JPH0460118B2 - - Google Patents

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JPH0460118B2
JPH0460118B2 JP13905883A JP13905883A JPH0460118B2 JP H0460118 B2 JPH0460118 B2 JP H0460118B2 JP 13905883 A JP13905883 A JP 13905883A JP 13905883 A JP13905883 A JP 13905883A JP H0460118 B2 JPH0460118 B2 JP H0460118B2
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ococh
sugar
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Toshuki Inazu
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Noguchi Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は糖のアノマー位チオホスフイン酸エス
テル誘導体およびその製造法に関するものであ
る。
グリコシド系化合物は天然にも広く分布してお
り、生理活性のある物質、たとえば抗生物質や制
ガン剤として医薬,農業等の用途にも使用され、
注目をあびている。一方、その合成法としてはハ
ロゲノ糖や糖エステルを中間体とする方法が知ら
れているが、これらの中間体が安定性に乏しいこ
とや激しい反応条件を使用するなど工業的に使用
できる方法は未だ知られていない。
従来知られている糖エステルを中間体とする方
法の中ではB.HelferichおよびE.Shimitz−Hille
brechtの方法〔Chem.Ber.66巻,378頁(1938年,
ドイツ国)参照〕が慣用される方法として知られ
ている。
この方法では糖酢酸エステルをフエノールと反
応させるが高度に脱水した条件で加熱融解させな
ければならず、工業化は困難である。
本発明者は上記の事情に鑑み鋭意研究した結
果、温和な条件でグリコシド系化合物を与える糖
エステルを発明するに至つた。
すなわち、本発明の要旨は糖のアノマー位チオ
ホスフイン酸エステル誘導体とその製造方法であ
る。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の1つ糖のアノマー位チオホスフイン酸
エステル誘導体の原料となる糖としては周知の糖
を使用することができる。
これらの糖のアノマー位はヘミアセタール結合
していることが必要である。環状ヘミアセタール
は5員環であつてもよい。通常アルドースを使用
するがケトースも使用することができる。具体的
にはこれらの糖としてはエリスロース,スレオー
ス等のテトラオース,リボース,アラビノース,
キシロース等のペントース,グルゴース,ガラク
トース,マンノース,アロース,タロース等のヘ
キソースまたはデオキシリボース等これらの糖の
一部がデオキシ化された糖あるいはN−アセチル
グルコサミン等のアミノ糖、更にはこれらの糖が
相互にエーテル結合したオリゴ糖をも使用するこ
とができる。これらの糖はD体,L体およびそれ
らの混合物の何れも使用することができる。
これらの糖のアノマー位以外の水酸基をすべて
保護して使用できることは言うまでもないが、溶
解性等のために必要最小限保護した遊離の水酸基
を持つたものでもさしつかえない。
水酸基の保護基としては、従来周知のものを使
用することができる。具体的にはアセチル,トリ
フルオロアセチル,トリクロルアセチル,ベンゾ
イル,P−ニトロベンゾイル等のアシル基で保護
する方法、アセトアルデヒド,アセトン等でアセ
タール化する方法、メチル,ベンジル,トリフエ
ニルメチル等の炭化水素基でエーテル化する方法
等を挙げることができる。
本発明方法の他の原料として使用されるハロゲ
ン化ホスフイノチオイルとしては周知のものを使
用することができる。すなわち、ジメチルホスフ
イノチオイル,ジエチルホスフイノチオイル,メ
チルフエニルホスフイノチオイル,ジフエニルホ
スフイノチオイル等の各ハロゲン化物が使用でき
る。ハロゲンとしては、フツ素,塩素,臭素,ヨ
ウ素のどれでもよいが、通常は塩化物,臭化物が
使用される。
強塩基としては周知のものが使用できる。すな
わち金属ナトリウム,金属リチウム,金属カリウ
ム等のアルカリ金属類,ナトリウムメトキシド,
タリウムエトキシド等の金属アルコラート類,水
素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類,n
−ブチルリチウム,フエニルリチウム等のアルキ
ルまたはアリール金属類あるいは1,8−ジアザ
ビシクロ−〔5,4,0〕−ウンデセン−7等の強
塩基性アミン類等である。
ハロゲン化ホスフイノチオイルと強塩基は糖に
対して大過剰に用いることも可能であるが通常は
1〜2モル等量である。
溶媒としては、特に制限はない。すなわち、ベ
ンゼン,トルエン,クロロホルム,ジクロルメタ
ン,酢酸エチル,チトラヒドロフラン,ジメチル
ホルムアミド,アセトニトリル,ニトロメタン等
を挙げることができる。
反応温度は−60℃から溶媒の沸点まで特に制限
はない。
糖のC−1位チオホスフイン酸エステルにはα
体とβ体が存在するが、これらは混合物から分離
することも可能であるが、溶媒,塩基,反応温度
等を変えることにより選択性よく製造することも
可能である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以
下の実施例により何等の制限も受けるものではな
い。
実施例 1 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース2.70g(5mmol)をテトラヒドロフラ
ン(20ml)に溶解させ、窒素雰囲気下−30℃に冷
却する。これに1.6Mn−ブチルリチウム/n−ヘ
キサン溶液を3.4ml(5.4mmol)加え、10分後塩
化ジメチルホスフイノチオイル0.69g
(5.4mmol)を加える。反応溶液を−30℃で3時
間撹拌した後室温に戻す。これにエーテルと水を
加え分液し、エーテル層を水洗乾燥後減圧濃縮す
ると3.71gの油状物質が得られる。これをジクロ
ルメタンを溶出液とするシリカゲルカラムクロマ
ト(2.5×42cm)により精製すると、2,3,4,
6−テトラベンジル−D−グルコピラノースジメ
チルチオホスフイン酸エステルが白色結晶として
2.41g(76モル%)得られた。α体とβ体の比は
98:2であつた。n−ヘキサでデカンテーシヨン
すると、2,3,4,6−テトラベンジル−α−
D−グルコピラノースジメチルチオホスフイン酸
エステルが得られた。融点62−64℃ NMRδ(CDCl3,ppm)1.86(d,6H,P−
CH3,J=13Hz) 6.18(d.d,1H,H−1,J=13Hz,
3Hz) 7.23(S, 7.30(S,20H,Ph) 実施例 2 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース2.38g(4.4mmol)をテトラヒドロフ
ラン20mlに溶解させ、0℃で1.6Mn−ブチルリチ
ウム/n−ヘキサン溶液2.75ml(4.8mmol)と塩
化ジメチルホスフイノチオイル0.62g
(4.8mmol)を用い、実施例1と同様に行なつた。
ジクロルメタンを溶出液とするシリカゲルカラム
クロマト(2.5×30cm)で精製すると、2,3,
4,6−テトラベンジル−D−グルコピラノース
ジメチルチオホスフイン酸エステルが油状物質と
して2.78g(99モル%)得られた。NMRより求
めたα体とβ体の比は50:50であつた。
実施例 3 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース1.08g(2mmol)をテトラヒドロフラ
ン10mlに溶解させ、1.6Mn−ブチルリチウム/n
−ヘキサン溶液1.38ml(2.2mmol)と塩化ジメチ
ルホスフイノチオイル0.283g(2.2mmol)を用
い、テトラヒドロフラン還流下実施例1と同様に
反応させた。実施例1と同様に精製したところ、
2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコピ
ラノースジメチルチオホスフイン酸エステルが油
状物質として1.14g(90モル%)得られた。α体
とβ体の比は40:60であつた。
実施例 4 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース1.08g(2mmol)をベンゼン10mlとテ
トラヒドロフラン10mlの混合溶液に溶解させた。
これに窒素を通じながら、タリウムエトキシド
0.15ml(21mmol)を加え、室温で15分撹拌した。
溶媒を減圧留去し、乾燥後ベンゼン10mlに再び溶
解させ、つづいて塩化ジメチルホスフイノチオイ
ル0.28g(2.2mmol)を加え4時間反応させた。
その後実施例1と同様に精製すると、2,3,
4,6−テトラベンジル−D−グルコピラノース
ジメチルチオホスフイン酸エステルが白色結晶と
して0.38g(30モル%)得られた。NMRより求
めたα体とβ体の比は9:91であり、n−ヘキサ
ンでデカンテーシヨンすることで2,3,4,6
−テトラベンジル−β−D−グルコピラノースジ
メチルチオホスフイン酸エステルが得られた。融
点76−77℃ NMR(CDCl3,ppm)1.85(d,d,6H,P−
CH3,J=13Hz,8Hz) 5.37(d.d,1H,H−1,J=13Hz,
7Hz) 7.26(S, 7.28(S, 7.30(S,20H,Ph) 実施例 5 2,3,4,6−テトラベンジル−D−ガラク
トピラノース65.9mg(0.12mmol)、20%n−ブチ
ルリチウム/n−ヘキサン溶液63.1μ
(0.13mmol)、塩化ジメチルホスフイノチオイル
16.7mg(0.13mmol),テトラヒドロフラン1mlを
用い、実施例1と同様に行なつた。エーテルで抽
出した粗生成物をシリカゲル薄層クロマト(20×
20cm)により精製すると、54.2mg(72モル%)の
2,3,4,6−テトラベンジル−D−ガラクト
ピラノースジメチルチオホスフイン酸エステルが
油状物質として得られた。
NMR(CDCl3,ppm)1.63−2.11(m,6H,P−
CH2) 7.36(S,20H,Ph) 実施例 6 2,3,4,6−テトラベンジル−D−マンノ
ピラノース108.1mg(0.2mmol),20%n−ブチル
リチウム/n−ヘキサン溶液103.1μ
(0.22mmol),塩化ジメチルホスフイノチオイル
28.3mg(0.22mmol),テトラヒドロフラン1mlを
用い、実施例1と同様に行なつた。実施例5と同
様に精製すると2,3,4,6−テトラベンジル
−β−D−マンノピラノースジメチルチオホスフ
イン酸エステルが油状物質として94.9mg(75モル
%)得られた。
NMR(CDCl3,ppm)1.82(dd,6H,P−CH3
J=13Hz,8Hz) 6.11(dd,1H,H−1,J=13Hz,2
Hz) 7.30(S, 7.36(S,20H,Ph) 実施例 7 2,3,4−トリベンジル−D−アラビノピラ
ノース60.9mg(0.14mmol),20%n−ブチルリチ
ウム/n−ヘキサン溶液72.8μ(0.15mmol)塩
化ジメチルホスフイノチオイル19.3mg
(0.15mmol),テトラヒドロフラン1mlを用い、
実施例6と同様に行なつた。2,3,4−トリベ
ンジル−D−アラビノピラノースジメチルチオホ
スフイン酸エステルが油状物質として44.2mg(61
モル%)得られた。
NMR(CDCl3,ppm)1.49−2.11(m,6H,P−
CH3) 7.38(S,15H,Ph) 実施例 8 2−アセトアミド−3,4,6−トリベンジル
−D−ゲルコピラノース84.0mg(0.17mmol)20
%n−ブチルリチウム/n−ヘキサン溶液121.4μ
(0.26mmol),塩化ジメチルホスフイノチオイ
ル33.4mg(0.26mmol),テトラヒドロフラン3ml
を用い実施例6と同様に行なつた。2−アセトア
ミド−3,4,6−トリベンジル−D−グルコピ
ラノースジメチルチオホスフイン酸エステルが油
状物質として33.9mg(34モル%)得られた。
NMR(CDCl3,ppm)1.45−2.10(m,6H,P−
CH3) 1.86(S,3H,CH3CO) 7.28(S, 7.31(S,15H,Ph) 実施例 9 6−トリチル−D−グルコース1.34g
(3.17mmol)をテトラヒドロフラン20mlに溶解さ
せ、1.6Mn−ブチルリチウム/n−ヘキサン溶液
2.13ml(3.41mmol),塩化ジメチルホスフイノチ
オイル0.43g(3.41mmol)を用い、実施例1と
同様に行なつた。反応溶液にジクロルメタンと水
を加え分液し、ジクロルメタン層を水洗乾燥後減
圧濃縮すると、1.33gの無定形固体が得られた。
これを酢酸エチルを溶出液とするシリカゲルカラ
ムクロマト(2.5×43cm)で精製すると、6−ト
リメチル−D−グルコピラノースジメチルチオホ
スフイン酸エステルが白色結晶として0.47g(28
モル%)得られた。融点114−117℃、 NMRδ(ppm)1.40−2.06(m,6H,P−CH3) 6.80−7.66(m,15H,Ph) 実施例 10 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノース108.1mg(0.2mmol),20%n−ブチル
リチウム/n−ヘキサン溶液103.1μ
(0.22mmol),塩化ジフエニルホスフイノチオイ
ル55.6mg(0.22mmol),テトラヒドロフラン1ml
を用い、実施例6と同様に行なつた。2,3,
4,6−テトラベンジル−α−D−グルコピラノ
ースジフエニルチオホスフイン酸エステルが油状
物質として81.3mg(55モル%)得られた。
NMR(CDCl3,ppm)6.38(d,d,1H,H−
1,J=13Hz,3Hz) 6.98−8.26(m,30H,Ph) 実施例 11 3,5,6−トリベンジル−D−グルコフラノ
ース114.6mg(0.25mmol),20%n−ブチルリチ
ウム/n−ヘキサン溶液131.0μ(0.27mmol),
塩化ジメチルホスフイノチオイル35.2mg
(0.27mmol),テトラヒドロフラン1mlを用い、
実施例6と同様に行なつた。3,5,6−トリベ
ンジル−α−D−グルコフラノースジメチルチオ
ホスフイン酸エステルが油状物質として57.9mg
(42モル%)得られた。
NMR(CDCl3,ppm)1.86(d,6H,P−CH3
J=13Hz) 6.62(dd,1H,H−1,J=13Hz,4
Hz) 7.32(S, 7.36(S,15H,Ph) 実施例 12 塩化ジフエニルホスフイノチオイル68.2mg
(0.27mmol)を用い、実施例11と全く同様に行つ
た。3,5,6−トリベンジル−α−D−グルコ
フラノースジフエニルチオホスフイン酸エステル
が80mg(48モル%)得られた。
NMR(CDCl3,ppm)6.80(dd,1H,H−1,
J=13Hz,4Hz) 6.95−8.32(m,25H,Ph) 参考例 1 2,3,4,6−テトラベンジル−D−グルコ
ピラノースジメチルチオホスフイン酸エステル
126.5mg(0.2mmol)をテトラヒドロフラン(2
ml)に溶解させ、シクロヘキシルトリメチルシリ
ルエーテル28.9mg(0.2mmol)と過塩素酸銀41.5
mg(0.2mmol)を加え、室温で一夜撹拌した。反
応溶液に5%硫化ナトリウム水溶液を加え、過
した後エーテルで抽出した。有機層を水洗乾燥後
減圧濃縮すると油状物質が得られた。これを調整
用シリカゲル薄層クロマト(展開剤;n−ヘキサ
ン:エーテル=4:1)で精製したところ、シリ
カゲル薄層クロマト上Rf値が文献値と一致する
シクロヘキシル2,3,4,6−テトラベンジル
−D−グルコピラノシドが61.6mg(50モル%)油
状物質として得られた。
参考例 2 2,3,4,6−テトラベンジル−α−D−グ
ルコピラノースジメチルチオホスフイン酸エステ
ル126.5mg(0.2mmol),モレキユラーシーブス
4A100mg,β−コレスタニルトリメチルシリルエ
ーテル86.5mg(0.2mmol)を反応容器にとり、こ
れに過塩素酸銀41.5mg(0.2mmol)のテトラヒド
ロフラン(2ml)溶液を加え、室温で一夜撹拌し
た。その後、参考例1と同様に処理すると、β−
コレスタニル2,3,4,6−テトラベンジル−
β−D−グルコピラノシドが白色結晶として35.8
mg(20モル%)得られた。融点93.5℃,〔α〕25 D
30.2゜(C1.04,CHCl3)また、β−コレスタニル
2,3,4,6−テトラベンジル−α−D−グル
コピラノシドが白色結晶として109.3mg(60モル
%)得られた。融点117.5−119℃,〔α〕25 D+65.0゜
(C1.06,CHCl3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式〔〕 (式中Rは−H,−CH3,−CH2OH,−OH,−
    OCH2Ph,−OCOCH3,−OCH3,−CH2OCH3,−
    CH2OCPh3,−CH2OCH2Ph,−CH2,OCOCH3
    −NHCOCH3,あるいは、RとRが結合した−
    OC(CH32O−,−OCH(Ph)O−のいずれかを、
    (ただし、Phはフエニル基を示す。)R1,R2はメ
    チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
    基、ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、フ
    エニル基、p−メトキシフエニル基のいずれかを
    示す。) または、一般式〔〕 (式中Rは−H,−CH3,−CH2OH,−OH,−
    CH(OH)CH2OH,−OCH2Ph,−OCOCH3,−
    OCH3,−CH2OCH3,−CH2OCPh3,−
    CH2OCH2Ph,−CH2OCOCH3,−NHCOCH3,−
    CH(OCH2Ph)CH2OCH2Ph,−CH(OCOCH3
    CH2OCOCH3,−CHOHCH2OCPh3
    【式】 【式】あるいは、RとRが結合 した−OC(CH32O−,−OCH(Ph)O−のいず
    れかを、(ただし、Phはフエニル基を示す。)R1
    R2はメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
    ロピル基、ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル
    基、フエニル基、p−メトキシフエニル基のいず
    れかを示す。)で表される糖のアノマー位チオホ
    スフイン酸エステル誘導体。 2 一般式〔〕あるいは〔〕でR1およびR2
    がメチル基であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の糖のアノマー位チオホスフイン酸
    エステル誘導体。 3 一般式〔〕あるいは〔〕でR1およびR2
    がフエニル基であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の糖のアノマー位チオホスフイン
    酸エステル誘導体。 4 アノマー位がヘミアセタール結合している糖
    を強塩基と反応せしめ、次いで一般式〔〕 (式中R1,R2はメチル基、エチル基、プロピ
    ル基、イソプロピル基、ブチル基、s−ブチル
    基、t−ブチル基、フエニル基、p−メトキシフ
    エニル基のいずれかを、Xはハロゲン原子を示
    す。)で表されるハロゲン化ホスフイノチオイル
    を反応させることを特徴とする糖のアノマー位チ
    オホスフイン酸エステルの製造方法。 5 ハロゲン化ホスフイノチオイルがハロゲン化
    ジメチルホスフイノチオイルであることを特徴と
    する特許請求の範囲第7項記載の製造方法。 6 ハロゲン化ホスフイノチオイルがハロゲン化
    ジフエニルホスフイノチオイルであることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項記載の製造方法。 7 強塩基として、n−ブチルリチウムを用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の製
    造方法。 8 強塩基として、タリウムエトキシドを用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の製
    造方法。
JP13905883A 1983-07-29 1983-07-29 糖のアノマー位チオホスフィン酸エステル誘導体およびその製造方法 Granted JPS6045590A (ja)

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