JPS5829683Y2 - 天井パネル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として、プレハブ形式の住宅に用いられる
天井パネルに関する。

一般に、天井パネルには、断熱性、防火性、防音性等の
各種性能の高いことが要求され、また美観も要求される
。

更に、特にプレハブ住宅に用いられる天井パネルとして
は、現場での取付作業が容易で、その際に取付作業以外
の労力を要しないこと、及び軽量性に富むこと等が要求
される。

本考案は、天井パネルに対する上述の如き種々の要求を
満たす天井パネルとして、図面の実施例に示す如く、石
膏ボード１と、その上部に結合した木質枠材２と、上記
石膏ボード１の上部で上記木質枠材２の内側に充填した
不燃性断熱材３と、その上部を被覆し上記木質枠材２に
結合した被覆層４とからなり、上記石膏ボード１におけ
る上記木質枠材２との当接部は石膏ボード片５を積層し
てあり、上記木質枠材２には接合用切込み部６が設けで
ある、天井パネルを提供するものである。

本考案の天井パネルを実施例について更に説明すると、
木質枠材２は、天井パネルの構造材として機能するもの
で、２本の縦枠２１，２１．２本の横枠２２゜２２落び
３本の内部枠２３，２３．２３からなっており、２本の
縦枠２１，２１の側端部には接合用切込み部６が設けで
ある。

内部枠２３は、図示の如く、その下面は他の枠材２１．
２２の下面と同一平面上に存するが、その上面は他の枠
材２１．２２の上面よりくぼんでおり、即ち、他の枠材
２１．２２より薄く形式してあり、断熱材３の充填に都
合良くなしてあり、接合用切込み部６は、天井パネル同
志を、それぞれの縦枠２１の側端部同志を隣接させ接合
材を介して簡便に接合可能とするもので、接合材（図示
せず）を嵌入し得るようになしである。

石膏ボード１は、防火材、断熱材及び化粧材として機能
するもので、上記木質枠材２と結合しているが、天井パ
ネルの軽量性を向上させ且つ防火材としての性能を高め
るために、木質枠材２の枠材２１．２２．２３との当接
部には石膏ボード片５を積層してあり、石膏ボード１の
下方から該石膏ボード１を通しての木質枠材２への熱伝
導度を低下させるようになしである。

尚、上記石膏ボードとしては、例えば、ガラス繊維を混
入した強化石膏ボードが好適する。

断熱材３は、ガラスウール等の不燃性材料が用いられ、
これにより断熱効果のみならず防音効果も奏せられる。

被覆層４は、断熱材３を被覆するもので、これにより天
井パネルの運搬又は取付作業中に断熱材３が脱落したり
、また取付前後を問わず断熱材の吸湿を防止できる。

また、この被覆層４をアルミニウムとクラフト紙との積
層物で形威し、アルミニウム面を外側に配することによ
り、上方がらの湿気を一層確実に遮断でき、且つ上方が
らの輻射熱、騒音等の遮蔽効果も一層向上する。

本考案の天井パネルは、叙上の如く、天井パネルに要求
される種々の性能を具備して構成されているから、特に
プレハブ形式住宅の天井パネルとして用いた場合、性能
面のみならず作業性の面がらも極めて高い実用的効果を
発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案の一実施例を示すもので、第１図は、断
熱材を省略した分解斜視図、第２図は、第１図上Ａ−Ａ
線に対応する断面図である。 １・・・・・・石膏ボード、２・・・・・・木質枠材、
３・・・・・・断熱材、４・・・・・・被覆層、５・・
・・・・石膏ボード片、６・・・・・・接合用切込み部
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 石膏ボード１と、その上部に結合した木質枠材２と、上
   記石膏ボード１の上部で上記木質枠材２の内側に充填し
   た不燃性断熱材３と、その上部を被覆し上記木質枠材２
   に結合した被覆層４とからなり、上記石膏ボード１にお
   ける上記木質枠材２との当接部は石膏ボード片５を積層
   してあり、上記木質枠材２には接合用切込み部６が設け
   である、天井パネル。