JPS5830585Y2

JPS5830585Y2 - 厨芥処理装置

Info

Publication number: JPS5830585Y2
Application number: JP17543378U
Authority: JP
Inventors: 賢二岡野; 宏三木; 光康小川; 博史西村
Original assignee: 松下電器産業株式会社
Priority date: 1978-12-19
Filing date: 1978-12-19
Publication date: 1983-07-06
Also published as: JPS5591953U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、厨芥を粉砕脱水し、器外に着脱自在に取付け
たダストボックスに収納する厨芥処理装置に関するもの
で、その目的とするところは、本体内面に付着した厨芥
をかき集めることによる厨芥の排出能力向上と臭気発生
の防止にある。

この種厨芥処理装置においては、第１図に示すように、
脱水スピンナ１００の上縁に羽根体１０１を設けること
により厨芥の排出能力の向上が図られる。

この羽根体１０１は剛体でできており、脱水スピンナ１
００の円滑な回転のため、本体１０４の内面１０３との
間にある程度の隙間１０３が設けられている。

しかし、そのため粘性のある厨芥物等は本体内面１０２
に隙間１０３にあたる厚さの層になって付着する。

このため厨芥の排出能力の低下や、付着した残留厨芥物
の腐敗による臭気発生の原因となる。

本考案は上記欠点を解消するもので、以下その一実施例
を第２図〜第４図に基づいて説明する。

１は流し台等の水槽、２は水槽１に取付けた厨芥投入口
で、弁４を有する締結ゴム５を介して本体３が厨芥投入
口２に固定されている。

６は本体３の内部に設けられた粉砕室であり、その周壁
の下端には固定刃７が設けられている。

８は固定刃７の内周面に対向して回転する回転刃で、回
転軸１１に固定されている。

固定刃７と回転刃８とで粉砕機構３１が構成される。

回転刃８はモータ９により減速装置１０を介して駆動さ
れる。

１２は回転軸１１に固定された逆円錐台状の脱水スピン
ナで、周壁は板体に多数のスリット１３を設けてなる網
状体で構成されている。

脱水スピンナ１２の上縁は、本体３に設けられた厨芥排
出口１４と対向している。

脱水スピンナ１２の上縁外周には環状枠３０が設けられ
、環状枠３０の上面に厨芥排出用の羽根体１５が周方向
に複数個突設されている。

本体３には羽根体１５の外周および環状枠３０の下面に
若干能れて対向するＬ字形断面の壁部３２が設けられ、
この壁部３２の内面３ａ、３ｂに接する弾性板１
５ａが各羽根体１５に設けられている。

弾性板１５ａは、ゴム、合成樹脂等の弾性体からなる。

本体３の下部には排水口１６が開口し、トラップ１７を
介して下水に連通している。

１８は粉砕室６の外周面に近接して脱水スピンナ１２と
同時に回転する回転アームである。

１９は脱水スピンナ１２の内周面に近接して配置さメ′
シた固定アームで、本体３に固定されている。

２０は厨芥排出ＩＴ］１４に連結したダストボックスで
、下端部は本体３から突出した係合部２１に係合し、上
端部は本体３のひさし部２２に尾錠２３を介して着脱自
在に装着されている。

２４はダス１へボックス２０内に収納され本体３の厨芥
排出口１４と連結したポリ袋である。

つぎに作動を説明する。

厨芥は厨芥投入口２より粉砕室６に投入される。

モータ９の運転により回転刃８、脱水スピンナ１２およ
び回転アーム１８が同時に回転し、粉砕室６の厨芥は型
孔刃７と回転刃８により粉砕される。

粉砕された厨芥は遠心力により脱水スピンナ１２の内周
面に飛ばされて脱水される。

脱水後、厨芥は固定アーム１９によりかき上げられ、ま
た回転アーム１８によりはじき上げられて脱水スピンナ
１２の上縁に達する。

この後厨芥は、脱水スピンナ１２の回転力と羽根板１５
により、厨芥排出口１４を介しジス１〜ボツクス２０の
ボン袋２４内に放出され収納される。

脱水スピンナ１２の上縁に達して本体３の内面３ａ
、３ｂに付着した厨芥は羽根板１５に設けられた弾性
板１５ａによってかき集められ厨芥排出口１４から放
出される。

そのため、排出能力が向−ドし、また残留厨芥物がなく
なることから臭気の発生が防止される。

また、弾性板１５ａを用いたため、剛体板と異なり本体
内面３ａ、３ｂとの接触抵抗で脱水スピンナ１２
の円滑な回転を阻害することがなく、シかもモータ９の
電源を切った時には上記接触抵抗により脱水スピンナ１
２の惰性回転を抑制して迅速に停止させることか゛でき
る。

以上説明したように、本考案によれば、脱水スピンナの
厨芥排出用の羽根体に、本体の内面と接する弾性板を設
けたので、本体内面に付着する厨芥物を弾性板でかき集
めて排出することができ、そのため排出効率が向−Ｌし
、かつ残留厨芥物がなくなり、臭気の発生を防止できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の厨芥処理装置の部分断面図、第２図〜第
４図は本考案の一実施例を示し、第２図は全体の断面図
、第３図は要部の拡大断面図、第４図は脱水スピンナ上
部の切欠斜視図である。１・・・・・・水槽、２・・・・・・厨芥投入口、３・
・・・・・本体、３ａ、３ｂ・・・・・・内面、６・・
・・・・粉砕室、７・・・・・・固定刃、８・・・・・
・回転刃、９・・・・・・モータ、１２・・・・・・脱
水スピンナ、１４・・・・・・厨芥排出口、１５・・・
・・・羽根板、１５ａ・・・・・・弾性板、１６・・・
・・・脱水口、１８・・・・・・回転アーム、１９・・
・・・・固定アーム、２０・・・・・・ダストボックス
、３０・・・・・・環状枠、３１・・・・・・粉砕機構
。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

厨芥物の粉砕機構の外周に、周壁が網状体からなる逆円
錐台状の脱・水スピンナを設け、脱水スピンナを収納し
た本体に脱水スピンナの上縁と対向する厨芥排出口を設
け、脱水スピンナの上縁外周に厨芥排出用の羽根体を突
設した厨芥処理装置において、上記羽根体に、この羽根
体の外周または下面と対向する本体内面部分に接する弾
性板を設けたことを特徴とする厨芥処理装置。