JPS5833329Y2 - ゴウセイジユシセイヒラベルトプ−リ - Google Patents

ゴウセイジユシセイヒラベルトプ−リ

Info

Publication number
JPS5833329Y2
JPS5833329Y2 JP1974040099U JP4009974U JPS5833329Y2 JP S5833329 Y2 JPS5833329 Y2 JP S5833329Y2 JP 1974040099 U JP1974040099 U JP 1974040099U JP 4009974 U JP4009974 U JP 4009974U JP S5833329 Y2 JPS5833329 Y2 JP S5833329Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
belt hanging
pulley
synthetic resin
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1974040099U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50129740U (ja
Inventor
興治 御園
Original Assignee
タナシンデンキ カブシキガイシヤ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タナシンデンキ カブシキガイシヤ filed Critical タナシンデンキ カブシキガイシヤ
Priority to JP1974040099U priority Critical patent/JPS5833329Y2/ja
Publication of JPS50129740U publication Critical patent/JPS50129740U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5833329Y2 publication Critical patent/JPS5833329Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は2個の部品より構成して軸方向への型抜きを
可能とした合成樹脂成形ベルトプーリに関する。
平ベルトプーリは、通常、ベルト掛部の中央部を膨らま
せて太鼓形とし、回転中にベルトが外れないように考慮
されているが、ベルトの外れを確実に防止するためには
、プーリの両端にフランジ部を形成することが望ましい
また、このような形状のプーリを合成樹脂成形により安
価に、かつ能率よく製作することが望まれるが、ベルト
掛部の中央部が大径で、しかも両端にフランジ部を有す
る、例えば実公昭48−255号公報に記載されている
ような合成樹脂製プーリを軸方向に型抜きして一体形成
することは不可能である。
そこで、仮にこのような形状のプーリを合成樹脂成形に
より製作するとすれば、外形は半径方向へ型抜きする割
型を用いて形成し、中心孔は更に別の型を用いて形成し
なければならないはずであり、製作には複雑な装置を要
し、しかも能率よく製作することはできない欠点がある
しかもこのようにして半径方向へ型抜きする割型を用い
て外形を形成した場合には真円度が悪く、シかもベルト
掛部には型合せの線がどうしても残ってしまい、ベルト
を傷つけるおそれが多分にあるのである。
このような理由により、従来では両端にフランジ部を有
するプーリの多くは金属材料により、いわゆる引きもの
として力目工されており、合成樹脂製で上記欠点のない
プーリは未だ出現していなかった。
それは、ベルト掛部が太鼓形をなし、両端にフランジを
有する形状のものを軸方向に型抜きして形成することが
不可能だったからである。
更に、合成樹脂によって平ベルトプーリを形成する場合
、ある程度、ベルト掛部に弾力をもたせることが望まれ
ることも多い。
またブーりの両側に平板状のフランジ部が設けられてい
ると、平ベルトの側縁とフランジ部の内面との間に強い
接触抵抗が生じ、その結果、ベルトとプーリのベルト掛
部との間の接触摩擦が減少して回転伝達効率が低下した
り、極端な場合はベルトがフランジ部の内面に沿ってベ
ルト掛部より離れる方向へせり上り、ついにはフランジ
部を乗り越えてプーリから外れてしまうおそれもあった
本考案は、このような事情を考慮してなされたもので、
中央部が膨らみ、両端にフランジ部を有するにも拘らず
軸方向に型抜き可能な構成をなし、合成樹脂により安価
に、簡単に、かつ高精度に製作することができ、更にベ
ルト掛部には適当に弾力をもたせることができ、回転伝
達効率を高めるとともにベルトの外れを確実に防止する
こともできる平ベルトプーリを提供することを目的とし
ている。
すなわち、本考案の合成樹脂平ベルトプーリは、一実施
例として図示する如く、2個の部品1.2からなるもの
であって、第1の部品1は、外周面中央部が膨らんだ円
筒状のベルト掛部3と、このベルト掛部3の一端側外周
に形成されたフランジ部4と、このフランジ部の内面周
縁部に形成されたリング状突起4aと、前記ベルト掛部
3内に同軸的に形成された円筒状のスリーブ部5とを有
して軸方向に型抜き可能であり、第2の部品2は、前記
スリーブ部5の外周に嵌合保持される円筒状の嵌合保持
部8と、この嵌合保持部8の一端側外周に形成された、
前記ベルト掛部3より大径なフランジ部6と、このフラ
ンジ部の内面周縁部に形成されたリング状突起6aと、
とを有して軸方向に型抜き可能であり、前記ベルト掛部
3と前記嵌合保持部8との間には筒状空間部を存在せし
めたことを特徴としている。
なお、図示の実施例では、第2の部品2側に、ベルト掛
部3他端部の端面及び内周面に当接してベルト掛部3を
安定に支持する当接段部7が設けられている。
また前記リング状突起4a、6aはいずれも断面半球状
をなし、第2図に示す如く平ベルト10の側縁に対して
A、B2箇所で点接触するようになる。
以上のような構成であると、第11第2の各部品1,2
は軸方向へ型抜きすることができる。
なお、第1の部品1は、中央部が大径なベルト掛部3を
有するので、これを軸方向へ型抜きすることは一見、不
可能とも思われるが、前記ベルト掛部3は、合成樹脂に
て成形するにあたって、成型物が十分に冷却固化してし
まわないうちに軸方向への型抜きを行なうことにより、
簡単に形成することができるのであって、これは本考案
者らが行なった多くの実験により明らかにされている。
そして、このように軸方向へ型抜きして製作することに
より、高度な真円度を得ることができ、かつベルト掛部
に型合せの線が残らないのでベルトを傷つける欠点もな
い。
更に2つの部品を組合せて構成されるところから、ベル
ト掛部3と嵌合保持部8との間に筒状空間部を存在せし
めることも簡単にでき、この空間部の存在により、ベル
ト掛部3には適蟲な弾力をもたせることができる効果が
ある。
さらに各フランジ部4,6の内面周縁部に形成されたリ
ング状突起4a、6aにより、ベルト10とフランジ4
,6内面との間の接触抵抗はきわめて小さいものとなり
、その結果、ベルト10とベルト掛部3との間の接触摩
擦が強められ、回転伝達効率が高められ、ベルト10の
外れも確実に防止される。
また第1の部品1におけるベルト掛部3、フランジ部4
、スリーブ部5、及び第2の部品2における嵌合保持部
8、フランジ部6等は、いずれもほぼ均一な肉厚に形成
することができるので、冷却固化する際にひずみの生ず
るのを防止できるという副次的効果も得られる。
以上詳述したように、本考案によれば、安価で、能率よ
く製作することができ、回転伝達効率を高めるとともに
ベルトの外れを確実に防止することもでき、高精度で量
産にも適する合成樹脂製平ベルトプーリを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は縦断面図
、第2図は第1図の■−■線に沿う断面図である。 1・・・・・・第1の部品、2・・・・・・第2の部品
、3・・・・・・ベルト掛部、4,6・・・・・・フラ
ンジ部、5・・・・・・スリーブ、8・・・・・・嵌合
保持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂にて形成された2個の部品1,2からなり、第
    1の部品1は、外周面中央部が膨らんだ円筒状のベルト
    掛部3と、このベルト掛部3の一端外周に形成されたフ
    ランジ部4と、このフランジ部4の内面周縁部に形成さ
    れたリング状突起4aと、前記ベルト掛部3内に同軸的
    に形成された円筒状のスリーブ部5とを有し、第2の部
    品2は、前記スリーブ5の外周に嵌合保持される円筒状
    の嵌合保持部8と、この嵌合保持部8の一端側外周に形
    成された、前記ベルト掛部3より大径なフランジ部6と
    、このフランジ部6の内面周縁部に形成されたリング状
    突起6aとを有し、前記ベルト掛部3と前記嵌合保持部
    8との間には筒秋空間部を存在せしめたことを特徴とす
    る合成樹脂成形ベルトプーリ。
JP1974040099U 1974-04-10 1974-04-10 ゴウセイジユシセイヒラベルトプ−リ Expired JPS5833329Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1974040099U JPS5833329Y2 (ja) 1974-04-10 1974-04-10 ゴウセイジユシセイヒラベルトプ−リ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1974040099U JPS5833329Y2 (ja) 1974-04-10 1974-04-10 ゴウセイジユシセイヒラベルトプ−リ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50129740U JPS50129740U (ja) 1975-10-24
JPS5833329Y2 true JPS5833329Y2 (ja) 1983-07-25

Family

ID=28165125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1974040099U Expired JPS5833329Y2 (ja) 1974-04-10 1974-04-10 ゴウセイジユシセイヒラベルトプ−リ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5833329Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48255U (ja) * 1971-05-26 1973-01-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48255U (ja) * 1971-05-26 1973-01-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS50129740U (ja) 1975-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2724867A (en) Roller and shaft assembly
JPH0450804B2 (ja)
JPS5833329Y2 (ja) ゴウセイジユシセイヒラベルトプ−リ
US4254917A (en) Reel for tape cassette
JPS5926381B2 (ja) 締め付けロ−ラ式コ−スタ型カツプリング用スリ−ブの製法
JPH0871699A (ja) 鋳造金型の中子支持体
JPH11227401A (ja) ホイール用軽量化ディスクとその製造方法
JPS5830660Y2 (ja) 強化プラスチック管の受口成形型
JP3698177B2 (ja) 弾性リングおよびその製造方法
JPS605194Y2 (ja) 樹脂製の配管用接続接手
JPS5835489Y2 (ja) インクロ−ル用シャフト
JPS6233377Y2 (ja)
JPS5836436Y2 (ja) 遠心鋳造金型
JPS5912101Y2 (ja) 金属製キヤツプの内側にねじを形成する雄型
JPS6342171Y2 (ja)
JP2003225833A (ja) リング状部材の製造方法及びその製造に用いられる線材
JPS5941969Y2 (ja) 魚釣用リ−ルのスプ−ルにおける補助枠
JP3361870B2 (ja) 成形型
JPH0313111B2 (ja)
KR830001707B1 (ko) 콘크리이트 형틀용 분리기의 제조방법
JPS5984385A (ja) オ−デオカセツト用テ−プハブ
JPS6012771Y2 (ja) ラツクピニオン型操向装置
JPH03151132A (ja) 流体室構成部品の製造方法
JPH0641977Y2 (ja) テ−プリ−ル
JPH0861354A (ja) 調整用シムとその製造方法