JPS5832284Y2 - プラスチツクシヤ−シ構体 - Google Patents

プラスチツクシヤ−シ構体

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Publication number
JPS5832284Y2
JPS5832284Y2 JP1978066316U JP6631678U JPS5832284Y2 JP S5832284 Y2 JPS5832284 Y2 JP S5832284Y2 JP 1978066316 U JP1978066316 U JP 1978066316U JP 6631678 U JP6631678 U JP 6631678U JP S5832284 Y2 JPS5832284 Y2 JP S5832284Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
plastic
chassis structure
base
strength
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978066316U
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English (en)
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JPS54168106U (ja
Inventor
茂盛 宮本
秀康 石郷
Original Assignee
株式会社東芝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Publication of JPS54168106U publication Critical patent/JPS54168106U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は特にテープレコーダ等に好適するプラスチッ
クシャーシ構体に関する。
一般にテープレコーダは第1図に示すように、シャーシ
11に対して種々の機構部品を搭載して構成されている
すなわち、シャーシ11の手前(図示下側)にはテープ
レコーダを所定の動作状態としたり停止状態とするため
の複数の操作部材12が矢印方向に摺動自在に配置され
る。
また、シャーシ11の上面および図では見えない下面側
には前記操作部材12に応動するヘッドシャーシ等の種
々の部品でなるテープ駆動機構13が装備される。
なお、図中14は録再ヘッド、15は消去ヘッド、16
はキャプスタン、17はピンチローラ、18.19は左
右リール台、20はモータ、21はカウンタで゛ある。
ところで、近時この種のテープレコーダにあっては小形
軽量化や低価格化等を目的として各部品をロールド成型
により製作するようなことすなわちプラスチックメカ化
を図ることが考えられている。
そして、実際にプラスチックメカ化を図る場合にはシャ
ーシを残して他の機構部品のみについて実施する場合と
、シャーシおよび他の機構部品の全てについて実施する
場合とがある。
すなわち、前者の場合はシャーシが他の機構部品の取付
体となると共に筐体に収容するための取付体となるので
強度的に強いものであると共に経年変化に対する信頼性
が高いものが要求され、しかもこの種のシャーシにあっ
ては多数の大小切欠き部を必要とするので強度的に弱く
なりがちであるところから、シャーシについては従前同
様の金属を用いて形成し、それ以外の機構部品について
のみプラスチック化するものである。
しかしながら、金属シャーシとした場合には打抜きによ
りなされるが面取りの歩留りが悪いと共に他の機構部品
を取付けるために必要となる多数の突起、支点、ガイド
等を別の工程で製作しなければならないので、他の機構
部品をプラスチック化したとしてもそれ程プラスチック
化の効果を発揮し得ない恨みがあった。
また、シャーシおよび他の機構部品の全てをプラスチッ
ク化した場合、特にシャー、シについては前記したよう
に強度的な問題があると共に経年変化に対する信頼性の
点でも問題があるので、単純には行かず肉厚を厚くした
り補強用のリブを入れる必要があって、その設計製作が
極めて困難となり、これ又プラスチックメカ化の利点が
損なわれがちである。
このため、いわゆるアウトサートなる手法により必要な
個所に金属板体等を埋設することも考えられるが、これ
は型代が高価につくと共に金属板体の面取り効率が悪い
のでそれだけ材料費が嵩むという難点を有していた。
なお、金属シャーシでは特にテープレコーダにおいて特
有な操作部材の操作時等に発生する衝撃音や振動音を吸
収し得ないので問題であった。
そこで、この考案は以上のような点に鑑みてなされたも
ので、上側に軟質系のプラスチック材料でなる第1の基
体を配し且つ下側に硬質系の微小体材料でなる第2の基
体を配して積層構造として所定のシャーシ形状に一体戒
型することにより、設計製作が容易であると共に強度的
にも強く信頼性を大幅に向上し得るばかりでなく衝撃音
や振動を吸収し得、しかも機器の小形軽量化ならびに低
価格化にも寄与し得る極めて良好なプラスチックシャー
シ構体を提供することを目的としている。
以下図面を参照してこの考案の一実施例としてテープレ
コーダ用に適用する場合につき詳細に説明する。
すなわち、第2図aはカセットテープレコーダのシャー
シに適用した場合を示すもので、同図すに一部を断面し
て示すように上側に例えばABS樹脂等の軟質系のプラ
スチック材料でなる第1の基体Aを配し且つ下側に例え
ばレンガ、コンクリート、ガラス、鉄、カーボン等の粉
末または粒体等の定形あるいは不定形の微小体材料でな
る第2の基体Bを配して積層構造として所定のシャーシ
形状に一体戊型したものである。
そしてかかるプラスチックシャーシ構体21は略箱体に
形成されるものであって、その前側縁部には図示しない
テープレコーダを所定の動作状態または停止状態とする
ための操作部材を摺動自在に取着するための切欠部22
1〜226が設けられている。
また、シャーシ構体21はその庇状平面部に、図示しな
いテープ駆動機構を該平面部の上下側で関連させて設け
るための種々の切欠部231〜238が形成されている
と共に、図示しない左右のリール台を貫通的に設けるた
めの縁取りを有した円形状の透孔部241 、242が
形成されている。
さらに、シャーシ構体22はその庇状平面部に、図示し
ない他の部品の位置決めをしたりあるいはスプリング等
の係着用となる種々の突起251,252が形成されて
いると共に、図示しないピンチローラレバー等の支点2
61,262が形成され且つ図示しないヘッドシャーシ
摺動用等のガイド271,272ならびにカセットガイ
ドピン281.282とが形成される。
ここで、突起、支点、ガイド等はシャーシ構体21と一
体的に成形するのが望ましいが、使用される頻度が高く
且つ強度的にも特に強いものが望まれるカセットガイド
ピン等は必要に応じて金属で形成したものを植設するよ
うにしてもよい。
なお、シャーシ構体21の後側縁部には図示しないモー
タやカウンタ等の取付部291,292が形成されると
共に、他の側縁部や庇状平面部には必要に応じて切欠き
、透孔、突起、支点、ガイドならびに図示しない筐体へ
の取付部等が形成される。
而して以上のようなプラスチックシャーシ構体21によ
れば、上側に軟質系のプラスチック材料でなる第1の基
体Aを配し且つ下側に上述した如き硬質系の微小材料で
なる第2の基体Bを配して積層構造として所定のシャー
シ形状に一体戊型したものであるから、いうならば強度
的に弱い軟質系のプラスチック基体が硬質系の微小体基
体によって効果的に補強されるので、その捩れや撓み強
度が単なる軟質系のプラスチック材のみによったものに
比して格段に向上されている。
これにより、多数の切欠き等が形成されるテープレコー
ダ用のシャーシに適用しても何んら強度的に問題なく、
何によりも設計製作が容易となる利点を有している。
そして、かかるプラスチックシャーシ構体は金属シャー
シの有する欠点を一掃して、テープレコーダに特有な衝
撃音や振動等を効果的に吸収することが可能となると共
に、アウトサート手法によったものが有する欠点を一掃
して、可及的に安価にし得るものである。
また、単なるプラスチック材(強度的に多少改良されて
いるものも含む)は、経年変化や長期間使用によってそ
の捩れや撓み強度がさらに減少し、テープレコーダにお
いて重要な機能を有するリール台やキャプスタン等の部
品に影響を与えるので好ましくなく、特に高精度化が要
求される高級機器では信頼性の点で問題となっていたが
、上述した如きこの考案によるプラスチックシャーシ構
体によればそのようなことを問題としないと共に何によ
りも経年変化や長期間使用による強度減少といったこと
が少ないので信頼性の点で優れた効果を発揮せしめるこ
とができる。
なお以上において第2図すに示した如く軟質系のプラス
チック材料でなる第1の基体Aを上側に配し且つ硬質系
の微小体材料でなる第2の基体Bを下側に配して積層構
造とすることにより強度ならびに弾性力の点で好ましい
と共に上面が滑らかとなるので他の摺動部材等を取付け
るのに都合がよく、これは特にテープレコーダ用のシャ
ーシにとって効果的である。
第3図は他の実施例を示すもので、この場合硬質系の微
小体材料でなる第2の基体Bを挟装する如くその上下両
側に軟質系のプラスチック材料でなる第1の基体Aなら
びに第3の基体A′とを積層してサンドイッチ状の積層
構造としたものである。
そして、このようにサンドイッチ状の積層構造としたプ
ラスチックシャーシ構体21′によれば、第2図a、l
)に示した実施例のものの効果をさらに促進することが
できる。
また、軟質系のプラスチック材料としてはABS樹脂以
外に、ポリスチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂
、ポリアセタール、フェノール樹脂等が好適するもので
ある。
従って以上詳述したようにこの考案によれば、上側に軟
質系のプラスチック材料でなる第1の基体を配し且つ下
側に硬質系の微小体材料でなる第2の基体を配して積層
構造として所定のシャーシ形状に一体成形することによ
り、設計製作が容易であると共に強度的にも強く信頼性
を大幅に向上し得るばかりでなく衝撃音や振動を吸収し
得、しかも機器小形軽量化ならびに低価格化にも寄与し
得る極めて良好なプラスチックシャーシ構体を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はテープレコーダの構成を説明するための平面図
、第2図a、l)はこの考案に係るプラスチックシャー
シ構体の一実施例を示す斜視図とそれの一部断面図、第
3図は同じく他の実施例を示す一部断面図である。 21・・・・・・プラスチックシャーシ構体、A・・・
・・・軟質系のプラスチック材料でなる第1の基体、B
・・・・・・硬質系の微小体材料でなる第2の基体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上側に軟質系のプラスチック材料でなる第1の基体を配
    し且つ下側に硬質系の微小体材料でなる第2の基体を配
    して積層構造として所定のシャーシ形状に一体成型した
    ことを特徴とするプラスチックシャーシ構体。
JP1978066316U 1978-05-17 1978-05-17 プラスチツクシヤ−シ構体 Expired JPS5832284Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978066316U JPS5832284Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 プラスチツクシヤ−シ構体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978066316U JPS5832284Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 プラスチツクシヤ−シ構体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54168106U JPS54168106U (ja) 1979-11-27
JPS5832284Y2 true JPS5832284Y2 (ja) 1983-07-18

Family

ID=28972199

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978066316U Expired JPS5832284Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 プラスチツクシヤ−シ構体

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JP (1) JPS5832284Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079022U (ja) * 1993-06-28 1995-02-07 住友電装株式会社 分岐接続箱

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079022U (ja) * 1993-06-28 1995-02-07 住友電装株式会社 分岐接続箱

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Publication number Publication date
JPS54168106U (ja) 1979-11-27

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