JPH0522090B2 - - Google Patents

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JPH0522090B2
JPH0522090B2 JP60023349A JP2334985A JPH0522090B2 JP H0522090 B2 JPH0522090 B2 JP H0522090B2 JP 60023349 A JP60023349 A JP 60023349A JP 2334985 A JP2334985 A JP 2334985A JP H0522090 B2 JPH0522090 B2 JP H0522090B2
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JP
Japan
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adjustment member
rotatable
piston
rotatable adjustment
brake actuator
Prior art date
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Application number
JP60023349A
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English (en)
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JPS60192136A (ja
Inventor
Edogaa Tonpuson Richaado
Jooji Yuujiru Robaato
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ZF International UK Ltd
Original Assignee
Lucas Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Lucas Industries Ltd filed Critical Lucas Industries Ltd
Publication of JPS60192136A publication Critical patent/JPS60192136A/ja
Publication of JPH0522090B2 publication Critical patent/JPH0522090B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/38Slack adjusters
    • F16D65/40Slack adjusters mechanical
    • F16D65/52Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
    • F16D65/56Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
    • F16D65/567Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/02Fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/14Mechanical
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2123/00Multiple operation forces

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動調節装置を組み込んだブレーキ
アクチユエータ、主にデイスクブレーキの使用す
るブレーキアクチユエータに係る。本発明のアク
チユエータは一般的な型式のもので、一対のアク
チユエータ構成要素は、液圧を加えることで互い
に相対移動することができ、ねじ連結部により互
いに係合した第1および第2の調節部材にそれぞ
れ連係されている。前記調節部材の一方は回転可
能で、また他方は回転不能である。回転不能な調
節部材は、アクチユエータ構成要素の一方のブレ
ーキ作用運動に追随するように構成され、そして
前記一方のアクチユエータ構成要素の過度の運動
に応答し、他方の調節部材に沿つて回転してこの
他方の調節部材に対し軸方向に移動することがで
きるように構成されている。クラツチ手段は、通
常時において、回転可能な調節部材の調節運動が
必要となるまで、この回転可能な調節部材が回転
するのを阻止している。
[従来の技術] この一般的な型式のアクチユエータは、英国特
許第1553874号に記載されている。この特許明細
書の第4図が図示するアクチユエータでは、通常
時、回転可能な調節部材を押圧してアクチユエー
タピストンにクラツチ係合させている。例えば、
ブレーキ保守のために、この調節部材を手動で回
転してピストンを引き込むには、ピストン自体を
回転する必要がある。この作業は、ピストンおよ
びピストンブーツ用の圧力シールのかなり大きな
摩擦力に抗して行なわなければならず、ブーツが
好ましくない回転を起こしてしまう。この問題を
解決するために、ブーツを取り外すこともできる
が、ブーツを取り外してしまうとごみが侵入して
しまうことになり好ましくない。また、この従来
例の構成では、回転可能な調節部材がアクチユエ
ータの内側回転固定要素に係止されるまでこの回
転可能な調節部材を回し戻してしまい、後でブレ
ーキを働かせる場合に調節装置が作動しなくなる
ことがある。
[発明の概要] 本発明の目的は、前述した問題点が生じること
なく、手動調節解除(調節装置を元の状態に戻す
こと)を簡単に行なえるブレーキアクチユエータ
を提供することにある。
本発明に係るブレーキアクチユエータは、一対
のアクチユエータ構成要素と、クラツチ手段とを
有しており、前記一対のアクチユエータ構成要素
は、液圧を加えることで相対移動することがで
き、逆作動可能なねじ連結部により互いに係合し
た第1および第2の調節部材にそれぞれ連係され
ており、前記調節部材の一方が回転可能で、また
他方が回転不能であり、回転可能な調節部材は、
アクチユエータ構成要素の一方のブレーキ付加運
動に追随するように構成され、そして前記一方の
アクチユエータ構成要素の過度の運動に応答し、
他方の回転不能な調節部材に沿つて回転してこの
他方の回転不能な調節部材に対し軸方向に移動す
ることができるように構成されており、前記クラ
ツチ手段は、ばね力の下で、通常時には、前記回
転可能な調節部材の調節運動が必要となるまでこ
の回転可能な調節部材が回転するのを阻止する働
きができ、前記一方のアクチユエータ構成要素に
は、当該一方の構成要素に対し軸方向移動および
回転運動が可能で、しかもこの一方の構成要素と
流体をシールする関係にある補助部分が設けられ
ており、当該補助部分は、前記回転可能な調節部
材との関係において、通常は、通常の調整動作時
における当該回転可能な調節部材の回転による影
響を受けないような非運動伝達状態にあり、また
当該補助部分は、前記回転可能な調節部材との関
係において、アクチユエータの外部から手動で操
作されることにより、軸方向に移動して当該回転
可能な調節部材と係合しこれを駆動可能な位置と
なり、さらに回転することにより、調節解除が行
われるような方向へと前記回転可能な調節部材を
前記一方のアクチエータ構成要素に対して回転さ
せることができるようになされている。
好ましくは、前記補助部分は、前記回転可能な
調節部材が行なう調節解除運動を制限するように
構成されている。この動作は、調節解除が所定の
限界まて到達すると、回転不能な調節部材に補助
部分が当たるために確実に行なうことができる。
補助部分と回転可能な調節部材とが、それぞれ
確実に補完しあう駆動手段を備え、当該駆動手段
が互いに係合するように協働することによつて、
補助部分による回転可能な調節部材の駆動が行わ
れるようになされ、補助部分と回転不能な調節部
材とが当接すると、前記駆動手段は係合を解かれ
て、回転可能な部材が過度に調節解除運動するの
を阻止するように配置され、前記回転可能な部材
が軸方向に相対する固定された表面に止まるよう
になされていると都合がよい。
ある好ましい構成例では、前記一方のアクチユ
エータ構成要素は、他方の構成要素を形成する本
体内で摺動することのできる主ピストンであり、
また前記クラツチ手段が、それぞれ主ピストンと
回転可能な調節部材とにある互いに向き合つた表
面から構成され、前記補助部分が、主ピストンの
軸方向に向いた端壁に取り付けられ、しかも内部
に回転不能な調節部材の一部を収容するように構
成されている。補助部分は、通常の使用に際し、
低摩擦ベアリングを介して回転可能な調節部材に
係合できると便利である。
以下、添付図面に添つて本発明の実施例につい
て説明する。
[実施例] 図面の第1図を参照する。この図は、デイスク
ブレーキ用液圧アクチユエータの本体1の一部を
図示している。本体1は貫通孔2を備えている。
この貫通孔のうち比較的大きな直径を有する端部
の開口した部分は、中空の主ピストン3を摺動可
能に収容している。また、貫通孔2の比較的小さ
な直径の部分は、機械的なアクチユエータ5につ
ながつたロツド4を収容している。圧力室6が、
本体1とピストン3の間に形成され、ピストンシ
ール7とロツド4を囲む別のシール8により圧力
室6は完全な状態にシールされている。ピストン
3は、一対のブレーキパツド(図示せず)の一方
に直接作用する。前記ブレーキパツドは、ブレー
キをかけるべき部材に取り付けられたブレーキデ
イスク(図示せず)の一方の側にあるブレーキ表
面と接触する。他方のブレーキパツドは、本体1
のヨーク(図示せず)により従来と同じように間
接的に働き、ブレーキデイスクの反対側のブレー
キ評めに接触する。
アクチユエータ自動調整装置を備えている。こ
の自動調節装置は、回転不能なひとつの調節部材
となるねじ部材9と、当該ねじ部材を取り囲み、
回転可能なもうひとつの調節部材となるナツト部
材10とを備えている。ねじ部材9とナツト部材
10とは、中空のピストン3の内部に収容され、
逆作動可能なねじ連結部11により互いに連結さ
れている。ねじ部材9の後端は、同軸的に突き出
した差し込み部9Aを備え、この差し込み部9A
はロツド4の端部にある相対するソケツト12に
係合している。アクチユエータ本体1に対するね
じ部材9の回転は、穴14通り抜ける固定プレー
ト13により防止されている。この固定プレート
は両側に一対の平らな側面を備えている。該側面
は、ねじ部材9を当該プレート内に収めると、ね
じ部材9の平らな部分に係合する。前記平らな部
分の1つが参照番号15示されている。プレート
13は、1つまたはそれ以上のピン16で本体1
に対し回転しないように保持されている。前記ピ
ン16はねじ部材9を軸方向に拘束していないた
め、当該ねじ部材9はロツド4に対し軸方向に移
動することができる。
ねじ部材9は、ばね17によりロツド4に向け
て押圧されている。このばね17はねじ部材9を
取り囲み、またカツプ状の当接部材18の内部に
収められている。前記当接部材18の半径方向フ
ランジ19は、プレート13と本体1の溝に嵌ま
つたサークリツプ20との間に挟まつている。従
つて、当接部材18は効果的に本体1に固定され
ている。ばね17は、当接部材18の内側端面と
当接ワツシヤ21との間で作用している。前記当
接ワツシヤ21は、ねじ部材9半径方向フランジ
22に当たる。このフランジ22に平らな部分1
5が形成されている。別のばね23が、ナツト部
材10の廻りにあるスリーブ24を取り囲んでい
る。前記ばね23は、スリーブ24の半径方向フ
ランジ25と当接ワツシヤ26との間に嵌まつて
いる。前記当接ワツシヤ26は、ピストン3の溝
に収容されたサークリツプ27に当接している。
ばね23は、低摩擦スラストベアリング29を介
しナツト部材10の拡大部28に使用している。
従つて、ばね23はナツト部材10を押圧してピ
ストン3の表面3Aに確実に係合させる一方、ナ
ツト部材10とピストン3とが相対的に回転でき
るようにしている。ばね23は、ピストン3とナ
ツト部材10との間にクラツチ作用力を加えてい
るものと考えることができる。このクラツチ作用
力は、通常の状態では、これら2つの構成要素が
相対回転するのを防止している。
中空のカツプ30の形態をした補助ピストン部
材が、ピストン3の端壁に同軸的に取り付けら
れ、シール31によりピストンに対しシールされ
ている。カツプ30の内側端部は、半径方向外向
きに突き出たフランジ部分32を備えている。こ
のフランジ部分32とナツト部材10のサークリ
ツプ33との間に低摩擦ベアリング組立体34が
介在し、調節部材10をカツプ30に対し回転し
易くしている。また、カツプ30の内側端部は、
軸方向内向きに延びる部分35を備えている。当
該部分35は、後述する目的のために、ナツト部
材10の対向する端壁にある凹所36内に係合可
能となつている。
アクチユエータの機械的な作動に関しては、機
械的なアクチユエータ5により従来と同じように
行なわれる。前記機械的なアクチユエータ5当て
盤5Aを介してロツド4に作用する。このロツド
4を介し、ねじ部材9、ナツト部材10およびピ
ストン3を経て、作動力はブレーキの直接作動摩
擦パツドに伝えられる。間接作動摩擦パツドは、
周知のように、前述したキヤリパ・ヨークにより
作動される。ナツト部材10は作動力によつて押
され、ピストン3の端面3Aに強く当接する。従
つて、ナツト部材10がピストン3およびねじ部
材9に対して回転しようとする動きに対して抵抗
が生じる。また、逆作動可能なねじ連結部11の
係合フランクも補助的にそうした回転に抵抗する
ことができる。従つて、ブレーキが機械的なアク
チユエータ5によつて作用している間は、自動調
節装置は作動しない。
アクチユエータが、液圧流体を加圧状態の下で
室6内に導入することによつて液圧的に作動され
た場合、ピストン3は本体1から外向きに移動
し、摩擦パツドの一方をデイスクに対し押付け、
また前述したように他方の摩擦パツドを間接的に
押さえるようになつている。ナツト部材10は、
ピストン3に伴なつてねじ部材9に対して移動す
る。このねじ部材9は、ばね17によりロツド4
に向けて付勢されている。ナツト部材10がねじ
部材9に対してねじ連結部11の位置で予め定め
た量の軸方向変位が許容されるよう、最大移動ク
リアランスが設定されている。ブレーキパツドが
摩耗していなければ、ナツト部材10とねじ部材
9との間の相対運動は前述の許容された軸方向変
位の範囲内にあり、調節装置は作動しない。しか
し、パツドの摩擦が起こると、ピストン3をさら
に移動してパツドをデイスクに対し押付けるよつ
にする必要がある。この結果、ピストン表面3A
とナツト部材10の端部との間に隙間ができてし
まう。ねじ連結部11に許容された軸方向の遊び
がなくなるため、また、ねじ部材9の回転を固定
プレート13が阻止し且つ軸方向移動をばね17
の作用によつて阻止しているため、ピストン3が
さらに軸方向外向きに移動すると、ばね23を圧
縮する作用が生じる。その結果、ナツト部材10
はばね23の影響の下で、当該ナツト部材10の
端部がピストン表面3Aに当接してしまうまでね
じ部材9のまわりを回転される。液圧の作用がな
くなると、ナツト部材10はピストン3の表面A
と強く係合した状態で再び内方へ引き込まれる。
このため、ナツト部材10は回転を阻止されたま
まねじ部材9に沿い後退し、ピストン3は新たな
前進した調節位置に止まる。
カツプ30はナツト部材10とは別体とされて
いるため、このような調節動作時におけるナツト
部材10の回転がシール31および31Aの抵抗
を受けることはないので、確実な調節動作が期待
される。
前述した調節動作は、ねじ部材9がナツト部材
10と共に軸方向に移動するのを阻止するばね1
7の作用があつて成立する。通常のブレーキ圧で
は、シール31の表面に載つたカツプ30に加わ
る圧力は、ばね17の力に打ち勝つ程の力はな
い。従つて、組立体は前述のように動作する。非
常に大きな力でブレーキ操作が行なわれると、ブ
レーキの各要素は非常に大きく変形することにな
り、この変形に対しては補償調節作動を必要とし
ない。このとき、カツプ30に作用し、ベアリン
グ組立対34、ナツト部材10およびねじ部材9
を経てばね17に伝達される力は、こうした大き
なブレーキ荷重の下でばね17を圧縮させるのに
充分な大きさとなる。従つて、ねじ部材9はナツ
ト部材10と共に移動することができ、調節装置
はブレーキ荷重に応答して作動しない。また、例
えば、何らかの理由でナチト部材10がピストン
3に追随せず、ばね23に非常に大きな圧縮力が
作用するような場合、当接部材26はスリーブ2
4の端部に当たり、ナツト部材10に必要とする
移動が生じる。
例えば、ブレーキが摩耗した状況にあつて、ブ
レーキを修理するために調節装置を手動で調節解
除(元の状態に戻すこと)したい場合、この調節
解除作業は、カツプ30の端部に設けた凹所30
Aに適当な形状の工具を挿入し、つめ状部分35
がナツト部材10の凹所36内に係合するまでカ
ツプ30を内向きに押し、ナツト部材10をねじ
部材9のまわりに、調節解除できる所定の方向へ
回転させることにより行なわれる。この調節解除
操作を行なうに際し、ピストン3を回転させる必
要はなく、またシール31とごみの侵入を防ぐシ
ール31Aから比較的小さい回転抵抗を受けるだ
けであること明らかである。カツプ30はナツト
部材10と別体であり、ナツト部材10が通常の
調節動作時に回転するときもカツプ30は回転し
ない。したがつて、シール31およびシール31
Aの封止力は、かかる通常作動時のナツト部材1
0の回転運動の繰り返しによつて劣化するという
ことはない。
カツプ30の凹所30Aの深さは、当該凹所3
0Aの内側端部30Bが、ナツト部材10がねじ
部材9上の所定の位置にまで戻された時にねじ部
材9の対向する端部に当接するような深さに選択
することができる。このようにすれば、調節解除
操作が限界に到達したことが手ごたえでわかるの
で、その時点でナツト部材10の回転が停止され
ればよい。しかし、前記当接が生じた後でもナツ
ト部材10が回転を続けて充分に軸方向に移動
し、ナツト部材10の軸方向を向いた表面が相対
する表面に係止する以前に、補助部分との前記駆
動係合が停止するように構成することが好まし
い。
第2図と第3図は、本発明の変更例を図示して
いる。変更例は、第1図のものと構成および作用
についてほぼ同じである。従つて、事実上の相違
点についてのみ詳しく説明する。
補助部分30は剛性のある端部30Cを備えて
いる。この端部30Cには、回転工具と係合する
適当な形状の凹所30Aが形成されている。補助
部分30の内側端にある半径方向フランジ32は
相対するサークリツプ33に向いており、一対の
低摩擦ワツシヤ34を介在させてサークリツプ3
3に対しナツト部材10が回転しやすいようにし
ている。補助部分30は凹所30Dを備え、調節
解除を必要とする際、前記凹所30Dに見合つた
数のピン35と結合できるようになつている。前
記ピン35は、ナツト部材10の向い合つた端部
から突き出している。補助部分30の内側端部3
0Bがねじ部材9の外側端部に係合してしまう
と、ナツト部材10が所定の位置にきた場合、補
助部分がさらに回転して駆動係合が阻止され、行
き過ぎた調節解除となることがないように、種々
の構成要素と寸法と許容誤差が選択されている。
第1図とは異なり、スリーブ24は省略されてい
る。また、ばね23はナツト部材10のすぐ外側
に置かれ、一対のワツシヤ27Bの間に配置した
介在ボールレース27Aを介しサークリツプ27
を押圧している。この構成は、ナツト部材10が
回転することでばね23にトルクが発生するのを
防ぐ効果がある。
前述したように、ばね17はカツプ状当接部材
18内部に収容され、当接部材18はサークリツ
プ20に係合しているため、ばね力は本体1から
反力を受ける。しかし、この実施例ではピン16
とキープレート13とは省略されている。また、
ねじ部材9はハウジングにキー止めされている。
このキー止めの方法は、ねじ部材9のフランジ9
Bにある直径方向に相対した半球形突起9Aが、
本体1に形成した相対する凹所1Aに係合するこ
とになる。
動作並びに調節機能は、第1図との関連で説明
したように生じ、ハンドブレーキの作動は、第1
図に図示したのと同じような機構(図示せず)を
通じて行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のブレーキアクチユエータ
の、1つの形態の一部を示す縦断面図である。第
2図は、変更例の縦断面図である。第3図は、第
2図のA−A線に沿つた詳細断面図である。 1……本体、2……貫通孔、3……ピストン、
3A……端面、4……ロツド、5…機械的なアク
チユエータ、5A……当て盤、6……圧力室、
7,8……シール、9……ねじ部材、10……ナ
ツト部材、11……逆作動可能なねじ連結部、1
2……ソケツト、13……固定プレート、14…
…穴、15……平らな部分、16……ピン、17
……ばね、18……カツプ状の当接部材、19…
…半径方向フランジ、20……サークリツプ、2
1……当接ワツシヤ、22……半径方向フラン
ジ、23……ばね、24……スリーブ、25……
半径方向フランジ、26……当接ワツシヤ、27
……サークリツプ、28……ナツト部材の拡大部
分、29……低摩擦スラストベアリング、30…
…カツプ、30A……凹所、30B……内側端
部、31……シール、31A……シール、32…
…フランジ部分、33……円形クリツプ、34…
…低摩擦ベアリング組立体、35……軸方向内向
きに延びる部分、36……凹所。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対のアクチユエータ構成要素と、クラツチ
    手段とを有するブレーキアクチユエータにおい
    て、 前記一対のアクチユエータ構成要素は、液圧を
    加えることで相対移動することができ、逆作動可
    能なねじ連結部により互いに係合した第1および
    第2の調節部材にそれぞれ連係されており、前記
    調節部材の一方が回転可能で、また他方が回転不
    能であり、回転可能な調節部材は、アクチユエー
    タ構成要素の一方のブレーキ付加運動に追随する
    ように構成され、そして前記一方のアクチユエー
    タ構成要素の過度の運動に応答し、他方の回転不
    能な調節部材に沿つて回転してこの他方の回転不
    能な調節部材に対し軸方向に移動することができ
    るように構成されており、 前記クラツチ手段は、ばね力の下で、通常時に
    は、前記回転可能な調節部材の調節運動が必要と
    なるまでこの回転可能な調節部材が回転するのを
    阻止する働きができ、前記一方のアクチユエータ
    構成要素には、当該一方の構成要素に対し軸方向
    移動および回転運動が可能で、しかもこの一方の
    構成要素と流体をシールする関係にある補助部分
    が設けられており、当該補助部分は、前記回転可
    能な調節部材との関係において、通常は、通常の
    調節動作時における当該回転可能な調節部材の回
    転による影響を受けないような非運転伝達状態に
    あり、また当該補助部分は、前記回転可能な調節
    部材との関係において、アクチユエータの外部か
    ら手動で操作されることにより、軸方向に移動し
    て当該回転可能な調節部材と係合しこれを駆動可
    能な位置となり、さらに回転することにより、調
    節解除が行われるような方向へと前記回転可能な
    調節部材を前記一方のアクチユエータ構成要素に
    対して回転させることができるようなブレーキア
    クチユエータ。 2 特許請求の範囲第1項に記載のブレーキアク
    チユエータにおいて、前記補助部分は、前記回転
    可能な調節部材が行う調節解除運動の量を制限す
    るように構成されているブレーキアクチユエー
    タ。 3 特許請求の範囲第2項に記載のブレーキアク
    チユエータにおいて、前記補助部分は、調節解除
    が所定の限界まで到達すると、回転不能な調節部
    材に当たるように構成されているブレーキアクチ
    ユエータ。 4 特許請求の範囲第1項から第3項の何れか1
    項に記載のブレーキアクチユエータにおいて、前
    記補助部分が、前記液圧に晒されて、前記一方の
    アクチユエータ構成要素と共に運動することので
    きるピストンであるようなブレーキアクチユエー
    タ。 5 特許請求の範囲第1項から第4項の何れか1
    項に記載のブレーキアクチユエータにおいて、補
    助部分と回転可能な調節部材とが、それぞれ確実
    に補完しあう駆動手段を備え、当該駆動手段が互
    いに係合するように協働することによつて、補助
    部分による回転可能な調節部材の駆動が行われる
    ようになされているブレーキアクチユエータ。 6 特許請求の範囲第5項に記載のブレーキアク
    チユエータにおいて、補助部分と回転不能な調節
    部材とが当接すると、前記駆動手段は係合を解か
    れて、回転可能な部材が過度に調節解除運動する
    のを阻止するように配置され、前記回転可能な部
    材が軸方向に相対する固定された表面に止まるよ
    うになされているブレーキアクチユエータ。 7 特許請求の範囲第4項から第6項の何れか1
    項に記載のブレーキアクチユエータにおいて、前
    記一方の構成要素に伴う前記ピストンの運動は、
    当該ピストンが前記回転可能な調節部材に当接す
    ることにより制限され、前記回転不能な調節部材
    の運動は、当該回転不能な調節部材を前記ピスト
    ンから遠ざかる方向に押圧しているばね手段によ
    り抵抗を受けており、前記液圧が所定の値に達す
    ると、前記ピストンに加わる合力が前記ばね手段
    の力に打ち勝つて、双方の調節部材を組立体とし
    て同方向に動かすことができ、その結果、前記液
    圧が前記値かまたはこの値よりも高い値に維持さ
    れている間、双方の調節部材に調節動作が生じる
    のを防ぐようになされているブレーキアクチユエ
    ータ。 8 特許請求の範囲第5項から第7項の何れか1
    項に記載のブレーキアクチユエータにおいて、前
    記ピストンは、開いた端部と閉じた端部とを備え
    た中空の薄い壁を有する構造からなつており、開
    いた端部は、半径方向外側に曲げられ且つ互いに
    間隔をあけられて分割されたフランジを形成して
    いる周辺部を備え、これらの周辺部の間に軸方向
    に延びる少なくとも1つの歯を設けて、これをも
    つて回転可能な調節部材にある凹所の形態をした
    前記駆動手段の一方と係合する前記駆動手段の他
    方となし、前記ピストンは前記フランジを介して
    前記回転可能な調節部材に当接しているブレーキ
    アクチユエータ。 9 特許請求の範囲第7項に記載のブレーキアク
    チユエータにおいて、前記ピストンは半径方向の
    周辺フランジを備え、前記ピストンは当該フラン
    ジを介して前記回転可能な調節部材に当接してお
    り、前記ピストは内側を向いた少なくとも1つの
    凹所を備え、当該凹所が、前記駆動手段の一方を
    構成し、前記回転可能な調節部材上の突起の形態
    をした前記駆動手段の他方に係合可能となされて
    いるブレーキアクチユエータ。 10 特許請求の範囲第8項または第9項に記載
    のブレーキアクチユエータにおいて、前記ピスト
    ンの前記フランジが低摩擦ベアリングを介して前
    記回転可能な調節部材に当接しているブレーキア
    クチユエータ。 11 特許請求の範囲第1項から第10項の何れ
    か1項に記載のブレーキアクチユエータにおい
    て、前記クラツチ手段が、前記回転可能な調節部
    材の表面と前記一方のアクチユエータ構成要素の
    相対する協働面とで構成され、前記回転可能な部
    材が、弾性手段によつて前記一方のアクチユエー
    タ構成要素に向いた方向に押圧されるようになさ
    れているブレーキアクチユエータ。 12 特許請求の範囲第7項に記載のブレーキア
    クチユエータにおいて、前記クラツチ手段が、前
    記回転可能な調節部材の表面と前記一方のアクチ
    ユエータ構成要素の相対する協働面とで構成さ
    れ、前記回転可能な部材が、弾性手段によつて前
    記一方のアクチユエータ構成要素に向いた方向に
    押圧されるようになされており、前記弾性手段
    は、前記ばね手段より小さな力を発揮し、前記ば
    ね手段の力は、前記所定値に到達した前記圧力に
    よつて打ち負かされるまでは、相対的に固定され
    た表面に対して前記回転不能な調節部材を押圧す
    るようになされているブレーキアクチユエータ。 13 特許請求の範囲第1項から第12項の何れ
    か1項に記載のブレーキアクチユエータにおい
    て、前記一方のアクチユエータ構成要素が、他方
    のアクチユエータ構成要素を形成する本体内で摺
    動することのできる主ピストンであり、また、前
    記クラツチ手段が、それぞれ主ピストンと回転可
    能な調節部材とにある互いに向き合つた表面から
    構成されており、前記補助部分が、主ピストンの
    軸方向に向いた端壁に取り付けられ且つ内部に回
    転不能な調節部材の一部を収容するように構成さ
    れた中空部分を備えているブレーキアクチユエー
    タ。
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