JP3916824B2 - 液注出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液注出容器、とくに中栓を取り外すための抜栓部材を設けたキャップを具えた液注出容器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年廃棄プラスチックのリサイクルのために、容器本体と材質の異なるキャップ、中栓の分別廃棄が求められている。
しかしながら、中栓は、打栓により容器の口筒部に嵌着され、簡単には取り外すことができないようになっている。
【0003】
各家庭には、抜栓のための器具が特別にあるわけでもなく、使用後の容器の廃棄にあたって、各家庭では、中栓、キャップを容器から取り外さないで廃棄しているのが現状である。
そのため、廃棄プラスチックに異種材料が混入し、その分離が簡単にできないという問題があった。
【0004】
本発明は、上記の問題を考慮して、各家庭において、打栓により嵌着された中栓を簡単に分離できるよう、抜栓リングを設けたキャップを具えた液注出容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、液注出容器として、容器口部に打栓された中栓と、キャップとを備えた液注出容器において、中栓は、容器口部に嵌合される嵌着部と、下端に係止筒部が設けられた注出筒とを具備しており、キャップは、頂壁と容器口部に装着される側周壁とを具備し、頂壁上面に前記係止筒部に係合する抜栓リングを立設していることを特徴とする構成を採用する。
【0006】
また他の実施形態として、容器口部に打栓された中栓と、キャップとを備えた液注出容器において、中栓は、容器口部に嵌合される嵌着部と、係止筒部を具えた押出筒とを具備しており、キャップは、頂壁と容器口部に装着される側周壁とを具備し、頂壁上面に前記係止筒部に係合する抜栓リングを立設していることを特徴とする構成を採用する。
【0007】
中栓とキャップとを係合させるための一つの実施態様として、注出筒または押出筒の係止筒部の外周と、抜栓リングの内周に相互に螺合するねじを螺設したことを特徴とする構成を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bは容器Aの口部A1に打栓により嵌着された中栓、Cはキャップである。
容器A、中栓B、キャップCは、いずれも合成樹脂で成形され、中栓B、キャップCは、容器Aと材質を異にしている。
容器Aの口部A1の上端は、縮径部1となっており、該縮径部1の下部には、環状の嵌合溝2が刻設されている。
嵌合溝2の下方は拡径され、ねじ3とネックリング4が刻設されている。
【0009】
中栓Bは、外筒5と上壁6、口部A1内周に嵌合する内筒7とからなる嵌着部を具えており、外筒5の内周下端には、口部A1の縮径部1の嵌合溝2に嵌合する係止環8が設けられている。
上壁6の上面には、内筒7の内周に沿って延びる内周面を有する注出筒9が立設されており、注出筒9の上端周縁には、外方に拡径され湾曲する注出口唇部10が形成されている。
注出筒9の外周下端部は拡径され、係止筒部11が設けられ、その外周にはねじ12が螺設されている。
【0010】
注出筒9の内側下端には、上壁6と同一面に隔壁13が連設され、該隔壁13には、注出口を形成するための一定形状の切断溝14が刻設されている。
切断溝14の内側は、除去部15となっており、該除去部15には、指掛けリング16が立設されている。
【0011】
キャップCは、側周壁20と頂壁21とを具えており、側周壁20の内周には、容器Aの口部A1のねじ3に螺合するねじ22が螺設されている。
頂壁21の下面には、注出筒9の内周に係合する密封リング23が垂設されている。
頂壁21の上面には、抜栓リング24が立設されており、該抜栓リング24の内周には、前記注出筒9の係止筒部11のねじ12に螺合するねじ25が螺設されている。
【0012】
次に、上記構成に基づく作用効果について説明する。
容器の使用に際しては公知のものと同様に、指掛けリング16を引き上げることにより除去部15を取り去り、注出口を開孔する。
容器の廃棄時には、図2に示すように、キャップCを倒立させ、抜栓リング24を注出筒9の係止筒部11に螺合すると、キャップCと中栓Bが一体に結合される。
【0013】
次に、キャップCの側周壁20下端を持って、容器Aに対してキャップCを傾倒させるようにすると、容器Aの口部A1とキッャプCとの間にモーメントが働き、中栓Bの外筒5の係止環8が口部A1の嵌合溝2から外されるとともに、内筒7が口部A1の内周から抜ける。
したがって、キャップCを用いて中栓Bを容器Aから簡単に取り外すことができ、さらに、キャップCと中栓Bを相互に廻動させ螺合を解くと、分離することもできる。
【0014】
次に、第2実施形態について説明する。
前記実施形態では、中栓は嵌着部と該嵌着部に連設した注出筒を具えたものであったが、本実施形態は、中栓として、中央に押出孔を設けた押出筒を用い、容器の胴部を押圧することによって内容液を押出すようにした容器とキャップに係るものである。
容器Aは、前実施形態と同一であるので、同一の符号を用いて説明は省略する。
【0015】
図3において、Baは液押出用の中栓、Caはキャップである。
中栓Baは、外筒5aと上壁6aと内筒7aとからなる嵌着部と、上壁6aに立設された押出筒30とを具えている。
押出筒30は、頂壁31と外周にねじ32を螺設した係止筒部33とからなっており、頂壁31の中央には、開口34を穿設した押出ヘッド35が立設されている。
【0016】
キャップCaは、前実施形態と同様に、側周壁40と抜栓リング41を立設した頂壁42とからなっており、抜栓リング41の内周にはねじ32に螺合するねじ43が螺設されている。
頂壁42の下面中央には、前記開口34に係合する栓体44が垂設されている。
【0017】
容器Aの廃棄時には、図4に示すように、抜栓リング41を押出筒30の係止筒部33に螺合し、キャップCaを傾倒させると、前記第1実施形態と同様に、中栓Baを容器Aから簡単に取り外すことができる。
【0018】
次に、キャップに関する別実施例について説明する。
前記各実施形態では、抜栓リングをキャップの頂壁上面の周縁から離れた内側に位置させて立設したが、抜栓リングの周壁を二重壁としてもよい。
【0019】
図5(a)に示すキャップC1は、第1実施形態に適用する抜栓リングを設けたものであるが、抜栓リング24aは、ねじ25を螺設した内壁24a1とキャップC1の側周壁20の外周端縁から上方に延びる外壁部24a2とからなっている。
【0020】
図5(b)に示すキャップCa1は、第2実施形態に適用する抜栓リングを設けたものであるが、抜栓リング41aは、ねじ43を螺設した内壁41a1とキャップCa1の側周壁40の外周端縁から上方に延びる外壁部41a2とからなっている。
いずれもキャップの外形は、抜栓リングの上端面まで含め筒状となっており、シンプルな外観を有している。
【0021】
前記各実施形態では、中栓の係止筒部とキャップの抜栓リングとを、ねじによって螺合するようにしたが、係止筒部の外周と抜栓リングの内周のそれぞれに、所定角度の突条を配設してもよい。
【0022】
図6において、キャップの抜栓リング50の内周面には、角度60゜近くの突条51が等間隔に配設され、中栓の注出筒の係止筒部52には、角度60゜近くの突条53が等間隔に配設されている。
抜栓リングを係止筒部に嵌挿し廻動させることによって相互に係合させることができる。
また、突条に変え、相互に膨出環を設け、キャップを相互の膨出環を乗り越えるように押さえつけて係合させることもできる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
中栓の注出筒または押出筒にキャップの頂壁に立設した係合リングを結合するようにし、キャップ下端部を把持し、容器とキャップとの間にモーメントをかけ抜栓するようにしたから、別の器具を用いなくても中栓を容器口部から簡単に外すことができ、さらに、キャップと中栓を分離できる。
そのことによって、キャップと中栓の分別廃棄に役立たせることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の一部断面分解説明図である。
【図2】抜栓時の説明図である。
【図3】第2実施形態の一部断面分解説明図である。
【図4】抜栓時の説明図である。
【図5】抜栓リングの別実施例を示すもので、(a)は第1実施形態、(b)は第2実施形態に適用するキャップの説明図である。
【図6】抜栓リングと注出筒との係合部の別実施形態を示す図で、(a)はキャップの上面図、(b)はキッャプの一部断面側面図、(c)は中栓の正面図である。
【符号の説明】
A 容器
A1 口部
B、Ba 中栓
C、Ca キャップ
1 縮径部
2 嵌合溝
12、25 ねじ
5、5a 外筒
6、6a 上壁
7、7a 内筒
8 係止環
9 注出筒
11 係止筒部
20、40 側周壁
21、42 頂壁
24、41 抜栓リング
30 押出筒
32、43 ねじ
33 係止筒部
34 開口
35 押出ヘッド
44 栓体

Claims (3)

  1. 容器口部に打栓された中栓と、キャップとを備えた液注出容器において、
    中栓は、容器口部に嵌合される嵌着部と、下端に係止筒部が設けられた注出筒とを具備しており、
    キャップは、頂壁と容器口部に装着される側周壁とを具備し、頂壁上面に前記係止筒部に係合する抜栓リングを立設していることを特徴とする液注出容器。
  2. 容器口部に打栓された中栓と、キャップとを備えた液注出容器において、
    中栓は、容器口部に嵌合される嵌着部と、係止筒部を具えた押出筒とを具備しており、
    キャップは、頂壁と容器口部に装着される側周壁とを具備し、頂壁上面に前記係止筒部に係合する抜栓リングを立設していることを特徴とする液注出容器。
  3. 注出筒または押出筒の係止筒部の外周と、抜栓リングの内周に相互に螺合するねじを螺設したことを特徴とする請求項1または2記載の液注出容器。
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