JPH09128932A - 磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

磁気ディスクカートリッジ

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JPH09128932A
JPH09128932A JP28512095A JP28512095A JPH09128932A JP H09128932 A JPH09128932 A JP H09128932A JP 28512095 A JP28512095 A JP 28512095A JP 28512095 A JP28512095 A JP 28512095A JP H09128932 A JPH09128932 A JP H09128932A
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JP
Japan
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shutter
guide groove
magnetic disk
magnetic head
bottom plate
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JP28512095A
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English (en)
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースの底面板、上面板および側板の3面を
連続的に切り欠いて磁気ヘッド挿入用開口を形成した磁
気ディスクカートリッジにおいて、シャッタの動作を安
定させ、また、シャッタによるケースの削れを防止す
る。 【解決手段】 断面略コ字状のシャッタ13の係合部13a
が摺動自在に係合するシャッタガイド溝21を、ケース10
の底面板14aにおいて、磁気ヘッド挿入用開口16とセン
ターコア用孔14cとの間を一方向に延びるように形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクシー
トをケース内に収容してなり、この磁気ディスクシート
を高速回転させて磁気記録再生に利用する磁気ディスク
カートリッジに関するものであり、特に詳細には、磁気
ヘッド挿入用の開口部分を閉じるシャッタの取付構造が
改良された磁気ディスクカートリッジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形
成され、高速回転されながら磁気ヘッドにより上記磁性
体層に磁気記録がなされる磁気ディスクシート(いわゆ
るフロッピー・ディスク)が提供され、その取扱いの容
易性、低コストといった利点から、主としてコンピュー
タ用の記録媒体として用いられている。
【0003】近時、この種の磁気ディスクシートは、い
わゆる3.5インチタイプのもので代表されるように、
薄型のハードケース内に回転可能に収容されて、磁気デ
ィスクカートリッジとして使用されることが多くなって
いる。なおこのケースは基本的に、ディスク駆動装置の
駆動用スピンドルが通過するセンターコア用孔を有する
底面板と、この底面板と対面するように配された上面板
と、これら底面板と上面板の各周囲を連絡する側板とに
よって薄い箱状に形成されたものであり、多くの場合、
2つのシェルハーフを蓋合わせ状に固着して形成され
る。
【0004】このハードケースを用いるタイプの磁気デ
ィスクカートリッジにおいては、ケースに磁気ヘッド挿
入用の開口が設けられる。上記3.5インチタイプの磁
気ディスクカートリッジ等においてこの磁気ヘッド挿入
用開口は、ケースの底面板と上面板の端部に相対面させ
て設けられ、該開口よりも外側(側板側)のケース部分
は閉じられている。またこの磁気ヘッド挿入用開口は、
ケース内防塵のために、カートリッジ非使用時は断面略
コ字状のシャッタによって閉じられるのが一般的であ
る。
【0005】そして多くの場合は、ケースの底面板ある
いは上面板に一方向に延びるシャッタガイド溝が形成さ
れ、シャッタにはこのシャッタガイド溝に摺動自在に係
合する係合部が設けられる。それによりシャッタは、ケ
ースからの脱落が防止された上で、シャッタガイド溝に
沿って移動して磁気ヘッド挿入用開口を開閉可能となっ
ている。
【0006】このような磁気ディスクカートリッジは、
通常、ディスク駆動装置に対し磁気ディスク面と平行な
方向に相対移動させて装填され、所定位置に装填される
と、磁気ヘッド挿入用開口を閉じていたシャッタが開か
れ、該開口の部分で露出した磁気ディスクシートに記録
再生用の磁気ヘッドが接触(あるいは近接)するように
なっている。なお、現在の多くの磁気ディスクカートリ
ッジは、磁気ディスクシートの表裏を磁気記録面とした
いわゆる両面記録タイプのものとされ、このような磁気
ディスクカートリッジに対しては、それぞれ磁気ディス
クシートの表裏に接触する1対の磁気ヘッドが用いられ
る。
【0007】磁気ディスクカートリッジの装填に際し
て、上記のような1対の磁気ヘッドはまず互いに大きく
離間した状態とされ、磁気ディスクカートリッジの装填
動作によりケース側外方から磁気ヘッド挿入用開口側に
相対移動し、それにより該開口よりも外側の閉じられて
いるケース部分を跨いで開口部分に達したならば、相近
接するように動かされて、各々磁気ディスクシート表裏
の磁気記録面に接触する。
【0008】なお、磁気ディスクカートリッジが片面記
録タイプのものである場合は、当然1つの磁気ヘッドが
用いられるが、その場合も磁気ヘッドは上述と同様にし
て磁気ディスクシートに接触せしめられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来は、例え
ば記録容量の増大のために、ハード・ディスク用と同タ
イプの磁気ヘッドを使用する等の場合は、磁気ヘッド
に、閉じられているケース部分を跨ぐような動作をさせ
られないという問題があった。
【0010】このような問題を解消するために、例えば
実開平3−110670号には、ケースの底面板、上面
板および側板の3面の各一部を連続的に切り欠いて磁気
ヘッド挿入用開口を形成し、この磁気ヘッド挿入用開口
を断面コ字状のシャッタで閉じるようにした磁気ディス
クカートリッジが提案されている。このような磁気ディ
スクカートリッジにおいては、シャッタが開かれると、
露出した磁気ディスクシートの周外方にはケース部材が
何も存在しない状態となるから、磁気ヘッドを磁気ディ
スク面と平行な方向に相対移動させるだけで(つまり、
前述のケース部分を跨ぐ動作をさせなくても)、該磁気
ヘッドを磁気ディスクシートに接触あるいは近接させる
ことができる。
【0011】しかし、上記のようにケースの底面板、上
面板および側板の3面を連続的に切り欠いて磁気ヘッド
挿入用開口を形成すると、この開口を開閉する前述のシ
ャッタの動作が不安定になることがあった。つまり、磁
気ヘッド挿入用開口よりも外側(側板側)のケース部分
が閉じられている場合は、前述したシャッタガイド溝
を、このケース部分において十分長く延びるように形成
することができるが、ケースの底面板、上面板および側
板の3面を連続的に切り欠いて磁気ヘッド挿入用開口を
形成した場合は、上記シャッタガイド溝が磁気ヘッド挿
入用開口のために分断される形となるので、シャッタガ
イド溝に摺動自在に係合しているシャッタの係合部がシ
ャッタ移動にともなってシャッタガイド溝から外れて、
動作不安定となるのである。
【0012】また、このようにシャッタの係合部がシャ
ッタ移動にともなってシャッタガイド溝から外れ、また
該溝内に戻る、ということを繰り返していると、このシ
ャッタガイド溝端部のケース部分がシャッタによって削
られてしまうこともある。
【0013】そこで本発明は、ケースの底面板、上面板
および側板の3面を連続的に切り欠いて磁気ヘッド挿入
用開口を形成した磁気ディスクカートリッジにおいて、
シャッタの動作を安定させ、また、シャッタによるケー
スの削れを防止することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の磁気
ディスクカートリッジは、前述のようなセンターコア用
孔を有する底面板、上面板および側板とによって薄い箱
状に形成されたケースと、このケース内に回転可能に収
容された円盤状の磁気ディスクシートとを備えてなり、
底面板、上面板および側板の一部を連続的に切り欠いて
磁気ヘッド挿入用開口が形成された磁気ディスクカート
リッジにおいて、断面略コ字状のシャッタの係合部が摺
動自在に係合するシャッタガイド溝を、底面板におい
て、磁気ヘッド挿入用開口とセンターコア用孔との間を
一方向に延びるように形成したことを特徴とするもので
ある。
【0015】また、本発明による第2の磁気ディスクカ
ートリッジは、上記のような第1の磁気ディスクカート
リッジにおいて、底面板あるいは上面板の、磁気ヘッド
挿入用開口からシャッタ移動方向に離れた部分に、上記
シャッタガイド溝と平行に延びる第2のシャッタガイド
溝が形成され、シャッタには、この第2のシャッタガイ
ド溝と摺動自在に係合する第2の係合部が設けられたこ
とを特徴とするものである。
【0016】また、本発明による第3の磁気ディスクカ
ートリッジは、上記のような第2の磁気ディスクカート
リッジにおいて、第2のシャッタガイド溝が、底面板あ
るいは上面板の、側板に近接した部分に形成されたこと
を特徴とするものである。
【0017】
【発明の効果】本発明の磁気ディスクカートリッジにお
いては、シャッタガイド溝を、底面板において、磁気ヘ
ッド挿入用開口とセンターコア用孔との間を一方向に延
びるように形成したから、シャッタガイド溝が磁気ヘッ
ド挿入用開口によって分断されることはない。したがっ
て、このシャッタガイド溝に摺動自在に係合しているシ
ャッタの係合部がシャッタ移動にともなってシャッタガ
イド溝から外れるようなことがなく、シャッタの動作は
安定したものとなる。
【0018】また、シャッタの係合部がシャッタガイド
溝から外れることがなければ、このシャッタガイド溝端
部のケース部分がシャッタによって削られることも防止
される。
【0019】なお断面略コ字状のシャッタに設けられる
係合部は、ケース底面板の上述のような位置に形成され
たシャッタガイド溝に係合させるために、シャッタの折
り曲げ側の端部からかなり反対側の端部に向かって離れ
た位置に形成されることになる。通常、断面略コ字状の
シャッタは、その折り曲げ側の端部から反対側の端部に
向かって先端側の部分ほど、ケース表面から離れる方向
に弾性変形しやすくなっている。係合部が設けられたシ
ャッタの部分がこのように弾性変形すると、係合部がシ
ャッタガイド溝から外れて、シャッタがケースから脱落
しないとも限らない。
【0020】本発明による第2の磁気ディスクカートリ
ッジは、このようにしてシャッタがケースから脱落する
ことを防止できるものである。すなわち、この第2の磁
気ディスクカートリッジにおいて、前述の位置に形成さ
れた第2のシャッタガイド溝に係合する第2の係合部
は、上記係合部と比べると、シャッタの折り曲げ側の端
部により近い位置に形成されることになる。したがっ
て、この第2の係合部が形成されたシャッタの部分は、
上記係合部が形成されたシャッタの部分と比べるとより
弾性変形し難く、この第2の係合部が第2のシャッタガ
イド溝から外れることは起こり難い。そこで、この第2
の係合部と第2のシャッタガイド溝との係合が常に維持
されて、シャッタのケースからの脱落が確実に防止され
る。
【0021】特に本発明による第3の磁気ディスクカー
トリッジにおいては、底面板あるいは上面板の、側板に
近い部分に第2のシャッタガイド溝が形成されているの
で、シャッタの第2の係合部は、シャッタの折り曲げ側
の端部に極めて近い位置、つまり極めて弾性変形し難い
位置に形成されることになる。そこでこの第3の磁気デ
ィスクカートリッジにおいては、第2の係合部が第2の
シャッタガイド溝から外れることが極めて起こり難く、
シャッタの脱落がより確実に防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2および図3はそれぞれ、本発
明の一実施の形態である磁気ディスクカートリッジを上
面側、底面側から見た状態を示しており、また図1は、
この磁気ディスクカートリッジのケース部分を示してい
る。
【0023】図2および図3に示されるように、例えば
合成樹脂から形成されたハードケース10内には、センタ
ーコア11が回転自在に保持され、このセンターコア11
に、中央円孔を有する磁気ディスクシート12が、例えば
接着剤を使って固着されている。この磁気ディスクシー
ト12は、フレキシブルなポリエステルシート等からなる
円盤状のベースの両面に磁性体層が形成されたものであ
る。
【0024】薄い箱状のハードケース10は、2つのシェ
ルハーフ14、15が蓋合わせ状に固着されてなるものであ
る。本例では、シェルハーフ14が底面板14aと側板14b
とを有し、シェルハーフ15が上面板15aと側板15bとを
構成している。つまり、シェルハーフ14の底面板14aと
シェルハーフ15の上面板15aとが相対面する状態とさ
れ、それらの周囲が側板14bおよび15bによって連絡さ
れて箱状のハードケース10が構成されている。また図1
に明確に示されている通り、シェルハーフ14、15は一部
が切り欠かれた形状とされ、そこの部分に一端(図1中
で手前側の端部)が閉じられた樋状のカバー部材20が超
音波溶着等によって接合されている。なおこのカバー部
材20については、後に詳述する。
【0025】図1および図3に明確に示されている通
り、シェルハーフ14の底面板14aには、センターコア用
孔14cが設けられている。センターコア11にはスピンド
ル孔11aが形成されており、磁気ディスクカートリッジ
がディスク駆動装置に装填されると、このディスク駆動
装置の駆動用スピンドルが上記センターコア用孔14cを
通過して、スピンドル孔11aに係合する。
【0026】またハードケース10には、底面板14aと側
板14bおよび15bと上面板15aの各一部を連続的に切り
欠いて、磁気ヘッド挿入用開口が形成されている。つま
りこの磁気ヘッド挿入用開口は、底面板14aに形成され
た開口16と、側板14b、15bに形成された開口17と、上
面板15aに形成された開口18とからなる。
【0027】そしてハードケース10には、磁気ヘッド挿
入用開口16、17、18およびセンターコア用孔14cを閉じ
るシャッタ13が組み付けられている。このシャッタ13は
断面略コ字状のもので、例えばステンレス鋼板もしくは
アルミニウム板のような金属板から、またはポリアセタ
ール樹脂等のプラスチックから形成されている。このシ
ャッタ13は、以下のようにしてハードケース10に組み付
けられている。
【0028】底面板14aの、磁気ヘッド挿入用開口16と
センターコア用孔14cとの間の部分には、一方向に直線
状に延びる第1のシャッタガイド溝21が形成されてい
る。またこの底面板14aの、磁気ヘッド挿入用開口16か
らシャッタ移動方向(図3の左右方向)に離れた部分に
は、上記第1のシャッタガイド溝21と平行に延びる第2
のシャッタガイド溝22が形成されている。この第2のシ
ャッタガイド溝22は、側板14b、15bに近接した位置に
設けられている。これら第1のシャッタガイド溝21およ
び第2のシャッタガイド溝22は、底面板14aのカバー部
材20が接合される側端面まで延ばして形成されている。
【0029】一方シャッタ13には、上記第1のシャッタ
ガイド溝21に対して滑動可能に係合する1対のガイド爪
部13a、13aと、第2のシャッタガイド溝22に対して滑
動可能に係合するガイド爪部13bとが設けられている。
第1の係合部であるガイド爪部13a、13aはそれぞれ、
シャッタ13の一部にコ字状の切り込みを入れ、その切り
込みによって囲まれた部分を内側に向けて折り曲げるこ
とによって形成されたものである。また第2の係合部で
あるガイド爪部13bも、上記と同様にして形成されたも
のである。なおこれらのガイド爪部13a、13aおよび13
bは、シャッタ13がプラスチックから形成される場合
は、上述のような折り曲げ加工によらず、射出成形によ
って設けることもできる。
【0030】上記構成のシャッタ13は、図1に示される
通り、シェルハーフ14、15にカバー部材20を接合する前
に、このカバー部材20が接合される切欠き35側の端部か
らシェルハーフ14、15に組み付けられる。このときシャ
ッタ13は、ガイド爪部13a、13aが第1のシャッタガイ
ド溝21と整合し、またガイド爪部13bが第2のシャッタ
ガイド溝22と整合する姿勢にして、そのままシャッタガ
イド溝21、22の延びる方向に押し込まれる。すると、ガ
イド爪部13a、13aが第1のシャッタガイド溝21内にそ
の端部側から入り込み、またガイド爪部13bも第2のシ
ャッタガイド溝22内にその端部側から入り込むので、シ
ャッタ13は容易にシェルハーフ14、15と組み付けられ得
る。
【0031】このようにしてシェルハーフ14、15の一部
を挟む状態に組み付けられたシャッタ13は、ガイド爪部
13a、13aおよびガイド爪部13bがそれぞれシャッタガ
イド溝21、22に案内されて、これらのシャッタガイド溝
21、22に沿って移動自在となる。
【0032】その後、シェルハーフ14とシェルハーフ15
とを合わせた全厚と同じ厚さを有するカバー部材20がシ
ェルハーフ14、15に接合される。それによりシャッタ13
は、シャッタガイド溝21、22に沿ってカバー部材20側に
大きく動かされた際は、このカバー部材20の端面20aに
当接して、シェルハーフ14、15からの抜け落ちが防止さ
れる。
【0033】シャッタ13は、ハードケース10内に配され
たばね(図示せず)によって矢印A方向に付勢され、常
時は底面板14aに形成された段部14fおよび上面板15a
に形成された段部15fに当接する状態を保つ。そこで、
このシャッタ13が磁気ヘッド挿入用開口16、17および18
を閉じるようになり、ゴミ、埃等の異物がハードケース
10内に侵入することが防止される。
【0034】なおシャッタ13は、センターコア用孔14c
までは届かない程度に比較的短く形成されてもよい。し
かし、本例のようにシャッタ13を長く形成して、磁気ヘ
ッド挿入用開口16のみならずセンターコア用孔14cも閉
じるようにすれば、より確実な防塵効果が得られるので
好ましい。
【0035】上記構成の磁気ディスクカートリッジは、
ディスク駆動装置に対して矢印B方向に挿入することに
より、該ディスク駆動装置に装填される。この装填動作
の中で、シャッタ13は公知の機構によって開位置(カバ
ー部材20の端面20aに当接する位置)に動かされ、こう
して開かれた磁気ヘッド挿入用開口17から、ディスク駆
動装置の2つの磁気ヘッド30a、30bが入り込む。そし
て、一方の磁気ヘッド30aは磁気ヘッド挿入用開口16内
を移動して、そのまま磁気ディスクシート12に接触ある
いは近接する状態となる。また他方の磁気ヘッド30bは
磁気ヘッド挿入用開口18内を移動して、そのまま磁気デ
ィスクシート12に接触あるいは近接する状態となる。以
上の通り、この磁気ディスクカートリッジにおいては、
磁気ヘッド30a、30bにケース部分を跨ぐ動作をさせな
くて済むことになる。
【0036】そしてこの磁気ディスクカートリッジで
は、第1のシャッタガイド溝21が磁気ヘッド挿入用開口
16とセンターコア用孔14cとの間を延びるように形成さ
れているので、第1のシャッタガイド溝21が磁気ヘッド
挿入用開口16によって分断されることはない。したがっ
て、シャッタ13の1対のガイド爪部13a、13aがシャッ
タ移動にともなってシャッタガイド溝21から外れること
がなく、シャッタ13の動作は安定したものとなる。
【0037】また、ガイド爪部13a、13aがシャッタガ
イド溝21から外れることがなければ、このシャッタガイ
ド溝21の端部のケース部分がガイド爪部13a、13aによ
って削られるようなことも防止される。
【0038】そして本例の磁気ディスクカートリッジで
は、第2のシャッタガイド溝22が前述の通りの位置に形
成されているので、この第2のシャッタガイド溝22と係
合するガイド爪部13bは、シャッタ13の折り曲げ側の端
部に極めて近い部分に形成されている。シャッタ13のこ
の部分は、シャッタ13の先端(図1の奥方側の端部)近
傍部分等と比べれば、極めて弾性変形し難いから、ガイ
ド爪部13bが第2のシャッタガイド溝22から外れること
は極めて起こり難く、したがって、シャッタ13がハード
ケース10から脱落することが確実に防止される。
【0039】なお、シャッタ13がハードケース10から脱
落することを防止するためには、図4に示すように、シ
ャッタ13を先端側の間隔が狭くなるような形状とし、シ
ャッタ13のガイド爪部13a、13aが形成された部分近辺
およびそれに対面する部分がシェルハーフ14、15に圧接
するようにしておくと、ガイド爪部13a、13aが第1の
シャッタガイド溝21から外れ難くなり、効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である磁気ディスクカー
トリッジの主にケース部分を示す分解斜視図
【図2】上記磁気ディスクカートリッジの上面側を示す
平面図
【図3】上記磁気ディスクカートリッジの底面側を示す
平面図
【図4】本発明の磁気ディスクカートリッジにおいて用
いられ得るシャッタの別の例を示す側面図
【符号の説明】
10 ハードケース 11 センターコア 12 磁気ディスクシート 13 シャッタ 13a シャッタのガイド爪部(第1の係合部) 13b シャッタのガイド爪部(第2の係合部) 14、15 シェルハーフ 14a シェルハーフの底面板 14b シェルハーフの側板 14c シェルハーフのセンターコア用孔 15a シェルハーフの上面板 15b シェルハーフの側板 16、17、18 磁気ヘッド挿入用開口 20 カバー部材 21 第1のシャッタガイド溝 22 第2のシャッタガイド溝 30a、30b 磁気ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク駆動装置の駆動用スピンドルが
    通過するセンターコア用孔を有する底面板と、この底面
    板と対面するように配された上面板と、これら底面板と
    上面板の各周囲を連絡する側板とによって薄い箱状に形
    成されたケースおよび、 このケース内に回転可能に収容された円盤状の磁気ディ
    スクシートを備えてなる磁気ディスクカートリッジにお
    いて、 前記底面板、上面板および側板の一部を連続的に切り欠
    いて磁気ヘッド挿入用開口が形成され、 前記底面板に、磁気ヘッド挿入用開口とセンターコア用
    孔との間を一方向に延びるシャッタガイド溝が形成さ
    れ、 このシャッタガイド溝に摺動自在に係合する係合部を有
    し、該溝に沿って移動して前記磁気ヘッド挿入用開口を
    開閉する断面略コ字状のシャッタが設けられていること
    を特徴とする磁気ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記底面板あるいは上面板の、磁気ヘッ
    ド挿入用開口からシャッタ移動方向に離れた部分に、前
    記シャッタガイド溝と平行に延びる第2のシャッタガイ
    ド溝が形成され、 前記シャッタに、この第2のシャッタガイド溝と摺動自
    在に係合する第2の係合部が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の磁気ディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記第2のシャッタガイド溝が、前記底
    面板あるいは上面板の、側板に近接した部分に形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスクカ
    ートリッジ。
JP28512095A 1995-11-01 1995-11-01 磁気ディスクカートリッジ Withdrawn JPH09128932A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000074526A (ko) * 1999-05-21 2000-12-15 이형도 디스크 드라이브용 자기 디스켓

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KR20000074526A (ko) * 1999-05-21 2000-12-15 이형도 디스크 드라이브용 자기 디스켓

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