JPS5873719A - 常温時効硬化の少ない電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
常温時効硬化の少ない電磁鋼板の製造方法Info
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- JPS5873719A JPS5873719A JP17069881A JP17069881A JPS5873719A JP S5873719 A JPS5873719 A JP S5873719A JP 17069881 A JP17069881 A JP 17069881A JP 17069881 A JP17069881 A JP 17069881A JP S5873719 A JPS5873719 A JP S5873719A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
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- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気特性並びに打抜特性のすぐれた低級無方向
性電磁鋼板を安価に製造する方法に関するものである。
性電磁鋼板を安価に製造する方法に関するものである。
低級電磁鋼板は、家庭電化製品などに使われる小型モー
ター、あるいは音響、通信機器等に使われる小型トラン
ス等の鉄芯材料として用いられる。これら小型モーター
やトランス等の低コスト化を図乞だめに、鉄芯材料とし
て用いられる電磁鋼板は、磁気特性が優れていることは
勿論であるが、加工性として特に高速連続プレス打抜特
性においても優れ、且つ安価であることが要求される。
ター、あるいは音響、通信機器等に使われる小型トラン
ス等の鉄芯材料として用いられる。これら小型モーター
やトランス等の低コスト化を図乞だめに、鉄芯材料とし
て用いられる電磁鋼板は、磁気特性が優れていることは
勿論であるが、加工性として特に高速連続プレス打抜特
性においても優れ、且つ安価であることが要求される。
従来、この種の電磁鋼板の製造方法に関してはいくつか
紹介されており、また多くの鉄鋼製造業者において実際
に製造されている。例えば特公昭38−8556号、特
公昭49−6456号の各公報に記載されているものは
その代表的な製造方法である。これらは磁気特性、打抜
特性とも優れた電磁鋼板を得るものではあるが、最近の
高速連続焼鈍設備を用いた場合、焼鈍均熱後の急速冷却
にょシ、打抜特性を、不安定にする時効硬化現象を呈す
ることが多い。この現象は常温に放置した場合、過飽和
に固溶したCが、微細な炭化物として析出するために第
1図(比較材2、図中Bで示す。)に示される如く、漸
次硬度が上昇するものであって、従来から周知の100
〜200℃前後において、炭化物の析出による磁気時効
現象とは異なる。
紹介されており、また多くの鉄鋼製造業者において実際
に製造されている。例えば特公昭38−8556号、特
公昭49−6456号の各公報に記載されているものは
その代表的な製造方法である。これらは磁気特性、打抜
特性とも優れた電磁鋼板を得るものではあるが、最近の
高速連続焼鈍設備を用いた場合、焼鈍均熱後の急速冷却
にょシ、打抜特性を、不安定にする時効硬化現象を呈す
ることが多い。この現象は常温に放置した場合、過飽和
に固溶したCが、微細な炭化物として析出するために第
1図(比較材2、図中Bで示す。)に示される如く、漸
次硬度が上昇するものであって、従来から周知の100
〜200℃前後において、炭化物の析出による磁気時効
現象とは異なる。
本発明は優れた磁気物°性は勿論であるが、同時に時効
硬化現象が無く安定した打抜特性を有する電磁鋼板を、
以下に述べる製造工程で安価に製造することを特長とす
る。即ちm 〔C) 0.08%以下、Si1.5%以
下、2012%以下、AA’ 0.5%以下、残部゛不
可避不純成分及びFeから構成され、製鋼熱間圧延、冷
、間圧延の各工程の通常一般工程にて薄銅帯(板)、と
なる。(2)上記(1)の銅帯の再結晶焼鈍は、近年、
急速な進歩を遂げつつある深絞加工用冷延鋼板製造のた
めの加熱帯、均熱帯、−次冷却帯、過時効処理帯、二次
冷却帯から構成される高速連続焼鈍設備にて行なわれる
。(3)上記(2)の再結晶焼鈍終℃、後、必要に応じ
て15%未満の軽圧下による調質圧延が行なわれる。
硬化現象が無く安定した打抜特性を有する電磁鋼板を、
以下に述べる製造工程で安価に製造することを特長とす
る。即ちm 〔C) 0.08%以下、Si1.5%以
下、2012%以下、AA’ 0.5%以下、残部゛不
可避不純成分及びFeから構成され、製鋼熱間圧延、冷
、間圧延の各工程の通常一般工程にて薄銅帯(板)、と
なる。(2)上記(1)の銅帯の再結晶焼鈍は、近年、
急速な進歩を遂げつつある深絞加工用冷延鋼板製造のた
めの加熱帯、均熱帯、−次冷却帯、過時効処理帯、二次
冷却帯から構成される高速連続焼鈍設備にて行なわれる
。(3)上記(2)の再結晶焼鈍終℃、後、必要に応じ
て15%未満の軽圧下による調質圧延が行なわれる。
次に本発明の詳細について述べる。
本発明の電磁鋼板中に含有される成分組成は、C0,0
06〜0.08%、Si1.5%以下、Po、20%以
下、A10.50%以下、残部不可避不純物及び鉄よシ
構成される。これらの成分含有量を規定する背景につい
て以下に述べる。電磁鋼板に含有されるCは、磁気特性
を悪くするため出来るだけ低いことが望まれるが、通常
用いられる製鋼設備、真空脱炭処理においても負荷がか
かるため、極端にCを下げることは、磁性に有害な酸化
物系介在物の増大、炉体レンガの溶損の増大などを招く
とともに、比較的安価に、かつ容易に到達し得□るC量
として、0.006%を下限と、:1.1 した。またC?上限については0.08%とした。
06〜0.08%、Si1.5%以下、Po、20%以
下、A10.50%以下、残部不可避不純物及び鉄よシ
構成される。これらの成分含有量を規定する背景につい
て以下に述べる。電磁鋼板に含有されるCは、磁気特性
を悪くするため出来るだけ低いことが望まれるが、通常
用いられる製鋼設備、真空脱炭処理においても負荷がか
かるため、極端にCを下げることは、磁性に有害な酸化
物系介在物の増大、炉体レンガの溶損の増大などを招く
とともに、比較的安価に、かつ容易に到達し得□るC量
として、0.006%を下限と、:1.1 した。またC?上限については0.08%とした。
これは0.08%″□舅j下であれば、磁気特性として
は満足させ得るしこまだ必要によってはプレス打抜後、
弱酸化性雰囲気中にて、歪取焼鈍を施せば、更にすぐれ
た磁気特性を得る゛ことが可能である。C含有量の下限
値として0.006%としたのは、これ以下では前述の
時効硬化現象を呈さないからでもある。
は満足させ得るしこまだ必要によってはプレス打抜後、
弱酸化性雰囲気中にて、歪取焼鈍を施せば、更にすぐれ
た磁気特性を得る゛ことが可能である。C含有量の下限
値として0.006%としたのは、これ以下では前述の
時効硬化現象を呈さないからでもある。
次にSiの含有量であるが、電磁鋼板中に含有されるs
tq高い程鉄損を低くする力t、反面飽和磁束密度が低
下するため、/4%型モーターや小型トランスにおいて
は励磁特性を悪くす、る。
tq高い程鉄損を低くする力t、反面飽和磁束密度が低
下するため、/4%型モーターや小型トランスにおいて
は励磁特性を悪くす、る。
このため本発明においては1.5%未満とした。
なおSi含有量の下限としては、健全な鋼塊又□ は
連鋏鋳造片を得るために0,02%程度カー良い。
連鋏鋳造片を得るために0,02%程度カー良い。
Pは磁気特性には大きな影響畔ないカt、打抜性向上あ
るいは鋼板強度維持のため、必要によっては積極的な添
加が行われ、本発明においては0.200%まで含有さ
れるものを対象とした。
るいは鋼板強度維持のため、必要によっては積極的な添
加が行われ、本発明においては0.200%まで含有さ
れるものを対象とした。
kl Id Siと同じく鉄損改善の効果カーあるカt
、高価な添加元素であシ、本発明においてはQ、500
%未満とした〇 また本発明においてはMn+Sなどの成分は、特にその
含有量を規定しない。
、高価な添加元素であシ、本発明においてはQ、500
%未満とした〇 また本発明においてはMn+Sなどの成分は、特にその
含有量を規定しない。
以上の成分を含有する素材は、連・続鋳造又は造塊、分
塊圧延工程を経てスラブとし、更に通常の熱間圧延、冷
間圧延によって厚さ0.3〜1.0龍の薄鋼帯となるく
。′この様にして得られた銅帯の再結晶焼鈍は加熱、均
熱、1次急速冷却、過時効処理、2次冷却から成るサイ
クルで行なわれ、必要に応じてこの後に2〜15%の調
質圧延を施戸れることがある。この焼鈍における鋼帯の
均熱温゛度は、再結晶に必要な650℃〜900−℃で
ある。この様な高温度からの冷却速度は、最近の高速′
連続焼鈍では、従来の冷却速度に比べ大巾に速くなって
いる。連続焼鈍設備の建設費用あるいは操業費用を安価
とするためには、冷却帯の長さを小さくすることが望ま
しい。最近では、この1次冷却にミスト冷却あるいは気
水冷却の技術が応用され始めている。この冷却手段によ
シ得られる冷却速度は、およそ100.’C/ sec
超〜1000℃/ secである。これらに鑑み、本発
明における1次冷却速度は100℃/ sec超〜10
00℃/ secのものを対象とした。
塊圧延工程を経てスラブとし、更に通常の熱間圧延、冷
間圧延によって厚さ0.3〜1.0龍の薄鋼帯となるく
。′この様にして得られた銅帯の再結晶焼鈍は加熱、均
熱、1次急速冷却、過時効処理、2次冷却から成るサイ
クルで行なわれ、必要に応じてこの後に2〜15%の調
質圧延を施戸れることがある。この焼鈍における鋼帯の
均熱温゛度は、再結晶に必要な650℃〜900−℃で
ある。この様な高温度からの冷却速度は、最近の高速′
連続焼鈍では、従来の冷却速度に比べ大巾に速くなって
いる。連続焼鈍設備の建設費用あるいは操業費用を安価
とするためには、冷却帯の長さを小さくすることが望ま
しい。最近では、この1次冷却にミスト冷却あるいは気
水冷却の技術が応用され始めている。この冷却手段によ
シ得られる冷却速度は、およそ100.’C/ sec
超〜1000℃/ secである。これらに鑑み、本発
明における1次冷却速度は100℃/ sec超〜10
00℃/ secのものを対象とした。
ところで、この様な冷却速度で常温まで冷却された鋼板
は、常温で放置すると前述の如9く微細な炭化物の析出
による時効硬化現象が起きやすい。この時効硬化現象を
有する電磁鋼板は、鉄鋼製造業者における焼鈍終了から
、プレス打抜業者が使用するまでの仕掛期間に硬度が変
化することKなシ、仕掛期間のばらつきによっては、プ
レス打抜時における電磁鋼板の硬度、のばらつきを大き
くする。鋼板の硬度は、プレス打抜特性に密接に影響し
、特に小型モーター、小型ト′ランスの鉄芯製造におけ
る高速連続プレス打抜加工においては、その生産性確保
のために、被打抜材である電磁鋼板の硬度は、ばらつき
が小さく常に一定レベルを有するものの供給を、要求さ
れている。
は、常温で放置すると前述の如9く微細な炭化物の析出
による時効硬化現象が起きやすい。この時効硬化現象を
有する電磁鋼板は、鉄鋼製造業者における焼鈍終了から
、プレス打抜業者が使用するまでの仕掛期間に硬度が変
化することKなシ、仕掛期間のばらつきによっては、プ
レス打抜時における電磁鋼板の硬度、のばらつきを大き
くする。鋼板の硬度は、プレス打抜特性に密接に影響し
、特に小型モーター、小型ト′ランスの鉄芯製造におけ
る高速連続プレス打抜加工においては、その生産性確保
のために、被打抜材である電磁鋼板の硬度は、ばらつき
が小さく常に一定レベルを有するものの供給を、要求さ
れている。
この時効硬化現象を回避するためには、1次急速冷却後
、ストップクエンチし、又は常温まで冷却後低温短時間
の熱処理、即ち過時効処理を施すことによって、過飽和
に固溶したCを粗大炭化物として析出させることが有効
である。
、ストップクエンチし、又は常温まで冷却後低温短時間
の熱処理、即ち過時効処理を施すことによって、過飽和
に固溶したCを粗大炭化物として析出させることが有効
である。
本発明者等はC0,006〜0.08%、いSt 1.
.5%未満を含有する低炭素珪素鋼において、高速連続
プレス打抜使用で、何ら問題を起さない非時効硬化性を
得るための過時効処理について詳細な検討を行なった。
.5%未満を含有する低炭素珪素鋼において、高速連続
プレス打抜使用で、何ら問題を起さない非時効硬化性を
得るための過時効処理について詳細な検討を行なった。
即ち非時効硬化性として、連続焼鈍工程終了から約30
00時間後、常温時効硬化量をビッカース硬度変化量5
ポイント未満とした。1次冷却速度は1000℃/ s
ec以下において、非時効硬化性を得る過時効処理条件
は、300℃〜550℃にて60秒以上の熱処理であれ
ば、必要かつ十分なる条件であることが判明した。
00時間後、常温時効硬化量をビッカース硬度変化量5
ポイント未満とした。1次冷却速度は1000℃/ s
ec以下において、非時効硬化性を得る過時効処理条件
は、300℃〜550℃にて60秒以上の熱処理であれ
ば、必要かつ十分なる条件であることが判明した。
即ち300℃未満の過時効処理であれば、過飽和固溶C
の析出が不十分であシ、完全な非時効硬化性は得られな
い。また過時効処理温度は高すぎると、析出したカーバ
イドの再固溶を起すので、非時効硬化の点からは望まし
くない。省、1ト エネルギーの観点かGも低温過時効処理が望ましいこと
は言うまでもな、い。本発明においては過時効処理温度
の上限は550℃とした。
の析出が不十分であシ、完全な非時効硬化性は得られな
い。また過時効処理温度は高すぎると、析出したカーバ
イドの再固溶を起すので、非時効硬化の点からは望まし
くない。省、1ト エネルギーの観点かGも低温過時効処理が望ましいこと
は言うまでもな、い。本発明においては過時効処理温度
の上限は550℃とした。
また本発明においては、この連続焼鈍の後、2〜15%
の軽圧下による調質圧延を施すものについても対象とし
た。即ち、ブレス打抜後700〜850℃程度の歪取焼
鈍を行なういわゆるセミプロセス材は、この2〜15%
の調質圧延によって与えられた歪によシ、歪取焼鈍にて
結晶粒成長が引起され−11、すぐれた磁気特性が得ら
れるのである。またこの種の歪取焼鈍は、その雰囲気な
脱炭性雰囲気とすることによって、鋼板に含有されるC
は容易に0.01%程度以下にまで低下させることが可
能であシ、これによって磁気特性が改善されることは周
知である。
の軽圧下による調質圧延を施すものについても対象とし
た。即ち、ブレス打抜後700〜850℃程度の歪取焼
鈍を行なういわゆるセミプロセス材は、この2〜15%
の調質圧延によって与えられた歪によシ、歪取焼鈍にて
結晶粒成長が引起され−11、すぐれた磁気特性が得ら
れるのである。またこの種の歪取焼鈍は、その雰囲気な
脱炭性雰囲気とすることによって、鋼板に含有されるC
は容易に0.01%程度以下にまで低下させることが可
能であシ、これによって磁気特性が改善されることは周
知である。
尚、1次急速冷却は、再結晶焼鈍後直ちに行うことを基
本とするが、再結晶焼鈍後と1次急速冷却開始との間に
、短時間の徐冷工程を介在させることもできる。
本とするが、再結晶焼鈍後と1次急速冷却開始との間に
、短時間の徐冷工程を介在させることもできる。
以下にいくつかの実施例について説明する。
実施例I
C0,037%、Si0.06%、Mn0.32%、P
O,029%、80.017%、AA!0.001%、
残シ鉄および不可否不純物よシ成る鋼を、:通常の連続
鋳造、熱間圧延、冷間圧延にて0.50111の薄鋼帯
とし、連続焼鈍にて銅帯温度770℃にて35秒均熱後
、400℃までスプレー冷却(約1000℃/sec
) L、次いで400℃×120秒の過時効処理を行な
い、その後常温まで2次冷却した。得られた磁気特性と
硬度の結果を表1に示す。
O,029%、80.017%、AA!0.001%、
残シ鉄および不可否不純物よシ成る鋼を、:通常の連続
鋳造、熱間圧延、冷間圧延にて0.50111の薄鋼帯
とし、連続焼鈍にて銅帯温度770℃にて35秒均熱後
、400℃までスプレー冷却(約1000℃/sec
) L、次いで400℃×120秒の過時効処理を行な
い、その後常温まで2次冷却した。得られた磁気特性と
硬度の結果を表1に示す。
本結果よシ、連続焼鈍における過時効処理の有無又はそ
の条件は、磁気特性にはほとんど影響はないが、時効硬
化現象に大・きく影響していることが判るっ即ち400
℃×120秒という十分な過時効処理では、時効硬化現
象は現れな身が、200℃×30秒では、過時効処理と
して不十分であシ、常温にて4ケ月放置した後の、ビッ
カース硬度は約30ポイントも上昇した。
の条件は、磁気特性にはほとんど影響はないが、時効硬
化現象に大・きく影響していることが判るっ即ち400
℃×120秒という十分な過時効処理では、時効硬化現
象は現れな身が、200℃×30秒では、過時効処理と
して不十分であシ、常温にて4ケ月放置した後の、ビッ
カース硬度は約30ポイントも上昇した。
また過時効処′理を行なわなかった比較材2における時
効硬化は、はなはだしく大きく、ビッカース硬度で約5
0ポイントも上昇している。
効硬化は、はなはだしく大きく、ビッカース硬度で約5
0ポイントも上昇している。
(第1図参照、図中A:比較材1、C:本発明)実施例
2 C含有量の異なる2種類の0.3%珪素鋼と、通常の連
続鋳造、熱間圧延、冷間圧延により0、501111厚
の薄鋼板とした。次いで連続焼鈍にて鋼板温度83.O
rで30秒均熱後、ミスト冷却(冷却速度約150 C
/sec )にて330Cまで冷却し、その温度にて6
0秒の過時効処理を施し、その後常温まで空冷した。本
試験材のし一ドル成分を表2−1に、また最終成品の磁
気特性と硬度について比較材とともに表2−2に示す。
2 C含有量の異なる2種類の0.3%珪素鋼と、通常の連
続鋳造、熱間圧延、冷間圧延により0、501111厚
の薄鋼板とした。次いで連続焼鈍にて鋼板温度83.O
rで30秒均熱後、ミスト冷却(冷却速度約150 C
/sec )にて330Cまで冷却し、その温度にて6
0秒の過時効処理を施し、その後常温まで空冷した。本
試験材のし一ドル成分を表2−1に、また最終成品の磁
気特性と硬度について比較材とともに表2−2に示す。
これらの結果においても、実施例1と同じく過時効処理
の条件は、磁気特性にはほとんど影響がなく、常温にお
ける時効硬化に大きく影響していることが判る。
の条件は、磁気特性にはほとんど影響がなく、常温にお
ける時効硬化に大きく影響していることが判る。
実施例3
表3−1に示す3種類の7−ドル成分を有する鋼を、通
常の連続鋳造、熱間圧延、冷間圧延監−より0.53■
l厚の薄鋼板とした。次いで連続焼鈍(1次冷却はミス
ト冷却で120 C/sec’) k経た後、直ちに圧
下率約5,5チの調質圧延を施し、0.50111厚の
最終成品とした。
常の連続鋳造、熱間圧延、冷間圧延監−より0.53■
l厚の薄鋼板とした。次いで連続焼鈍(1次冷却はミス
ト冷却で120 C/sec’) k経た後、直ちに圧
下率約5,5チの調質圧延を施し、0.50111厚の
最終成品とした。
連続焼鈍条件と最終成品の磁気特性及び硬度を表3−2
に−示す。
に−示す。
連続焼鈍終了後、調質圧延を施す不実施例C二おいても
、前述の実施例1及び2と同じ(、過時効処理が時効硬
化特性を大きく支配していることが判る。
、前述の実施例1及び2と同じ(、過時効処理が時効硬
化特性を大きく支配していることが判る。
実施例1.2.3を通じ、Cを0.006〜0.08%
、5ii1.5%未満含有する本発明の電磁鋼板におい
て、連続焼鈍における急速冷却は磁気特性には何らの影
響はな゛く、むしろプレス打抜性に、密接な関連をもつ
硬度に太き(影響することは明瞭である。
、5ii1.5%未満含有する本発明の電磁鋼板におい
て、連続焼鈍における急速冷却は磁気特性には何らの影
響はな゛く、むしろプレス打抜性に、密接な関連をもつ
硬度に太き(影響することは明瞭である。
本発明の電磁鋼においては、急速冷却によって過飽和に
固溶したCの常温析出に起因する時効硬化現象を°完全
に回避するためには、過時効処理として300C以上の
温度と、60秒以上の時間を要する熱処理が必要である
。
固溶したCの常温析出に起因する時効硬化現象を°完全
に回避するためには、過時効処理として300C以上の
温度と、60秒以上の時間を要する熱処理が必要である
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 C0,006〜0.08%、Si1.5%以下
、PO,2%以丁、Al (酸可溶性Al ) 0.5
%以下、残部鉄および不可避不純物よシ構成され、通常
の熱間圧延、および冷間圧延された銅帯を650〜90
0℃にて再結晶焼鈍後、100℃超/ sec 〜1,
000℃/ secの冷却速度で過時効処理温度範囲又
はそれ以下まで急速冷却し、次いで300℃〜550℃
にて60秒以上の過時効処理を施す−ことを特徴とする
常温時効硬化の少ない電磁鋼板の製造方法。 2、 過時効処理の後、2〜15%の調質圧延を施すこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の常温時効硬
化の少ない電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17069881A JPS5873719A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 常温時効硬化の少ない電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17069881A JPS5873719A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 常温時効硬化の少ない電磁鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5873719A true JPS5873719A (ja) | 1983-05-04 |
Family
ID=15909733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17069881A Pending JPS5873719A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 常温時効硬化の少ない電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5873719A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63255323A (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-21 | Nippon Steel Corp | 磁気特性の優れたセミプロセス無方向性電磁鋼板の製造方法 |
JP2013076160A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-25 | Nisshin Steel Co Ltd | 打抜き性に優れるipmモータのロータ鉄心用鋼板、その製造方法、ipmモータのロータ鉄心及びipmモータ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496456A (ja) * | 1972-05-08 | 1974-01-21 |
-
1981
- 1981-10-27 JP JP17069881A patent/JPS5873719A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPS496456A (ja) * | 1972-05-08 | 1974-01-21 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013076160A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-25 | Nisshin Steel Co Ltd | 打抜き性に優れるipmモータのロータ鉄心用鋼板、その製造方法、ipmモータのロータ鉄心及びipmモータ |
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