JPS5834735Y2 - 電力変換トランス - Google Patents

電力変換トランス

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JPS5834735Y2
JPS5834735Y2 JP5624279U JP5624279U JPS5834735Y2 JP S5834735 Y2 JPS5834735 Y2 JP S5834735Y2 JP 5624279 U JP5624279 U JP 5624279U JP 5624279 U JP5624279 U JP 5624279U JP S5834735 Y2 JPS5834735 Y2 JP S5834735Y2
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JP
Japan
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conductive
power conversion
conversion transformer
magnetic
insulating plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP5624279U
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English (en)
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JPS55156417U (ja
Inventor
一雄 亀谷
Original Assignee
東光株式会社
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Publication date
Application filed by 東光株式会社 filed Critical 東光株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主にスイッチング電源に用いられる電力変換ト
ランスの構造に関する。
一般に、スイッチング電源は、大電力を20 KHz以
上の高周波でスイッチングするので、外部に有害なノイ
ズを発生する。
そのノイズを防止する手段は、第1図に示すごとく電力
変換トランスTの1次コイルL1は静電シールド体Aで
、また2次コイルLIOは静電シールド体Bでそれぞれ
独立して静電シールドすることが望ましい。
しかしながら、前記の1次コイルL1と2次コイルLI
Oは磁気回路を形成するとともに、静電的には完全に結
合しないようにすることは実際上大変困難であった。
本考案は上述の点に鑑みなされたもので、磁気回路が構
成でき、しかも静電的には完全に結合しない電力変換ト
ランスを提供することを目的としている。
すなわち本考案は、−面が開放しており、側壁部、その
側壁部に囲まれた柱状部、および側壁部と柱状部をつな
ぎ側壁の一端を塞ぐ底部を有する1対のポット状の導電
性磁性体内に1次コイルおよび2次コイルをそれぞれ収
容し、前記両磁性体間に絶縁板を挾んで電気的に絶縁す
るとともに、該両磁性体で磁気回路を形成して両コイル
を磁気的に結合する電力変換トランスにおいて、両コイ
ルの相対する側面と前記絶縁板とで2枚の導電性シール
ド板を挾持するとともに、該導電性シールド板と導電性
磁性体とがそれぞれ電気的に接続されたことを特徴とす
る電力変換トランスである。
本考案の一実施例を第2図および第3図に示し、以下こ
れについて説明する。
第2図は組立後の断面説明図を示し、また第3図は第2
図の分解斜視図を示す。
図中、1は円筒形のポット状の導電性磁性体で中央に柱
状部2そして、その周囲に間隔を開けて環状の側壁部3
を設けたもので、側壁部には溝部5が設けである。
4は底部である。6はボビン、7は導電性シールド板で
、切断部8.接触片9.リード部10を有する。
また11は絶縁板である。すなわち、第2図に示す電力
変換トランスは、一対の導電性磁性体1に1次コイルL
1および2次コイルLIOをそれぞれ施したボビン6を
収容し、絶縁板11を両磁性体1で挾んで磁気回路(第
2図に磁束φの通路を点線で示す。
)を構成し、両磁性体1間を電気的に絶縁している。
また、絶縁板11を挾んで2枚の1部で切断した環状の
導電性シールド板7を設けている。
両磁性体1の溝部5から1次コイルL1と2次コイルL
IOのリード線を引出し、かつ導電性シールド板7に設
けた弾性を有する接触片9を導出するとともに、それぞ
れ接触させて両磁性体1と2枚の導電性シールド板7を
独立して電気的に接続している。
また導電性シールド板7はショートリングにしないため
に切断部8および外部回路を接続するためのリード部1
0を有している。
これにより、1次コイルL1と2次コイルL1oは各々
導電性磁性体1と導電性シールド板7によりそれぞれ独
立して完全に静電シールドされている。
さらに1次コイルL1と2次コイルLIOとは磁気回路
を構成するとともに、静電的には完全に結合しないよう
にできる。
また、導電性磁性体1には、導電性を有するマンガン−
亜鉛系フェライトが使用され、しかも磁気的飽和を防ぐ
ため前記両磁性体1の間には磁路ギャップを設けている
さらに本考案の他の実施例を第4図に示す。
第4図において、導電性磁性体21に収容している両コ
イルは、図示されていない。
第4図に示す電力変換トランスは、柱状部22の高さを
側壁部23よりも低くした一対の導電磁性体21に絶縁
板31を挾んで磁気回路を構成している。
この場合、磁路ギャップは主に絶縁板31の厚みによら
ず、前記柱状部22と側壁部23の高さの差により設け
られる。
このようにすれば、第3図に比べ第4図の実施例の方が
、外部への漏洩磁束が少ないという利点がある。
また本考案に係る絶縁板の一例を第5図に示す。
絶縁板31は中央に円形欠除部30および切断部29を
設けた導電性メッキ部28を両面に施している。
また、導電性磁性体21と導電性メッキ部28との電気
的接続は前記導電性磁性体21の側壁部23と導電性メ
ッキ部28とが接触することで電力変換トランスが組立
てられるので、さらに構造が簡略化できる。
また導電性メッキ部28と外部回路との接続は、絶縁板
31上に施こされた導電性メッキ部28の隅へ半田付は
手段でなされている。
さらに第6図は第2図に示す絶縁板110代りに用いら
れる非導電性磁性体41で、例えば銅−亜鉛系あるいは
ニッケルー銅−亜鉛系フェライトを用い、かつ導電性磁
性体1の側壁部3が接触する部分を残して中央部を貫通
させて環状としたものである。
この場合、磁路ギャップは殆んど一対の導電性磁性体1
の柱状部2が対向する部分で形成され、その対向部分の
距離を調整することにより磁路ギャップの寸法を効果的
に決定できる。
また環状の非導電性磁性体41の側面は、磁気的に接続
された状態になるので、外部への漏洩磁束もなく、シか
も電気的に絶縁される。
以上、上述の実施例は導電性磁性体が主として円筒形ポ
ット状である場合について述べたが、第5図の絶縁板を
用いる枡形のものなど、導電性磁性体が種々の形状の場
合にも適用でき、上述と同様な効果が得られる。
本考案によれば、一対のポット状の導電性磁性体を組み
合せることにより、容易に磁気回路が構成でき、しかも
静電的には完全に結合しない電力変換トランスを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電力変換トランスの一例を示す回路図、第2図
は本考案の一実施例を示す断面図、第3図は第2図の部
分分解斜視図、第4図は本考案の他の実施例を示す断面
図、第5図、第6図は本考案に係る絶縁板の一例を示す
斜視図。 1・・・・・・導電性磁性体、2・・・・・・柱状部、
3・・・・・・側壁部、4・・・・・・底部、5・・・
・・・溝部、6・・・・・・ボビン、7・・・・・・導
電性シールド板、8・・・・・・切断部、9・・・・・
・接触片、10・・・・・・リード部、11・・・・・
・絶縁板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)−面が開放しており、側壁部、該側壁部に囲まれ
    た柱状部、および底部を有する1対のポット状の導電性
    磁性体内に1次コイルおよび2次コイルをそれぞれ収容
    し、前記両磁性体間に絶縁板を挾んで電気的に絶縁する
    とともに、該両磁性体で磁気回路を形成して両コイルを
    磁気的に結合する電力変換トランスにおいて、両コイル
    の相対する側面と前記絶縁板とで2枚の導電性シールド
    板を挟持するとともに、該導電性シールド板と導電性磁
    性体とがそれぞれ電気的に接続されたことを特徴とする
    電力変換トランス。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の電力変
    換トランスにおいて、前記導電性シールド板の代りに前
    記絶縁板の両面に導電性メッキを施したことを特徴とす
    る電力変換トランス。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の電力変
    換トランスにおいて、前記絶縁板を中央部に貫通孔を設
    けたリング形状の非導電性磁性体で形成したことを特徴
    とする電力変換トランス。
JP5624279U 1979-04-26 1979-04-26 電力変換トランス Expired JPS5834735Y2 (ja)

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JP5624279U JPS5834735Y2 (ja) 1979-04-26 1979-04-26 電力変換トランス

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JP5624279U JPS5834735Y2 (ja) 1979-04-26 1979-04-26 電力変換トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55156417U JPS55156417U (ja) 1980-11-11
JPS5834735Y2 true JPS5834735Y2 (ja) 1983-08-04

Family

ID=29290384

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