JP3231765B2 - デメチルエピポドフィロトキシンの製造方法 - Google Patents
デメチルエピポドフィロトキシンの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 背景技術 エトポシドとテニポシドは、抗癌剤として広く使用さ
れているポドフィロトキシンの誘導体である。
れているポドフィロトキシンの誘導体である。
これらの製造法として公知のものは全て、グリコシル
化工程中、4′−デメチルエピポドフィロトキシン(以
下、DMEPと称す。)の4′−ヒドロキシ基の保護と、そ
れに続く保護基の除去を必要とする。保護工程と脱保護
工程の両者は、特に、スイス特許第514,578号やヨーロ
ッパ特許第162,701号に見られるように、保護的アシル
化を選択的に実施(DMEPに存在する2ヶのヒドロキシ基
の1ヶのみを反応)しなければならない場合に、必然的
にロスをもたらす。
化工程中、4′−デメチルエピポドフィロトキシン(以
下、DMEPと称す。)の4′−ヒドロキシ基の保護と、そ
れに続く保護基の除去を必要とする。保護工程と脱保護
工程の両者は、特に、スイス特許第514,578号やヨーロ
ッパ特許第162,701号に見られるように、保護的アシル
化を選択的に実施(DMEPに存在する2ヶのヒドロキシ基
の1ヶのみを反応)しなければならない場合に、必然的
にロスをもたらす。
スイス特許第514,578号に記載された方法のもう1つ
の欠点は、保護のために、高価で、しかも有毒な試薬で
あるクロル蟻酸ベンジルを使用しなければならず、しか
も、保護基の除去のためには、工業的に実施するには困
難で、危険な水添(特に、抗癌生化合物の合成に設計さ
れたプラントに於いて)が必要であることである。
の欠点は、保護のために、高価で、しかも有毒な試薬で
あるクロル蟻酸ベンジルを使用しなければならず、しか
も、保護基の除去のためには、工業的に実施するには困
難で、危険な水添(特に、抗癌生化合物の合成に設計さ
れたプラントに於いて)が必要であることである。
保護基の使用によるロスを軽減するために、既に、種
々の試みがなされている。
々の試みがなされている。
かくして、ヨーロッパ特許第111,058号や同第162,701
号では、モノ−、ジ−、トリ−ハロアセチル保護基によ
ってDMEPを保護することにより、これら保護基の除去中
のロスが軽減され、不純物の少ない生成物が得られるこ
とが述べられている。
号では、モノ−、ジ−、トリ−ハロアセチル保護基によ
ってDMEPを保護することにより、これら保護基の除去中
のロスが軽減され、不純物の少ない生成物が得られるこ
とが述べられている。
DMEPのフェノール性ヒドロキシ基(DMEPには、ベンジ
ル性ヒドロキシ基も含まれている)の選択的保護の必要
性を回避するために、ヨーロッパ特許第226,202号に
は、DMEPブロミドをアセチル化し、次いでブロモ基を加
水分解することによるDMEP−4′−アセテートの間接的
製造法が記載されている。しかしながら、この工程での
収率については、述べられていない。さらに、グリコシ
ル化後のアセチル保護基の除去は、メタノール中、酢酸
亜鉛を用いて48時間還流加熱することによってのみ行わ
れ、明らかに、相当量の分解を伴い、それによって、得
られた生成物の勾配カラムクロマトグラフィーの実施を
必要する(ここでも、収率については、述べられていな
い)。
ル性ヒドロキシ基も含まれている)の選択的保護の必要
性を回避するために、ヨーロッパ特許第226,202号に
は、DMEPブロミドをアセチル化し、次いでブロモ基を加
水分解することによるDMEP−4′−アセテートの間接的
製造法が記載されている。しかしながら、この工程での
収率については、述べられていない。さらに、グリコシ
ル化後のアセチル保護基の除去は、メタノール中、酢酸
亜鉛を用いて48時間還流加熱することによってのみ行わ
れ、明らかに、相当量の分解を伴い、それによって、得
られた生成物の勾配カラムクロマトグラフィーの実施を
必要する(ここでも、収率については、述べられていな
い)。
式(I)で表されるエトポシド: (式中、R1は、共にエチリデンを形成し;R2は、Hを表
し;R4は、Hを表す。) は、式(II)で表される4,6−O−エチリデン−β−D
−グルコースの2,3−O−ジアシル誘導体: (式中、R1は、共にエチリデンを形成し;R2は、アセチ
ル基、ホルミル基、またはハロアセチル基を表し;R
3は、Hを表す。) と、式(III)で表されるDMEPの4′−アシル化誘導
体: (式中、R4は、アセチル基、カルボベンジルオキシ基、
またはハロアセチル基を表す。) を反応して、R1が、共にエチリデンを形成し、R2が、ア
セチル基、ホルミル基、またはハロアセチル基を表し、
R4が、カルボベンジルオキシ基、アセチル基、またはハ
ロアセチル基を表す、対応する式(I)のエトポシドト
リエステルとし、次いで、保護基を除去することによっ
て、先に製造されている(スイス特許第514,578号、ヨ
ーロッパ特許第111,058号、同第162,701号)。
し;R4は、Hを表す。) は、式(II)で表される4,6−O−エチリデン−β−D
−グルコースの2,3−O−ジアシル誘導体: (式中、R1は、共にエチリデンを形成し;R2は、アセチ
ル基、ホルミル基、またはハロアセチル基を表し;R
3は、Hを表す。) と、式(III)で表されるDMEPの4′−アシル化誘導
体: (式中、R4は、アセチル基、カルボベンジルオキシ基、
またはハロアセチル基を表す。) を反応して、R1が、共にエチリデンを形成し、R2が、ア
セチル基、ホルミル基、またはハロアセチル基を表し、
R4が、カルボベンジルオキシ基、アセチル基、またはハ
ロアセチル基を表す、対応する式(I)のエトポシドト
リエステルとし、次いで、保護基を除去することによっ
て、先に製造されている(スイス特許第514,578号、ヨ
ーロッパ特許第111,058号、同第162,701号)。
しかしながら、R1が共にアルキリデンを形成し、R3が
Hを表す、式(II)のβ−D−グルコース誘導体は、製
造が難しく、また高価であり、公知の製造方法は、毒性
の高い試薬であるクロル蟻酸ベンジルの使用を必要と
し、しかも、カルボベンジルオキシ保護基の除去のため
に、水添工程を必要とする。
Hを表す、式(II)のβ−D−グルコース誘導体は、製
造が難しく、また高価であり、公知の製造方法は、毒性
の高い試薬であるクロル蟻酸ベンジルの使用を必要と
し、しかも、カルボベンジルオキシ保護基の除去のため
に、水添工程を必要とする。
R1が共にテニリデンを形成し、R3がHを表す、式(I
I)の試薬は、まだ未記載である。たぶん、これは、水
添触媒を被毒するために、テニル基が水添工程に相容性
を持たないためと思われる。
I)の試薬は、まだ未記載である。たぶん、これは、水
添触媒を被毒するために、テニル基が水添工程に相容性
を持たないためと思われる。
R3がHを表す、式(I)の4,6−O−アルキリデン−
β−D−グルコース誘導体の製造に要求される複雑な多
段プロセスを回避するために、ヨーロッパ特許第226,20
2号は、両R1が共にエチリデンを形成し、R2が炭素数1
〜5のアルキル基またはクロロアルキル基を表し、R3が
トリアルキル錫基、好ましくはトリブチル錫基を表す、
式(II)の別の試薬を記載している。
β−D−グルコース誘導体の製造に要求される複雑な多
段プロセスを回避するために、ヨーロッパ特許第226,20
2号は、両R1が共にエチリデンを形成し、R2が炭素数1
〜5のアルキル基またはクロロアルキル基を表し、R3が
トリアルキル錫基、好ましくはトリブチル錫基を表す、
式(II)の別の試薬を記載している。
これらの試薬は、製造が簡単であるが、猛毒で、しか
も最終生成物から完全に取り除くことができない有機錫
化合物の使用を含む。また、R1がテニル基を表す、この
タイプの試薬は、クレームされていない。
も最終生成物から完全に取り除くことができない有機錫
化合物の使用を含む。また、R1がテニル基を表す、この
タイプの試薬は、クレームされていない。
さらに、これらの錫試薬を使用しても、グリコシル化
中、DMEPの保護基の使用を不必要とすることにはならな
い。
中、DMEPの保護基の使用を不必要とすることにはならな
い。
つい最近、S.Hashimotoらは、ポドフィロトキシンと
4′−O−デメチルエピポドフィロトキシンのβ−グリ
コキシド結合を形成するさらなる方法を提案した[“Te
trahedron Letters",Vol.32,1653−54(1991)]。し
かしながら、この方法は、反応前に、非常に複雑な方法
で予めDMEPを保護することを必要とし、しかも結果も良
くない。
4′−O−デメチルエピポドフィロトキシンのβ−グリ
コキシド結合を形成するさらなる方法を提案した[“Te
trahedron Letters",Vol.32,1653−54(1991)]。し
かしながら、この方法は、反応前に、非常に複雑な方法
で予めDMEPを保護することを必要とし、しかも結果も良
くない。
発明の概要 本発明によって、エトポシドやテニポシドを含むDMEP
グリコシドの改良された製造方法が提供される。
グリコシドの改良された製造方法が提供される。
本発明によってまた、両方のR1がエチリデンであり、
R3が低級アルカノイル基またはハロアセチル基を表し、
R4がHを表す、式(I)のエトポシド2″,3″−ジエス
テルと、R1が共にテニリデンを形成し、R2が低級アルカ
ノイル基またはハロアセチル基を表し、R4がHを表す、
式(I)のテニポシド2″,3″−ジエステルよりなる、
エトポシドおよびテニポシドの合成に有用な新規中間体
が提供される。
R3が低級アルカノイル基またはハロアセチル基を表し、
R4がHを表す、式(I)のエトポシド2″,3″−ジエス
テルと、R1が共にテニリデンを形成し、R2が低級アルカ
ノイル基またはハロアセチル基を表し、R4がHを表す、
式(I)のテニポシド2″,3″−ジエステルよりなる、
エトポシドおよびテニポシドの合成に有用な新規中間体
が提供される。
本発明のさらに別の側面は、両方のR1がアルキリデン
であり、R2が低級アルカノイル基またはハロアセチル基
を表し、R3が、トリアルキルシリル基を表す、式(II)
の新規なβ−D−グルコースのシリル化誘導体を提供す
ることである。
であり、R2が低級アルカノイル基またはハロアセチル基
を表し、R3が、トリアルキルシリル基を表す、式(II)
の新規なβ−D−グルコースのシリル化誘導体を提供す
ることである。
また、本発明のさらに別の側面は、下記の式(IV)で
表される新規化合物、その制癌剤としての使用、並びに
それを含む製薬的投与形態を提供することである。
表される新規化合物、その制癌剤としての使用、並びに
それを含む製薬的投与形態を提供することである。
発明の詳しい記述 上記に引用した先行例に鑑み、驚くべきことに、フェ
ノール性ヒドロキシ基を保護することなしに、DMEPのグ
リコシル化を行うことができることが判った。かくし
て、DMEP−グリコシドを、高純度で、しかもほぼ定量的
収率で得ることができる。
ノール性ヒドロキシ基を保護することなしに、DMEPのグ
リコシル化を行うことができることが判った。かくし
て、DMEP−グリコシドを、高純度で、しかもほぼ定量的
収率で得ることができる。
グリコシル化反応混合物は、通常、塩基(ピリジンま
たは飽和重炭酸ナトリウム溶液)を慎重に、低温で添加
することによって混ぜる。遊離したフェノール性ヒドロ
キシ基の存在下、かかる処理を施すと、式(IV)に見ら
れるような二量体が、大量に生成する。
たは飽和重炭酸ナトリウム溶液)を慎重に、低温で添加
することによって混ぜる。遊離したフェノール性ヒドロ
キシ基の存在下、かかる処理を施すと、式(IV)に見ら
れるような二量体が、大量に生成する。
さて、反応混合物を、単に氷水に注下するだけで、二
量体の生成が、ほぼ完全に抑制されることが判明した。
その結果、所望するグリコシドが、例外的に高い収率で
得られる。
量体の生成が、ほぼ完全に抑制されることが判明した。
その結果、所望するグリコシドが、例外的に高い収率で
得られる。
エトポシドとテニポシドの2″.3″−ジエステルを含
むこれらのグリコシドは、新規である。
むこれらのグリコシドは、新規である。
また、これらのジエステルは、単に加水分解すること
によって得られる、エトポシドとテニポシドを含む、対
応する遊離のヒドロキシ化合物の製造用中間体としても
価値がある。
によって得られる、エトポシドとテニポシドを含む、対
応する遊離のヒドロキシ化合物の製造用中間体としても
価値がある。
本発明の方法によって得るこができる好ましいジエス
テルとしては、R1が共にエチリデンを形成し;R2が、CHO
を表し;R4が、Hを表す、式(I)のエトポシド−2″,
3″−ジホルメート;両R1が共にテニリデンを形成し;R2
が、CHOを表し;R4が、Hを表す、式(I)のテニポシド
−2″,3″−ジホルメート;両R1が共にエチリデンを形
成し;R2がジクロロアセチル基を表し;R4が、Hを表す、
式(I)のエトポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテ
ート);両R1が共にテニリデンを形成し;R2が、ジクロ
ロアセチル基を表し;R4が、Hを表す、式(I)のテニ
ポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテート)が挙げら
れる。これらジエステルは、特に加水分解が容易であ
り、対応する遊離のヒドロキシ化合物を高収率で与え
る。
テルとしては、R1が共にエチリデンを形成し;R2が、CHO
を表し;R4が、Hを表す、式(I)のエトポシド−2″,
3″−ジホルメート;両R1が共にテニリデンを形成し;R2
が、CHOを表し;R4が、Hを表す、式(I)のテニポシド
−2″,3″−ジホルメート;両R1が共にエチリデンを形
成し;R2がジクロロアセチル基を表し;R4が、Hを表す、
式(I)のエトポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテ
ート);両R1が共にテニリデンを形成し;R2が、ジクロ
ロアセチル基を表し;R4が、Hを表す、式(I)のテニ
ポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテート)が挙げら
れる。これらジエステルは、特に加水分解が容易であ
り、対応する遊離のヒドロキシ化合物を高収率で与え
る。
本発明の別の態様に依れば、β−D−4−グルコシド
の製造用中間体として価値のある、両R1が共にアルキリ
デンを形成し;R2が、低級アルカノイル基またはハロア
セチル基を表し;R3が、トリアルキルシリル基、好まし
くは、トリメチルシリル基を表す、式(II)の新規β−
D−グルコース誘導体を提供する。
の製造用中間体として価値のある、両R1が共にアルキリ
デンを形成し;R2が、低級アルカノイル基またはハロア
セチル基を表し;R3が、トリアルキルシリル基、好まし
くは、トリメチルシリル基を表す、式(II)の新規β−
D−グルコース誘導体を提供する。
驚くべきことに、R3がHを表す式(II)のβ−D−グ
ルコース誘導体、または対応するα−D−グルコース異
性体のどちらか一方をシリル化すると、R3がトリアルキ
ルシリル基を表す式(II)のβ−D−グルコースシリル
誘導体が、独占的に得られることが判った。
ルコース誘導体、または対応するα−D−グルコース異
性体のどちらか一方をシリル化すると、R3がトリアルキ
ルシリル基を表す式(II)のβ−D−グルコースシリル
誘導体が、独占的に得られることが判った。
これらのシリルオキシ誘導体は、三弗化硼素のような
ルイス酸で触媒作用を及ぼしたグリコシル化反応中、対
応するヒドロキシ化合物と似た挙動を示すので、生成の
容易さと、はるかに低い生産コストにより、これらのシ
リルオキシ誘導体はこの目的のために、遊離ヒドロキシ
化合物よりも好ましいものとなる。
ルイス酸で触媒作用を及ぼしたグリコシル化反応中、対
応するヒドロキシ化合物と似た挙動を示すので、生成の
容易さと、はるかに低い生産コストにより、これらのシ
リルオキシ誘導体はこの目的のために、遊離ヒドロキシ
化合物よりも好ましいものとなる。
実施例1 約−20℃に維持された、DMEP(1kg)と4,6−O−エチ
リデン−2,3−O−ジホルミル−1−O−トリメチルシ
リル−β−D−グルコース[式(II)中、R1が、共にエ
チリデンを形成し、R2が、ホルミル基を表し、R3が、ト
リメチルシリル基を表す。](1.8kg)をジクロロメタ
ン(100リットル)中に懸濁した溶液に、乾燥窒素気流
下、三弗化硼素エテラート(1.8リットル)を添加し
た。
リデン−2,3−O−ジホルミル−1−O−トリメチルシ
リル−β−D−グルコース[式(II)中、R1が、共にエ
チリデンを形成し、R2が、ホルミル基を表し、R3が、ト
リメチルシリル基を表す。](1.8kg)をジクロロメタ
ン(100リットル)中に懸濁した溶液に、乾燥窒素気流
下、三弗化硼素エテラート(1.8リットル)を添加し
た。
約6時間、攪拌を継続した後、反応混合物を、約−10
℃に30分間保持し、その後、強攪拌下、速やかに氷水
(100リットル)中に注下した。
℃に30分間保持し、その後、強攪拌下、速やかに氷水
(100リットル)中に注下した。
有機相を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する前
に、水(50リットル)で抽出し、その後、溶媒を溜去し
た。
に、水(50リットル)で抽出し、その後、溶媒を溜去し
た。
油性の残査に、メタノール(15リットル)を加える
と、エトポシド−2″,3″−ジホルメート[式(I)
中、R1が、共にエチリデンを形成し、R2が、ホルミル基
を表し、R4が、Hを表す。]が結晶した。
と、エトポシド−2″,3″−ジホルメート[式(I)
中、R1が、共にエチリデンを形成し、R2が、ホルミル基
を表し、R4が、Hを表す。]が結晶した。
酢酸エチルで結晶化した後、少量のサンプルをろ過に
より分離して、m.p.262.3−264.1℃の生成物を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,特徴信号): 8.048,7.814(2H,2 x s,ホルミル基);4.870(1H,
d,J4.3 3.8Hz,H−4);4.792(1H,d,J1″,2″ 8.0H
z,H−1″);4.336(1H,dd,J11a,3 10.5Hz,J11a,11b
8.5Hz,H−11a);4.194(1H,dd,J11b,3 8.0Hz,J11b,11a
8.5Hz,H−11b);3.124(1H,dd,J2、1 5.3Hz,J
2、3 14.0Hz,H−2);2.844(1H,dddd,J3、4 3.5
Hz,J3,11b 8.0Hz,J3,11a 10.5Hz,J3、2 14.0Hz,H
−3)。
より分離して、m.p.262.3−264.1℃の生成物を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,特徴信号): 8.048,7.814(2H,2 x s,ホルミル基);4.870(1H,
d,J4.3 3.8Hz,H−4);4.792(1H,d,J1″,2″ 8.0H
z,H−1″);4.336(1H,dd,J11a,3 10.5Hz,J11a,11b
8.5Hz,H−11a);4.194(1H,dd,J11b,3 8.0Hz,J11b,11a
8.5Hz,H−11b);3.124(1H,dd,J2、1 5.3Hz,J
2、3 14.0Hz,H−2);2.844(1H,dddd,J3、4 3.5
Hz,J3,11b 8.0Hz,J3,11a 10.5Hz,J3、2 14.0Hz,H
−3)。
生成物のバルクを単離せず、以下のように加水分解し
た。
た。
エトポシド−2″,3″−ジホルメートをメタノール中
に懸濁した溶液に、酢酸亜鉛二水和物(0.9kg)を加
え、混合物を、還流下に90分間加熱し、約7リットルに
なるまで真空下に濃縮し、水(10リットル)と酢酸(0.
5リットル)の混合物で希釈した後、ジクロロメタン(2
0リットル)を用いて抽出した。
に懸濁した溶液に、酢酸亜鉛二水和物(0.9kg)を加
え、混合物を、還流下に90分間加熱し、約7リットルに
なるまで真空下に濃縮し、水(10リットル)と酢酸(0.
5リットル)の混合物で希釈した後、ジクロロメタン(2
0リットル)を用いて抽出した。
有機抽出物を、蒸発乾固し、残査を、酢酸エチルで結
晶して、純度99%のエトポシド1.0kgを得た。
晶して、純度99%のエトポシド1.0kgを得た。
ジクロロメタン/エタノール混合溶媒で結晶して得た
分析サンプル(回収率:約95%)は、以下のような特性
を示した。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,特徴信号): 4.890(1H,d、J4、3 3.5Hz,H−4);4.638(1H,
d,J1″,2″ 8.0Hz,H−1″);3.236(1H,dd,J2、1
5.5Hz,J2、3 14.0Hz,H−2);2.872(1H,dddd,J
3、4 3.5Hz,J3,11b 8.0Hz,J3,11a 10.5Hz,J3、2
14.0Hz,H−3)。
分析サンプル(回収率:約95%)は、以下のような特性
を示した。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,特徴信号): 4.890(1H,d、J4、3 3.5Hz,H−4);4.638(1H,
d,J1″,2″ 8.0Hz,H−1″);3.236(1H,dd,J2、1
5.5Hz,J2、3 14.0Hz,H−2);2.872(1H,dddd,J
3、4 3.5Hz,J3,11b 8.0Hz,J3,11a 10.5Hz,J3、2
14.0Hz,H−3)。
[α]D=−104゜(CHCl3,c=1) 出発原料は、以下のように調製した。
−5℃に維持された、4,6−O−エチリデン−α−グ
ルコース(1kg)をピリジン(4.4リットル)に溶解した
溶液に、蟻酸(0.9リットル)を加え、さらに、無水酢
酸(1.75リットル)を加えた。
ルコース(1kg)をピリジン(4.4リットル)に溶解した
溶液に、蟻酸(0.9リットル)を加え、さらに、無水酢
酸(1.75リットル)を加えた。
1時間後、対応する1、2、3−トリホルメート(ア
ノマー混合物)への転換を終了し、水(0.6リットル)
を加えた後、反応混合物を、約20℃に24時間保持した。
ノマー混合物)への転換を終了し、水(0.6リットル)
を加えた後、反応混合物を、約20℃に24時間保持した。
低温で蒸発した後、2,3−ジホルメートよりなる油性
の残査を、ジクロロメタンと水に分配した。
の残査を、ジクロロメタンと水に分配した。
有機相を、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、蒸発
乾固した後、ジイソプロピルエーテルで結晶した。
乾固した後、ジイソプロピルエーテルで結晶した。
NMR分析の結果、生成物は、4,6−O−エチリデン−2,
3−ジ−O−ホルミル−β−D−グルコースと4,6−O−
エチリデン−2,3−ジ−O−ホルミル−α−D−グルコ
ースの混合物(比率=約29:71)であることが確認され
た。
3−ジ−O−ホルミル−β−D−グルコースと4,6−O−
エチリデン−2,3−ジ−O−ホルミル−α−D−グルコ
ースの混合物(比率=約29:71)であることが確認され
た。
収量:0.4kg 上記混合物(0.4kg)をジクロロメタン(4リット
ル)とトリエチルアミン(0.3リットル)に溶解した溶
液を、−5℃でトリメチルクロロシラン(0.26リット
ル)を用いて処理した。
ル)とトリエチルアミン(0.3リットル)に溶解した溶
液を、−5℃でトリメチルクロロシラン(0.26リット
ル)を用いて処理した。
5℃で2時間攪拌した後、反応混合物を、水で2回抽
出し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した後、蒸発し
た。
出し、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥した後、蒸発し
た。
残査を、ジイソプロピルエーテルで結晶し、ろ過後、
乾燥して、4,6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−ホルミ
ル−1−O−トリメチルシリル−β−D−グルコース
[式(III)中、R1が、共にエチリデンを表わし;R2がト
リメチルシリル基を表す。]0.44kgを得た。m.p.180℃
(分解)。
乾燥して、4,6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−ホルミ
ル−1−O−トリメチルシリル−β−D−グルコース
[式(III)中、R1が、共にエチリデンを表わし;R2がト
リメチルシリル基を表す。]0.44kgを得た。m.p.180℃
(分解)。
NMR分析の結果、生成物は、純粋なβ−アノマー(δ
4.784:H−1,J1,2 =7.5Hz)であることが確認された。
4.784:H−1,J1,2 =7.5Hz)であることが確認された。
実施例2 実施例1に示した方法と同様にして、DMEPと4,6−O
−エチリデン−2,3−ジ−O−アセチル−1−O−トリ
メチルシリル−β−D−グルコース[式(III)中、R1
が、共にエチリデンを表わし;R2が、アセチル基を表し;
R3がトリメチルシリル基を表す]とを反応させて、エト
ポシド−2″,3″−ジアセテート[式(I)中、R1が、
共にエチリデンを表わし;R2が、アセチル基を表し;R
4が、Hを表す。]を得た。m.p.238℃。
−エチリデン−2,3−ジ−O−アセチル−1−O−トリ
メチルシリル−β−D−グルコース[式(III)中、R1
が、共にエチリデンを表わし;R2が、アセチル基を表し;
R3がトリメチルシリル基を表す]とを反応させて、エト
ポシド−2″,3″−ジアセテート[式(I)中、R1が、
共にエチリデンを表わし;R2が、アセチル基を表し;R
4が、Hを表す。]を得た。m.p.238℃。
メタノール/酢酸亜鉛混合溶媒を用いて加水分解を行
って、実施例1に記載したものと同じエトポシドを得
た。
って、実施例1に記載したものと同じエトポシドを得
た。
出発原料の4,6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−アセ
チル−1−O−トリメチルシリル−β−D−グルコース
[式(III)中、R1が、共にエチリデンを表わし;R2が、
アセチル基を表し;R3が、トリメチルシリル基を表
す。]は、実施例1に記載された、対応するジホルメー
トの調製法と同様の方法で得た。かくして、ピリジン/
無水酢酸混合溶媒を用いて、4,6−O−エチリデン−α
−D−グルコースをアセチル化して、1,2,3−トリアセ
テート(アノマー混合物、α/β比=約1:1)を油状物
として得た。このものを、メタノール/テトラヒドロフ
ラン混合溶媒中、アンモニア処理にて部分加水分解し
て、対応する2,3−ジアセテートをアノマー混合物とし
て得た。後者を、実施例1に記載された方法と同様にし
て、トリメチルクロロシランを用いてシリル化して、4,
6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−アセチル−1−O−
トリメチルシリル−β−D−グルコースを定量的収量で
得た。m.p.106℃。
チル−1−O−トリメチルシリル−β−D−グルコース
[式(III)中、R1が、共にエチリデンを表わし;R2が、
アセチル基を表し;R3が、トリメチルシリル基を表
す。]は、実施例1に記載された、対応するジホルメー
トの調製法と同様の方法で得た。かくして、ピリジン/
無水酢酸混合溶媒を用いて、4,6−O−エチリデン−α
−D−グルコースをアセチル化して、1,2,3−トリアセ
テート(アノマー混合物、α/β比=約1:1)を油状物
として得た。このものを、メタノール/テトラヒドロフ
ラン混合溶媒中、アンモニア処理にて部分加水分解し
て、対応する2,3−ジアセテートをアノマー混合物とし
て得た。後者を、実施例1に記載された方法と同様にし
て、トリメチルクロロシランを用いてシリル化して、4,
6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−アセチル−1−O−
トリメチルシリル−β−D−グルコースを定量的収量で
得た。m.p.106℃。
実施例3 スイス特許第514,578号に記載された方法で調製した
4,6−O−エチリデン−2,3−O−ジホルミル−β−D−
グルコースを用いる以外は、実施例1に示した方法と同
様にして、DMEPの反応を行って、実施例1で得たものと
同じエトポシド−2″,3″−ジホルメートを得た。
4,6−O−エチリデン−2,3−O−ジホルミル−β−D−
グルコースを用いる以外は、実施例1に示した方法と同
様にして、DMEPの反応を行って、実施例1で得たものと
同じエトポシド−2″,3″−ジホルメートを得た。
実施例4 スイス特許第514,578号に記載された方法で調製した
4,6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−アセチル−β−D
−グルコースを用いる以外は、実施例2に示した方法と
同様にして、DMEPの反応を行って、実施例2で得たもの
と同じエトポシド−2″,3″−ジアセテートを得た。
4,6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−アセチル−β−D
−グルコースを用いる以外は、実施例2に示した方法と
同様にして、DMEPの反応を行って、実施例2で得たもの
と同じエトポシド−2″,3″−ジアセテートを得た。
実施例5 ピリジンまたは飽和重炭酸ナトリウム溶液を用いて、
−20℃以下の温度で反応混合物を急冷することによって
生成物を単離する以外は、実施例1に記載した反応(20
gスケール)を行い、HPLC分析によって、主な副生成物
を観察した。
−20℃以下の温度で反応混合物を急冷することによって
生成物を単離する以外は、実施例1に記載した反応(20
gスケール)を行い、HPLC分析によって、主な副生成物
を観察した。
グリコシル化生成物を、メタノール/酢酸亜鉛混合溶
媒を用いる通常の方法で加水分解した後、アセトン/水
混合溶媒を用いて、逆相シリカゲルRP−10によって、粗
生成物のクロマトグラフィーを実施した。
媒を用いる通常の方法で加水分解した後、アセトン/水
混合溶媒を用いて、逆相シリカゲルRP−10によって、粗
生成物のクロマトグラフィーを実施した。
26%v/vアセトンで溶出した前期留分をアセトン/酢
酸エチル混合溶媒で結晶して、純粋なエトポシド7gを得
た。
酸エチル混合溶媒で結晶して、純粋なエトポシド7gを得
た。
また、26%v/vアセトンで溶出した後期留分を酢酸エ
チルで結晶して、式(IV)で表される二量体4gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,特徴信号): 5.278(1H,d、J4、3 9.5Hz、H−4);4.8
92(1H,d,J4、3 3.5Hz,H−4);4.606(1H,d,J
1″,2″ 8.0Hz,H−1″);3.280(1H,dd,J2、1 5.
5Hz,J2、3 14.0Hz,H−2);3.056(1H,dddd,J
3,11a 7.5Hz,J3,4 9.5Hz,J3,11b 1
0.5Hz,J3,2 14.0Hz,H−3);2.787(1H,dddd,J
3,4 3.5Hz,J3,11a 7.5Hz,J3,11b 10.5Hz,J3,2 14.0
Hz,H−3);2.694(1H,dd,J2,1 4.5Hz,J2,3
14.0Hz,H−2)。
チルで結晶して、式(IV)で表される二量体4gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3,特徴信号): 5.278(1H,d、J4、3 9.5Hz、H−4);4.8
92(1H,d,J4、3 3.5Hz,H−4);4.606(1H,d,J
1″,2″ 8.0Hz,H−1″);3.280(1H,dd,J2、1 5.
5Hz,J2、3 14.0Hz,H−2);3.056(1H,dddd,J
3,11a 7.5Hz,J3,4 9.5Hz,J3,11b 1
0.5Hz,J3,2 14.0Hz,H−3);2.787(1H,dddd,J
3,4 3.5Hz,J3,11a 7.5Hz,J3,11b 10.5Hz,J3,2 14.0
Hz,H−3);2.694(1H,dd,J2,1 4.5Hz,J2,3
14.0Hz,H−2)。
実施例6(比較例) 4′−カルボベンゾキシの代わりにDMEPを用いる以外
は、スイス特許第514,578号の実施例2に従って、実験
を行った。
は、スイス特許第514,578号の実施例2に従って、実験
を行った。
粗生成物のHPLC分析を行った結果、逆相HPLC分析で
は、はるかに長い溶出時間を有する大量の副生成物とい
っしょに、エトポシド−2″,3″−ジホルメートが生成
されたことが確認された。
は、はるかに長い溶出時間を有する大量の副生成物とい
っしょに、エトポシド−2″,3″−ジホルメートが生成
されたことが確認された。
通常の方法で加水分解した後、HPLC分析によって、エ
トポシド[収率:約25%(DMEP基準)]に相当するピー
クと、実施例5に記載された二量体に相当する2番目の
大きなピークの2ヶのピークが現れた。
トポシド[収率:約25%(DMEP基準)]に相当するピー
クと、実施例5に記載された二量体に相当する2番目の
大きなピークの2ヶのピークが現れた。
実施例7 2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−1−O−トリメチ
ルシリル−β−D−グルコース[Birkhofer et al.,
“Chem.Ber.",Vol.97,2196−2201(1964)]を用いる以
外は、実施例1と同様な条件で、実験を行い、得られた
生成物をエタノールで結晶して、DMEP−2,3,4,6−O−
テトラアセチル−β−D−グルコシドを得た。
ルシリル−β−D−グルコース[Birkhofer et al.,
“Chem.Ber.",Vol.97,2196−2201(1964)]を用いる以
外は、実施例1と同様な条件で、実験を行い、得られた
生成物をエタノールで結晶して、DMEP−2,3,4,6−O−
テトラアセチル−β−D−グルコシドを得た。
m.p.215−218℃。
[α]D=−60.4゜(CHCl3,c=1) 米国特許第3,254,844号に記載された方法に従って、
この化合物をエトポシドとテニポシドに転換した。
この化合物をエトポシドとテニポシドに転換した。
実施例8 反応時間を6時間から12時間に延長した以外は、実施
例1に示した方法と同様にして、DMEPと4,6−O−エチ
リデン−2,3−ジ−O−ジクロロアセチル−1−O−ト
リメチルシリル−β−D−グルコース[式(II)中、両
R1が共にエチリデンを表わし;R2が、ジクロロアセチル
基を表し;R3が、トリメチルシリル基を表す]とを反応
させて、エトポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテー
ト)[式(I)中、R1が、共にエチリデンを表わし;R2
が、ジクロロアセチル基を表し;R4が、Hを表す。]を
得た。m.p.244℃。
例1に示した方法と同様にして、DMEPと4,6−O−エチ
リデン−2,3−ジ−O−ジクロロアセチル−1−O−ト
リメチルシリル−β−D−グルコース[式(II)中、両
R1が共にエチリデンを表わし;R2が、ジクロロアセチル
基を表し;R3が、トリメチルシリル基を表す]とを反応
させて、エトポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテー
ト)[式(I)中、R1が、共にエチリデンを表わし;R2
が、ジクロロアセチル基を表し;R4が、Hを表す。]を
得た。m.p.244℃。
メタノール/酢酸亜鉛混合溶媒を用いて加水分解を行
って、実施例1に記載したものと同じエトポシドを得
た。
って、実施例1に記載したものと同じエトポシドを得
た。
出発原料の4,6−O−エチリデン−2,3−ジ−O−ジク
ロロアセチル−1−O−トリメチルシリル−β−D−グ
ルコース[式(III)中、R1が、共にエチリデンを表わ
し;R2が、ジクロロアセチル基を表し;R3が、トリメチル
シリル基を表す。]は、実施例1に記載された、対応す
るジホルメートの調製法と同様の方法で得た。かくし
て、ピリジン/ジクロロアセチルクロリド混合溶媒を用
いて、4,6−O−エチリデン−α−D−グルコースをジ
クロロアセチル化して、1,2,3−トリ(ジクロロアセテ
ート)を油状物として得た。このものを、メタノール/
塩化メチレン混合溶媒での処理にて部分加水分解して、
対応する2,3−ジ(ジクロロアセテート)をアノマー混
合物として得た。
ロロアセチル−1−O−トリメチルシリル−β−D−グ
ルコース[式(III)中、R1が、共にエチリデンを表わ
し;R2が、ジクロロアセチル基を表し;R3が、トリメチル
シリル基を表す。]は、実施例1に記載された、対応す
るジホルメートの調製法と同様の方法で得た。かくし
て、ピリジン/ジクロロアセチルクロリド混合溶媒を用
いて、4,6−O−エチリデン−α−D−グルコースをジ
クロロアセチル化して、1,2,3−トリ(ジクロロアセテ
ート)を油状物として得た。このものを、メタノール/
塩化メチレン混合溶媒での処理にて部分加水分解して、
対応する2,3−ジ(ジクロロアセテート)をアノマー混
合物として得た。
[α]D=+32゜(c=1,CHCl3) 後者を、実施例1に記載された方法と同様にして、ト
リメチルクロロシランを用いてシリル化して、4,6−O
−エチリデン−2,3−ジ−O−ジクロロアセチル−1−
O−トリメチルシリル−β−D−グルコースを定量的収
量で得た。m.p.107−110℃(ヘキサン)。
リメチルクロロシランを用いてシリル化して、4,6−O
−エチリデン−2,3−ジ−O−ジクロロアセチル−1−
O−トリメチルシリル−β−D−グルコースを定量的収
量で得た。m.p.107−110℃(ヘキサン)。
NMR分析の結果、生成物は、純粋なβ−アノマー
{[α]D=−32゜(CHCl3,c=1)}(δ4.85:H−1,J
1,2=7.5Hz)であることが確認された。
{[α]D=−32゜(CHCl3,c=1)}(δ4.85:H−1,J
1,2=7.5Hz)であることが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビガッティ エットーレ イタリア国 20017 ロ,ヴィア テッ ラッヅァーノ,77 (72)発明者 マクドナルド ペーター イタリア国 20017 ロ,ヴィア テッ ラッヅァーノ,77 (56)参考文献 特開 平3−24097(JP,A) 特開 昭58−23637(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07H 17/04 C07H 1/00 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (13)
- 【請求項1】式(I)で表されるデメチルエピポドフィ
ロトキシン−β−D−グルコシド(以下、DMEPと称
す。)の製造方法において、式(II)で表される化合物
と、式(III)で表される化合物とを反応させることを
特徴とする方法: 式(I): (式中、R1は、低級アルカノイル基またはハロアセチル
基を表すか、或いは両R1が一緒になってアルキリデン
基、アリールアルキリデン基、またはヘテロアリールア
ルキリデン基を形成し;R2は、低級アルカノイル基また
はハロアセチル基を表し;R4は、水素を表す。) 式(II): (式中、R1は、低級アルカノイル基またはハロアセチル
基を表すか、或いは共にアルキリデン基、アリールアル
キリデン基、またはヘテロアリールアルキリデン基を形
成し;R2は、低級アルカノイル基またはハロアセチル基
を表し;R3は、水素またはトリアルキルシリル基を表
す。) 式(III): (式中、R4は、水素を表す。) - 【請求項2】反応が、ルイス酸によって触媒作用を及ぼ
されることを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】ルイス酸が、三弗化硼素であることを特徴
とする請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項4】R3が、トリメチルシリル基であることを特
徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項5】R2が、ホルミル基であることを特徴とする
請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項6】R2が、ジクロロアセチル基であることを特
徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項7】両R1が一緒になってアルキリデン基、アリ
ールアルキリデン基、またはヘテロアリールアルキリデ
ン基を形成し、R2とR4が水素を表す、式(I)で表され
るDMEP−β−D−グルコシドの製造方法において、両R1
が共にアルキリデン基、アリールアルキリデン基、また
はヘテロアリールアルキリデン基を形成し、R2は低級ア
ルカノイル基またはハロアセチル基を表し、R4が水素を
表す、式(I)で表されるDMEP−β−D−グルコシドを
加水分解することを特徴とする方法。 - 【請求項8】両R1が共にエチリデンを表し、生成物がエ
トポシドであることを特徴とする請求の範囲第6項記載
の方法。 - 【請求項9】両R1が共にエチリデンを表し、R2がCHOを
表し、R4が水素を表す、式(I)で表されるエトポシド
−2″,3″−ジホルメートを加水分解することによって
エトポシドを得ることを特徴とする請求の範囲第6項記
載の方法。 - 【請求項10】両R1が共にエチリデンを表し、R2がCl2C
HCOを表し、R4が水素を表す、式(I)で表されるエト
ポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテート)を加水分
解することによってエトポシドを得ることを特徴とする
請求の範囲第6項記載の方法。 - 【請求項11】両R1が共にエチリデンを表し、生成物が
テニポシドであることを特徴とする請求の範囲第6項記
載の方法。 - 【請求項12】両R1が共にテニリデンを表し、R2がCHO
を表し、R4が水素を表す、式(I)で表されるテニポシ
ド−2″,3″−ジホルメートを加水分解することによっ
てテニポシドを得ることを特徴とする請求の範囲第9項
記載の方法。 - 【請求項13】両R1が共にテニリデンを形成し、R2がCl
2CHCOを表し、R4が水素を表す、式(I)で表されるテ
ニポシド−2″,3″−ジ(ジクロロアセテート)を加水
分解することによってテニポシドを得ることを特徴とす
る請求の範囲第9項記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT91A002025 | 1991-07-23 | ||
ITMI912025A IT1250692B (it) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | Procedimento per la preparazione di demetilepipodofillotossina- beta-d-glucosidi. |
PCT/EP1992/001605 WO1993002094A1 (en) | 1991-07-23 | 1992-07-15 | A process for the preparation of demethylepypodophyllotoxin |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06509334A JPH06509334A (ja) | 1994-10-20 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50258193A Expired - Fee Related JP3231765B2 (ja) | 1991-07-23 | 1992-07-15 | デメチルエピポドフィロトキシンの製造方法 |
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---|---|
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EP (1) | EP0595888B1 (ja) |
JP (1) | JP3231765B2 (ja) |
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ES (1) | ES2107546T3 (ja) |
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IL (1) | IL102610A (ja) |
IT (1) | IT1250692B (ja) |
MX (1) | MX9204334A (ja) |
WO (1) | WO1993002094A1 (ja) |
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