JPS58164754A - シヤドウマスク用冷延薄鋼帯及びその製造方法 - Google Patents

シヤドウマスク用冷延薄鋼帯及びその製造方法

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JPS58164754A
JPS58164754A JP4730382A JP4730382A JPS58164754A JP S58164754 A JPS58164754 A JP S58164754A JP 4730382 A JP4730382 A JP 4730382A JP 4730382 A JP4730382 A JP 4730382A JP S58164754 A JPS58164754 A JP S58164754A
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JP
Japan
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weight
rolling
cold
annealing
steel strip
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JP4730382A
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English (en)
Inventor
Takashi Obara
隆史 小原
Toshio Irie
敏夫 入江
Toshiaki Ikeda
池田 東至朗
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、シャドウマスク用冷延鋼帯及びその製造方
法に関するものである。
ここにシャドウマスタは、畠電子銃、カラー受像管の螢
光意表面板のすぐ後ろにおかれて、三つの電子ビームの
おのおのが確実に予電したカラー螢光点だけに当るよう
に規制する多数の細孔を厳格な規則に従って配列するを
要するので、フォトエツチングによる正確な孔あけ加工
を経てから、螢光面と平行をなす規定の一幕の曲面に精
密プレス加工が行われるを例とする。
ちなみに上記細孔は、孔径O−S〜0・3ms+とくに
0.82〜0.愈S閣、ピッチ0066〜O會ツ〇−と
くに0.611@I!度でブラウン管の大きさや種類に
応じてga〜85万個にも及ぶ。
従来シャドウマスクは、通常の冷延1穆を経たリムド鋼
の箱焼鈍またはktキルド鋼の脱炭焼鈍で得られる銅帯
に再度冷間圧延を施して、o、gm未満通常ヲ10・1
51Bの板厚とし、これを素材として、フォトエツチン
グ後、短時間の焼鈍がプレス成形に先立って更めて施さ
れるが、かような焼鈍に際して板面の焼付きや、変形さ
らにはエツチングによる細孔の歪が生じないような配慮
、つまり低温短時間の処理を要するところ、その結果降
伏伸びを充分に小さくなし難く、プレス成形の際に該細
孔が変形を生じるおそれがあった。
ここにエツチング処理工種とプレス成形1糧との間に焼
鈍処理が施された6は、まずフォトエツチングによる細
孔の形状を1好にする必要上、冷延薄鋼帯素材の結晶粒
径を木さくすべきであるが、この場合に降伏伸びが高く
ガって、プレス成形時における細孔の変形を余−なくす
る不利を回避するように、エツチング処理のあとでのプ
レス成形における形状凍結性を確保するためであり、こ
こにその焼鈍による、板面の一會つき、変形およびエツ
チング細孔の歪を避けるように、で館るだけ低温、短時
間で再緒晶することが、七にとともに降伏伸びについて
も非常忙小さいこと、にあわせ強く要請されたのである
またこの種の用途で冷蝙薄銅帯には、フォトエッチジグ
処理に際して孔むらなどを生じないように非金属介在物
や炭化物ができるだけ少ないこと、また平坦度がとくに
良好であることなども要請される。
かような要請に対して従来から冷延薄鋼帯素材として、
リムド鋼板、オープンコイル焼鈍法による脱炭鋼板また
は極低炭素鋼板が用いられたけれどもそれぞれ次に示す
問題を残している。
寥ずリムド鋼板は、短時間焼鈍時の粒成長性かい 非常に良好なものの、?の偏析が多くまた粗大な□ 酸化物系介在物も多いため、フすトエッチング性柔 が極端に悪く、しかも連続−造ができないことも欠点で
ある。
次にす一プン焼鈍による脱炭脱窒鋼板は、材料特性とし
ては良好なものの焼鈍雰囲気を高価なアンモニア分解ガ
スにし、かつ非常に長時間熱処理しなければならず、焼
鈍;ストが高くなることが欠点である。また、さらにコ
イルをルーズコイルにあるいはタイトコイルに巻鎗もと
す際に発生する表面欠陥が避けられず、歩留低下による
コスト上昇も著しい。
また′極低炭素鋼板については、溶製段階で、脱ガス処
理により、炭素を十分減じ降伏点を低くしかつ、降伏伸
びを小さくしなければならないが、現在の脱ガス技術で
は、経済的にこの種鋼板の特性を飛躍的に向上させる程
度まで炭素な低減することかで傘ない。
またあえてCを低くすると結晶粒径が大會く成長しすぎ
エツチング性が非常に劣化する。
以上の問題に対する在来の方策として炭化物形成元素を
添加し特性を改善しようとする方法などが提案され、そ
の代表的例とし℃の特開昭114−l14−1o号公報
には、同公報の実施例に示されているように、C= 0
.006〜0.01?重量%(以下単に%で示す)、M
n=0・18〜0.48%を含みかつNbまたはT1を
CK対する原子比で1以上添加することによって、特性
の良好な鋼板を得ようとしている。
しかしこの場合NbまたはT1を0.07%以上のよう
なかなりに多量添加しなければならず、しかもNbやT
1の炭窒化物によるスラブ表面キズの増加、鋼板表面性
状の悪化及びNb 、 Ti添加によるコスト上昇が著
しいし、また合金添加量が多いため、炭窒化物および固
溶元素自体によるエツチングムラの発生率が非常に高い
この発明は、従来法につき上記したような諸欠点を改善
し、低コストでフォトエツチング#l8IIJi上何ら
の間−なく、しかもその後に焼鈍処理なしでプレス加工
性Kvkれたシャドウマスク用冷延鋼帯と該鋼帯を能率
よく製造する方法とを提供するものである・ すでにのべたように鋼中炭化物は、エツチング性や粒成
長性に悪影響を及ぼす、よって発明者らは粗大な炭化物
を形成しない極低炭素鋼を基本に多くの実験を重ね、種
々検討した結果以下に述べるような知見を得、特性の良
いシャドウマスク用銅帯を有利に提供することに成功し
た。
この発明は、C: 0.004%以下、 Mn : 0
.05〜0.80%および8o1 ・At: 0−01
〜0−10%を含み、かつNl) : 0.001%以
上を原子比でo、】<Nb/c<Q、6の制限範囲内で
含有し1.残部鉄および不可避的不純物からなり、最終
冷延に引続(焼鈍およびスキンパス圧!f、な経て結晶
粒度番号8・8以上の細粒組織を有し、しかも降伏強さ
が19.0 K# f/u”以下であることを特徴とす
るシャドウマスク用冷延薄鋼帯ならびに、C: 0.0
04%以下、 Mn :o、os 〜o、ao%および
8o1. n: o、oi ”” 0−10 %のほか
、Nb : o・001%以上を原子比で0.1≦Nb
/C≦0・6の範囲内寸含有する組成の鋼片な溶製する
こと、この鋼片、を通常の工程で熱延、酸洗した後、9
0%以上のml′−皐で板厚o、s sI未満に最終冷
延な施すことおよびフォトエツチング処理1楊への供用
に先立って、再結晶温度以上で焼鈍しついでスキンパス
圧延を施すことの結合になるシャドクマスク用冷延薄−
帯の製造方法である。
すなわちこの発明では最終冷延のあとで再結晶焼鈍とス
キンバス圧延を行った冷jfII#−帯をそのままフォ
トエツチング処理に供し、またその後再焼鈍なしにプレ
ス成形に供することができる。
さて従来の工程流れでは第1図囚に示すように、熱延鋼
帯を中間板厚に冷延俵軟化焼鈍し、さらに目的板厚に冷
間圧延した後、フォトエツチング処理し、さらに再結晶
焼鈍とレベラー逃場な経てから、プレス成形および黒化
処理に供されていたが、この工程ではフォトエツチング
後の小切板状態での焼鈍が余儀なくされたことによる歩
留、I@率の低下でも著しく不利であった。
ここに焼鈍を先行させてフォトエツチングを行えなかっ
た主た゛る理由は、プレス成形時にストレッチャースト
レインを発生させないよう結晶粒を非常に大きくし・J
降伏伸を小さくした銅帯では、i フォトエツチング処理9罠細孔の周囲形状が乱れ   
iることかあり、これに対しフォトエツチングに適する
よう結晶粒を小さくすると硬質となり、降伏伸びは大き
くなって、プレス成形時にストレッチャーストレインが
発生するからである。
つまり従来の技術では非常に軟質であることと細粒であ
ることを両立させることができず、それ故冷延した状態
でフォトエツチングし、しかる後再結晶焼鈍せざるを得
なかったのである。
この発明は、極低炭素鋼に微量のNbを添加し、かつ冷
間圧下率を高くするととkより細粒であってしかも非常
に軟質なIll板を得ることができ、かくして最終冷延
薄鋼板の焼鈍とスキンパス圧延とを経てフォトエツチン
グとこれ忙引続くプレス加工とに供することを可能にし
たものである。
以下この発明の詳細について説明する。
通常のシャドウマスク製造工程では、板厚(1,1!!
−程度の冷延鋼板をフォトエツチング処理により孔明け
する工程と、エツチング後の鋼板を再結晶焼鈍し、後の
プレス工楊で容易に形状凍結できるよう十分軟化する工
程とを含むものであった。
このフォトエツチング処理工mはシャドウマスタを製造
するに際して、もつとも重要な工sの一つである。エツ
チングに際してはンク■な介在物による孔形状不良と結
晶粒ごとにエツチング速度が異なるととkよる孔周咄の
形状不良とが問題になるところ、たとえば真空脱ガス処
理によって極低炭鋼を溶製する場合には酸素も同時忙低
くなるので、非金属介在物によ、る問題は少ないが、か
か□。。、、、□l tx″委。、よ。い□ゎ、14大
化してしまうことによる孔形状不良である。
これはエツチング性が結晶方位に強く依存することに起
因し、結晶粒径を小さくすることが唯一の解決法である
。発明者らは数多くの実験を重ねた結果良好な孔形状を
得るためには、結晶粒度番号8・8以上の細粒にする必
要があることを見出した。しかし、一般KCが低くなる
と軟@iなるものの反面で粗粒となりやすく、焼鈍温度
を低くしたり連続焼鈍のように焼鈍時間を短くしたりし
ても、粒度番号8・0以上の細粒とすることは困−であ
った。
発明者らは数多くの実験を行ない、微量Nb添加と高冷
間圧下率の組合せKより、極低炭素鋼を素材として細粒
でかつ特性の優れたシャドウマスク用鋼板を製造すると
とに成功したものである。
この発明において鋼中成分の限定理由を定めた実験につ
いて説明する。
CO,00m5%、 Mn 0−16%でNb 0−0
005%以下と、0.001%および0−015%をそ
れぞれ含む溶鋼な嬉製し、通常の工程に従って板厚3・
Qllllの熱延板なつくり、酸洗を施して、さらに圧
延率74〜9s%の範囲で冷間圧延し、しかる後18 
G ’Cで1分間焼鈍し、粒径に及ぼすNb含有量と冷
間圧下率の影響を調べた。その結果を第8図に示す。
Nbが0・0005%以下のものは、冷間圧延率を90
%以上にしても粒度番号8・0以上にはならないが、N
bを0・001%およびo、ois%添加し、かつ冷間
圧延率を90%以上和すると何れも粒度番号8・8以上
の細粒となる。
よってNb含有量の下限な0・?O1%、冷関圧延率の
下限を90%とした。   ′ 次K c = o、ooa%、 Mn = 0ellS
%においてNb/cの原子比が0・15〜1・0の範囲
にわたる種々な供試鋼について、冷間圧下5ses、s
%、s o o”c、で1分間再結晶焼鈍した鋼板のエ
ツチング性を調べた。その結果を118図に示す。
Nb/cが高くなるに従ってマクロなエッチング不良す
なわち孔ムラやスジ状模様欠陥が増し、とくVcNb/
cが0・6をこえると急に不良峯が高くなる。
その理由については明らかでないが、Nb/cが高くな
るとNb炭窒化物の析出が容易となり析出物の量が増え
るのみならず数、サイズとも忙大きくなりさらK Nb
が固溶状態で存在するようになりてNbのわずかな偏析
がエツチング性を支配するようKなるためと考えられる
。よってNbの上限はNb/cの原子比で、0・6とす
る。
Nb 、 C量の異なる鋼を通常の方法で熱延し板厚g
、Q Wとした後−洗し、しかる後冷関圧延率9s、6
%で最終圧延し板厚Q、]1% Mとした。800、′
・” ’C1分間の再結晶郷鈍を施した後引張試験を行な・1 つた。その結果を一4図に示す。Nbを全く添加   
 1しない鋼は降伏伸が4.0%以上あるため、ストレ
ツチャーストレンが発生し、シャドウマスク用鋼板とし
て不適である。しかしNb添加量が0・001%以上あ
ると降伏伸は1・0%以下となり降伏強さも】9・OK
I/A−以下と低くストレッチャーストレインの発生は
皆無となった。
しかしC含有量が高くなると降伏強さが高くなり、とく
に0・004%を越えるとそれが顕著となった。固溶元
素量が同じでも降伏強さが高くなると降伏伸びは出やす
くなり、降伏強さが19・0時゛f/msをこえるとN
b黴・量添加で固定できない程度の固溶C,N量でも降
伏伸びが発生するようになる。
降伏強さの上限を19・0 ”l 17m−以下とする
ためCの上限を0.004%とした。
以下他の成分の限定理由について説明する。
Atは製鋼で脱酸剤として添加することKよりNbの歩
留りを向上させ、かつNをktNとして固定する役割を
持つので、 8o1.Atで0901%以上の添加を必
要とする・しかし過度の添加hs表面性状の悪化および
硬質化の原因となるので801・Uの上限を0・10%
とした。
血は8による脆化を紡出するために0.05%は必要で
あるが、硬化元素なのでできるだけ少ないことが望まし
く、その上限を0.10%とした。
以上詳述したごとく、この発明はc : 0−004%
以下、 Mn : 0.(16〜0.8G%および80
1.Aj : 0.01〜0.10%を含みかつNb 
: o、oou%以上を原子比で0.1<−<o、aの
制限範囲で含有し、残部鉄および不可避的不純物からな
り、冷間圧下率90%以上で最終冷延に引続く焼鈍およ
びスキンバス圧延を経て結晶粒度番号8.8以上の細粒
組織を有し、しかも降伏強さが19・O’f//m−以
下であって、上記焼鈍によりフォトエツチング処理を施
したあとではもはや、再焼鈍なしにプレス成形に供する
ことができ、品質、0スト面で非常に有利である。
この発明によれば、従来多大な労力を要していたフォト
エツチング後の小切板での軟化焼鈍を省略できるので、
その利益は大きい。
以下この発明の代表的実施例を述べる。
転炉で溶製後真空脱ガス処理し表IK示す成分の鋼を得
た。
通常の方法で板厚8・Qllllの熱電鋼帯とした後、
圧延率9m、1%で冷間圧延を總し板厚0・16關とし
、非酸化性雰囲気中で800℃、1分の焼鈍を施し各種
試験に供した。
その結果を表8に示す。
轡 8 表8より明らかな如く、この発明によれば結晶粒度番号
が8・8以上と細かく、エツチング性が一段と改善され
、かつ、降伏強さが19・oKIf/、−以下と低く、
降伏伸びもほとんど生じることがなく、かくして良好な
シャドウマスクが製造できた。しかし1%許請求範囲外
の鋼では良好な材質は得られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図(ん、(B)は、シャドウマスクの製造工程を従
来法に対してこの発明忙よる場合と比軟した流れ図、 第2図は、結晶粒度に及ぼすNl)量と冷間圧延率の影
響を示すグラフ、 第8図は、Nb含有量とエツチング性の関係グラフ、 第4図は、Nb 、 C量が材質におよばず影響を示す
関係グラフである。 第2図 滑間庄坂奉(X) 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L  C: 0.004重量%以下、 Mn : 0.
    05〜0.80重量%および8o1.At: 0−01
    〜0.10重量%を含み、かつNb : 0.001重
    量%以上を原子比で0・l≦Nb/c≦0・6の制限範
    囲内で含有し、残部鉄および不可避的不純物からなり、
    最終冷延に引続く焼鈍およびスキンパス圧延を経て結晶
    粒度番号8・8以上の細粒組織を有し、しかも降伏強さ
    が19・O’f fA−以下であることを特徴とする、
    シャドウマスク用冷延薄銅帯。 a  c : 0−004重量%以下、 Mn : 0
    .05〜0.80重量%および801.Aj :、 0
    −01〜0.10重量%のほか、Nb : o・001
    重瀘%以上を原子比で0・l≦Nb/C≦0・6の範囲
    内に含有する組成に成分im*t、、た鋼−片をつくる
    こと、この−片を通常の工程で熱延、酸洗した後、90
    %・以上の圧延率で板厚0・1腸未満に最終冷延を織す
    ことおよびフォトエツチング処理1楊への供用に先立っ
    て、再結晶温度以上で焼鈍し、11綺晶m螺以玉℃髄義
    きへついでスキンバス圧延を廁すことの結合になる、シ
    ャドウマスク用冷延薄銅帯の製造方法。
JP4730382A 1982-03-26 1982-03-26 シヤドウマスク用冷延薄鋼帯及びその製造方法 Pending JPS58164754A (ja)

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