JPS5835042Y2 - 革靴 - Google Patents
革靴Info
- Publication number
- JPS5835042Y2 JPS5835042Y2 JP8478480U JP8478480U JPS5835042Y2 JP S5835042 Y2 JPS5835042 Y2 JP S5835042Y2 JP 8478480 U JP8478480 U JP 8478480U JP 8478480 U JP8478480 U JP 8478480U JP S5835042 Y2 JPS5835042 Y2 JP S5835042Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outsole
- ground contact
- slip
- center
- slip member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、合理的な滑り止め構造を備えた革靴に関する
。
。
人間が歩行するときの足の接地状況を考察するに、先ず
踏み出した足のやや外側踵部が第1に接地し、ついで第
1図の重心移動線a−aのように体の重心が前方に移動
しつつ第2として小指側に偏した踏み付は部に全体重が
印加され、更に第3として重心が栂指の付根に移動し蹴
りが働いた時点で他の足が踏み出され、同様な重心移動
が行われて歩行運動が成立している。
踏み出した足のやや外側踵部が第1に接地し、ついで第
1図の重心移動線a−aのように体の重心が前方に移動
しつつ第2として小指側に偏した踏み付は部に全体重が
印加され、更に第3として重心が栂指の付根に移動し蹴
りが働いた時点で他の足が踏み出され、同様な重心移動
が行われて歩行運動が成立している。
このように人間は老若を問わず歩行に際してはこの第1
.2.3のポイントが非常に大きな役割を果しており、
特に革靴に履用したときの歩行に際しては、この第1.
2.3のポイントに重心移動及び体重が印加されたとき
に滑りが生じ易い。
.2.3のポイントが非常に大きな役割を果しており、
特に革靴に履用したときの歩行に際しては、この第1.
2.3のポイントに重心移動及び体重が印加されたとき
に滑りが生じ易い。
そして運動神経前に体のバランスの崩れに即応できる年
令層にあっては歩行時の滑りに即応対処できるが、そう
でない老年層になると上記の3点における滑りに対応で
きずに路上において転倒し骨折事故や頭部打撲による死
亡事故が近年非常に多くみられることは、厚生省の歩行
者の転倒事故調査結果からも明らかである。
令層にあっては歩行時の滑りに即応対処できるが、そう
でない老年層になると上記の3点における滑りに対応で
きずに路上において転倒し骨折事故や頭部打撲による死
亡事故が近年非常に多くみられることは、厚生省の歩行
者の転倒事故調査結果からも明らかである。
本考案はこのような実情に対応すべくなされたもので、
若年層も含め特に老年層に対するこの種転倒事故の原因
である歩行時の滑りを防止し、転倒による悲惨な人身事
故の著しい減少を計り、老年層の安全歩行が確約しうる
革靴を提供せんとするものである。
若年層も含め特に老年層に対するこの種転倒事故の原因
である歩行時の滑りを防止し、転倒による悲惨な人身事
故の著しい減少を計り、老年層の安全歩行が確約しうる
革靴を提供せんとするものである。
図面について実施例の詳細を説明すると、Aは革靴本体
を構成する本底であって、該本底Aには接地面にウレタ
ン樹脂などの合成樹脂材料よりなる化粧錘板1を付した
踵体2がとりつけられている。
を構成する本底であって、該本底Aには接地面にウレタ
ン樹脂などの合成樹脂材料よりなる化粧錘板1を付した
踵体2がとりつけられている。
そしてこの化粧錘板1の後部には第1,2図に示す如く
少し靴本体の外側に偏し且つ後方に向って上向き傾斜し
た弓弦角状の平らな傾斜接地部3が設けてあり、この傾
斜接地部3の地面に対する角αは約12°程度である。
少し靴本体の外側に偏し且つ後方に向って上向き傾斜し
た弓弦角状の平らな傾斜接地部3が設けてあり、この傾
斜接地部3の地面に対する角αは約12°程度である。
またこの化粧錘板1の傾斜接地部3の全面には比較的大
きな滑り止め効果のある梨地凹凸4が付してあり、また
残りの面にも小さな梨地凹凸5が付されている。
きな滑り止め効果のある梨地凹凸4が付してあり、また
残りの面にも小さな梨地凹凸5が付されている。
また第1図に示すように本底Aの踏みつけ部Bにはウレ
タン樹脂のような合成樹脂材料よりなる防滑部材6が本
底の表面と同一面となるように埋設してあり、特に足の
小指側に偏した側、詳しくは、体の重心移動線a −a
に対応した側が、本底Aの長手方向にそって広面積とな
るよう上記防滑部材6は形成されている。
タン樹脂のような合成樹脂材料よりなる防滑部材6が本
底の表面と同一面となるように埋設してあり、特に足の
小指側に偏した側、詳しくは、体の重心移動線a −a
に対応した側が、本底Aの長手方向にそって広面積とな
るよう上記防滑部材6は形成されている。
Cは足の栂指の付は根部に相当するフットワーク部であ
って、このフットワーク部Cにも上記と同様に栂指の付
は根部、詳しくは、体の重心移動線a−aに対応した側
が、本底Aの長手方向にそって広面積となる防滑部材7
が埋設してあり、この防滑部材7の表面も上記同様本底
表面と一致させる。
って、このフットワーク部Cにも上記と同様に栂指の付
は根部、詳しくは、体の重心移動線a−aに対応した側
が、本底Aの長手方向にそって広面積となる防滑部材7
が埋設してあり、この防滑部材7の表面も上記同様本底
表面と一致させる。
尚上記両隣滑部材6,7の表面には、防滑効果を高める
ための梨地凹凸8,9が形成しである。
ための梨地凹凸8,9が形成しである。
またa −a線は上述したように人体工学上及び幾多実
験の結果得られた歩行時の重心の移動を示す線である。
験の結果得られた歩行時の重心の移動を示す線である。
そして、上記両隣滑部材6,7との間に、足の指の付は
根部と足の踏みつけ部との間の屈折部に対応する屈曲部
(返り部)Dを形成したものである。
根部と足の踏みつけ部との間の屈折部に対応する屈曲部
(返り部)Dを形成したものである。
次に上記両隣滑部材6,7の本底Aに対する埋設構造を
説明すると、第3図に示すように、厚み約4mmの本底
Aの銀層面10側に真皮層11に達する約1.5mm深
さの凹所12を削或し、更にこの凹所12の全周または
一部にテーパー状の蟻溝部13を形成する。
説明すると、第3図に示すように、厚み約4mmの本底
Aの銀層面10側に真皮層11に達する約1.5mm深
さの凹所12を削或し、更にこの凹所12の全周または
一部にテーパー状の蟻溝部13を形成する。
そしてこの凹所13の周縁全周に銀層面10を削成した
約Q、3mm深さの凹部14を連設させるとともに上記
凹所12の適当個所に真皮層11及び床層15を貫いた
透孔16を穿設形成し、このように形成された上記凹部
12.蟻溝部13.凹部14.透孔16にムラなくウレ
タン樹脂のような合成樹脂を充填固化させて上記防滑部
材6,7を本底Aに対して一体形成したものである。
約Q、3mm深さの凹部14を連設させるとともに上記
凹所12の適当個所に真皮層11及び床層15を貫いた
透孔16を穿設形成し、このように形成された上記凹部
12.蟻溝部13.凹部14.透孔16にムラなくウレ
タン樹脂のような合成樹脂を充填固化させて上記防滑部
材6,7を本底Aに対して一体形成したものである。
そして上記凹部14の外周から少し離れた本底Aの表面
に、凹部14の全周にわたり深さ約1mm程度の切込み
17を設けたものである。
に、凹部14の全周にわたり深さ約1mm程度の切込み
17を設けたものである。
この切込み17を設けた理由は第3図の仮想線で示すよ
うに、歩行時に本底Aが湾曲したときにこの切込み17
が逆V字型に開き、本底の湾曲変形により生ずる本底に
生ずる内部応力が凹部14に作用し、該凹部14に埋設
した防滑部材6または7が凹部14から剥離するのを防
止するためのものである。
うに、歩行時に本底Aが湾曲したときにこの切込み17
が逆V字型に開き、本底の湾曲変形により生ずる本底に
生ずる内部応力が凹部14に作用し、該凹部14に埋設
した防滑部材6または7が凹部14から剥離するのを防
止するためのものである。
本考案は上述のように、重心移動線a −aにそった第
1の接地力点である踵に平面的な傾斜接地部を形成する
と共にこの素材を防滑材料とし、更に上記重心移動線a
−a上の第2の接地力点である小指側に偏した踏み付
は部と第3の接地力点であるフットワーク部の栂指付は
根部に夫々防滑部材を設け、このように革靴における最
も滑り易い部分が全て防滑部材によって構成せしめられ
ていることから歩行中滑って路面に転倒する事故の激減
を計ることができ、特に老年層の革靴として好適である
。
1の接地力点である踵に平面的な傾斜接地部を形成する
と共にこの素材を防滑材料とし、更に上記重心移動線a
−a上の第2の接地力点である小指側に偏した踏み付
は部と第3の接地力点であるフットワーク部の栂指付は
根部に夫々防滑部材を設け、このように革靴における最
も滑り易い部分が全て防滑部材によって構成せしめられ
ていることから歩行中滑って路面に転倒する事故の激減
を計ることができ、特に老年層の革靴として好適である
。
特に本考案では、防滑部材6の小指側に偏した側、詳し
くは、体の重心移動線a−aに対応した側を、本底Aの
長手方向にそって広面積とし、また防滑部材7の栂指に
偏した側、詳しくは、体の重心移動線a〜に対応した側
を本底Aの長手方向にそって広面積としたので、a−a
線で示した歩行時の重心移動線に対応して防滑作用を増
大させ、更に一層防滑効果の向上が計れる。
くは、体の重心移動線a−aに対応した側を、本底Aの
長手方向にそって広面積とし、また防滑部材7の栂指に
偏した側、詳しくは、体の重心移動線a〜に対応した側
を本底Aの長手方向にそって広面積としたので、a−a
線で示した歩行時の重心移動線に対応して防滑作用を増
大させ、更に一層防滑効果の向上が計れる。
また両隣滑部材6゜7間に防滑部材のない屈曲部(返り
部)Dを設けたので、靴の返りが防滑部材によって阻害
されることがなく、革本底本来の返り特性が有効に生か
され、疲労が少く、履用感の向上も計れるなど実用上の
効果は大きい。
部)Dを設けたので、靴の返りが防滑部材によって阻害
されることがなく、革本底本来の返り特性が有効に生か
され、疲労が少く、履用感の向上も計れるなど実用上の
効果は大きい。
第1図は本底の正面図、第2図は同上縦断面図、第3図
は要部の拡大断面図である。 a−a・・・・・・重心移動線、A・・・・・・本底、
1・・・・・・化粧錘板、2・・・・・・踵体、3・・
・・・・傾斜接地部、6,7・・・・・・防滑部材、D
・・・・・・屈曲部(返り部)。
は要部の拡大断面図である。 a−a・・・・・・重心移動線、A・・・・・・本底、
1・・・・・・化粧錘板、2・・・・・・踵体、3・・
・・・・傾斜接地部、6,7・・・・・・防滑部材、D
・・・・・・屈曲部(返り部)。
Claims (1)
- 革靴本体を構成する本底の踵部表面に、歩行時の第1接
地力点に対応する平面的な傾斜接地部を備え、かつ、防
滑材料よりなる化粧錘板を設け、さらに、第2接地力点
である踏みつけ部Bに、該踏みつけ部Bの体の重心移動
線a −aに対応した部分を本底の長手方向にそって広
面積となした防滑部材6を設け、また第3の接地力点で
あるフットワーク部Cに、該フットワーク部Cの体の重
心移動線a −aに対応した部分を、本底の長手方向に
そって広面積とした防滑部材7を、上記防滑部材6と別
個に設け、上記両防滑部材6,7間に、足の指の付は根
部と足の踏みつけ部との間に屈折部に対応する屈曲部(
返り部)Dを形成した革靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8478480U JPS5835042Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | 革靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8478480U JPS5835042Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | 革靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS577304U JPS577304U (ja) | 1982-01-14 |
JPS5835042Y2 true JPS5835042Y2 (ja) | 1983-08-06 |
Family
ID=29447070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8478480U Expired JPS5835042Y2 (ja) | 1980-06-16 | 1980-06-16 | 革靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835042Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-06-16 JP JP8478480U patent/JPS5835042Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS577304U (ja) | 1982-01-14 |
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