモノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化スズ、フ
ッ化ナトリウム等のフッ化物、クロルヘキシジン塩類等
の殺菌剤、リン酸ナトリウム等のリン酸化合物、デキス
トラナーゼ、アミラーゼ等の酵素、ε−アミノカプロン
酸、トラネキサム酸、アラントイネート等の抗炎症剤な
どの有効成分が適宜使用される。
また、マウスウォッシュ等の口腔洗浄剤においても、各
製品の性状に応じた成分が適宜配合される。
本発明の口腔用組成物は、前記1)式で示される糖アル
コールの脂肪酸エステル(但し、脂肪酸のアシル基の炭
素数8〜20、平均エステル化度はグルコース残基当り
0.3〜1.5)を使用することにより、蔗糖脂肪酸エ
ステルを使用した場合に比較して、苦味、渋味など味の
上で大幅に改良され、使用感がよく、ジュース効果に優
れたものである。
また保存安定性にも優れ、例えば歯磨の場合、長期保存
しても変質(変色、液分離等)が生じ難いものである。
しかも蔗糖よりも熱、酸およびアルカリに対する安定性
が高く、はるかに発酵しにくいマルチトール等を原料と
しているため、口腔内で使用するのに適したものである
とともに、殺菌剤、酵素、フッ素化合物等のイオン性有
効成分を安定に配合することができるので、使用時にそ
の機能を充分に発揮させることができる。
次に実施例を示して本発明を更に具体的に説明する。
なお%はいずれも重量%である。実施例 1 マルチトールラウリン酸モノエステル(平均重今度N−
1)を発泡剤として配合した第1表に示す処方の練歯磨
(本発明歯磨)および蔗糖ラウリン酸モノエステルを用
いた比較歯磨をそれぞれ常法に従って調製し、その使用
感(味)についての一対比較の官能検査(パネル9名)
および50℃で1力月保存した場合の安定性試験を行な
った。
結果を第2及び第3表に示す。
なお、マルチトール脂肪酸モノエステルおよび蔗糖ラウ
リン酸モノエステルはいずれも平均エステル化度が約1
.2、モノエステル含有量が約80%のものを使用した
なお成型性は歯磨の刷子へののせやすさを、液分離は歯
磨の液相の分離程度を、肌おれは歯磨のなめらかさを、
また変色は歯磨の色の変化の程度(製造直後との比較)
を表わす。
第2表及び第3表の結果から知見されるように、本発明
の歯磨は味の点並びに液分離、肌あれ、及び変色の点が
良好なものであった。
同様にヤシ脂肪酸エステル、硬化牛脂脂肪酸エステル及
びオレイン酸を用いた場合も上記と同じ結果を示した。
実施例 2 実施例2〜6の口腔用組成物は、いずれも実施例10本
発明歯磨と同様に良好な使用感、安定性を有していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(1) (但し、n=1〜3)で示される糖アルコールの脂肪酸
    エステル(但し、脂肪酸のアシル基の炭素数は8〜20
    、平均エステル化度はグルコース基及びグルコース基が
    還元された基それぞれ当り0.3〜1.5)を含有する
    口腔用組成物。 2短1)で示される糖アルコールがマルチトールである
    特許請求の範囲第1項記載の口腔用組成物・3 式(1
    )で示される糖アルコールの脂肪酸エステルの配合量が
    全体の0,1〜5重量%である特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の口腔用組成物。
JP16504978A 1978-12-29 1978-12-30 口腔用組成物 Expired JPS5835963B2 (ja)

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JP16504978A JPS5835963B2 (ja) 1978-12-30 1978-12-30 口腔用組成物
GB7944488A GB2038182B (en) 1978-12-29 1979-12-28 Oral composition
US06/107,868 US4279888A (en) 1978-12-29 1979-12-28 Oral composition

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JPS5592309A JPS5592309A (en) 1980-07-12
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JPS5757702A (en) * 1980-09-24 1982-04-07 Matsutani Kagaku Kogyo Kk Production of carboxylic acid ester of reduced dextrin
JPS59101417A (ja) * 1982-12-02 1984-06-12 Lion Corp 口腔用組成物

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