JPS5835790Y2 - 集水器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は集水器本体の上端開口部に蓋体が取付けられた
集水器に関する。

従来、集水器の上端開口部には網状蓋体あるいは遮蔽板
状蓋体が取付けられることが多かったが、風に吹かれる
などして、該蓋体が浮上がり外れることがあるので、例
えば、実公昭４４−２７３号公報に記載の如く、周縁に
テーパ一孔を有する連結具を一定間隔毎に設けた網体の
テーパ一孔を樋集水器本体の段部に設けられた突片に嵌
合固定されることが提案されているが、網体の樋集水器
本体への着脱時に、連結具及び突片が網体及び樋集水器
体から破損しやすいという欠点があった。

本考案の集水器は、蓋体を取付は易くしかも風など外的
影響で蓋体が外れることがなく且つ破損しにくいもので
あり、その要旨は集水器本体の上端の壁面に外側方への
膨出部が設けられてかり蓋体の端縁から外側方への突出
部が設けられ、該集水器本体の上端開口部に蓋体が施こ
され、該突出部が前記膨出部に嵌着されてなる集水器に
存する。

以下本考案の一例を図面を参照して説明する。

集水器本体１は角型の器体に形成され、底部に排水筒２
が設けられている。

尚、排水筒２は予じめ設けずに、現場で底壁に透孔を設
け、別体の排水筒体を取着してもよい。

集水器本体１の上端開口部付近の内壁には段部３が形成
され、段部３上方の壁面には、４方の隅角部に外側方へ
の膨出部４，４が設けられている。

５は網状の蓋体であり、雨水を上方から受は落葉などの
ごみが集水器本体１に侵入するのを防止するものである
。

蓋体５の４方の隅角部から外側方に突出部６，６が設け
られている。

蓋体５はポリエチレンやポリプロピレンの如き柔軟な合
成樹脂から形成され、突出部６，６の径は膨出部４゜４
の内径にほぼ等しいかやや大きくなされている。

蓋体５は突出部６，６を集水器本体１の膨出部４．４に
強制的に嵌着し、段部３上に載せて集水器本体１に取付
けられる。

突出部６，６が膨出部４．４に密接的に嵌着されている
ことにより、蓋体５は側方にも、上下にも移動すること
はなく、風など外的影響で外れてし１うことがない。

蓋体７は、竪樋お軒樋を集水器本体１の側壁から内部に
導入し、雨水が外部に飛散するのを防止する場合に用い
られるものであり、遮蔽板状に形成される。

蓋体７及び突出部８が硬質塩化ビニル樹脂のように硬い
合成樹脂からなる時は、突出部８に透孔９を設け、突出
部８，８が膨出部４，４に嵌着された時に、突出部８，
８が弾性的に変形できるようになすのが好適である。

本考案集水器は、上に詳述した通りの構成になされてい
るので、蓋体を容易に集水器本体の上端開口部に取付け
ることができ、取付けられた蓋体は風など外的影響で浮
き上がったり、外れたりすることがなく、又蓋体を集水
器本体に着脱時に、集水器本体の上端の壁面に外側方へ
設けられた膨山部及び蓋体の端縁から外側方に設けられ
た突出部はそれぞれ強度が強い部分に設けられているの
で、破損することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案集水器の一例を分解して示す斜視図、第
２図、第３図は本考案集水器の一例の要部を示す平面図
である。 １・・・集水器本体、４・・・膨出部、５・・・網状の
蓋体、６・・・突出部、７・・・遮蔽板上の蓋体、８・
・・突出部、９・・・透孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 集水器本体の上端の壁面に外側方への膨出部が設け
   られて釦り蓋体の端縁から外側方への突出部が設けられ
   、該集水器本体の上端開口部に蓋体が施こされ、該突出
   部が前記膨出部に嵌着されてなる集水器。 ２ 蓋体が網状に形成されている実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の集水器。