JPS5835038Y2 - 不良海苔排出装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は適宜な海苔検出器により破れ、欠け、孔等の欠
陥のある不良海苔を検知した後、この不良海苔を排出す
る海苔選別機の不良海苔排出装置に関するもので、機枠
に海苔を移送する移送ローラを並設し、その移送ローラ
間で選別板が常時は海苔通路の下方で海苔を案内し、不
良海苔が検知されると前記選別板が前記海苔通路を遮っ
て不良海苔を排出するようにした不良海苔排出装置を提
供せんとするものである。

以下本考案を図面に示す一実施例に基いて説明する。

第１，２図において機枠５に回転可能に移送ローラ１．
２，３，４が並列状に軸支され、また機枠５には回転可
能かつ上下動可能に押えローラ１１ａ、２ａ 、３ａ
、４ａが支持され、この押えローラＩａ、２ａ、３ａ、
４ａは前記移送ローラ１゜２．３，４外周に接している
。

前記移送ローラ１゜２．３．４は七〇ローラ軸に固着さ
れたプーリ１ｂ 、２ｂ 、３ｂ 、４ｂに巻回された
タイミングベルト６により図示されない駆動源によって
駆動されるようになっている。

これらの移送ローラ１゜２．３，４と押えローラ１ａ、
２ａ、３ａ、４ａ間には海苔通路Ｉが形成されている。

前記移送ロー２１，２間に海苔検知器８が設けられ、こ
の海苔検知器８は、例えば特開昭５６−５８４７６号「
海苔検知装置」に開示されている様に、海苔通路７下方
に配設された光源８ｂと、前記海苔通路７上方に海苔搬
送方向に直角に多数個配設され前記光源８ｂからの光を
受光して電気信号を発生する光電変換素子８ａと、この
電気信号が供給され種々の演算を行い海苔の良、不良を
判定する検出判定部（図示せず）とから構成され、この
検出判定部の不良海苔検知指令により後述するロータリ
ーソレノイド１３を作動するようになっている。

一方移送ローラ２，３間には海苔案内板９が海苔通路７
の下方に配設され、移送ローラ３，４間には選別板１０
が海苔通路７の下方に揺動可能に軸支されている。

この選別板１０の一方の軸１０ｃにロータリーソレノイ
ド１３の出力軸が固着され、前記海苔検知器８の不良海
苔検知指令によりロータリーソレノイド１３が所定時間
作動するように電気的に制御されている。

前記選別板１０の側板１０ａは、常時は機枠５に固設さ
れたストッパー１１に当接して前記選別板１００下板１
０ｂを水平に保ちまた前記ロータリーソレノイド１３作
動時にはストッパー１２に当接して下板１０ｂの傾斜を
規制するようになっている。

また１４は選別板１０の斜下方の機枠５に設けた不良海
苔収容箱、１５は海苔送り込みコンベアである。

次に上記実施例による作用を説明する。

海苔１６が送り込みコンベア１５に載置され移送されて
、海苔通路７に送り込まれると、まず移送ローラ１，２
間に設けられている海苔検知器８によって海苔１６の破
れ、欠け、孔、孔数等の欠隔が検知される。

海苔１６にこれらの異常が検知されないと、この海苔検
知器８は不良海苔検知指令を出さず、従ってロータリー
ソレノイド１３は作動せず、選別板１０は水平のままで
ある。

よってこの良海苔１６ａは海苔通路７に沿って第１図中
矢印Ａ方向へ移送される。

一方、不良海苔１６ｂが送り込まれ海苔の異常が検知さ
れると前記海苔検知器８は不良海苔検知指令を出し、こ
の不良海苔１６ｂの先端部が選別板前端部１０ｄに移送
されるまでに、前記不良海苔検知指令によりロータリー
ソレノイド１３が作動し、選別板１０をその側板１０ａ
がストッパー１２に当接するまで傾斜させて、この傾斜
状態が保持きれ、海苔通路７は選別板１０の下板１０ｂ
により遮られた状態となる。

このように海苔通路Ｔが遮られている間に、不良海苔１
６ｂは更に移送され不良海苔１６ｂの先端部が選別板１
０の下板１０ｂに当接されて、この不良海苔１６ｂは斜
下方へ案内されて、選別板１０の斜下方の不良海苔収容
箱１４へ収容される。

そして不良海苔１６ｂが斜下方へ案内された後に、選別
板１０がロータリーソレノイド１３の復帰動作により水
平に復元され、次の海苔１６の良、不良の判定を待つ状
態となる。

尚、不良海苔１６ｂの後部がまたローラ３上にある時に
選別板１０が水平に復帰しても、この不良海苔１６ｂは
上記のように既に選別板１０の下方へ案内されているの
で、不良海苔１６ｂはローラ３により斜下方の不良海苔
収容箱１４へ送ることができ、このようにすることによ
って上記不良海苔１６ｂに続いて次の海苔１６が狭い間
隔で送られて来るときでもこの海苔１６の選別を確実に
行うことができる。

尚、上記実施例では選別板作動機構としてロータリーソ
レノイド１３を使用したが本考案はこれに限ることなく
例えば通常のソレノイドにリンク等を用いて、選別板を
傾斜、復元させるものであっても良く、要は海苔検知器
の不良海苔検知指令により所定時間選別板を傾斜させた
後水平に復元させるものであれば良い。

以上のように本考案はローラコンベアの移送ローラ間に
設けた選別板が海苔通路に出没して不良海苔を不良海苔
収容箱へ案内するようにしたので、海苔の選別が確実に
行われる上に不良海苔排出時に不良海苔を破ったり、傷
つげたりすることがない。

そして選別板が常時は移送ローラ間において海苔通路の
下方に略水平に保持されているので高速で送られる正常
海苔を案内して円滑に移送することのできる有用な考案
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施した海苔選別機の断面図第２図は
第１図の部分平面図である。 １．２，３．４・・・・・・移送ローラ、５・・・・・
・機枠、７・・・・・・海苔通路、８・・・・・・海苔
検知器、１０・・・・・・選別板、１３・・・・・・ロ
ータリーソレノイド、１４・・・・・・不良海苔収容箱
、１６・・・・・・海苔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機枠に海苔を移送する海苔送りローラを並設し、海苔検
   知器の検知指令により、海苔通路に選別板を出没させて
   不良海苔を海苔通路から下方へ排出する装置において、
   海苔送りローラ間に揺動自在の選別板を海苔通路の下方
   にほぼ水平に配設したことを特徴とする海苔選別機の不
   良海苔排出装置。