JPS5833075Y2 - 瓶栓 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は瓶口部に嵌着する瓶栓に関するものである。

従来瓶栓の一種として中栓に流通口を形成する切取部を
形威し、その中栓に外蓋を螺合せしめた瓶栓が用いられ
ている。

このような中栓は一般に下向きの外筒及び内筒を形成し
て、この両筒によって瓶口を環状に挟持して瓶口に嵌着
する。

このような瓶栓は使用前の密閉がほぼ完全であり、開栓
後の開閉作用も容易なので広く賞用されている。

ところが、このような瓶栓は瓶口に打栓する場合、内筒
が瓶口により押しつぶされてしまい、嵌着が不完全とな
り、歩溜りが悪くなり、かつ洩れの不安を抱かしめる場
合があった。

この考案は上記の状況にかんがみてなされたもので、そ
の構成を図面について述べると、第１図及び第２図にお
いて、中栓１の口壁２下面に、下向きに外筒３及び内筒
４を同心円状に設け、該内筒４下端を開放端に形成し、
又前記口壁２の上面に、上方を開放端とした螺筒５を形
威し、かつ該螺筒５の内側に同心円状に、筒状の注ぎ口
６を設け、前記螺筒５と内筒４と注ぎ口６のそれぞれの
縦方向に向う部分の外径を、螺筒５〉内筒４〉注ぎ田６
に形成し、前記螺筒５に外蓋７を螺合させ、更に前記螺
筒５と注ぎロ６間に複数のリブ８を設けたことを特徴と
する瓶栓である。

なお図中９，１０は螺条、１１は突条、１２は切取部、
１３は引張りリング、１４は切溝を示す。

又前記螺条９．１０については、消費者が使用し易いよ
うに、２条又は３条の螺条が用いられる。

この考案は上記の如く構成されたから、外蓋７を螺筒５
に固く螺合した際、螺筒５が内方に圧縮されるのをリブ
８により防止することができる。

そして、この場合、リブ８を設けない従来例においては
、螺筒５は上方が内側に圧縮されていたのであり、この
ため螺筒５のつけ根部１５は僅かながら矢印Ａ１５方向
に屈曲せしめられており、このため内筒４も僅かながら
矢印Ａ４方向に屈曲させられていたのであり１、このた
め打栓に際し瓶口（図示省略）を正しく内筒４と外筒３
間に挿入させて打栓することが困難な場合があったので
ある。

この考案において前記の如くリブ８を設けたことにより
外蓋７を螺筒５に固く螺合させても、リブ８を設けたか
ら、内筒４の、矢印Ａ４方向への屈曲を防止することが
できる。

従って瓶口部へ打栓する場合、瓶口部により内筒４がつ
ぶれてしまうことを防止することができ、瓶口部への嵌
着の歩溜りを向上させることができる。

又内容液体の洩れの不安をなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図は中栓の
半断面図、第２図は外蓋の半断面図である。 １・・・・・・中栓、２・・・・・・口壁、３・・・・
・・外筒、４・・・・・・内筒、５・・・・・・螺筒、
６・・・・・・注ぎ口、７・・・・・・外蓋、８・・・
・・・リブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中栓１の口壁２下面に、下向きに外筒３及び内筒４を同
   心円状に設け、該内筒４下端を開放端に形成し、又前記
   口壁２の上面に、上方を開放端とした螺筒５を形成し、
   かつ該螺筒５の内側に同心円状に筒状の注ぎ口６を設け
   、前記螺筒５と内筒４と注ぎ口６のそれぞれの縦方向に
   向う部分の外径を、螺筒５〉内筒４〉注ぎ口６に形威し
   、前記螺筒５に外蓋７を螺合させ、更に前記螺筒５と注
   ぎロ６間に複数のリブ８を設けたことを特徴とする瓶栓
   。