JPS583131B2 - ブレ−キヨウユルミチヨウセツソウチ - Google Patents

ブレ−キヨウユルミチヨウセツソウチ

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JPS583131B2
JPS583131B2 JP49136130A JP13613074A JPS583131B2 JP S583131 B2 JPS583131 B2 JP S583131B2 JP 49136130 A JP49136130 A JP 49136130A JP 13613074 A JP13613074 A JP 13613074A JP S583131 B2 JPS583131 B2 JP S583131B2
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brake
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piston
rotatable
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グリン・フイリップ・レジナルド・フアー
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    • F16D65/38Slack adjusters
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    • F16D65/52Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
    • F16D65/56Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
    • F16D65/567Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D2125/20Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブレーキ用隙間調節装置に関するものである。
本発明の目的は、ブレーキの流体アクチュエータの中に
組込むことができる隙間調節装置を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明の発明者は、さきに、
特願昭45−73406号(特公昭49−46022号
公報参照)に開示した隙間調節装置を発明したが、「可
逆」ねじの直径が小さいと、可逆ねじの製作が困難であ
り、又可逆ねじ部の強度上不利である。
本発明は、共通の1つの軸線を有する回転可能な第1部
材と回転しない第2部材とが互に「非可逆」ねじで結合
されて上記軸線に沿う推力を支持するための、有効長さ
調節可能な組立体を形成し、上記軸線と共軸に、回転可
能な第3部材および回転しない第4部材を有し、上記第
1部材は上記第4部材に対し相対的に軸方向変位可能か
つ回転可能であり、上記第1部材は上記推力を支持する
ための上記第4部材に対する当接面を有し、上記第3部
材は、上記第1部材および第4部材のいづれか片方と「
可逆」ねじで結合され、上記第3部材は、上記第1部材
および第4部材の他方に設けた摩擦面と係合する摩擦面
を有し、上記第3部材は弾性部材により上記両摩擦面が
互に押圧される方向に偏倚され、上記第2部材と上記第
4部材とはブレーキ作動により互に遠ざかる方向に軸方
向変位させられ、ブレーキ作動による上記第2部材と上
記第4部材との間の相対的軸方向変位が所定量を越える
と、それに対応して調節動作が行われ、該調節動作は、
上記第1部材が上記「可逆」ねじの作用により回転させ
られて、上記第2部材に対する「非可逆」ねじがねし戻
される調節段階と、上記弾性部材による上記両摩擦面の
押圧力(従って摩擦抵抗)が実質上除去されて上記第3
部材が上記「可逆」ねじの作用により回転させられ上記
第1部材は回転しないリセット段階とから成るブレーキ
用隙間調節装置において、上記第1部材は、上記第2部
材に結合されるための上記「非可逆」ねじの雌ねじを有
するナット状の部材であり、上記第3部材は上記第1部
材の外周を囲むリング状の部材であることを特徴とする
ブレーキ用隙間調節装置を提供するものである。
本発明の隙間調節装置では、「非可逆」ねじの雄ねじを
有する上記第2部材の外周に、「非可逆」ねじの雌ねじ
を有するナット状の上記第1部材が嵌合し、さらに該ナ
ット状第1部材の外周を、「可逆」ねじを有するリング
状の第3部材が囲む構成となっているから、「可逆」ね
じの直径が比較的大きくなる。
以下図面を参照しつつ本発明の実施例を詳細に説明する
図示の反作用型円板ブレーキ用アクチュエータは、固定
の本体部材10の貫通孔11に直接作動の第1ピストン
12と間接作動の第2ピストン13とが摺動可能に嵌合
している。
第1ピストン12は直接作動パッド(図示せず)に作用
し、第2ピストン13は本体部材10に摺動可能に取り
つけたキャリパ(図示せず)に作用する。
キャリパは直接作動パッドに対向する間接作動パッドに
作用し、両パッドは回転可能な円板の両側面に作用する
このような型式のいわゆるスポット型円板ブレーキの例
は英国特許第1075371号、第1147639号等
の明細書に記載されている。
第2ピストン13には、機械的な補助アクチュエータが
設けられている。
この補助アクチュエータは、ピストン13の孔15の底
にピストンの軸線と直交する軸線のまわりに回転可能に
軸支されたカム14が、短柱16を介して、プラグ17
に作用するものである。
プラグ17は孔15に摺動可能に、かつ封止状態で嵌合
して3り、隙間調節装置18を介して第1ピストン12
に作用する。
隙間調節装置18は、第1部材20と第2部材19とを
有し、補助アクチュエータ作動時には、第1部材20は
第1ピストン12の盲孔22の底面21に当接し、第2
部材19はプラグ17に当接している。
第1部材20と第2部材19とは互に、いわゆる「非可
逆ねじ」(雄雌の両ねじ部材の間に軸力が作用した時両
ねじ部材が相互に回転運動を生じないねじで、普通の緊
締用ねじは「非可逆ねじ」である)の右ねじの連結部2
3で連結されている。
該ねじ連結の雌ねじ部材である第1部材20は第1ピス
トンの盲孔22を封止状態で摺動する補助ピストンとな
っている。
盲孔22の底は貫通小孔(図示せず)を介して大気に連
通している。
隙間調節装置18は、第3の部材としてリング部材24
を有している。
リング部材24は、第1部材20を取り囲みリング部材
24と第1部材20とは互に、いわゆる「可逆ねじ」(
雄雌の両ねじ部材の間に軸力が作用した時両ねじ部材が
相互に回転運動を生じるように設計された特殊なねじ)
の左ねじの連結部25で連結されている。
この可逆ねじ連結部25と前述の非可逆ねじ連結部23
とは互に逆ねじの関係にあることに注意すべきである。
リング部材24は、第1ピストン12の盲孔22の入口
の直径が拡大した座ぐり孔部分26の中に収容され、該
座ぐり孔部分26に圧入嵌合したインサート29の半径
方向内方へ曲げられたフランジ28と協働するように円
錐形摩擦面27が設けられている。
リング部材24は皿はね座金30により常時左方へ(図
面で見て)押され、その円錐形摩擦面27がフランジ2
8の方に押されている。
第2部材19は第2ピストン13の孔15の入口の直径
が拡大した座ぐり孔部分35に圧入嵌合したインサート
34の半径方向内方に曲げられたフランジ33と第2部
材19の拡大頭部32との間に作用するばね31により
、常時左方へ即ち、補助アクチュエークのプラグ17の
方に押されている。
第2部材19はその拡大頭部32の突起部36がインサ
ート34の軸方向の溝と係合し回転を阻止されている。
最初、液圧ブレーキを掛ける前は、図面に示すように第
1部材20の右端が第1ピストンの盲孔22の底面21
に当接し、第2部材19の左端がプラグ17に当接し、
又、リング部材24の円錐形摩擦面2Tがフランジ28
に係合しているように組立てられている。
液圧ブレーキを掛ける際には、液圧が両ピストン12.
13の間に導入され、両ピストンは液圧の作用により互
に離れる方向に、即ち相対的に、第1ピストン12は右
方へ、第2ピストン13は左方へ押される。
液圧は又、補助ピストンである第1部材20にも作用し
、該第1部材20を右方へ押して、第1ピストン12が
右方へ移動するとこれに追随させて第1部材20の右端
が第1ピストン12の盲孔22の底面21に当接した状
態を維持しようとする。
第1部材20は液圧により第1ピストン12に追随して
右方へ移動しようとするが、その移動量が非可逆ねじ連
結部23の遊隙により許される量を越えると、ばね31
が第2部材19を介して第1部材20に作用し該第1部
材20の右方への移動を阻止すると共に第2部材19の
左端がプラグ17に当接した状態を維持しようとする。
液圧がキャリパ等のブレーキ構成部材に撓みを生じない
比較的低い設定圧P0(例えば50p.s.i即ち約3
.5kg/cm2)に達するまでは第2部材19従って
第1部材20に対し左方へ作用するばね31の力が第1
部材20に対し右方へ作用する液圧の力より大であり、
液圧が上記設定圧P0を越えると上記液圧の力が上記ば
ね31の力より大となるように、上記ばねの強さと第1
ピストンの盲孔22の直径とが相対的に定められている
先づ、ブレーキ隙間が正常な場合即ち、隙間調節を必要
としない場合を考える。
その場合は、ブレーキ隙間は比較的小さい。
そして、キャリパに撓みを生じない程度に軽くブレーキ
を掛けたときは、第1ピストン12は液圧により右方ヘ
ブレーキ隙間分だけ移動するが、ブレーキ隙間は上述の
とおり比較的小さく、非可逆ねじ連結部23および可逆
ねじ連結部25の軸方向の総合遊隙より小さいように設
計されているから、この場合は、隙間調節装置18は全
く作用しない。
次に、ブレーキ隙間は正常であるが、ブレーキを強く掛
け液圧が上述の設定圧P0を越えてキャリパが弾性的に
撓む程高い圧力P1に達した場合を考える。
この場合はキャリパが撓むため、ブレーキ隙間が正常で
あるにもか5わらず第1ピストン12はブレーキ隙間分
以上に右方へ移動し、その移動量は非可逆ねじ連結部2
3および可逆ねじ連結部25の軸方向の総合的な遊隙を
越える。
しかし、その際の液圧は上記設定圧P0以上であり、第
2部材19はばね31を圧縮して右方へ動きプラグ17
から離れることができるから、隙間調節装置18は一体
として第1ピストン12と共に右方へ移動するため、こ
の場合も隙間調節作用は行われない。
このように、ブレーキ隙間が正常なときは、液圧の如何
にかかわらず、即ちブレーキを軽く掛けたときも、又キ
ャリパが弾性的に撓む程強く掛けたときも、隙間調節は
行われない。
さて、ブレーキライニングが摩耗し、ブレーキ隙間が過
大となると、隙間調節装置18が作用し、ブレーキ隙間
を正常な値まで自動的に減じることが必要であるが、以
下にその作用を説明する。
液圧ブレーキを掛けているとき、液圧が上記の設定値P
0より高い間は、上述のように、第2部材19がばね3
1を圧縮して、プラグ17から離れることができるから
、ブレーキライニングの摩耗による過大なブレーキ隙間
やキャリパの弾性撓みのため、第1ピストン12がどれ
だけ右方へ移動してもそれに追随して隙間調節装置18
が一体として右方へ移動し、隙間調節作用は生じない。
ブレーキを弛め液圧が上記設定値P0まで低下したとき
、又はブレーキを掛けても液圧が上記設定値P0を越え
ないとき、第2部材19の左端はプラグ17に当接して
いる。
その時、第1部材20は非可逆ねじ連結部23を介して
第2部材により左方へ引かれる。
そのため、もし、リング部材24が設けられていないと
仮定すれば、第1部材20の右端と第1ピストン12の
盲孔22の底面21との間には、ブレーキライニング摩
耗量即ち過剰隙間量に相当する隙間Aが生じるはずであ
る。
しかし、実際には、第1部材20は可逆ねじ連結部25
でリング部材24と係合し、リング部材24の円錐摩擦
面27はフランジ28と係合している。
そこで、第1部材20とリング部材24との間に軸力が
作用するから、可逆わじ連結部25の作用によりリング
部材24と第1部材20との間に相対的な回転が生じる
そしてリング部材24の円錐形摩擦面27は、皿ばね座
金30のばね力と第1部材20から受ける軸力とにより
フランジ28に押しつけられているため、リング部材2
4は摩擦力により回転を阻止されるから、第1部材20
のみが回転する。
可逆ねじ連結部25は前述のとおり左ねじてあるから、
第1部材20の回転方向は、図の右端から見て反時計方
向である。
そして、第2部材19はその突起36により回転を阻止
されており、第1部材20と第2部材19との間の非可
逆ねじ連結部23は右ねじであるから、第1部材20の
上記回転により第1部材20は第2部材19からねじ戻
される、換言すれば第2部材19が第1部材20から繰
り出される。
つまり、第1部材20の右端面と第2部材19の左端面
との間の距離が増大するわけである(増大量B)。
これが本発明の隙間調節装置18の「調節段階」である
しかしながら、こゝで注意すべきことは、この調節段階
において、第1部材20は、リング部材24に対しては
左方へねじ込まれることである(非可逆ねじ連結部23
と可逆ねじ連結部25とが逆ねじ関係であることに注意
)。
即ち、リング24に対し相対的に第1部材20は図面に
示す位置から若干左方へ移動するのである(この移動量
をCとする)。
従って、この調節段階の終了時に、第1部材20の右端
面とリング部材の円錐形摩擦面27がフランジ28と係
合する個所との間の軸方向距離はCだけ減じ、第1部材
20の右端面と第1ピストン盲孔22の底面21との間
に隙間Cが残ることになる。
上述のブレーキライニングの摩耗量即ち過剰隙間A、第
1部材20および第2部材19の総合長さの増大量B、
および第1部材20と盲孔底面21との間に生じた隙間
Cの関係は次のとおりである。
A=B+C つまり、補償されるべき過剰隙間Aのうち1回の調節段
階で実際に補償されるのはBのみであり、過剰隙間Aの
うちCだけは依然として未補償のまま残留するのである
ブレーキを解除すると、第1ピストン12が左方へ復帰
し、その盲孔底面21が第1部材20の右端面に当接す
る。
そしてその際にリング部材24は皿ばね座金30により
左方へ押されるため、リング部材24と第1部材20と
の可逆ねじ連結部25に軸力が作用するから、リング部
材24と第1部材20とは相対的な回転が生じる。
この時、リング部材24は第1部材20から右方への力
を受けるから、リング部材24の円錐形摩擦面27とフ
ランジ28との間の摩擦力が軽減され、又、皿ばね座金
30とリング部材24との間の摩擦は小さいので、リン
グ部材24のみが回転し、第1部材20は回転しない。
リング部材24はこの回転により、第1部材20に対し
相対的に左方へ移動する。
その結果、第1ピストン12、第1部材20、およびリ
ング部材24の相互位置関係は、図面に示す最初の位置
関係を回復(リセット)する。
これが「リセット段階」である。次に再びブレーキを掛
けたとき前述の第1回調節段階と同様の手順が再び繰返
される(第2回の調節段階)。
このときの補償されるべき過剰隙間は、第1回の調節段
階で未補償のまま残された残留隙間Cである。
C=B’+C′ こゝに、B′は第2回調節段階における第1部材20お
よび第2部材19の総合長さの増加量である。
C′は第2回調節段階で残された未補償の残留隙間であ
る。
C′がCより小さいことは云うまでもない。
従って調節段階の繰返しにより過剰隙間のうち未補償の
まゝ残される残留隙間はC,C′,C″C″′・・・と
漸減し零に近づくことは容易に理解されよう。
上述の図示実施例とは反対に、皿ばね座金30をリング
部材24の左側に配置し、円錐形摩擦面27およびフラ
ンジ28をリング部材24の右側に配置してもよい。
この場合は、非可逆ねじ連結部23と可逆ねじ連結部2
5とは、上述の図示実施例のように逆ねじ関係ではなく
、同じ方向のねじであり、隙間調節の調節段階は、ブレ
ーキを解除する際に行われ、リセット段階はブレーキを
掛けた時に行われる。
上述の図示実施例は、対向する2つのピストンを有する
流体圧アクチュエークに応用するものであるが本発明は
、シリンダと該シリンダ内を摺動する1つのピストンと
を有する流体圧アクチュエータ(固定の本体部材を有し
ない「揺動キャリパ型」円板ブレーキに用いられる)に
も応用できる。
上述の図示実施例では、可逆ねじ連結部25を第1部材
20とリング部材24との間に設けたが、可逆ねじ連結
部をリング部材24と第1ピストン12との間に設ける
こともできる。
この場合は、摩擦面27に対する係合部を第1部材20
に設け、皿ばね座金30又は等価のばねをリング部材2
4と第1部材20との間に作用させる。
可逆ねじ連結部25の代りに英国特許第 1179235号明細書又は特公昭48−9878号公
報に示すような可逆面カムを用いることもできる。
既に理解されたとおり、上述の実施例では、ブレーキを
強く掛けた時(即ち、高いブレーキ液圧を加えた時)生
じるキャリパの弾性変形による擬似的な隙間増大に対し
ては隙間調節が行われない。
即ち、上述の実施例では、ブレーキ隙間の過剰調節を防
止するために、第1部材20を流体圧が作用する補助ピ
ストンとする一方、第2部材19をプラグ17から切離
しかつ、第2部材19とピストン13との間のばね31
により、第1部材20に作用する流体圧力に抗して第2
部材19をプラグ17に押しつけるようにしたのである
しかし、本発明の隙間調節装置は、上述の実施例におけ
るブレーキ隙間過剰調節防止の機能を省略することがで
きる。
その場合、上述の実施例において、第1部材20に流体
圧を作用させず、かつ、ばね31を用いないで、第2部
材19をプラグ17に剛性的に連結することができる。
さらに、ブレーキの補助アクチュエータを省略するなら
ば、第2部材19をピストン13に直接剛性的に連結す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例である流体圧アクチュエータの
縦断面図。 10……本体部材、12……第4部材(第1ピストン)
、13……第2ピストン、18……隙間調節装置、19
……第2部材、20……第1部材、23……非可逆ねじ
連結部、24……第3部材(リング部材)、25……可
逆ねじ連結部……円錐形摩擦面、28……フランジ、3
0……弾性部材(皿ばね座金)、31……ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1共通の1つの軸線を有する回転可能な第1部材20と
    回転しない第2部材19とが互に「非可逆」ねじ23で
    結合されて上記軸線に沿う推力を支持するための、有効
    長さ調節可能な組立体を形成し、上記軸線と共軸に、回
    転可能な第3部材24および回転しない第4部材12を
    有し、上記第1部材20は上記第4部材12に対し相対
    的に軸方向変位可能かつ回転可能であり、上記第1部材
    20は上記推力を支持するための上記第4部材12に対
    する当接面21を有し、上記第3部材24は、上記第1
    部材20および第4部材12のいづれか片方と「可逆」
    ねじ25で結合され、上記第3部材24は、上記第1部
    材20および第4部材12の他方に設けた摩擦面28と
    係合する摩擦面27を有し、上記第3部材24は弾性部
    材30により上記両摩擦面が互に押圧される方向に偏倚
    され、上記第2部材19と上記第4部材12とはブレー
    キ作動により互に遠ざかる方向に軸方向変位させられ、
    ブレーキ作動による上記第2部材19と上記第4部材1
    2との間の相対的軸方向変位が所定量を越えると、それ
    に応答して調節動作が行われ、該調節動作は、上記第1
    部材20が上記「可逆」ねじ25の作用により回転させ
    られて、上記第2部材19に対する「非可逆」ねじ23
    がねじ戻される調節段階と、上記弾性部材30による上
    記両摩擦面27.28の押圧力(従って摩擦抵抗)が実
    質上除去されて上記第3部材24が上記「可逆」ねじ2
    5の作用により回転させられ上記第1部材20は回転し
    ないリセット段階とから成るブレーキ用隙間調節装置に
    おいて、上記第1部材20は、上記第2部材19に結合
    されるための上記「非可逆」ねじ23の雌ねじを有する
    ナット状の部材であり、上記第3部材24は上記第1部
    材20の外周を囲むリング状の部材であることを特徴と
    するブレーキ用隙間調節装置。
JP49136130A 1971-01-13 1974-11-26 ブレ−キヨウユルミチヨウセツソウチ Expired JPS583131B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB162371A GB1381281A (en) 1971-01-13 1971-01-13 Brake adjusters

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50140764A JPS50140764A (ja) 1975-11-12
JPS583131B2 true JPS583131B2 (ja) 1983-01-20

Family

ID=9725167

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49136130A Expired JPS583131B2 (ja) 1971-01-13 1974-11-26 ブレ−キヨウユルミチヨウセツソウチ
JP3844777A Granted JPS5367067A (en) 1971-01-13 1977-04-04 Hydraulic brake actuator

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JPS5631455B2 (ja) 1981-07-21
JPS50140764A (ja) 1975-11-12
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JPS5367067A (en) 1978-06-15

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