JPS5833861B2 - 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造方法 - Google Patents
3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造方法Info
- Publication number
- JPS5833861B2 JPS5833861B2 JP14539776A JP14539776A JPS5833861B2 JP S5833861 B2 JPS5833861 B2 JP S5833861B2 JP 14539776 A JP14539776 A JP 14539776A JP 14539776 A JP14539776 A JP 14539776A JP S5833861 B2 JPS5833861 B2 JP S5833861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- present
- acylamino
- homisolystane
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はトリシクロウンデカン誘導体の製造法に関し、
詳しくは式■で表わされる4−ホモイソライスタンを出
発物質として、式Iで表わされる3−アシルアミノ−4
−ホモイソライスタンを製造する方法に関するものであ
る。
詳しくは式■で表わされる4−ホモイソライスタンを出
発物質として、式Iで表わされる3−アシルアミノ−4
−ホモイソライスタンを製造する方法に関するものであ
る。
(式中Rは炭素数1〜3のアルキル基を示す)本発明の
目的物3−アシルアミノ−4−ホモイソライスタン(I
)は中間体として極めて有用な物質である。
目的物3−アシルアミノ−4−ホモイソライスタン(I
)は中間体として極めて有用な物質である。
即ち、本化合物(I)を加水分解後、塩酸で中和して得
られる3−アミノ−4−ホモイソライスタン塩酸塩は強
い抗ウィルス活性を有しく本発明者ら、特願昭50〜9
3968、特公昭55−8492号公報、J、 Med
、 Cheml、19.536 (1976))、医
薬、動物薬の成分として誠に有用な物質である。
られる3−アミノ−4−ホモイソライスタン塩酸塩は強
い抗ウィルス活性を有しく本発明者ら、特願昭50〜9
3968、特公昭55−8492号公報、J、 Med
、 Cheml、19.536 (1976))、医
薬、動物薬の成分として誠に有用な物質である。
本発明者らは既に本発明の出発物質である4ホモイソツ
イスクン(■)に臭素を反応させて3ブロム−4−ホモ
イソライスタン(IV)とし、(特開昭51−7505
2、特公昭53 20981号公報)、その後硫酸存在下アセトニトリル
と反応させて3−アセチルアミノ−4−ホモイソツイス
タンを製造する方法を開示した。
イスクン(■)に臭素を反応させて3ブロム−4−ホモ
イソライスタン(IV)とし、(特開昭51−7505
2、特公昭53 20981号公報)、その後硫酸存在下アセトニトリル
と反応させて3−アセチルアミノ−4−ホモイソツイス
タンを製造する方法を開示した。
(特願昭50−62814、特公昭57
20296号公報)
本発明者らは、4−ホモイソライスクン(■)に硫酸の
存在下で臭素及びニトリルを作用させれば、−挙に3−
アシルアミノ−4−ホモイソライスタン(I)が高収率
で得られることを見出し本発明に到った。
存在下で臭素及びニトリルを作用させれば、−挙に3−
アシルアミノ−4−ホモイソライスタン(I)が高収率
で得られることを見出し本発明に到った。
即ち、本発明によれば4−ホモイソライスタン(n)を
硫酸及び臭素の存在下、一般式■で表わされるニトリル
と反応させることにより、3−アシルアミノ−4−ホモ
イソライスタン(I)を一段で製造することが出来る。
硫酸及び臭素の存在下、一般式■で表わされるニトリル
と反応させることにより、3−アシルアミノ−4−ホモ
イソライスタン(I)を一段で製造することが出来る。
CN
(I[[)
(式中Rは炭素数1〜3のアルキル基を示す)本発明方
法に於ては、出発物質4−ホモイソライスタン(n)が
先ず臭素化を受けて3−70ム4−ホモイソライスタン
(■)が一旦生成するがこれが直ちにニトリルと反応し
て最終生成物(I)に変化するものと考えられる。
法に於ては、出発物質4−ホモイソライスタン(n)が
先ず臭素化を受けて3−70ム4−ホモイソライスタン
(■)が一旦生成するがこれが直ちにニトリルと反応し
て最終生成物(I)に変化するものと考えられる。
ところが今迄に知られている多速炭化水素類の橋頭位置
の臭素化反応は、総て液体臭素のみと反応させる事によ
って達成されているのであって、溶媒とか他の物質の共
存下、即ち本発明における様に、硫酸、ニトリル等が共
存している場合は、目的とする臭素化反応が円滑に進行
することについての知見は全く無い。
の臭素化反応は、総て液体臭素のみと反応させる事によ
って達成されているのであって、溶媒とか他の物質の共
存下、即ち本発明における様に、硫酸、ニトリル等が共
存している場合は、目的とする臭素化反応が円滑に進行
することについての知見は全く無い。
と言うよりはむしろ溶媒などの存在下では臭素化反応は
進行しないのであって、例えば本発明者らの実験によれ
ば、ベンゼン、シクロヘキサン、塩化メチレン、四塩化
炭素、ニトロメタン、ニトロベンゼン、などを溶媒とし
て4−ホモイソライスタン(n)と臭素を反応させても
3フロム−4−ホモイソライスタンは全<生成しない。
進行しないのであって、例えば本発明者らの実験によれ
ば、ベンゼン、シクロヘキサン、塩化メチレン、四塩化
炭素、ニトロメタン、ニトロベンゼン、などを溶媒とし
て4−ホモイソライスタン(n)と臭素を反応させても
3フロム−4−ホモイソライスタンは全<生成しない。
従って本発明の様に、硫酸及びニトリルの共存下で4−
ホモイソライスタンの臭素化が起るということは、全く
新規な知見であり、本発明の新規性もこの点に基づく。
ホモイソライスタンの臭素化が起るということは、全く
新規な知見であり、本発明の新規性もこの点に基づく。
本発明の実施は極めて簡単であって、出発物質(n)と
ニトリル、硫酸及び臭素より成る混合物を所定温度で攪
拌するだけで良い。
ニトリル、硫酸及び臭素より成る混合物を所定温度で攪
拌するだけで良い。
本発明で使用するニトリルは一般式■で表わされるもの
であって、アセトニトリル、フロピオニトリル、ブチロ
ニトリルが含まれる。
であって、アセトニトリル、フロピオニトリル、ブチロ
ニトリルが含まれる。
ニトリルの量は出発物質1モル当り1〜200モル、好
ましくは10〜100モル、硫酸の量は同じく1〜50
モル、好ましくは5〜20モル、また臭素の量は1〜1
0モル、好ましくは3〜7モルである。
ましくは10〜100モル、硫酸の量は同じく1〜50
モル、好ましくは5〜20モル、また臭素の量は1〜1
0モル、好ましくは3〜7モルである。
使用する硫酸の濃度は80〜100%、好ましくは90
〜100%である。
〜100%である。
反応温度は0〜100℃、好ましくは20〜60℃であ
る。
る。
上記の反応条件で行なえば48時間以内に反応は完結す
る。
る。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこの実施例に
限定されるものではない。
限定されるものではない。
実施例
4−ホモインライスタン25P((117モル)のアセ
トニトリル500r/Ll溶液に、濃硫酸130m1を
温度10乃至20℃に保ち乍ら滴下し、ついで臭素xa
6f(o、85モル)を滴下する。
トニトリル500r/Ll溶液に、濃硫酸130m1を
温度10乃至20℃に保ち乍ら滴下し、ついで臭素xa
6f(o、85モル)を滴下する。
この混合物を室温で24時間攪拌する。
反応終了後、反応溶液をチオ硫酸ソーダ水溶液に加えて
過剰の臭素を除き、エーテルで抽出する。
過剰の臭素を除き、エーテルで抽出する。
エーテル層を重曹永続いて水で洗浄し乾燥する。
エーテルを抽去すれば粘稠な液体残渣を得る。
これをn−ヘキサンで洗浄すれば粗生成物の黄色結晶(
融点110〜120℃)の3−アセチルアミノ−4ホモ
イソツイスタン30.2 P (収率86%)が得られ
る。
融点110〜120℃)の3−アセチルアミノ−4ホモ
イソツイスタン30.2 P (収率86%)が得られ
る。
n−ヘキサン−アセトンで再結晶すれば融点125〜1
26℃の白色結晶の純品となる。
26℃の白色結晶の純品となる。
元素分析
実測値:C175,1;H19,9;N、6,8計算値
:C,75,3;Hllo、2;N、67(C1s H
21Noとして) IR(ヌジョール、α−1) 3300、I 640,1540,1310゜40 M5m/e(相対強度) + 207(M 、42)、148(100)、136(
25)、119(21)、94(41)、91(17)
、79(19)、60(36)、43(19)
:C,75,3;Hllo、2;N、67(C1s H
21Noとして) IR(ヌジョール、α−1) 3300、I 640,1540,1310゜40 M5m/e(相対強度) + 207(M 、42)、148(100)、136(
25)、119(21)、94(41)、91(17)
、79(19)、60(36)、43(19)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式■で表わされる4−ホモイソライスタンを硫酸及
び臭素の存在下、式■で表わされるニトリルと反応させ
ることを特徴とする式■で表わされる3−アシルアミノ
−4−ホモイソライスタンの製造方法 (式中Rは炭素数1〜3のアルキル基を示す)CN (IlrI) (式中Rは炭素数1〜3のアルキル基を示す)。 2 式I及び式■におけるRfJ″zcn3 である特
許請求の範囲第1項記載の3−アシルアミノ−4ホモイ
ソツイスタンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14539776A JPS5833861B2 (ja) | 1976-12-03 | 1976-12-03 | 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14539776A JPS5833861B2 (ja) | 1976-12-03 | 1976-12-03 | 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5371049A JPS5371049A (en) | 1978-06-24 |
JPS5833861B2 true JPS5833861B2 (ja) | 1983-07-22 |
Family
ID=15384305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14539776A Expired JPS5833861B2 (ja) | 1976-12-03 | 1976-12-03 | 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5833861B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6075747U (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-27 | いすゞ自動車株式会社 | 歯車変速機のシフト装置 |
JPS6425555U (ja) * | 1987-08-06 | 1989-02-13 |
-
1976
- 1976-12-03 JP JP14539776A patent/JPS5833861B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6075747U (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-27 | いすゞ自動車株式会社 | 歯車変速機のシフト装置 |
JPS6425555U (ja) * | 1987-08-06 | 1989-02-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5371049A (en) | 1978-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3421504B1 (en) | Process for making sugammadex | |
US4026955A (en) | Preparation of pentachloronitrobenzene | |
JPS5833861B2 (ja) | 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造方法 | |
JPS5949221B2 (ja) | 3−アシルアミノ−4−ホモイソツイスタンの製造法 | |
White | Complex Salts of Monosubstituted Amides with the Hydrohalic Acids and the Halogens | |
US2409806A (en) | Synthesis of nicotinic compounds | |
JPH0733375B2 (ja) | 2‐メルカプトベンゾオキサゾールの製法 | |
US2744912A (en) | 4-o. o-diphenylphosphonylamino-antipyrin and process for its production | |
JP4159022B2 (ja) | ジホスゲン及びトリホスゲンを使用したジアゾナフトキノンスルホニルクロリドの調製法 | |
JPS6316374B2 (ja) | ||
JPS58167576A (ja) | 2−アミノベンゾチアゾ−ル類の製造法 | |
WO2023115524A1 (zh) | 一种制备1,4-丁二磺酸钠的方法 | |
JPH1072419A (ja) | tert−ロイシンの製造方法 | |
JPH10287650A (ja) | 1−クロロカルボニル−4−ピペリジノピペリジンまたはその塩酸塩の製造方法 | |
KR100359503B1 (ko) | 방향족 프로피온산 유도체의 제조방법 | |
JPS6348260A (ja) | ベンゼンスルフイン酸アルカリ金属塩の製法 | |
JPH02295968A (ja) | 4―ハロゲノチオフェノールの製造法 | |
JPH0616640A (ja) | 2−メルカプトピリジン類の製造方法 | |
JPS6227078B2 (ja) | ||
JPS6354355A (ja) | 芳香族チオ−ルの製造法 | |
JPH03200751A (ja) | 2―アミノ―1―(4―ヒドロキシフェニル)―エタノン鉱酸塩の製造法 | |
JPS609033B2 (ja) | 3−ヒドロキシ−5−フエニルイソオキサゾ−ルの製造方法 | |
JPS6037112B2 (ja) | 2,3−ジシアン−1,4−ジチア−アントラヒドロキノン又は−アントラキノンの製造法 | |
JPH03193760A (ja) | イソチオシアン酸エステルの製造法 | |
JPH0247471B2 (ja) | 7*9*10*122tetoraazatorishikuro*4*3*3*dodekann8*111jichionoyobisonoseizoho |