JPS5834283B2 - 表面模様付きガラス繊維補強版状セメント製品の成形方法 - Google Patents

表面模様付きガラス繊維補強版状セメント製品の成形方法

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JPS5834283B2
JPS5834283B2 JP53086390A JP8639078A JPS5834283B2 JP S5834283 B2 JPS5834283 B2 JP S5834283B2 JP 53086390 A JP53086390 A JP 53086390A JP 8639078 A JP8639078 A JP 8639078A JP S5834283 B2 JPS5834283 B2 JP S5834283B2
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JP
Japan
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glass fiber
formwork
mortar
flexible
product
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JP53086390A
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JPS55105513A (en
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邦孝 渡辺
進三 平尾
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガラス繊維をセメントモルタル内に埋入した
ガラス繊維補強版状セメント製品のうち、その表面に凹
凸模様がついた製品を成形する方法に関する。
ガラス繊維補強版状セメント製品の成形方法として、従
来、 0)ガラス繊維とモルタルとを予め混練しておき、この
混練物を硬質型枠に鋳込んだのち、高圧なかげて脱水脱
泡する方法(プレミックスプレス法)と、 (ロ)ガラス繊維とモルタルとを同時に硬質型枠に吹き
付けたのち、脱泡のために、コテ又はローラで表面平滑
仕上げする方法(ダイレクトスプレー法)とが知られて
いる。
そして、表面に凹凸模様を形成するに当たって、前者(
イ)の場合は、押え金型に凹凸部分を付しておく必要が
あり、それに用いる耐高圧性の型枠が高価につくととも
に、プレス成形機を必要とするので、装置全体が非常に
高くなるといった欠点がある。
又、後者(ロ)の場合は、表面平滑仕上げのために、表
面側に模様を付すことはできず、型枠側に凹凸部分を付
しておかねばならないので、前者同様、型枠が高価につ
くといった欠点がある。
このような欠点を解決するための対策として、本発明者
は、当初、第6図のイル二に示すような方法を考えた。
これは、本発明に対する比較例であって、次の手順で行
われる。
即ち、第6図イのように、得るべき製品の肉厚と同一の
高さを有する硬質型枠1に、ガラス繊維GとモルタルC
とを同時に吹き付けたのち、あるいは、図示は略すがガ
ラス繊維とモルタルとの混線物を鋳込んだのち、同図口
のようにコテ又はローラ2で、成形層40表面を平滑仕
上げする。
しかるのち、同図へのように凹凸3aを付した可撓性膜
体103を仕上げ面4a上に敷設して、ローラ2′にて
脱泡しつつ、仕上げ面4aに凹凸模様5を形成し、養生
後、同図二のように脱型して、製品Aを得る。
この場合、凹凸3aを付した可撓性膜体103は製作が
容易であり、又、安価であるから、上記の欠点は一応解
決されている。
しかしながら、次のような別の問題があることが判った
つまり、先に平滑仕上げされている成形層40表面に、
可撓性膜体103の凹凸3aを押し込んでいくだけであ
るから、成形層40表層のモルタル中のガラス繊維が凹
凸3aのところでブリッジを生じて、これがモルタルの
凹部への浸入を妨げたり、又、空気が封じ込められやす
いために、モルタルの凹凸へのなじみが悪く、その凹凸
3aの形状通りの良好な凹凸模様5を得にくいという問
題である。
この問題を解決するには、モルタルを軟かくするかガラ
ス繊維を十分に短くするかしなければならないが、そう
すると、養生に時間がかかりすぎるとか、製品に強度不
足をきたすとかの別の問題が生じる。
本発明の目的は、上記比較例でみられたような問題を生
じることなく、表面凹凸模様の形成を、所定の形状通り
良好にできるようにすることである。
本発明の要旨に係る構成は、硬質型枠および内面に模様
付は用凹凸を有する可撓性型枠の夫々に、ガラス繊維を
混練しであるセメントモルタルを鋳込み成形するか、又
は、ガラス繊維とセメントモルタルとを同時に吹き付は
成形したのち、可撓性型枠の外側から加圧しながら、前
記硬質型枠内の成形層の表面と前記可撓性型枠内の成形
層の表面とを重ね合わせて、それら両成形層を一体化さ
せるようにした表面模様付きガラス繊維補強版状セメン
ト製品の成形方法、というものである。
この構成によれば、次の作用、効果がある。
凹凸付き可撓性型枠は、もっばら凹凸模様を形成するた
めのものであるから、深さの十分に小さなものを用いる
ことができる。
そして、このような浅い可撓性型枠に充填したガラス繊
維入りセメントモルタルを、コテとかローラなどで押圧
して成形する際、そのモルタルの層が薄肉であるため、
押圧力がモルタル層の底部まで確実に俗わる。
従って、モルタル層の底部で、可撓性型枠の凹凸に接触
している部分が、その凹凸に対し非常に良好な状態でな
じむこととなる。
これにより、表面凹凸模様の形成を、所定の形状通り良
好にできる。
従って、又、ことさら、モルタルを軟かくするとか、ガ
ラス繊維を十分に短くするとかいったことをしなくとも
よい。
つまり、養生時間を余計に長くとるとか、製品に強度不
足をもたらすとかの原因が解消されている。
又、硬質型枠内の成形層と可撓性型枠内の成形層とを一
体化する際に、可撓性型枠の外側から加圧しながら、両
成形層を重ね合わせるが、その場合に、可撓性型枠の可
撓性故に、加圧力がとの可撓性型枠を通して、その内部
の成形層に伝わる。
又、その成形層が薄肉であるため、加圧力は、成形層の
表面にまで十分に伝わる。
これらのことが相乗して、2つの成形層は、全面に亘り
均一に、かつ強固に一体化されることとなる。
従って、2つの成形層を貼り合せることによって所定大
きさの製品を得る方式をとったにも拘わらず、−発成形
の製品に比べて、強度面で何ら遜色のないものが得られ
る。
要するに、本発明によれば、モルタルをことさらに軟か
くして養生期間の不当な延長化を招くとか、製品に強度
不足をもたらすとかの弊害なしに、所定の形状通りの良
好な表面模様を形成した製品を得ることができるのであ
る。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図イのように、硬質(鋼製、木製、FRP製)の型
枠1に、耐アルカリ性ガラス繊維Gと、セメントモルタ
ルCとを同時に吹き付けたのち、同図口のように、コテ
又はローラ2を使って、脱泡しながら表面を平滑化する
これの後、もしくは、これと並行して、同図へのように
、内面に適宜深さ、適宜中、適宜長さ、適宜形状、適宜
分布状態の凹凸3aを付した可撓性材料(例えば、日本
ソフラン製のソフラン(ウレタンゴム)や、プ般の塩化
ビニール、ポリエチレンなど)からなる型枠3に、前記
と同質のガラス繊維GとモルタルCとを、前記と同一割
合で、同時に吹き付ける。
そして、同図二のよ5K、コテ又はローラ2にて脱泡し
ながら表面を平滑化する。
次いで、同図ホのように、可撓性型枠3側を上下反転さ
せて、これを硬質型枠1側に対応させ、可撓性型枠3の
上側をローラ2′にて加圧しながら、硬質型枠1側の成
形層4Aに対し、可撓性型枠3側の成形層4Bを貼合せ
る。
この状態で約1日間養生して、所要硬度、強度が発現し
た段階で同図へのように、硬質型枠1および可撓性型枠
3を脱型して、全成形層4の仕上げ面4aに凹凸模様5
を有するガラス繊維補強版状セメント製品(GRC製品
)Aを得る。
次に、プレミックス法の実施例を説明する。
即ち第2図イ2口の如く、硬質型枠1および可撓性型枠
3に、予め、ガラス繊維GとモルタルCとを混練した混
線物M、Mを鋳込み、そのあとは、上側と同様にする。
尚、何れの方法でも、脱泡状態確認のため、可撓性型枠
3を透明にしておくことは好ましい。
又、吹き付は時や鋳込み時に、硬質型枠1や可撓性型枠
3に振動をかけるのも有効である。
第3図は、別の実施例を示し、成形屑4内に、軽量化の
ために発泡スチロール等の多孔材層6を埋入するように
したものである。
製品としては、平版状のものだけでなく、彎曲状のもの
でも良いし、又、第4図のように表面および裏面に凹凸
を有するものであっても良い。
第5図は、製品の具体物の一例として、手摺7を示した
もので、ここで6は発泡スチロールのような多孔材層を
示す。
同、モルタルCの好ましい組成は、セメント1に対して
、砂O〜2(理想的には0.3〜1.0)水0.28〜
0.40であり、かつ、ガラス繊維Gは、養生直前の全
重量に対し2〜10%程度で、そのカット長は12〜5
5關程度が良い。
製品A内に、鋼材、鉄筋等補強材を埋入するも良い。
【図面の簡単な説明】
第1図イルへはダイレクトスプレー法の作業手順を示す
断面図、第2図イ、叫まプレミックス法の作業手順を示
す断面図、第3図、第4図は夫々側の実施例を示す断面
図、第5図は製品の一例である手摺を示す斜視図である
。 又、第6図イル二は、本発明に対する比較例を示す斜視
図である。 1・・・・・・硬質型枠、3・・・・・・可撓性型枠、
3a・・・・・・模様付は用凹凸、4A、4B・・・・
・・成形屑、C・・・・・・セメントモルタル、G・・
・・・・ガラス繊維。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硬質型枠1および内面に模様付は用凹凸3aを有す
    る可撓性型枠3の夫々に、ガラス繊維Gを混練しである
    セメントモルタルCを鋳込み成形するか、又は、ガラス
    繊維GとセメントモルタルCとを同時に吹き付は成形し
    たのち、可撓性型枠3の外側から加圧しながら、前記硬
    質型枠1内の成形層4Aの表面と前記可撓性型枠3内の
    成形層4Bの表面とを重ね合わせて、それら両底形層4
    A、4Bを一体化させるようにした表面模様付きガラス
    繊維補強版状セメント製品の成形方法。
JP53086390A 1978-07-14 1978-07-14 表面模様付きガラス繊維補強版状セメント製品の成形方法 Expired JPS5834283B2 (ja)

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JP53086390A JPS5834283B2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 表面模様付きガラス繊維補強版状セメント製品の成形方法

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JPS55105513A JPS55105513A (en) 1980-08-13
JPS5834283B2 true JPS5834283B2 (ja) 1983-07-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5168610A (ja) * 1974-12-11 1976-06-14 Tanto Kk Ototsusoshokumoyoojusurutairuno seikeihoho

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