JPS5830929B2 - シヤドウマスクの製造方法 - Google Patents
シヤドウマスクの製造方法Info
- Publication number
- JPS5830929B2 JPS5830929B2 JP13324578A JP13324578A JPS5830929B2 JP S5830929 B2 JPS5830929 B2 JP S5830929B2 JP 13324578 A JP13324578 A JP 13324578A JP 13324578 A JP13324578 A JP 13324578A JP S5830929 B2 JPS5830929 B2 JP S5830929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annealing
- less
- cold
- shadow mask
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims description 43
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 14
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 claims description 13
- 238000001259 photo etching Methods 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 8
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 18
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 8
- 229910001327 Rimmed steel Inorganic materials 0.000 description 7
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 6
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 6
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 238000005261 decarburization Methods 0.000 description 4
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 4
- 229910000655 Killed steel Inorganic materials 0.000 description 3
- RQMIWLMVTCKXAQ-UHFFFAOYSA-N [AlH3].[C] Chemical compound [AlH3].[C] RQMIWLMVTCKXAQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 3
- 238000001953 recrystallisation Methods 0.000 description 3
- 238000009849 vacuum degassing Methods 0.000 description 3
- 229910001567 cementite Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はカラーテレビブラウン管のシャドウマスク製
造方法に関する。
造方法に関する。
従来カラーテレビブラウン管のシャドウマスクは、So
l、A10.005%以下の低炭素リムド鋼を通常の冷
延鋼帯の製造工程を経て、タイトコイル焼鈍によりC:
0.01%以上の低炭素冷延鋼帯、あるいはオープンコ
イル焼鈍によりc:o、oi%以下の極低炭素冷延鋼帯
に製造されたものを再度冷圧率40%以上で板厚0.2
vts以下に冷間圧延(以下、再冷圧)し、これを素材
として、次のシャドウマスクの製造工程でこの素材にフ
ォトエツチング穿孔後、700’C〜950℃で10〜
60分間の短時間焼鈍(以下、最終焼鈍)を行い、レベ
ラー等により形状矯正と降伏点伸びを減少させた上、ブ
ラウン管の前曲面に合わせた型にプレス成形されて製造
される。
l、A10.005%以下の低炭素リムド鋼を通常の冷
延鋼帯の製造工程を経て、タイトコイル焼鈍によりC:
0.01%以上の低炭素冷延鋼帯、あるいはオープンコ
イル焼鈍によりc:o、oi%以下の極低炭素冷延鋼帯
に製造されたものを再度冷圧率40%以上で板厚0.2
vts以下に冷間圧延(以下、再冷圧)し、これを素材
として、次のシャドウマスクの製造工程でこの素材にフ
ォトエツチング穿孔後、700’C〜950℃で10〜
60分間の短時間焼鈍(以下、最終焼鈍)を行い、レベ
ラー等により形状矯正と降伏点伸びを減少させた上、ブ
ラウン管の前曲面に合わせた型にプレス成形されて製造
される。
この工程を下記に示す。低炭素リムド鋼塊→分塊圧延→
スラブ表面手入れ→スラブ加熱→熱間圧延→酸洗→冷間
圧延→箱型焼鈍(″1°4″焼鈍又01)−調質圧延オ
ープンコイル焼鈍 →冷間圧延(再冷圧)→フォトエツチング→焼鈍(最終
焼鈍)→レベラー加工→プレス成形→ブラウン管組込み このようなシャドウマスクの製造工程で問題となるのは
、鋼中の非金属介在物あるいは炭化物(Fe3C)がフ
ォトエツチング穿孔時に鉄地に較ベエッチングされやす
いと凹状となり、エツチングされにくいと凸状に残存す
ることから孔形状が悪くなることである。
スラブ表面手入れ→スラブ加熱→熱間圧延→酸洗→冷間
圧延→箱型焼鈍(″1°4″焼鈍又01)−調質圧延オ
ープンコイル焼鈍 →冷間圧延(再冷圧)→フォトエツチング→焼鈍(最終
焼鈍)→レベラー加工→プレス成形→ブラウン管組込み このようなシャドウマスクの製造工程で問題となるのは
、鋼中の非金属介在物あるいは炭化物(Fe3C)がフ
ォトエツチング穿孔時に鉄地に較ベエッチングされやす
いと凹状となり、エツチングされにくいと凸状に残存す
ることから孔形状が悪くなることである。
またフォトエツチング穿孔後、再冷圧ままのシャドウマ
スクにプレス成形性を与えるため最終焼鈍を行うが、こ
の場合、結晶粒が小さいほど本体孔形状が良くなるはず
であるが、第1図に示すように結晶粒が小さいほど降伏
点伸びが大きくなり、後工程でレベラー加工を行っても
十分に降伏点伸びを抑止できず、プレス成形時にストレ
ッチャーストレインが発生し、その結果逆に孔形状が悪
くなる欠点があった。
スクにプレス成形性を与えるため最終焼鈍を行うが、こ
の場合、結晶粒が小さいほど本体孔形状が良くなるはず
であるが、第1図に示すように結晶粒が小さいほど降伏
点伸びが大きくなり、後工程でレベラー加工を行っても
十分に降伏点伸びを抑止できず、プレス成形時にストレ
ッチャーストレインが発生し、その結果逆に孔形状が悪
くなる欠点があった。
このため従来では、最終焼鈍は結晶粒度がA、S、T、
MllG、 6.5±0.5の範囲になるような条件で
行う必要があった。
MllG、 6.5±0.5の範囲になるような条件で
行う必要があった。
この発明は上記従来法の欠点を改善し、孔形状の凹凸が
少なくきれいであり、又プレス加工によりこの孔形状が
変化しないような製造法を得ることを目的とする。
少なくきれいであり、又プレス加工によりこの孔形状が
変化しないような製造法を得ることを目的とする。
この発明の基本的特徴とするところは、スラブを熱間圧
延−冷間圧延一焼鈍一調質圧延することにより、c:o
、oi%以下、Mn : 0.10〜1.00優、S:
0.025%以下、Sol、Al: 0.010〜0.
120%、N : 100 ppm以下、残部鉄及び不
純物からなる組成を有し、しかも前記Nと5oCAA’
14 Sob、Alは□X −= 1.5以上の関係N
27 を満足し、Nの大部分はA7Nとして固定されているA
Aキルド冷延鋼板を得た後最終焼鈍を600〜800℃
で1〜10分間行うところにある。
延−冷間圧延一焼鈍一調質圧延することにより、c:o
、oi%以下、Mn : 0.10〜1.00優、S:
0.025%以下、Sol、Al: 0.010〜0.
120%、N : 100 ppm以下、残部鉄及び不
純物からなる組成を有し、しかも前記Nと5oCAA’
14 Sob、Alは□X −= 1.5以上の関係N
27 を満足し、Nの大部分はA7Nとして固定されているA
Aキルド冷延鋼板を得た後最終焼鈍を600〜800℃
で1〜10分間行うところにある。
このA[キルド冷延鋼板は通常の製造工程で製造される
ものであり、例えばまず仕上り温度820°C以上でス
ラブを熱間圧延し、巻取り温度480℃〜800℃でコ
イラーに巻取る。
ものであり、例えばまず仕上り温度820°C以上でス
ラブを熱間圧延し、巻取り温度480℃〜800℃でコ
イラーに巻取る。
次に酸洗後圧下車40%以上で冷間圧延を行い、つづい
て鋼板温度540℃〜850°Cで焼鈍しさらに調質圧
延を行ってAlキルド冷延鋼板を得る。
て鋼板温度540℃〜850°Cで焼鈍しさらに調質圧
延を行ってAlキルド冷延鋼板を得る。
また成分等の限定理由は次の通りである。
C:0.01%より多いと炭化物(Fe3C)の生成量
が増え、フォトエツチング穿孔時に鉄地に較ベエッチン
グされにくい炭化物が残存し、また降伏点伸びが太きい
ために孔形状を著しく悪化させる。
が増え、フォトエツチング穿孔時に鉄地に較ベエッチン
グされにくい炭化物が残存し、また降伏点伸びが太きい
ために孔形状を著しく悪化させる。
このため、0.01係以下とした。
Cをo、o1%以下にするためには、溶鋼の段階で真空
脱ガス処理してもよいし、冷延鋼板を得るための焼鈍と
して脱炭焼鈍を採用してもよい。
脱ガス処理してもよいし、冷延鋼板を得るための焼鈍と
して脱炭焼鈍を採用してもよい。
Mn:Mnは製鋼での脱酸の目的のほかにSによる熱間
脆性を防止するうえから、M n / 5)15を十分
満足させ、かつコストを考慮し、0.10〜1.00%
とした。
脆性を防止するうえから、M n / 5)15を十分
満足させ、かつコストを考慮し、0.10〜1.00%
とした。
S :Sは少ないほうが望ましく、0.025%を超え
るとMnS系介在物が増え、シャドウマスクの孔形状に
悪い影響を与えるため、0.025φ以下とした。
るとMnS系介在物が増え、シャドウマスクの孔形状に
悪い影響を与えるため、0.025φ以下とした。
Al:Alは製鋼での脱酸強化を行うことで酸化物系介
在物を著しく減少させ、フォトエツチング特性を向上さ
せるほか、降伏点伸びの原因となる固溶NをAlNとし
て固定させるのに必要な量を添加すれば良いが、本So
A、AA 発明者らの研究実験によれば、( 4 X−)≧1.5の関係を満足できるA[量7 の添加が必要である。
在物を著しく減少させ、フォトエツチング特性を向上さ
せるほか、降伏点伸びの原因となる固溶NをAlNとし
て固定させるのに必要な量を添加すれば良いが、本So
A、AA 発明者らの研究実験によれば、( 4 X−)≧1.5の関係を満足できるA[量7 の添加が必要である。
更にこの関係を満足するためには通常含まれるN量との
関係からSo7.A7として0.010%以上とするが
、必要以上に高くすると製造コストを上げるうえ、製鋼
工程において揚泥れを悪くし、非金属介在物が浮上しに
くいため Sol、AA!として0.010饅〜0.120%とし
た。
関係からSo7.A7として0.010%以上とするが
、必要以上に高くすると製造コストを上げるうえ、製鋼
工程において揚泥れを悪くし、非金属介在物が浮上しに
くいため Sol、AA!として0.010饅〜0.120%とし
た。
N :Nは降伏点伸びを増加させる原因となるため可能
な限り少ないほうが望ましい。
な限り少ないほうが望ましい。
また通常の製造方法では添加しない限り1100ppを
超えることはないので100 ppm以下とした。
超えることはないので100 ppm以下とした。
また、本発明では上記Nの大部分なAlNとして固定す
るものとする。
るものとする。
鋼中の固溶Nは上記したように降伏点伸びの原因となる
からである。
からである。
第2図はAlN析出量と保持温度との関係を示すグラフ
であり、これから650℃〜800℃の範囲で固溶Nを
AANとして固定できることがわかる。
であり、これから650℃〜800℃の範囲で固溶Nを
AANとして固定できることがわかる。
したがって、固溶NをAlNとして固定するには、熱間
圧延において巻取り温度を調整する方法及び/又は箱型
焼鈍を前記温度で行う方法の2通りの方法がある。
圧延において巻取り温度を調整する方法及び/又は箱型
焼鈍を前記温度で行う方法の2通りの方法がある。
C:0.01%以下の冷延鋼板を得るに際して箱型焼鈍
で脱炭処理を行う場合には、焼鈍温度を上記温度域とす
ることにより固溶NをA[Nとして固定すれば良い。
で脱炭処理を行う場合には、焼鈍温度を上記温度域とす
ることにより固溶NをA[Nとして固定すれば良い。
この場合、熱間圧延時には必ずしも上記の高温巻取りを
行う必要はなく、低温巻取りでも十分である。
行う必要はなく、低温巻取りでも十分である。
また、C:0.01%以下とするために、溶鋼の段階で
真空脱ガス処理を行う場合は、箱型焼鈍で脱炭処理を行
う必要がないため、熱間圧延で上記高温巻取りを行う。
真空脱ガス処理を行う場合は、箱型焼鈍で脱炭処理を行
う必要がないため、熱間圧延で上記高温巻取りを行う。
この場合、その後の焼鈍は再結晶しさえすれば良く、箱
型焼鈍は勿論連続焼鈍でも良い。
型焼鈍は勿論連続焼鈍でも良い。
この際の焼鈍温度としては鋼板温度が540’C〜80
0℃となるよう選定されるべきである。
0℃となるよう選定されるべきである。
540℃未満では再結晶が生じないし、800℃を超え
ると第2図に示すように、巻取り時に析出したAlNが
再固溶するおそれがあるためである。
ると第2図に示すように、巻取り時に析出したAlNが
再固溶するおそれがあるためである。
なお、箱型焼鈍で脱窒処理を行えば鋼中の固溶Nが減少
するので、その分AAの添加量を少なくできる。
するので、その分AAの添加量を少なくできる。
以上のように成分調整された極低炭素冷延鋼板(鋼帯)
を再冷圧しく圧下率40%以上)板厚0.2run以下
となし、通常のシャドウマスク製造工程でフォトエツチ
ング穿孔後、最終焼鈍を行いプレス成形する。
を再冷圧しく圧下率40%以上)板厚0.2run以下
となし、通常のシャドウマスク製造工程でフォトエツチ
ング穿孔後、最終焼鈍を行いプレス成形する。
プレス成形前に必要があればレベラー加工を施す。
この最終焼鈍条件は、600℃〜800°C望ましくは
650°C〜7500Cで1分〜10分間とする。
650°C〜7500Cで1分〜10分間とする。
600°C未満だと、前記の如く再結晶はするが、結晶
粒が十分に成長しないので降伏点伸びが5%内外と大き
くなり、また800℃を超えると急激に降伏点伸びが増
加するからである。
粒が十分に成長しないので降伏点伸びが5%内外と大き
くなり、また800℃を超えると急激に降伏点伸びが増
加するからである。
また焼鈍時間は、雰囲気加熱の焼鈍では、少なくとも1
分はその温度に保持しないと焼鈍効果が現われないため
、これを下限する。
分はその温度に保持しないと焼鈍効果が現われないため
、これを下限する。
また焼鈍時間はできるだけ短いことが望ましいので、強
いて上限を設ける必要もないが、750℃以上の焼鈍に
あっては、AlNの再固溶が始まるため、10分以上焼
鈍することは危険を伴い、これを上限とした。
いて上限を設ける必要もないが、750℃以上の焼鈍に
あっては、AlNの再固溶が始まるため、10分以上焼
鈍することは危険を伴い、これを上限とした。
以下実施例を示す。実施例
供試材は低炭素アルミキルド鋼とリムド鋼の転炉出鋼材
を通常の分塊及び連続鋳造後十分にスラブ表面手入れを
行い、熱間圧延を約850°Cの仕上温度と約515℃
〜700’Cの巻取り温度で行い、更に酸洗後圧下車7
7%で冷間圧延を行ったものを箱型焼鈍炉で約750°
Cで脱炭焼鈍を行い極低炭素冷延鋼帯とした。
を通常の分塊及び連続鋳造後十分にスラブ表面手入れを
行い、熱間圧延を約850°Cの仕上温度と約515℃
〜700’Cの巻取り温度で行い、更に酸洗後圧下車7
7%で冷間圧延を行ったものを箱型焼鈍炉で約750°
Cで脱炭焼鈍を行い極低炭素冷延鋼帯とした。
下掲第1表に脱炭焼鈍後の成分を示す。
次いで圧下率77優で再度冷間圧延を行い、板厚0.1
51111nとした後、650℃〜900’Cで10分
間短時間焼鈍を行った。
51111nとした後、650℃〜900’Cで10分
間短時間焼鈍を行った。
この処理後の常温引張特性と結晶粒度の測定結果を下掲
第2表及び第3図、第4図に示す。
第2表及び第3図、第4図に示す。
なお本発明のEは転炉出鋼後真空脱ガス処理を行い、熱
延段階で700℃で巻取り、更に鋼板温度700℃で連
続焼鈍を行ったものである。
延段階で700℃で巻取り、更に鋼板温度700℃で連
続焼鈍を行ったものである。
本発明による鋼はA〜F1比較材はG〜■であり、その
内AとC及びEは650℃以上で巻取った高温巻取材、
GはSoA、Al 14 (×−)≧1.5の関係を満足できな N 27 い組成の供試材、HはC量が本発明で規定する上限より
も多い供試材、■は従来材(リムド鋼)である。
内AとC及びEは650℃以上で巻取った高温巻取材、
GはSoA、Al 14 (×−)≧1.5の関係を満足できな N 27 い組成の供試材、HはC量が本発明で規定する上限より
も多い供試材、■は従来材(リムド鋼)である。
上掲第2表及び第3図、第4図とから、本発明SoA、
Al 14 による鋼は、(×−)≧1.5の関係 N 27 を満足できない極低炭素アルミキルド鋼と従来材(リム
ド鋼)に較べ最終焼鈍温度が600℃〜SOO℃の範囲
において降伏応力及び降伏点伸びが著しく低く、特に熱
延高温巻取を行ったAとCの鋼はこの傾向が顕著である
ことがわかる。
Al 14 による鋼は、(×−)≧1.5の関係 N 27 を満足できない極低炭素アルミキルド鋼と従来材(リム
ド鋼)に較べ最終焼鈍温度が600℃〜SOO℃の範囲
において降伏応力及び降伏点伸びが著しく低く、特に熱
延高温巻取を行ったAとCの鋼はこの傾向が顕著である
ことがわかる。
また本発明による鋼は、従来材(リムド鋼)に較べ結晶
粒がA、S 、T−MAで0.5〜1.5番小さい。
粒がA、S 、T−MAで0.5〜1.5番小さい。
そのため、本発明により得られるシャドウマスク材は、
フォトエツチングによって穿った孔に凹凸が少なくその
形状がきれいであり、またプレス加工によってこの孔形
状が変化しにくいといつ利点がある。
フォトエツチングによって穿った孔に凹凸が少なくその
形状がきれいであり、またプレス加工によってこの孔形
状が変化しにくいといつ利点がある。
また、本発明による鋼は降伏点伸びがほとんどなく、プ
レス成形前に行うレベラー加工により降伏点伸びを減少
させる必要がなく、この工程の省略が可能である。
レス成形前に行うレベラー加工により降伏点伸びを減少
させる必要がなく、この工程の省略が可能である。
また、レベラー加工を行うにしても、容易に行うことが
出来る。
出来る。
以上説明したように、本発明法によれば、従来の低炭素
リムド鋼に比べ非金属介在物が著しく少ない低炭素アル
ミキルド鋼を用いること、更には冷延鋼板の段階でC:
0.01%以下の極低炭素鋼を用いることにより、フォ
トエツチング特性を向上せしめ、加えて最終焼鈍後にお
けるプレス時に降伏点伸びの原因となる固溶Nを冷延鋼
板の段階でAlNとして固定するので、最終焼鈍条件を
上記低温短時間で行っても降伏点伸びが少なくストレッ
チャーストレインの発生を抑制せしめ得るため、孔形状
の優れたシャドウマスクを容易に得ることが出来る。
リムド鋼に比べ非金属介在物が著しく少ない低炭素アル
ミキルド鋼を用いること、更には冷延鋼板の段階でC:
0.01%以下の極低炭素鋼を用いることにより、フォ
トエツチング特性を向上せしめ、加えて最終焼鈍後にお
けるプレス時に降伏点伸びの原因となる固溶Nを冷延鋼
板の段階でAlNとして固定するので、最終焼鈍条件を
上記低温短時間で行っても降伏点伸びが少なくストレッ
チャーストレインの発生を抑制せしめ得るため、孔形状
の優れたシャドウマスクを容易に得ることが出来る。
第1図は降伏点伸びと結晶粒度との関係を示すグラフ、
第2図はAlN量と保持温哩との関係を示すグラフ、第
3図のa、b、cは夫々降伏点応力、降伏点伸び及び結
晶粒度に及ぼす最終焼鈍温度の影響を示すグラフ、第4
図は降伏点伸び、降So1.Al 14 伏点応力と、(×−)との関係を示 N 27 すグラフである。
第2図はAlN量と保持温哩との関係を示すグラフ、第
3図のa、b、cは夫々降伏点応力、降伏点伸び及び結
晶粒度に及ぼす最終焼鈍温度の影響を示すグラフ、第4
図は降伏点伸び、降So1.Al 14 伏点応力と、(×−)との関係を示 N 27 すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 c:o、o1%以下、Mn : 0.10〜1.
00%、S:0.025%以下、Sob 、Al: 0
.010〜0、120%、N:100pp瓜じ下、残部
鉄及び不可避的不純物からなり、前記NとSOl、Al
はSOA’、A7 14 X−〜1.5以上の関係を満足し、か N 27 つNの大部分はA[Nとして固定されているA[キルド
冷延鋼板を通常の熱間圧延−冷間圧延一焼鈍一調質圧延
により製造し、次いでこのAJI?キルド冷延鋼板を再
冷間圧延して板厚0.2w/を以下とし、つづいてフォ
トエツチングにより穿孔した後、600〜800℃で1
〜10分間の最終焼鈍な行い、次いで所定のシャドウマ
スク形状にプレス成形することを特徴とするシャドウマ
スクの製造方法。 2 C:0.01%以下、Mn : 0.10−1.
00%、S:0.025%以下、SoA、Al: 0.
010〜0.120%、N : 100 ppm以下、
残部鉄及び不可避的不純物からなり、前記NとSon、
A#はSoA、AA 14 X−〜1.5以上の関係を満足し、か N 27 つNの大部分はAlNとして固定されているAAキルド
冷延鋼板を通常の熱間圧延−冷間圧延一焼鈍一調質圧延
により製造し、次いでこのA7キルド冷延鋼板な再冷間
圧延して板厚0.2vts以下とし、つづいてフォトエ
ツチングにより穿孔した後、600〜soo’cで1〜
lO分間の最終焼鈍を行い、次いでレベラー加工を施し
て所定のシャドウマスク形状にプレス成形することを特
徴とするシャドウマスクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13324578A JPS5830929B2 (ja) | 1978-10-31 | 1978-10-31 | シヤドウマスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13324578A JPS5830929B2 (ja) | 1978-10-31 | 1978-10-31 | シヤドウマスクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5562123A JPS5562123A (en) | 1980-05-10 |
JPS5830929B2 true JPS5830929B2 (ja) | 1983-07-02 |
Family
ID=15100092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13324578A Expired JPS5830929B2 (ja) | 1978-10-31 | 1978-10-31 | シヤドウマスクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5830929B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS579857A (en) * | 1980-06-20 | 1982-01-19 | Nisshin Steel Co Ltd | Flat mask for manufacturing shadow mask for cathode-ray tube of color television and its manufacture |
KR100503106B1 (ko) * | 2000-06-26 | 2005-07-21 | 도요 고한 가부시키가이샤 | 컬러수상관용 섀도마스크용 소재, 섀도마스크 및 수상관 |
-
1978
- 1978-10-31 JP JP13324578A patent/JPS5830929B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5562123A (en) | 1980-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR910000010B1 (ko) | 연자기특성이 우수한 규소철판의 제조방법 | |
JPS5943974B2 (ja) | シヤドウマスクの製造方法 | |
KR970007205B1 (ko) | 새도우 마스크용 냉연강판과 그 제조방법 | |
JPS62185828A (ja) | シヤドウマスク用フレ−ム材の製造方法 | |
JP6950723B2 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH08269571A (ja) | 一方向性電磁鋼帯の製造方法 | |
JPS5830929B2 (ja) | シヤドウマスクの製造方法 | |
JPS58171527A (ja) | 低級電磁鋼板の製造方法 | |
US6645317B1 (en) | Metal components for picture tubes | |
US7026751B2 (en) | Material for shadow mask, method for production thereof, shadow mask comprising the material and picture tube using the shadow mask | |
US3496032A (en) | Process for the production of coldrolled steel plate having good shape-fixability | |
JPS641531B2 (ja) | ||
JP3410873B2 (ja) | 連続焼鈍によるシャドウマスク原板の製造方法 | |
JPS6237094B2 (ja) | ||
US6193819B1 (en) | Method for manufacturing cold rolled shadow mask steel sheet with stacked annealing | |
JPS58164754A (ja) | シヤドウマスク用冷延薄鋼帯及びその製造方法 | |
JPS58181825A (ja) | シヤドウマスクの製造方法 | |
JPS6249324B2 (ja) | ||
JPH06306535A (ja) | ネックドイン性に優れたdi缶用表面処理原板及び製造方法 | |
JPS59123721A (ja) | 加工性にすぐれた冷延鋼板の製造方法 | |
JPS58104124A (ja) | 連続焼鈍による加工用冷延鋼板の製造方法 | |
JPS5873719A (ja) | 常温時効硬化の少ない電磁鋼板の製造方法 | |
JPH0361330A (ja) | ブラウン管シールド用冷間圧延鋼板の製造法 | |
JPS58133324A (ja) | シヤドウマスクの製造方法 | |
JPH0463232A (ja) | 連続焼鈍によるプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造法 |