JPS5830303B2 - ニトロソ尿素類化合物及びその製法 - Google Patents

ニトロソ尿素類化合物及びその製法

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JPS5830303B2
JPS5830303B2 JP194982A JP194982A JPS5830303B2 JP S5830303 B2 JPS5830303 B2 JP S5830303B2 JP 194982 A JP194982 A JP 194982A JP 194982 A JP194982 A JP 194982A JP S5830303 B2 JPS5830303 B2 JP S5830303B2
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JP
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chloroethyl
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glucopyranosyl
lower aliphatic
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JP194982A
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淑久 新井
正勝 大関
健二 辻原
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗腫瘍剤として有用な新規ニトロソ尿素類化合
物及びその製法に関する。
(但し、R1は低級脂肪族アシルオキシ基を有すること
もある炭素数1〜12個の直鎖アルキル基、R2は水酸
基4個以上を有する炭素数5〜8個のアルキル基である
か、或いはアラビノピラノシル基、キシロピラノシル基
、ラムノピラノシル基、グルコピラノシル基、マンノピ
ラノシル基、ガラクトピラノシル基、マルトシル基又は
ラクトシル基であって、それらに存在する水酸基は低級
脂肪族アシル基でアシル化されていてもよいことを表わ
す)で示されるニトロソ尿素類化合物である。
従来、抗腫瘍作用を有するニトロソ尿素類化合物は多数
合成されているが、それら化合物の殆んどは下記部分構
造〔■〕において、 3位窒素原子上に水素原子を有する化合物である〔例え
ば、内科;38巻、911〜916頁(1976):化
学の領域;29巻、765〜775頁(1975))。
これに対する例外としては、■−(2−クロロエチル)
−1−ニトロソ−3n・プロピルウレア、1−(2−ク
ロロエチル)−〇−ニトロソー3−メチルウレア及び1
−(2−クロロエチル)−1−ニトロソ−3−シクロヘ
キシルウレア等のニトロソ尿素化合物の3位窒素原子上
に更にメチル基を導入した化合物が近時報告されている
〔ブルンドレット等;プロスイーデングス・オブ・ゼ・
アメリカン・アソシエーション・フォー・キャンサー・
リサーチ、17巻、67ミーテング、102頁(197
6))が、これら各化合物に於ても3位窒素原子に置換
基を導入したことによる抗腫瘍作用の改善は認められな
かった。
しかるに本発明者らは種々研究を重ねた結果、意外にも
、たとえば特開昭51−26876号、同51−521
28号及び同51−141815号等により報告されて
いるニトロソ尿素誘導体の3位窒素原子上の水素原子を
記号R1で示される基で置換えたものに相当する新規ニ
トロソ尿素化合物(1)が優れた抗腫瘍作用を示すと共
に安全性の面でも予想外に顕著な改善を示し、抗腫瘍剤
として優れた緒特性を具備するものであることを見い出
した。
かかる本発明のニトロソ尿素類化合物(1)の代表的な
例としては例えば、前記一般式〔1〕において記号R1
で示される基がメチル、又は低級脂肪族アシルオキシ基
を有することもあるエチル基、n・プロピル基、n・ブ
チル基、n・ペンチル基、n・ヘキシル基、n・ヘプチ
ル基、n・オクチル基、n・ノニル基、n・デシル基、
n・ウンデシル基、n・ドデシル基等であり、また、記
号R2で示される基がリビトIJル基、キシリトリル基
、アラビニトリル基、グルシ) IJル基、マンニトリ
ル基、イジトリル基、クリトリル基、ダルジトリル基、
アロダルジトリル基等であるか、或いはアラビノピラノ
シル基、キシロピラノシル基、ラムノピラノシル基、グ
ルコピラノシル基、マンノピラノシル基、ガラクトピラ
ノシル基、マルトシル基又はラクトシル基であってそれ
らに存在する水酸基は低級脂肪族アシル基でアシル化さ
れていてもよいなどの化合物があげられる。
本発明の化合物(1)は (但し、R1及びR2は前記と同一意味を有する)で示
される尿素誘導体と亜硝酸とを反応させるか、または (但し、R3は炭素数1〜12個の直鎖アルキル基、R
4は水酸基4個以上を有する炭素数5〜8個のアルキル
基であるか、或いはアラビノピラノシル基、キシロピラ
ノシル基、ラムノピラノシル基、グルコピラノシル基、
マンノピラノシル基、ガラクトピラノシル基、マルトシ
ル基又はラクトシル基であることを表わす) で示される二1〜ロソ尿素誘導体を低級脂肪族アシル化
することにより製することができる。
以下、2方法を詳しく説明する。
化合物(II)と亜硝酸との反応は、この種の反応の常
法に従い、例えば適当な溶媒中で化合物]〕と亜硝酸と
を反応させることにより実施できる。
亜硝酸は通常反応容器内において亜硝酸根含有物質と酸
とを反応させて製造し、これを直ちに使用するのが好ま
しい。
亜硝酸根含有物質としては例えば亜硝酸ナトリウム、亜
硝酸カリウム等の亜硝酸金属塩もしくは亜硝酸ブチル、
亜硝酸アミルの如き亜硝酸エステルを使用することがで
き、また、酸としては例えば塩酸、硫酸の如き無機酸も
しくはギ酸、酢酸等の有機酸を有利に使用することがで
きる。
本方法をより具体的に説明すると、例えば適当な溶媒中
で原料化合物(II)と酸との混合物に室温乃至冷却下
、特に好ましくは0〜5℃にて亜硝酸根含有物質を加え
て実施すれば、反応はスムースに進行し、収率よく本発
明化合物〔1〕を製することができる。
この際、ギ酸、酢酸等は酸兼溶媒として使用することが
できるので便利である。
次に、第二の方法、即ち低級脂肪族アシル化反応は、適
当な溶媒中脱酸剤の存在下に化合物U)と低級脂肪族ア
シル化剤とを反応させることにより実施するのが好まし
い。
低級脂肪族アシル化剤としては例えば酢酸、プロピオン
酸、酪酸、吉草酸等の酸ハライド、酸無水物、混酸無水
物、活性エステル等を使用することができる。
脱酸剤の例としては、力性アルカリ、炭酸アルカリ等の
無機塩基、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基等
があげられるが、ピリジン、トリエチルアミン等の有機
塩基は脱酸剤兼溶媒として使用できるので便利である。
反応は室温乃至冷却下にてもスムースに進行し、好収率
にて水酸基部分が低級脂肪族アシル化された化合物〔1
〕を得ることができる。
かくして得られる本発明化合物(1)は、いずれも新規
化合物であり、優れた抗白抑病作用、抗腫瘍作用を有す
ると共に、毒性の極めて低い有用な医薬化合物である。
例えば、本願化合物の1−(2−クロロエチル)−1−
ニトロ7−3−n・ブチル−3−D−グルコピラノシル
ウレアは、工−リツヒ腹水性腫瘍に対する抑制効果にお
いて1(2−クロロエチル)−1−ニトロソ−3−シク
ロへキシルウレア(CCNU)の約16倍強力でありし
かも毒性は2分の1に軽減されている。
本発明の化合物は医薬として使用する場合には経口もし
くは非経口にて投与することができる。
経口的に投与する場合には、例えば錠剤、散剤、カプセ
ル、顆粒剤等とすることができ、また、非経口的に投与
する場合には例えば注射用製剤、単剤等として使用する
ことができる。
尚、本発明の原料化合物〔■、l、(ffl)も全て新
規化合物であり、化合物CHI)は例えば下記反応式で
示される方法により容易に製造することができ、(但し
、R1及びR2は前記と同一意味を有する)また、化合
物CIIII〕は化合物(1,1中に含まれるものであ
る。
参考例 I D−グルコース3.6g及びn・ブチルアミン1.5g
をメタノール10−に溶解し、かくはん下60℃で20
分反応させる。
反応液を減圧下に濃縮し、粗製の1−n・ブチルアミノ
−1−デオキシ−グルコースを得る。
水晶のメタノール3〇−溶液に、0〜5℃で2−クロロ
エチルイソシアネート2.1gのテトラヒドロフラン1
0−溶液を滴下し、同温度で1.5時間かくはん反応さ
せる。
反応液を減圧下に濃縮し、残置に酢酸エチル・エーテル
混液を加えることにより、1−(2−クロロエチル)
−3−n・ブチル−3−D−グルコピラノシルウレア5
.0gを吸湿性の無色カラメルとして得る。
NMR(D20)δ: 0.75〜1.70(m・7H
)。
3.10〜3.80 (m 、 12H) 。
4.90 (rn t IH) 参考例 2 D−グルコース3.6g及び10優−メチルアミン・メ
タノール溶液10−の混液を封管中で20分間60℃に
加熱して反応させる。
ついで、参考例1と同様に反応・処理して、1−(2−
クロロエチル)−3−メチル−3−D−グルコピラノシ
ルウレア4.52を吸湿性の無色カラメルとして得る。
NMR(D20)δ: 3.10 (S 、 3H)
t 3.40〜3.90(m、l0H)、5.10(m
、IH) 参考例 3〜5 参考例1と同様にして、各各対応する糖、アミン及び2
−クロロエチルイソシアネートより下記化合物を製した
(3)1−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル−
3−D−マルトシルウレア、無色粒末、mp。
91〜95℃(分解) NMR(D20 )δ: 0.7〜2.0 (m 、
7H) 、 5.3〜5.6(m、2H) (4)I−(2−クロロエチル) −3−n・プロピル
−3−D−グルコピラノシルウレア、無色カラメル NMR(D20 )δ: 0.93(t、3H)、1.
35〜2.0(m、2H) (5)1−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル−
3−D−ガラクトピラノシルウレア、無色カラメル NMR(D20)δ” 0.8〜L90 (rn t
7H)参考例 6 参考例1と同様にして、D−グルコース、エタノールア
ミン及び2−クロロエチルイソシアネートより、1−(
2−クロロエチル)−3−(2ヒドロキシエチル) −
3−D−グルコピラノシルウレアを得る。
本島2.4gを無水酢酸15m/!とピリジン30mg
の混液にとかし、室温で5時間かくはん反応させる。
反応液に酢酸エチル100−を加え、この液を水、希塩
酸、水、重そう水、水の順で洗浄し、乾燥する。
溶媒を減圧留去することにより、粗製の1−(2−クロ
ロエチル)−3−(2−アセトキシエチル)−3−(2
,3,4,6−チトラーO−アセチルーD−グルコピラ
ノシル)ウレア3.2gを無色カラメルとして得る。
IRvCHC”’((m ’):1750,1660
,1530゜aX 1240.104O NMR(C104ONδ: 2.0〜2.2(m、 1
5H) 、 6.4(s、IH,Nu) 参考例 7 N−メチルグルカミン2.9gのメタノール5〇−溶液
に、水冷下2−クロロエチルイソシアネート1.67の
テトラヒドロフラン5−溶液をす早く加え、そのまま室
温で1時間反応させる。
反応液を減圧濃縮し、残置をエタノール・酢酸エチル混
液で再結晶することにより、■−(2−クロロエチル)
−3−メチル−3−(1−デオキシ−D−グリシトリル
)ウレア3.5gを無色結晶として得る。
mp、88〜90℃ ■Rνnuj01(cm−リ: 3270,3350,
1630゜aX 540 実施例 1 l−(2−クロロエチル)−3−メチル−3−(1−デ
オキシ−D−グルジトリル)ウレア1.9夕をギ酸10
−に溶解し、これにかくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリ
ウム0.9,9を1時間を要して添加し、さらに同温度
で30分かくはんする。
反応後、反応液を凍結下溶媒を留去し、残置をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:酢
酸エチル:メタノール=2 : 1 : 1 )で分離
、精製して、1−(2−クロロエチル)−1−ニトロソ
−3−メチル−3−(1−デオキシ−D−グルジトリル
)ウレアを淡黄色カラメル状物として0.7g得る。
uj01 ■Rν(crrL−リ: 3330,1690,108
ONMR108ONδ: 3.23(s、3H)、4.
20(t、2H)〔α) D 14.7 (c二1
.1、メタノール)実施例 2 l−(2−クロロエチル)−3−メチル−3D−グルコ
ピラノシルウレア1.2gのギ酸1077271!溶液
に、かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム0.56g
を1時間を要して添加し、さらに同温で1.5時間かく
はんする。
反応後、実施例1と同様に処理して、1−(2−クロロ
エチル)−1−ニトロソ−3−メチル−3−D−グルコ
ピラノシルウレア0.6gを淡黄色粉末として得る。
mp、69℃(分解) IRvnuj0’(crn−’):3350,1690
,107ONMR107ONδ: 3.15(s、3H
)、4.20(t。
2H)、5.20(d、IH) 〔α)D−22,9°(c=1.1.メタノール)実施
例 3 l−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル3−D−
グルコピラノシルウレア2.2gのギ酸1〇−溶液に、
かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム1gを40分を
要して添加し、更に同温にて1.5時間かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して、1−(2−クロル
エチル)−1ニトロソ−3−n・ブチル−3−D−グル
コピラノシルウレアを淡黄色カラメル状物として1.Q
、!i’得る。
iRνnujol(CWLl): 3350,170
0,108108ON、D20 )δ: 0.70〜1
.80(m、7)])、4.15(t、2H)t5.1
0(d、IH) 〔α〕D+8.0°(c=0.8、メタノール)実施例
4 l−(2−クロロエチル) −3−n・ヘキシル−3−
D−グルコピラノシルウレア4.3gのギ酸15772
7!溶液に、かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム2
.4gを1時間を要して添加し、更に同温にて1.5時
間かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して、1−(2−クロロ
エチル)−1−−ト07−3−n・ヘキシル−3−D
−グルコピラノシルウレア1.8gを黄色油状物として
得る。
■RνCHCl3 (CIrL−リ: 3400,1
700,1495゜aX 08O NMR(CDCIJ3)δ: 0.7 Ch−1,60
(m 、 11H) 。
3−30〜4−40 (rr+ 、12 H) t4.
50〜5.10 (m 、 5H) 〔α) D +4−4°(c=1.2、メタノール)実
施例 5 l−(2−クロロエチル) −3−n・ドデシル−3−
D−グルコピラノシルウレア2.:lのギ酸10rnl
溶液に、かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム1.0
5gを1時間を要して添加し、さらに1時間かくはんす
る。
反応後、実施例1と同様に処理シて、1−(2−クロロ
エチル)−1−二トロン−3−n・ドデシル−3−D−
グルコピラノシルウレアを黄色油状物として0.9g得
る。
CHCl大 IRν 動−り: 3400,1690,149
0゜aX 07O NMR(CDC13)δ: 0.80〜1.60(m、
23H)。
3.20〜4.80 (m 、 16H) 。
4.90〜5.20(m、IH) 〔α)D+4.1°(C二1.01メタノール)実施例
6 ■−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル−3−D
−ガラクトピラノシルウレア4.8gのギ酸15rnl
溶液に、かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム2.4
gを1時間を要して添加し、さらに同温にて1.5時間
かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して、■−(2−クロロ
エチル)−1−ニトロソ−3−n・ブチル−3−D−ガ
ラクトピラノシルウレアを黄色カラメル状物として1.
8g得る。
IRνCH(J’3=−リ : 3400,1700,
1495゜aX 08O NMR(CDC13)δ: 0.80〜1.90(m、
7H) 、 4.20(t+2H)、4.95(d、
LH) 〔α〕D+16,4°(c=1.0.メタノール)実施
例 7 l−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル−3−D
−マルトシルウレア4.5.9のギ酸1〇−溶液に、か
くはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム1.59を50分
を要して添加し、さらに同温で1.5時間かくはんする
反応後、実施例1と同様に処理して、1−(2−クロロ
エチル)−1−二トロア −3−n・フチルー3−D−
マルトシルウレアを淡黄色粉末として1.4F得る。
mp、76〜80℃(分解) IR,nuJ”(C771’):3350,1700,
1070゜aX 03O NMR(D20)δ:0.70〜1.90(m、7H)
、4.25(t、2H)、5.20〜5.50(m。
2H) 〔α)D+61.5°(c=1.7、メタノール)実施
例 8 l−(2−クロロエチル)−3−メチル−3−D−マル
トシルウレア3.(lのギ酸10−溶液に、かくはん下
O〜5℃にて亜硝酸ナトリウム1.0gを40分を要し
て添加し、さらに同温で1.5時間かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して(但し、クロマトグ
ラフィー用溶媒;クロロホルム:酢酸エチル:メタノー
ル=1:1:1)。
■−(2−クロロエチル)−1−ニトロソ−3メチル−
3−D−マルトシルウレアを淡黄色粉末として1.Q、
!?得る。
mp、66〜70℃(分解)IRνnuj01(Crn
−’) :3300.1700.1070゜aX 03O NMR(D20)δ:3.12(s、3)1)、4.1
5(t。
2H) 、5.10〜5.50 (rn t 2H)〔
α)D+42.9°(c=1.2、メタノール〕実施例
9 l−(2−クロロエチル)−1−ニトロソ−3メチル−
3−D−グルコピラノシルウレア0.9gを、ピリジン
18rrIlと無水酢酸9−との混液に溶解し、室温で
一夜反応させる。
水冷下に反応液を多量の希塩酸に注ぎ、生成物を酢酸エ
チルで抽出し、抽出層を重そう水、次いで水で洗浄後乾
燥する。
この溶液から溶媒を留去し、■−(2−クロロエチル)
−1−ニトロソ−3−)fルー3(2,3,4,6−テ
トラ−0−アセチルーD−グルコピラノシル)ウレアを
淡黄色粉末として1.19得る。
mp、60〜63℃(分解)IRνCH””(4=)
:1750 、1710.1490 。
aX 1230.106O NMR(106ONδ: 1.98 、2.02 、2
.05 、2.08(12H+ OCOCHs )t 3.07(s、3H)、3.55(t 。
2H)、4.10(t、2H) 〔α〕D+2.9°(c=1.1、メタノール)実施例
10 1−(2−クロロエチル)−3−(2−アセトキシエチ
ル)−3−(2,3,4,6−チトラーO−アセチルー
D−グルコピラノシル)ウレア3.0.9をギ酸157
7271!に溶解し、これにかくはん下O〜5℃で亜硝
酸ナトリウム1.5.!i’を30分を要して加えさら
に同温で1.5時間かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して(但し、クロマトグ
ラフィー用溶媒;クロロホルム:酢酸エチル−5:1)
1−(2−クロロエチル)−1−ニトロソ−3−(2−
アセトキシエチル) −3−(2,3,4,6−チトラ
ーO−アセチルーD−グルコピラノシル)ウレアを黄色
油状物としてi、o、p得る。
IRECH”” (611’) :1750 、170
0,1495゜aX 1230.105O NMR(C105ONδ:1.97,2.00,2.0
5(15H。
刊−CO−CH3) 、 3.55(t 。
2H) 〔α) D +4−3°(c=0.8、メタノール)実
施例 11 1−(2−10ロエチル) −3−n・プロピル3−D
−マルトシルウレア5.0gのギ酸20yd溶液に、か
くはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム1.5.!i’を
1時間を要して加える。
さらに同温で1.5時間かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して、1−(2−クロロ
エチル)−1−ニトロソ−3−n・プロピル−3−D−
マルトシルウレアo、s、pを淡黄色粉末として得る。
実施例 12 ■−(2−クロロエチル) −3−n・ペンチル−3−
D−マルトシルウレア5.2gのギ酸207727!!
溶液に、かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム2gを
1時間を要して加える。
さらに同温で1.5時間かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して、1−(2−クロロ
エチル)−1−ニトロソ−3−n・ペンチル−3−D−
マルトシルウレアを淡黄色粉末として1.0.?得る。
mp、71〜75℃(分解)実施例 13 ■−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル−3−D
−ラクトシルウレア5.1gのギ酸2〇−溶液に、かく
はん下O〜5℃で亜硝酸すl−IJウム2gを1時間を
要して加える。
反応後、実施例1と同様に処理して、■−(2−クロロ
エチル)−1ニトロソ−3−n・ブチル−3−D−ラク
トシルウレアを淡黄色粉末としてo、s、p得る。
mp、90〜95℃(分解) IRJ/nuj0’(4−’) : 34001.16
90,1080゜aX 実施例 14 ■−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル−3−(
1−デオキシ−D−グリシトリル)ウレア4gのギ酸1
5m1溶液に、氷冷下要硝酸ナトIJウム2,5gを1
時間を要して加える。
さらに同温で30分かくはんする。
反応後、実施例1と同様に処理して(但し、クロマトグ
ラフィー用溶媒;クロロホルム:メタノール−5:1)
、1−(2−クロロエチル)−1−二トロン−3−〇・
ブチル3−(1−デオキシ−D−グリシトリル)ウレア
を淡黄色粉末として1.8g得る。
mp、65〜67℃(分解) 実施例 15 1−(2−クロロエチル)−3−n・プロピル3−D−
ガラクトピラノシルウレア6.0gのギ酸15−溶液に
、0〜5℃でかくはんしながら、亜硝酸ナトIJウム4
.2gを1時間を要して加える。
同温度にてさらに1時間かくはん後、反応液にメタノー
ル20−を加え、次いで冷時炭酸カリウムで中和し、酢
酸エチル100mを加え、不溶物をろ去する。
ろ液を重そう水で洗い、乾燥する。溶媒を留去し、残置
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロ
ホルム:メタノール−5:I)で精製すれば、■−(2
−クロロエチル)1−ニトロソ−3−n・プロピル−3
−D−ガラクトピラノシルウレアを淡黄色カラメル状と
して1.8g得る。
実施例 16 1−(2−クロロエチル)−3−n・プロピル−3−D
−キシロピラノシルウレア9.(lのギ酸25m1溶液
に、かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム6、(lを
1時間を要して加える。
同温でさらに30分かくはんしたのち、実施例15と同
様ニ処理シテ、1−(、2−クロロエチル)−1−ニト
ロソ−3−n・プロピル−3−D−キシロピラノシウレ
アを淡黄色カラメル状として3.7g得る。
実施例 17 1−(2−クロロエチル)−3−n・プロピル−3−L
−アラビノピラノシルウレア9.(Lli’のキ゛酸2
5rnl溶液に、かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウ
ム6、(lを1時間を要して加える。
同温で更に30分かくはんする。
反応後、実施例15と同様に処理して、■−(2−クロ
ロエチル)=1−ニトロソ−3−n・プロピル−3−L
−アラビノピラノシルウレアを淡黄色カラメル状として
3.5g得る。
実施例 18 1−(2−りooエチル) −3−n・プロピル−3−
D−グルコピラノシルウレア4.5gのギ酸20rd溶
液に、かくはん下0〜5℃で亜硝酸ナトリウム2,8g
を1時間を要して加える。
さらに同温度で1時間かくはんする。
反応後、実施例15と同様に処理して、1−(2−クロ
ロエチル)−1−ニトロソ−3−n・プロピル−3−D
−グルコピラノシルウレアを淡黄色カラメル状として1
.5g得る。
実施例 19 1−(2−クロロエチル)−3−エチル−3−D−グル
コピラノシルウレア6.0gのキ酸15rnl溶液に、
かくはん下O〜5℃で亜硝酸ナトリウム4.0gを1時
間を要して加える。
さらに同温度で20分かくはんする。
反応液にエーテル・ヘキサン混液(1:1)100−を
加え、分離した油を分取し、さらにエーテルで洗う。
この油に塩化メチレン、メタノール混液(5:1)を加
え、不溶物をろ去し、ろ液より溶媒を留去し、残香の黄
色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒
は実施例1と同一)で精製する。
■−(2クロロエチル)−1−ニトロソ−3−エチル3
−D−グルコピラノシルウレアを淡黄色カラメル状とし
て2,0g得る。
実施例 20 1−(2−クロロエチル) −3−n・ブチル3−L−
ラムノピラノシルウレア3.2gのギ酸107溶液に、
かくはん下0〜5℃で亜硝酸ナトリウム1.59を1時
間を要して加え、更に同温度で1時間かくはんする。
以後実施例15と同様に処理し、溶媒を留去して得られ
る粗製残置を少量の酢酸エチルに溶解し、そこへ大量の
エーテルを加えることにより、■−(2−クロロエチル
)−1−ニトロソ−3−n・ブチル−3−L−ラムノピ
ラノシルウレアを黄色カラメルとしてo、s、p得る。
実施例 21 ■−(2−クロロエチル)−1−ニトロソ−3−n・ブ
チル−3−D−グルコピラノシルウレア1.4gを、ピ
リジン30rIllと無水酢酸15mJとの混液に氷冷
下溶解し、同温度で1時間、室温で1夜かくはんする。
反応液を減圧濃縮し、残香を酢酸エチルに溶解し、希塩
酸、重そう水、食塩水で洗い乾燥する。
溶媒を留去し、残香をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶媒;クロロホルム:酢酸エチル−10:1)で
精製すれば、1−(2クロロエチル)−1−ニトロソ−
3−n・フチルー3− (2,3,4,6−チトラーO
−アセチルーDグルコピラノシル)ウレアを黄色カラメ
ルとして0.8.!i’得る。
実施例 22 1−(2−クロロエチル)−3−メチル−3−(1−デ
オキシ−2,3,4,5,6−ペンタ−0−アセチル−
D−グリシトリル)ウレア5、Ogのギ酸30−溶液に
、かくはん下氷冷しつつ亜硝酸ナトリウム4.0.?を
1時間を要して加え、さらに同温度で3時間かくはんす
る。
反応液を大量の冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出
層を重そう水で洗い、乾燥する。
溶媒を留去し、残香をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶媒;クロロホルム:酢酸エチル−2:1)で精
製すれば、■(2−クロロエチル)−1−ニトロソ−3
−メチル−3−(1−デオキシ−2,3,4,5,6−
ペンタ−0−アセチル−D−グリシトリル)ウレアを淡
黄色粉末として2.2g得る。
mp、77〜82℃(分解)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (但し、R1は低級脂肪族アシルオキシ基を有すること
    もある炭素数1〜12個の直鎖アルキル基、R2は水酸
    基4個以上を有する炭素数5〜8個のアルキル基である
    か、或いはアラビノピラノシル基、キシロピラノシル基
    、ラムノピラノシル基、グルコピラノシル基、マンノピ
    ラノシル基、ガラクトピラノシル基、マルトシル基又は
    ラクトシル基であって、それらに存在する水酸基は低級
    脂肪族アシル基でアシル化されていてもよいことを表わ
    す)で示されるニトロソ尿素類化合物。 2一般式(1)において、R2がD−グルコピラノシル
    基、D−ガラクトピラノシル基、L−アラビノピラノシ
    ル基、D−キシロピラノシル基又はD−マルトシル基で
    ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3一般式〔1〕において、R1がメチル基、エチル基、
    n−プロピル基、n−ブチル基又はn−ペンチル基であ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の化合物。 (但し、R1は低級脂肪族アシルオキシ基を有すること
    もある炭素数1〜12個の直鎖アルキル基、R2は水酸
    基4個以上を有する炭素数5〜8個のアルキル基である
    か、或いはアラビノピラノシル基、キシロピラノシル基
    、ラムノピラノシル基、グルコピラノシル基、マンノピ
    ラノシル基、ガラクトピラノシル基、マルトシル基又は
    ラクトシル基であって、それらに存在する水酸基は低級
    脂肪族アシル基でアシル化されていてもよいことを表わ
    す。 )で示される尿素誘導体と亜硝酸とを反応させることを
    特徴とする一般式 (但し、R1及びR2は前記と同一意味を有する)で示
    されるニトロン尿素類化合物の製法。 (但し、R3は炭素数1〜12個の直鎖アルキル基、R
    4は水酸基4個以上を有する炭素数5〜8個のアルキル
    基であるか、或いはアラビノピラノシル基、キシロピラ
    ノシル基、ラムノピラノシル基、グルコピラノシル基、
    マンノピラノシル基、ガラクトピラノシル基、マルトシ
    ル基又はラクトシル基であることを表わす) で示されるニトロソ尿素誘導体を低級脂肪族アシル化す
    ることを特徴とする特許 (但し、R3は前記と同一意味を表わし、R4は水酸基
    4個以上を有する炭素数5〜8個のアルキル基であるか
    、或いはアラビノピラノシル基、キシロピラノシル基、
    ラムノピラノシル基、グルコピラノシル基、マンノピラ
    ノシル基、ガラクトピラノシル基マルトシル基又はラク
    トシル基であって、それらに存在する水酸基は低級脂肪
    族アシル基でアシル化されていることを表わす) で示されるニトロソ尿素類化合物の製法。
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