JPS5831685B2 - 超電導線 - Google Patents
超電導線Info
- Publication number
- JPS5831685B2 JPS5831685B2 JP3617980A JP3617980A JPS5831685B2 JP S5831685 B2 JPS5831685 B2 JP S5831685B2 JP 3617980 A JP3617980 A JP 3617980A JP 3617980 A JP3617980 A JP 3617980A JP S5831685 B2 JPS5831685 B2 JP S5831685B2
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- Japan
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- stabilizing member
- superconducting wire
- superconductor
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- cross
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は該融合装置やＭＨＤ発電装置等に使用される
超電導線に関し、特に内部に冷却通路を有する大型断面
の化合物系中空超電導線に関するものである。
超電導線に関し、特に内部に冷却通路を有する大型断面
の化合物系中空超電導線に関するものである。
周知のように中空超電導線は内部に中空な冷却通路を形
成して、その冷却通路に超臨界圧ヘリウム等の冷却媒体
を圧送し、超電導線をその内部から冷却するようにした
ものであり、従来の化合物系中空超電導線としては、例
えば第１図に示すように全体として略矩形状の断面を有
する無酸素銅等の通常導体からなる安定化母材１の断面
中央部に断面矩形状の冷却通路２を形成し、かつその安
定化母材１の各外側表面に凹溝３ａ 、３ｂ 、３ｃ。
成して、その冷却通路に超臨界圧ヘリウム等の冷却媒体
を圧送し、超電導線をその内部から冷却するようにした
ものであり、従来の化合物系中空超電導線としては、例
えば第１図に示すように全体として略矩形状の断面を有
する無酸素銅等の通常導体からなる安定化母材１の断面
中央部に断面矩形状の冷却通路２を形成し、かつその安
定化母材１の各外側表面に凹溝３ａ 、３ｂ 、３ｃ。
３ｄを形成して、これら凹溝３ａ〜３ｄにそれぞれＮ
ｂ ｓ Ｓ ｎ等の超電導金属間化合物からなる超電導
体４３〜４ｄを嵌合してロウ付は等により固定し、その
外側に絶縁テープ等からなる絶縁層５を形成したものが
知られている。
ｂ ｓ Ｓ ｎ等の超電導金属間化合物からなる超電導
体４３〜４ｄを嵌合してロウ付は等により固定し、その
外側に絶縁テープ等からなる絶縁層５を形成したものが
知られている。
ところで、大型超電導磁石等の大型超電導コイルに使用
される超電導線においては、冷却能力を大きくする必要
があり、またコイルの大型化に伴って超電導線の条件も
長くなって必然的に冷却通路の長さも長くなる。
される超電導線においては、冷却能力を大きくする必要
があり、またコイルの大型化に伴って超電導線の条件も
長くなって必然的に冷却通路の長さも長くなる。
したがって上述の如く大型コイルに使用するためには冷
却通路の中空部断面を大きくする必要があり、そのため
超電導線全体の断面も大型化せざるを得ないのが実情で
あり、特に第１図に示される従来構造のものでは、大型
コイルにより発生する大きな電磁力を安定化母材１の壁
部１ａで支持しているため、大型コイルではその壁部１
ａの肉厚を余り薄くすることはできず、そのためより一
層犬型断面とせざるを得ない。
却通路の中空部断面を大きくする必要があり、そのため
超電導線全体の断面も大型化せざるを得ないのが実情で
あり、特に第１図に示される従来構造のものでは、大型
コイルにより発生する大きな電磁力を安定化母材１の壁
部１ａで支持しているため、大型コイルではその壁部１
ａの肉厚を余り薄くすることはできず、そのためより一
層犬型断面とせざるを得ない。
しかしながら第１図に示される従来構造の超電導線にお
いては、安定化母材１として、中央に中空の冷却通路２
を有ししかも各外表面に凹溝３ａ〜３ｄを有する中空異
形材を用いなければならず、そのような中空異形材の大
型断面かつ厚内のものを長尺で製造することは極めて困
難であり、したがって実際には第１図の従来構造のもの
を大型化して大型コイルに使用することはほとんど不可
能であった。
いては、安定化母材１として、中央に中空の冷却通路２
を有ししかも各外表面に凹溝３ａ〜３ｄを有する中空異
形材を用いなければならず、そのような中空異形材の大
型断面かつ厚内のものを長尺で製造することは極めて困
難であり、したがって実際には第１図の従来構造のもの
を大型化して大型コイルに使用することはほとんど不可
能であった。
この発明は以上の事情に鑑みてなされたもので、大型断
面を有する長尺な中空超電導線を容易に得られるように
した中空超電導線の新規な構造を提供することを目的と
するものである。
面を有する長尺な中空超電導線を容易に得られるように
した中空超電導線の新規な構造を提供することを目的と
するものである。
すなわちこの発明の超電導線は、横断面コ字状をなす通
常導体からなる第１および第２安定化部材を組合せるこ
とにより冷却通路用の中空部を作威し、かつその冷却通
路に超電導体が直接液するようにしたことを基本的な特
徴とするものである。
常導体からなる第１および第２安定化部材を組合せるこ
とにより冷却通路用の中空部を作威し、かつその冷却通
路に超電導体が直接液するようにしたことを基本的な特
徴とするものである。
以下この発明の超電導線により具体的に説明すると、第
２図はこの発明の超電導線の一例を示すものであって、
無酸素銅等の良導電性の通常導体からなる第１安定化部
材６は、その横断面がコ字状となるよう、比較的肉厚な
帯条材をロール成形等により折り曲げ加工してなるもの
である。
２図はこの発明の超電導線の一例を示すものであって、
無酸素銅等の良導電性の通常導体からなる第１安定化部
材６は、その横断面がコ字状となるよう、比較的肉厚な
帯条材をロール成形等により折り曲げ加工してなるもの
である。
上記第１安定化部材６のコ字状の底部には、その第１安
定化部材６の長さ方向に沿って横断面扁平状の超電導体
４が配設されている。
定化部材６の長さ方向に沿って横断面扁平状の超電導体
４が配設されている。
この超電導体４は例えばＮ ｂ ３Ｓ ｎ 、Ｖ ３Ｇ
ａ等の超電導金属間化合物からなる素線（図示せず）を
無酸素銅等の良導電材料に埋込んでなるものである。
ａ等の超電導金属間化合物からなる素線（図示せず）を
無酸素銅等の良導電材料に埋込んでなるものである。
さらに前記第１安定化部材６には、無酸素銅等の良導電
性の通常導体からなる横断面コ字状の第２安定化部材７
が、その開口側が前記超電導体４に対向するように嵌め
込まれている。
性の通常導体からなる横断面コ字状の第２安定化部材７
が、その開口側が前記超電導体４に対向するように嵌め
込まれている。
この第２安定化部材７は、第１安定化部材６と同様に帯
条材をロール成形等により折り曲げ加工してなるもので
ある。
条材をロール成形等により折り曲げ加工してなるもので
ある。
前記第１安定化部材６と第２安定化部材７との間は、溶
接、銀ロウ付は等により隙間が生じないように密に接合
され、また超電導体４と第１安定化部材６の底部との間
もロウ材等により接合され、これにより第１、第２安定
化部材６，７および超電導体４は全体として一体化され
ている。
接、銀ロウ付は等により隙間が生じないように密に接合
され、また超電導体４と第１安定化部材６の底部との間
もロウ材等により接合され、これにより第１、第２安定
化部材６，７および超電導体４は全体として一体化され
ている。
そして第２安定化部材７および超電導体４が取り囲む断
面矩形状の空間（中空部）が冷却通路８となっている。
面矩形状の空間（中空部）が冷却通路８となっている。
なお超電導体４を第１安定化部材６の底部に接合するた
めには、例えば予め第１安定化部材６の底部にロウ材を
配設して、その上に超電導体４を載せ置きして第２安定
化部材７により押えておき、コイルに巻込み加工した後
に加熱することによりロウ材を溶融させて接合すればよ
い。
めには、例えば予め第１安定化部材６の底部にロウ材を
配設して、その上に超電導体４を載せ置きして第２安定
化部材７により押えておき、コイルに巻込み加工した後
に加熱することによりロウ材を溶融させて接合すればよ
い。
また第２安定化部材７と第１安定化部材６との間はコイ
ルに成形する以前に予め接合しておいても良いし、ある
いはまたコイル成形後に超電導体４を接着すると同時に
その加熱によって接合してもよい。
ルに成形する以前に予め接合しておいても良いし、ある
いはまたコイル成形後に超電導体４を接着すると同時に
その加熱によって接合してもよい。
なおまた第１安定化部材６および第２安定化部材７は必
ずしも同一の導電材料で構成する必要はなく、必要に応
じて変えることができ、例えば第１安定化部材６を高強
度導電材料で構成して、第１安定化部材６を薄肉化し、
これにより超電導線全体を比較的小型にすることができ
る。
ずしも同一の導電材料で構成する必要はなく、必要に応
じて変えることができ、例えば第１安定化部材６を高強
度導電材料で構成して、第１安定化部材６を薄肉化し、
これにより超電導線全体を比較的小型にすることができ
る。
次にこの発明の実施例を記す。
実施例
巾３０ｍ７／Ｌ、厚さ２．５ ｍｍの無酸素銅テープを
各辺が１０關となるようにコ字状に折り曲げ加工して第
１安定化部材を作成し、その底部に巾４．５關、厚さ０
．２ｍｍのＳｎ−Ａｇ合金テープをロウ材として配置し
、その上に巾４．５１ｒＬｒＩｔ１厚さ３關のＮ ｂ
３ Ｓ ｎテープ（超電導体）を配置し、さらに厚さ０
．５ ｍｍの無酸素銅テープを底辺５關、両側辺４間と
なるようにコ字状に折り曲げ加工して得られた第２安定
化部材を第１安定化部材内に嵌め込んで両安定化部材を
銀ロウ付けにより接着した。
各辺が１０關となるようにコ字状に折り曲げ加工して第
１安定化部材を作成し、その底部に巾４．５關、厚さ０
．２ｍｍのＳｎ−Ａｇ合金テープをロウ材として配置し
、その上に巾４．５１ｒＬｒＩｔ１厚さ３關のＮ ｂ
３ Ｓ ｎテープ（超電導体）を配置し、さらに厚さ０
．５ ｍｍの無酸素銅テープを底辺５關、両側辺４間と
なるようにコ字状に折り曲げ加工して得られた第２安定
化部材を第１安定化部材内に嵌め込んで両安定化部材を
銀ロウ付けにより接着した。
得られた中空超電導線（半製品）を直径１ｍφにコイル
巻加工し、真空中で加熱してＮ ｂ ３ Ｓ ｎテープ
を第１安定化部材に接着させた。
巻加工し、真空中で加熱してＮ ｂ ３ Ｓ ｎテープ
を第１安定化部材に接着させた。
その後超電導特性を測定したところ、第１図に示す従来
の超電導線と同等な臨界電流が得られた。
の超電導線と同等な臨界電流が得られた。
以上の説明で明らかなようにこの発明の中空超電導線は
、断面コ字状の第１および第２安定化部材を組合わせる
ことにより冷却通路用の中空部を形成したものであって
、各安定化部材は比較的大型のものでも帯状材を折り曲
げることによって容易に長尺なものを得ることができ、
したがって大型コイル用の大型断面の長尺な超電導線を
容易に製造するが可能となり、また超電導体は安定化部
材を介さずに冷却通路に直接的に面しているため、超電
導体に対する冷却効率が著しく高くなる効果も得られる
。
、断面コ字状の第１および第２安定化部材を組合わせる
ことにより冷却通路用の中空部を形成したものであって
、各安定化部材は比較的大型のものでも帯状材を折り曲
げることによって容易に長尺なものを得ることができ、
したがって大型コイル用の大型断面の長尺な超電導線を
容易に製造するが可能となり、また超電導体は安定化部
材を介さずに冷却通路に直接的に面しているため、超電
導体に対する冷却効率が著しく高くなる効果も得られる
。
第１図は従来の中空超電導線の一例を示す断面斜視図、
第２図はこの発明の中空超電導線の一例を示す断面斜視
図である。 ４・・・・・・超電導体、６・・・・・・第１安定化部
材、７・・・・・・第２安定化部材、８・・・・・・冷
却通路。
第２図はこの発明の中空超電導線の一例を示す断面斜視
図である。 ４・・・・・・超電導体、６・・・・・・第１安定化部
材、７・・・・・・第２安定化部材、８・・・・・・冷
却通路。
Claims (1)
- １ 横断面扁平状をなす超電導体を、横断面コ字状をな
す通常導体からなる第１安定化部材の底部に配置し、か
つ横断面コ字状をなす通常導体からなる第２安定化部材
を、その開口側が前記超電導体に対向するように前記第
１安定化部材内に嵌め込み、これら超電導体および第１
、第２安定化部材を接合一体化してなることを特徴とす
る超電導線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3617980A JPS5831685B2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | 超電導線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3617980A JPS5831685B2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | 超電導線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56134410A JPS56134410A (en) | 1981-10-21 |
| JPS5831685B2 true JPS5831685B2 (ja) | 1983-07-07 |
Family
ID=12462502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3617980A Expired JPS5831685B2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | 超電導線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5831685B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6319704U (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-09 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5887705A (ja) * | 1981-11-18 | 1983-05-25 | 住友電気工業株式会社 | 補強された超電導々体 |
| JPS5990305A (ja) * | 1982-11-16 | 1984-05-24 | 工業技術院長 | 強制冷却型超電導線 |
-
1980
- 1980-03-24 JP JP3617980A patent/JPS5831685B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6319704U (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56134410A (en) | 1981-10-21 |
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