JPS6133610Y2 - - Google Patents

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JPS6133610Y2
JPS6133610Y2 JP19457284U JP19457284U JPS6133610Y2 JP S6133610 Y2 JPS6133610 Y2 JP S6133610Y2 JP 19457284 U JP19457284 U JP 19457284U JP 19457284 U JP19457284 U JP 19457284U JP S6133610 Y2 JPS6133610 Y2 JP S6133610Y2
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superconducting
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wire
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superconducting coil
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は磁界発生装置としての超電導コイ
ル、特にその接続部に関するものである。
磁界発生装置として極低温(例えば、液体ヘリ
ウム温度4.2K)に冷却される超電導コイルがし
ばしば使用される。超電導コイルは超電導線を多
数回巻回して構成されたもので、例えば第1図に
示す型が考えられる。
第1図は超電導コイルの形式の一つであるパン
ケーキ型超電導コイルの一部破断斜視図で、この
超電導コイル1は、超電導線2をターン間スペー
サ3を介して巻回したパンケーキコイル100〜
102を複数個、層間スペーサ4を介して巻枠5
内に積重ねて固定した構成を有し、超電導線2は
ターン間・層間の両方ともターン間スペーサ3お
よび層間スペーサ4によつて電気的に絶縁され、
かつ層間スペーサ4により、液体ヘリウムなどの
冷却媒体が流される間隙41が形成される。この
間隙41は超電導線2の表面に発生した冷却媒体
の気泡を逃がす役割と、冷却媒体を供給する役割
をもつ。なお、図におけるパンケーキコイル10
0はフラツトワイズ巻パンケーキコイルである。
パンケーキコイル100は1本の超電導線2を
巻回して作られることが多いが、2本以上の超電
導線2を使つて1個のパンケーキコイル100を
作る場合もある。その場合、1個のパンケーキコ
イル100には超電導線2を接続するための接続
部を設ける必要がある。又、当然のことである
が、パンケーキコイル100は隣接するパンケー
キコイル101と接続される。
第2図は第1図におけるパンケーキコイル10
0内の従来の超電導線接続部60を示す斜視図
で、超電導線20,21は超電導素線8(例えば
NbTi系合金)多数本が安定化基材(例えば銅)
7に埋め込まれたものであり、図のように超電導
線20,21のフラツトの接続面9同志をハンダ
(例えばPb−Snハンダ)で接合して接続部60は
作られる。従来の超電導線接続部60は超電導線
のフラツト面9をハンダで接合したものであり、
電流Iは超電導線20から接続部60を通つて超
電導線21に流れる。
ところで、超電導線接続部はできるだけ電気抵
抗の小さいことが望ましく、その抵抗Rは R=γ/lW(Ω) (1) で表わされる。ここで、γ(Ω−cm2)は接続表面
抵抗で γ=ρNN+ρSN (2) (cm)は接続長さ、W(cm)は接続部巾、ρ
(Ω−cm)は抵抗率、d(cm)は接続部厚さ。た
だし、添字Nは超電導線の安定化基材(例えば
鋼)、Sはハンダを示す。
第3図は第1図におけるパンケーキコイル10
0,101間の従来の超電導線接続部61を示す
斜視図で、パンケーキコイル100の超電導線2
2はエツヂワイズに曲げられて隣接するパンケー
キコイル101の超電導線23とフラツト面9で
ハンダによつて接合される。そして電流Iは超電
導線22から接続部61を通つて超電導線23に
流れる。
従来の超電導線接続部60,61では超電導線
をそのままハンダで接合しており、超電導素線8
間の安定化基材7の厚さdNが接続部抵抗Rを増
加させる要因となつている。また、接続部の厚さ
は超電導線の厚さの2倍であり、コイル内の超電
導線の占積率と整合性を悪化させる。
特に、パンケーキ形超電導コイルが第4図のよ
うにエツヂワイズ巻パンケーキコイル100〜1
05から構成されている場合には第5図のように
超電導線20,21同志は接続されるので上記欠
点が顕著に現われる。第4図においては、パンケ
ーキコイル数が第1図のパンケーキコイル100
〜102の2倍になつているように接続部の数が
増加するので、接続部の抵抗増加はエツヂワイズ
巻パンケーキコイルではさらに問題になる。
第6図および第7図は上記のような欠点を除去
する従来の一例を示す。
第6図において、超電導線20の安定化基材7
0のエツヂ側の一面が超電導素線80がほぼ露出
する程度にその長手方向つまり巻回方向に平行に
除去され、同じように加工された超電導線21と
接続面91とでハンダ接続されて接続部60は作
られる。
この接続部60において、両超電導線20,2
1は互いに重合するように接合されている。
第7図は電流Iが一直線になるように接続部を
曲げたものである。接続部60の両端が急に曲が
つているように見えるが、現実の接続部長さは30
〜100cmであるため、曲り目はほとんど目立たな
い。
上述の説明から明らかなように、接続面91が
超電導素線80の巻回方向に平行であるという意
味において、接続面91は上記巻回方向に沿う成
分を有している。
第6図及び第7図に示されたものにおいては、
超電導線20,21の超電導素線80,81同志
が近接するように接続面91が互いにハンダ接続
されているため接続部60の抵抗は小さく、超電
導素線80から超電導素線81に移行する電流I
によつて生ずるジユール熱も小さい。又、第6図
及び第7図に示すように、超電導素線80,81
が互いに平行に並んでいる接続面即ち接合面の長
さが長い場合、換言すれば接続面の面積が大きい
場合には接続抵抗の低下に効果がある。
これらによつて超電導コイル内の接続部発熱は
小さくなり、超電導コイルを冷却する冷却媒体
(例えば液体ヘリウム)の所要量をより軽減でき
る。
ところで、第6図及び第7図に示す超電導接続
部60の厚さは超電導線20,21の厚さの約
1.5倍であり、コイル内の超電導線占積率と整合
性については、第5図の従来のものの接続部に比
べ改良はされているものの、未だ問題がある。
この考案は、上記のような従来の超電導線接続
部の問題点に除去する目的でなされたもので、両
端部を、それぞれ超電導線から突出しないように
接続することによつて、超電導コイル内の超電導
占積率と整合性を著しく高め得るものである。
以下、図面に従つてこの考案の実施例を説明す
る。
第8図及び第9図はこの考案における一実施例
を示す斜視図である。第6図及び第7図の接続部
の突出した部分、つまり端部のうち反接続面側の
部分を除去してその部分の超電導素線80,81
をほとんど露出せしめている。そして、接続部6
2の高さをほとんど超電導線一本分の高さに等し
くしたものであり、上記占積率、整合性について
の問題は著しく解決されている。
尚、第8図に示したものの接続面91は第6図
に示したものと同様な形状に形成されており、
又、第9図に示したものの接続面91は超電導線
20,21の長手方向即ち巻回方向に沿つて傾斜
したテーパ面状に形成されている。
巻回方向に沿つて傾斜して設けられたテーパ状
平面の接続面91は巻回方向に沿う成分を有して
いることは上述の説明から明らかである。
なお、第8図ないし第9図の超電導線接続部6
2はパンケーキコイル内だけでなく、第10図に
示すようにパンケーキコイル間の接続にも適用さ
れる。パンケーキコイル間の接続のためには図に
示すようにフラツトワイズ曲げも加える必要があ
る。
第11図はこの考案における他の実施例を示す
斜視図で、超電導線20の端部をその長手方向に
沿つて斜めに切り欠いて形成したテーパ面92
と、前記実施例と同一形状の超電導線21の接続
面とをハンダ接続したものである。
尚、この実施例のものは図示するように、超電
導線20,21の接続部63の高さは超電導線2
0,21の1本当りの高さと同一となつている。
従つて、この実施例のものも、コイル内の超電
導線の占積率と整合性が従来のものに比べて向上
している。
なお、超電導素線としてNbTi等合金線の細線
を考えたが、Cu基材の中に超電導細線が多数本
入つたモノリシツク超電導線でもよい。この場合
は超電導素線は安定化基材内にハンダで装着され
ているのが普通である。
この考案における超電導線接続部はエツヂワイ
ズ巻パンケーキ形超電導コイルにおいて適用する
場合を説明したが、何もエツヂワイズ巻に適用さ
れるだけはでなく、例えばフラツトワイズ巻に適
用してもその効果は期待できる。
さらに、この考案はパンケーキ形超電導コイル
についての適用例を論じたが、他のタイプの超電
導コイル、例えばソレノイド形超電導コイルやデ
イスク形超電導コイルにも適用されるのは勿論で
ある。
以上説明したようにこの考案の超電導コイルに
よれば超電導線の両端部を、それぞれ超電導線か
ら突出しないように接続することにより、超電導
コイル内の超電導占積率と整合性を著しく高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフラツトワイズ巻パンケーキ形超電導
コイルの一部破断斜視図、第2図はフラツトワイ
ズ巻パンケーキコイル内の従来の超電導線接続部
の斜視図、第3図はフラツトワイズ巻パンケーキ
コイル間の従来の超電導線接続部の斜視図、第4
図はエツヂワイズ巻パンケーキ形超電導コイルの
一部破断斜視図、第5図はエツヂワイズ巻パンケ
ーキコイルの従来の超電導線接続部の斜視図、第
6図及び第7図は従来の超電導線接続部の一例を
示す斜視図、第8図及び第9図はこの考案の一実
施例の斜視図、第10図はこの考案の超電導線接
続部をもつエツヂワイズ巻パンケーキ形超電導コ
イルの概念図、第11図はこの考案の超電導線接
続部の他の実施例の斜視図である。 図において、1は超電導コイル、100〜10
5はパンケーキコイル、2,20,21は超電導
線、60,61,62,63は超電導線接続部、
7,70,71は安定化基材、8,80,81は
超電導素線、9,91,92は接続面である。な
お、図中、同一符号はそれぞれ同一または相当部
分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数個の超電導素線と、これらの超電導素線
    を一体的に保持する安定化基材とを備えた超電
    導線を巻回し、その端部に設けられた接続面を
    介して端部同志を接続して構成したものであつ
    て、前記接続面は前記超電導線の巻回方向に沿
    う成分を有し、且つ前記端部における超電導素
    線は前記接続面に近接して設けられてなる超電
    導コイルにおいて、前記両端部の少なくとも一
    方は反接続面側の部分が切り欠かれ、それぞれ
    超電導線から突出しないように接続されてなる
    ことを特徴とする超電導コイル。 (2) 超電導線はパンケーキ形超電導コイルを構成
    してなることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の超電導コイル。 (3) 超電導線はソレノイド形超電導コイルを構成
    してなることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の超電導コイル。 (4) 超電導線はデイスク形超電導コイルを構成し
    てなることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の超電導コイル。 (5) 超電導線の端部に設けられた接続面は前記超
    電導線の巻回方向に傾斜したテーパ面からな
    り、前記テーパ面を介して端部同志が接続され
    てなることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の超電導コイル。 (6) 超電導線の端部に設けられた接続面は前記超
    電導線の巻回方向に平行な平面からなり、前記
    平面を介して端部同志が重合するように接続さ
    れてなることを特徴とする実用新案新案登録請
    求の範囲第1項記載の超電導コイル。
JP19457284U 1984-12-20 1984-12-20 超電導コイル Granted JPS60136109U (ja)

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JPS60136109U JPS60136109U (ja) 1985-09-10
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