JPH0422402B2 - - Google Patents
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- JPH0422402B2 JPH0422402B2 JP62136382A JP13638287A JPH0422402B2 JP H0422402 B2 JPH0422402 B2 JP H0422402B2 JP 62136382 A JP62136382 A JP 62136382A JP 13638287 A JP13638287 A JP 13638287A JP H0422402 B2 JPH0422402 B2 JP H0422402B2
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- concrete
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- stones
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、コンクリート製品の表面(化粧面)
を製品の用途や使用場所に応じて任意の自然石の
大小混り形状の石塊をコンクリート表面に埋入露
現させ、環境に応じた表面に自然石を現出するコ
ンクリート製品の成形方法に関する。
を製品の用途や使用場所に応じて任意の自然石の
大小混り形状の石塊をコンクリート表面に埋入露
現させ、環境に応じた表面に自然石を現出するコ
ンクリート製品の成形方法に関する。
従来、コンクリート製品の表面に環境に合せる
ための化粧面の形成方法としては、 (イ) 面パレツトに合成樹脂やゴム等で成形した凹
凸形状の板体を張りつけてコンクリート製品を
成形して化粧面に凹凸形状を顕現させる方法、 (ロ) 自然石あるいはこれに類似した材質のコンク
リート混合体をサンドイツチ状に介在させてコ
ンクリート製品を成形し、硬化後この自然石あ
るいはこの類似体を2分割して2個の自然石表
面を有するコンクリート製品を得る方法。
ための化粧面の形成方法としては、 (イ) 面パレツトに合成樹脂やゴム等で成形した凹
凸形状の板体を張りつけてコンクリート製品を
成形して化粧面に凹凸形状を顕現させる方法、 (ロ) 自然石あるいはこれに類似した材質のコンク
リート混合体をサンドイツチ状に介在させてコ
ンクリート製品を成形し、硬化後この自然石あ
るいはこの類似体を2分割して2個の自然石表
面を有するコンクリート製品を得る方法。
(ハ) パレツト内に大小の自然石塊体を敷設して直
接コンクリートを投入して成形する方法。
接コンクリートを投入して成形する方法。
が考えられているが、(イ)の方法にあつては、合成
樹脂やゴム等の凹凸形状の板体によつて形成され
た成形面は、コンクリート自体による自然石疑似
表面であるため日時が経過するに従つて風化腐蝕
して見苦しくなることは勿論、吸水性が大きくな
つて劣化する欠点を有している。また(ロ)の中間層
で破断する現出方法では、2分断した表面が破断
時のシヨツクによつてクラツクが生じて吸水性が
大となる欠点を有する。そして、このように吸水
性を有する表面は、寒冷地方において凍結が生じ
て施工現場において破損崩壊する危険を有してい
る。さらに(ハ)の、パレツト内面に大小の自然石塊
を敷設して直かにコンクリートを投入する方法に
あつては、コンクリートの締固め時に自然石塊が
コンクリート内に埋込まれてしまい自然石塊が表
現されない。
樹脂やゴム等の凹凸形状の板体によつて形成され
た成形面は、コンクリート自体による自然石疑似
表面であるため日時が経過するに従つて風化腐蝕
して見苦しくなることは勿論、吸水性が大きくな
つて劣化する欠点を有している。また(ロ)の中間層
で破断する現出方法では、2分断した表面が破断
時のシヨツクによつてクラツクが生じて吸水性が
大となる欠点を有する。そして、このように吸水
性を有する表面は、寒冷地方において凍結が生じ
て施工現場において破損崩壊する危険を有してい
る。さらに(ハ)の、パレツト内面に大小の自然石塊
を敷設して直かにコンクリートを投入する方法に
あつては、コンクリートの締固め時に自然石塊が
コンクリート内に埋込まれてしまい自然石塊が表
現されない。
本発明は、コンクリート表面に自然石面を表現
する方法において、前述のような従来の欠点を解
決するために開発したものであつて、型枠内のパ
レツト内面に大小混合した自然石塊を2層以上に
なるように投入積層して、この石と石の空隙内に
自然の砂粒を所定の上面位置まで加振して充填
し、次に硬練りコンクリートとの密着を良好にす
るため適量の水分を噴霧して後、この石の上に硬
練りコンクリートの定量を供給して振動と圧縮に
より締固め成形する。そして後述する第2図およ
び第3図に示すようなブロツクの実施例の場合は
脱型して養生し、また第4図に示すような製品の
場合は型枠ごと養生し、その後パレツトを外す
か、または脱型することにより、コンクリート内
に埋入された石塊とパレツトあるいは型枠内の石
塊は2分割されて、コンクリート中に埋入された
自然石の石塊はコンクリート製品の表面に凹凸状
に現出して、従来製品とは比較にならない優れた
自然石表面に形成したコンクリート製品が得られ
るものである。
する方法において、前述のような従来の欠点を解
決するために開発したものであつて、型枠内のパ
レツト内面に大小混合した自然石塊を2層以上に
なるように投入積層して、この石と石の空隙内に
自然の砂粒を所定の上面位置まで加振して充填
し、次に硬練りコンクリートとの密着を良好にす
るため適量の水分を噴霧して後、この石の上に硬
練りコンクリートの定量を供給して振動と圧縮に
より締固め成形する。そして後述する第2図およ
び第3図に示すようなブロツクの実施例の場合は
脱型して養生し、また第4図に示すような製品の
場合は型枠ごと養生し、その後パレツトを外す
か、または脱型することにより、コンクリート内
に埋入された石塊とパレツトあるいは型枠内の石
塊は2分割されて、コンクリート中に埋入された
自然石の石塊はコンクリート製品の表面に凹凸状
に現出して、従来製品とは比較にならない優れた
自然石表面に形成したコンクリート製品が得られ
るものである。
添付図面により本発明の成形方法を説明する
と、第1図および第2図は箱型のパレツトを使用
する型枠正位置あるいは型枠スライド型のブロツ
ク成形方法であり、第3図は型枠反転型のブロツ
ク成形方法を示す。また第4図は別の実施例であ
る板状体ブロツクの成形方法を示すものである。
と、第1図および第2図は箱型のパレツトを使用
する型枠正位置あるいは型枠スライド型のブロツ
ク成形方法であり、第3図は型枠反転型のブロツ
ク成形方法を示す。また第4図は別の実施例であ
る板状体ブロツクの成形方法を示すものである。
第1図において、1は深さのある箱型のパレツ
トを示し、1′はパレツト1の底板に設けた水抜
き用の細孔であつて、図示の如く全面に多数穿設
する。2,3は大小混合した自然石塊を示すもの
で、2は下の石の層であり、3は上の石の層を示
し、図においては単に2層に積層してあるが、実
際には複雑に数層に積層されている。4は自然石
塊2,3の空隙内に充填する砂粒であり、振動機
6の加振によつて石塊および砂粒はパレツト1内
に密に充填し、砂粒4層は上層の石塊3が露出面
を残してA−A線の位置まで充填する。5は振動
板、7は振動板を支持する防振ゴムである。また
8は機台を示し、9は適量の水を噴霧するノズル
を示し、石塊および砂粒を充填した表面に水分を
供給する。第2図はブロツク成形型枠の断面図を
示すものであつて、20は左右に開閉する型枠で
あり、この型枠20内に第1図に示す水を噴霧し
たパレツト1を配置する。6は成形機に取付けた
振動機であり、13はパレツト載置台、16は製
品突上杆、17は振動支持台、22はプレス板を
示すものであつて、この実施例における成形方法
を説明すると、型枠20内に第1図に示す石塊
2,3および砂粒4を充填し、水を噴霧した箱型
パレツトを配し、コンクリートの定量を投入して
振動機6の加振とプレス板22の降下によつてコ
ンクリートを締固めてブロツクを成形し、即時に
脱型して箱型パレツト1を配したまま養生室に送
り、養生後パレツト1を外すと、表面に水を供給
された上層の石塊3は露出部がコンクリート中に
埋入されてブロツク側に付着し、下層の石塊2は
砂粒層4中にあるためパレツト底部に残つて図中
のC−C線で分割されて、第5図に示される表面
に自然石塊3が現出したブロツクBが得られる。
第5図中の4はコンクリート面に付着した砂粒の
一部を示す。
トを示し、1′はパレツト1の底板に設けた水抜
き用の細孔であつて、図示の如く全面に多数穿設
する。2,3は大小混合した自然石塊を示すもの
で、2は下の石の層であり、3は上の石の層を示
し、図においては単に2層に積層してあるが、実
際には複雑に数層に積層されている。4は自然石
塊2,3の空隙内に充填する砂粒であり、振動機
6の加振によつて石塊および砂粒はパレツト1内
に密に充填し、砂粒4層は上層の石塊3が露出面
を残してA−A線の位置まで充填する。5は振動
板、7は振動板を支持する防振ゴムである。また
8は機台を示し、9は適量の水を噴霧するノズル
を示し、石塊および砂粒を充填した表面に水分を
供給する。第2図はブロツク成形型枠の断面図を
示すものであつて、20は左右に開閉する型枠で
あり、この型枠20内に第1図に示す水を噴霧し
たパレツト1を配置する。6は成形機に取付けた
振動機であり、13はパレツト載置台、16は製
品突上杆、17は振動支持台、22はプレス板を
示すものであつて、この実施例における成形方法
を説明すると、型枠20内に第1図に示す石塊
2,3および砂粒4を充填し、水を噴霧した箱型
パレツトを配し、コンクリートの定量を投入して
振動機6の加振とプレス板22の降下によつてコ
ンクリートを締固めてブロツクを成形し、即時に
脱型して箱型パレツト1を配したまま養生室に送
り、養生後パレツト1を外すと、表面に水を供給
された上層の石塊3は露出部がコンクリート中に
埋入されてブロツク側に付着し、下層の石塊2は
砂粒層4中にあるためパレツト底部に残つて図中
のC−C線で分割されて、第5図に示される表面
に自然石塊3が現出したブロツクBが得られる。
第5図中の4はコンクリート面に付着した砂粒の
一部を示す。
この成形において上の石3に水を噴霧供給する
ため投入される硬練りコンクリートと接する部分
はコンクリートが軟化され石の付着は強固であつ
て決して離脱することがない。
ため投入される硬練りコンクリートと接する部分
はコンクリートが軟化され石の付着は強固であつ
て決して離脱することがない。
第3図は反転脱型のブロツク成形型枠の実施例
を示すもので、図のように逆転している型枠20
内に定量のコンクリートを投入して振動機16に
よつて一次振動を与えてコンクリートを一旦締固
め、この締固めたコンクリートの表面上に自然石
の石塊2,3を2層以上に平均になるように積層
し、この石塊2,3の空隙に砂粒を石の上面まで
供給充填し、この石塊および砂粒上に適量の水を
噴霧して浸透させるか、または石塊を供給する前
にコンクリート上面に水を噴霧して湿潤面とし、
余剰水分は下層の硬練りコンクリート中に浸透し
その上に通常の皿型パレツト1を覆せ、パレツト
1上面をプレス板22によつて一定高さの規制位
置まで下降圧縮すると共に振動機16を起動して
2次振動を与えてブロツクを成形し、しかる後パ
レツト1を抑えて反転軸15によつて型枠を反転
してパレツト1と共に脱型し、養生硬化後パレツ
トを外すことにより石塊2,3はC−C線で2分
割し、上層の石は砂と共にパレツト上に残り、下
層の石はブロツクBの表面に埋入されて第5図に
示すような自然石を現出したブロツクBが得られ
る。図中の符号13は圧縮高さを規制する調整ネ
ジ、9は水噴霧ノズル、11は押圧シリンダー、
12は案内杆を示す。
を示すもので、図のように逆転している型枠20
内に定量のコンクリートを投入して振動機16に
よつて一次振動を与えてコンクリートを一旦締固
め、この締固めたコンクリートの表面上に自然石
の石塊2,3を2層以上に平均になるように積層
し、この石塊2,3の空隙に砂粒を石の上面まで
供給充填し、この石塊および砂粒上に適量の水を
噴霧して浸透させるか、または石塊を供給する前
にコンクリート上面に水を噴霧して湿潤面とし、
余剰水分は下層の硬練りコンクリート中に浸透し
その上に通常の皿型パレツト1を覆せ、パレツト
1上面をプレス板22によつて一定高さの規制位
置まで下降圧縮すると共に振動機16を起動して
2次振動を与えてブロツクを成形し、しかる後パ
レツト1を抑えて反転軸15によつて型枠を反転
してパレツト1と共に脱型し、養生硬化後パレツ
トを外すことにより石塊2,3はC−C線で2分
割し、上層の石は砂と共にパレツト上に残り、下
層の石はブロツクBの表面に埋入されて第5図に
示すような自然石を現出したブロツクBが得られ
る。図中の符号13は圧縮高さを規制する調整ネ
ジ、9は水噴霧ノズル、11は押圧シリンダー、
12は案内杆を示す。
第4図は板状体ブロツクの成形の実施例を示す
もので型枠20の底板に多数の水抜き用の細孔2
1′を設けたパレツト21を着脱自在に装着し、
このパレツト21上に自然石の大小の石塊2,3
を2層以上に投入積層し、この石層の空隙内に上
の石層3の上面が露出するA−A線位置まで砂粒
4を振動機6を加振しながら充填し、この上面に
適量の水を噴霧し、余剰水分はパレツトに設けた
細孔21′より排出されて砂粒を緻密にしてさら
にその上からコンクリートを投入し、振動機6の
起動させて加振すると共にプレス板を下降させて
一定高さまで圧縮して締固め成形し、成形終了後
硬練りコンクリートの場合はパレツト21上に載
せて脱型して養生する。またこの成形方法は或る
程度の軟練りコンクリートも使用できるが、この
場合は型枠のまま養生をする。そして脱型後パレ
ツト21を外すことによつて上層の石塊3は露出
部がコンクリート内に埋入されてブロツク側に付
着し、下層の石塊2は砂粒層4中にあるため底板
上に残つて図中のC−C線で2分割されて自然石
が現出した第6図に示すようなコンクリート製品
が得られる。図中の5は振動板、7は防振ゴム、
8は機台を示す。また9は水噴霧ノズル、11は
プレス用のシリンダー、12はシリンダーの案内
杆、13はプレス高さを調整する調整ネジを示し
ている。
もので型枠20の底板に多数の水抜き用の細孔2
1′を設けたパレツト21を着脱自在に装着し、
このパレツト21上に自然石の大小の石塊2,3
を2層以上に投入積層し、この石層の空隙内に上
の石層3の上面が露出するA−A線位置まで砂粒
4を振動機6を加振しながら充填し、この上面に
適量の水を噴霧し、余剰水分はパレツトに設けた
細孔21′より排出されて砂粒を緻密にしてさら
にその上からコンクリートを投入し、振動機6の
起動させて加振すると共にプレス板を下降させて
一定高さまで圧縮して締固め成形し、成形終了後
硬練りコンクリートの場合はパレツト21上に載
せて脱型して養生する。またこの成形方法は或る
程度の軟練りコンクリートも使用できるが、この
場合は型枠のまま養生をする。そして脱型後パレ
ツト21を外すことによつて上層の石塊3は露出
部がコンクリート内に埋入されてブロツク側に付
着し、下層の石塊2は砂粒層4中にあるため底板
上に残つて図中のC−C線で2分割されて自然石
が現出した第6図に示すようなコンクリート製品
が得られる。図中の5は振動板、7は防振ゴム、
8は機台を示す。また9は水噴霧ノズル、11は
プレス用のシリンダー、12はシリンダーの案内
杆、13はプレス高さを調整する調整ネジを示し
ている。
この第4図は平板状のコンクリート製品につい
て図示しているが、この形に限定されることなく
任意でよく、また平板状製品であつても大形のも
のは型枠を分割型とすることも可能である。
て図示しているが、この形に限定されることなく
任意でよく、また平板状製品であつても大形のも
のは型枠を分割型とすることも可能である。
本発明のコンクリート表面に露現している自然
石の石塊は、硬練りコンクリートとの接面に水分
を与えてコンクリートとの接着を良くしているた
め硬化後も剥脱することなく、また砂層は水を含
むことによつて硬く締り更に噴霧による余剰水分
は、パレツト底部に設けた水抜き用の細孔によつ
て浸透排出して砂粒層を緻密にするためモルタル
の侵入が少しもない。そして本発明は、上述の如
くコンクリート製品の表面全面に自然石の石塊と
砂粒面が露現しているため殆んど自然の色彩を呈
していて、しかも、全面に密在していて吸水性が
なく、従来品のようにコンクリート色一色の製品
とは全く違い、寒冷地の使用においても凍結して
製品が破損することがない。また流込みの軟練り
コンクリートを用いても少しも表面の自然石面に
はモルタル分が浸入付着しない自然石そのままの
石面が現出する。また成形に際してもパレツトの
剥離が砂粒層の存在によつてきわめて簡単であ
り、パレツトの剥離の際の打叩によつてパレツト
の破損や製品の破損がなく、そしてパレツトの清
掃や洗浄も簡単で作業が能率的であり、パレツト
内に残つた石塊や砂粒は再び使用できるという表
面に自然石を現出するコンクリート製品の成形方
法において卓越した効果を奏するものである。
石の石塊は、硬練りコンクリートとの接面に水分
を与えてコンクリートとの接着を良くしているた
め硬化後も剥脱することなく、また砂層は水を含
むことによつて硬く締り更に噴霧による余剰水分
は、パレツト底部に設けた水抜き用の細孔によつ
て浸透排出して砂粒層を緻密にするためモルタル
の侵入が少しもない。そして本発明は、上述の如
くコンクリート製品の表面全面に自然石の石塊と
砂粒面が露現しているため殆んど自然の色彩を呈
していて、しかも、全面に密在していて吸水性が
なく、従来品のようにコンクリート色一色の製品
とは全く違い、寒冷地の使用においても凍結して
製品が破損することがない。また流込みの軟練り
コンクリートを用いても少しも表面の自然石面に
はモルタル分が浸入付着しない自然石そのままの
石面が現出する。また成形に際してもパレツトの
剥離が砂粒層の存在によつてきわめて簡単であ
り、パレツトの剥離の際の打叩によつてパレツト
の破損や製品の破損がなく、そしてパレツトの清
掃や洗浄も簡単で作業が能率的であり、パレツト
内に残つた石塊や砂粒は再び使用できるという表
面に自然石を現出するコンクリート製品の成形方
法において卓越した効果を奏するものである。
第1図は箱型パレツトに自然石塊を充填した断
面図を示し、第2図、第3図はそれぞれブロツク
の成形方法を表わす実施例図であり、第4図は平
板製品の製法を表わす実施例図を示す。また第5
図、第6図はそれぞれ製品の断面図を示すもので
ある。 1…パレツト、2,3…自然石の石塊、4…砂
粒層、6…振動機、9…噴霧ノズル、13…調整
ネジ、20…型枠。
面図を示し、第2図、第3図はそれぞれブロツク
の成形方法を表わす実施例図であり、第4図は平
板製品の製法を表わす実施例図を示す。また第5
図、第6図はそれぞれ製品の断面図を示すもので
ある。 1…パレツト、2,3…自然石の石塊、4…砂
粒層、6…振動機、9…噴霧ノズル、13…調整
ネジ、20…型枠。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 深さのある箱型のパレツト底面に水抜き細孔
を設けたパレツトを使用し、該パレツト内に大小
適宜混合した自然石を投入し、該パレツトを加振
して締固めて2層以上に積層し、該積層した石と
石との空隙内に砂粒を上層の石のほぼ1/2厚さま
で加振しながら充填した後、該露出石面上に適宜
の水を噴霧して該パレツトを成形型枠内底に配
し、該型内に定量の硬練りコンクリートを投入し
て圧縮と振動を加勢してコンクリートを締固め成
形し、前記露出自然石および砂粒をコンクリート
中に埋入させた後パレツトと共に脱型し、養生後
パレツトを外しコンクリート中に埋入した自然石
および砂粒と、パレツト内に残溜した自然石およ
び砂粒の相方に分離させることを特徴としたコン
クリート表面に自然石を現出する成形方法。 2 型枠を反転して成形するコンクリート型枠に
おいて、型枠内に定量の硬練りコンクリートを投
入して圧縮と振動の加勢で一旦コンクリートを締
固め、その上面に大小適宜混合した自然石を投入
して2層以上に積層し、該石と石との空隙内に砂
粒を上層の石の上面より低く充填し、該石および
砂粒表面に適量の水を噴霧してパレツトを覆せ、
圧縮盤を降下させてパレツトを押圧すると共に振
動を加えて締固め、下層の石と砂粒を圧縮盤の規
制で必要量コンクリート中に埋入させて余剰水分
は下層の硬練りコンクリート中に浸透させて締固
めた後パレツトを押えて型枠を正転して脱型し、
養生後パレツトを外し、コンクリート中に埋入し
た自然石および砂粒と、パレツト内に残溜した自
然石および砂粒の相方に分離させることを特徴と
した特許請求の範囲1に記載のコンクリート表面
に自然石を現出する成形方法。 3 上下開放状の型枠底面に水抜き細孔を設けた
パレツトを装脱自在に装着し、該型枠内に大小適
宜混合した自然石を投入し、該型枠を加振して締
固めて2層以上に積層し、該積層した石と石との
空隙内に砂粒を上層の石のほぼ1/2厚さまで加振
しながら充填した後、該露出石面上に適量の水を
噴霧して型枠内に定量の硬練りコンクリートを投
入して圧縮と振動を加勢してコンクリートを締固
め成形し、前記露出自然石および砂粒をコンクリ
ート中に埋入させた後パレツトと共に脱型し、養
生後パレツトを外し、コンクリート中に埋入した
自然石および砂粒と、パレツト内に残溜した自然
石および砂粒の相方に分離させることを特徴とし
た特許請求の範囲1に記載のコンクリート表面に
自然石を現出する成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62136382A JPS63299901A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 表面に自然石を現出するコンクリ−ト製品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62136382A JPS63299901A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 表面に自然石を現出するコンクリ−ト製品の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63299901A JPS63299901A (ja) | 1988-12-07 |
JPH0422402B2 true JPH0422402B2 (ja) | 1992-04-17 |
Family
ID=15173846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62136382A Granted JPS63299901A (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 表面に自然石を現出するコンクリ−ト製品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63299901A (ja) |
Families Citing this family (5)
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JPH04212807A (ja) * | 1990-11-13 | 1992-08-04 | Kunio Watanabe | 大形コンクリート製品の一括成形方法およびその成形機 |
JP3791692B1 (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-28 | 環境工学株式会社 | 土木構築物用ブロックの製造方法 |
TWI289093B (en) * | 2006-07-26 | 2007-11-01 | Kinik Co | Method of manufacturing diamond disk |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52103804A (en) * | 1976-02-26 | 1977-08-31 | Kenzaburou Kawashima | Method of forming joint for natural stones assembled like block |
-
1987
- 1987-05-30 JP JP62136382A patent/JPS63299901A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52103804A (en) * | 1976-02-26 | 1977-08-31 | Kenzaburou Kawashima | Method of forming joint for natural stones assembled like block |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63299901A (ja) | 1988-12-07 |
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