JPS5831614Y2 - 面取盤の内歯車自動取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は面取のため内歯車を歯車面取盤に自動取付する
装置に関するもので、角度位相に係わりなくワーク受に
定：置すれる内歯車を取出し、位相を合せて主軸端へ取
付けるまでの全工程を自動化することを目的とけこもの
である。

図面についてその実施例を説明する。

コレットチャックＡは歯車面取盤本体１の主軸２の端部
へ装着され、内歯車Ｇへ挿入可能な歯形を具え、装着さ
れた内歯車は面取カッタＣに対し適正な角度位相にある
ようになっている。

ワーク受３はシュートから送り込斗れる内歯車を定位置
へ収納可納で、その際この内歯車の軸線は主軸２の軸線
と平行になっている。

本体１とワーク受３とは両者側方のテーブル１０で結ば
れ、これに案内１０ａが設けである。

案内１０ａはチャックＡとワーク受３との画線線に直交
する線と平行となっている。

摺動台４はこの案内１０ａに沿い摺動自在で、附設油圧
シリンダ（図示せず）により、ピストン杆４ａを介して
進退可能となっている。

進退軸５は、摺動台４上へ回転自在に軸支され、かつ主
軸軸線と平行方向には進退自在となっている。

進退軸５の外周には歯車５ａが刻んであり、摺動台４へ
進退自在に挿入したラック棒６が歯車５ａとかみ合って
いる。

従ってラック棒６に附設した油圧シリンダ（図示せず）
の作動で進退軸の回転を制御可能である。

オた進退軸５は附設油圧シリンダ７の作動で進退制御可
能である。

進退軸の端面には、内歯車Ｇへ挿入可能な歯を有するス
プリングコレットチャックＢが装着しである。

チャックＢの歯の先端は内歯車Ｇへの挿入を容易にする
ため、若干面取りしておく。

チャックＢは欠配する位相合せ装置により常時はチャッ
クＡと角度位相を同一にするよう調整しである。

位相合せ装置は進退軸に固着されたドッグ保持板８と、
摺動台に固着されたスイッチ保持板９とから成り、保持
板８にはドッグ８ａ、８ｂ、８ｃが、また保持板９には
それと対応してリミットスイッチ９ａ、９ｂ 、９ｃが
設けである。

両者の関係は８ａ、９ａが接触したときチャックＢの歯
がチャックＡの歯と同一角度位相にあるよう調整してあ
り、常時はこの状態におかれているが進退軸５がごく僅
か回動するごとに８ｂ、９ｂ、続いて８ｃ、９ｃの接触
が起るようになっている。

本考案は以上のように構成される。

い渣摺動台４が第１図でテーブル１０の左端に位置し、
チャックＢがワーク受３内の内歯車Ｇと同一軸線上にあ
るとする。

もし内歯車Ｇの角度位相がチャックＢのそれと同一であ
ったら、進退軸の前進後退により、ワーク受内の内歯車
はチャックＢへ受は渡しされで後退する。

もし隼相が異っていた場合チャックは内歯車端面へ当接
し、挿入不能となる。

士れに基く信号によって進退軸は後退し、後退の極点位
置に於て、８ｂ、９ｂが接触↑るさで、進退軸を微小角
回転させる。

後退軸は前進して、今度は内歯車へ挿入されたとする。

後退した進退軸が後退の極点に達しパとき、素の信号に
よって、進退軸ば８’ａ、９ａの接触する角度位相へと
復帰する。

このあと摺動台はチャックＡに対応する位置まで案内１
０ａＶＣ泊うて転動し、ここで進退軸は前進して内歯車
ＧをチャックＡへ挿入する。

チャックＡがこれを把持すると、その信号により進退軸
は後退する。

チャックＢはばね力で内歯車を保持するたけであるから
、無理なく抜は出しチャックＡへの受渡しが行われる。

チャックＡに把持された内歯車には面取加工が行われる
。

それの完了信号に上ってチャックＡの繁締は解除され、
アイ÷ンハレドが西歯車をシュートへ移”？ｏこの間摺
動杏は前記の工程を反覆して、次のワークを主軸へ装着
可能に待機している。

歯すじの角度位相がランダムの寸まワーク受内に定置さ
れている内歯車を、自動的に所定角度位相で保持可能に
したものとして実開昭５１−２５２８４号が公知である
。

この公知例では進退軸端に設けた爪片を内歯車端面に押
圧したまＳ、この爪片が歯溝に係合する角度まで継続的
に進退軸を回動させるよ゛うになって−る。

ｍ”ｉろ茹本考案が対象とするのは面取り以前の内歯車
であり、パリが歯車端面から突出している。

爪片はこのパリをとび越えることはできない。

爪片はパリと係合し、内歯車を空しく回動させるたけと
なる。

パリが歯溝へだれこんだ場合にも係合は不能となる。

これに対し本考案の進退軸は、歯溝ぺ挿入不能の場合、
後退上てから回動すムアで、ばりの有無と無関係に作用
する。

段階的回動ではあるが、前記した如くチャックＢの先端
は若干面取りしであるので、挿入ヒ支障はない。

これによって面取盤の自動取付を可能にしたことが特徴
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の正面図、第２図は進退軸附近側面図、
第３図はドッグ保持、板の斜視図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・主軸、３・・・・
・・ワーク受、４・・・・・・摺動台、４ａ・・・・・
・ピストン杆、５・・・・・・進退軸、５ａ・・・・・
・歯車、６・・・・・・ラック棒、７・・・・・・油圧
シリンダ、８・・・・・・ドッグ保持板、８ａ、８ｂ、
８ｃ・・・・・・ドッグ、９・・・・・・スイッチ保持
板、９ ａ ＊ ９ ｂ ＊９ｃ・・・・・・ドッグ、
１０・・・・・・テーブル、１０ａ・・・・・・案内Ａ
・・・・・・チャック、Ｂ・・・・・・スプリングチャ
ック、Ｃ・・・・・・面取カッタ、Ｇ・・・・・・内歯
車。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 面取盤の主軸端へ装着されたチャックＡと、内歯車を収
   納するワーク受と、ワーク受とチャックＡとを各側方で
   連結する案内に沿い摺動可能な摺動台と、摺動台上を進
   退可能な進退軸端に装着され前記内歯車へ挿入可能な歯
   を有し常時はチャックＡと歯すじを同じにするチャック
   Ｂと、進退軸に固着され複数ドッグを具える保持板及び
   摺動台に固着されドッグに対応して複数リミットスイッ
   チを具える保持板とを有する位相合せ装置とから成り、
   チャックＢがワーク受内の内歯車と歯すじを揃える！で
   、進退軸が進退及び微小角度回動を反覆可能としたこと
   を特徴とする内歯車自動取付装置。