JP3043477U - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP3043477U
JP3043477U JP1997003994U JP399497U JP3043477U JP 3043477 U JP3043477 U JP 3043477U JP 1997003994 U JP1997003994 U JP 1997003994U JP 399497 U JP399497 U JP 399497U JP 3043477 U JP3043477 U JP 3043477U
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ceiling
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corner trim
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JP1997003994U
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政英 岩波
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Jamco Corp
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Jamco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、確実な漏水防止が達成できるシェル
ター、物置等の建築物を提供する。 【解決手段】 コーナートリム70を介してパネル1
1,17を組合せコーナー部分を構成する建築物は、断
熱材120を2枚のスキン板140,150で挾持して
構成したパネル100を用いると共に、少なくとも天井
に配設するパネル17は一方のスキン板150を延設し
た延長部155を備えている。そして、パネル17のス
キン板150の延長部155はパネルの板厚寸法より長
い寸法を有すると共に、天井に配設するパネル17をコ
ーナートリム70を介して側壁に配設するパネル11と
組み合わせると、天井に配設するパネル17の延設部1
55はコーナートリム70のコーナーを被覆して側壁に
配設されるパネル11の延長線に止め具82で固着され
る。天井パネル17には止め具孔がないので、漏水の危
惧がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シェルター、物置等、簡易的に屋外に設置して収納等に使用する建 築物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、壁面を形成するパネルを組み合わせて構成するシェルター、物置等の建 築物は、側面と天井面、あるいは側面と底板とのつなぎ目において、コーナート リムを用いて角部を形成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のコーナートリムを介した側壁パネルと天井パネルとのつなぎ方を図8に より説明する。 側壁パネル2と天井パネル4はコーナートリム6を介して組み立てられる。こ のとき、天井パネル4はその内側をコーナートリム6の取付け板6aに固着し、 その外側は天井パネル4のスキン板41を延長して天井の水平面内において、コ ーナートリム6に止め具等により固着していた。そして、止め具の回りをシール 8して、漏水を防止していた。 しかし、戸外に設置されるこの種建築物において、天井部分に止め具等の取付 け孔が存在すると、長年の使用によりシール部材の劣化等により、孔部分から漏 水が起こり収容物が濡れてしまったり、湿気を帯びて使用不可能となる不都合が 発生した。 そこで、この考案は確実な漏水防止が達成できるシェルター、物置等の建築物 を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案のコーナートリムを介してパネルを組合せ コーナー部分を構成する建築物は、断熱材を2枚のスキン板で挾持して構成した パネルを用いると共に、少なくとも天井に配設するパネルは一方のスキン板を延 設した延長部を備えている。そして、パネルのスキン板の延長部はパネルの板厚 寸法より長い寸法を有すると共に、天井に配設するパネルをコーナートリムを介 して側壁に配設するパネルと組み合わせると、天井に配設するパネルの延設部は コーナートリムのコーナーを被覆して側壁に配設されるパネルの延長線に固着さ れる構成を具備する。
【0005】 さらに、パネルの断熱材は連続する中空柱よりなるコア部材と、コア部材の中 空柱内に充填するフェノール樹脂発泡体とを備えている、あるいは、スキン板は アルミ材で構成する、または、コーナートリムはコーナー部分に傾斜面を有する 構成となっている。 上記構成の建築物は、天井パネル内での止め具の使用がないので、止め具孔か らの漏水がなく、かつ、断熱材のコア部材に充填されるフェノール樹脂発泡体は 、パネルの耐熱強度を増強させると共に、軽量で剛性のあるパネルによる建築物 は組立易く、強い。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の建築物の実施の形態を図面により説明する。この実施の形態では建築 物としてシェルターを例示している。 図1はシェルターの正面図、図2はシェルターの上面図、図3は図1A−A断 面図である。 シェルター10は両側壁を構成する側壁パネル11、正面壁を構成する正面パ ネル13、裏面壁を構成する裏面パネル15、天井を構成する天井パネル17、 および底板を構成する底板パネル19とを組み合わせて、箱形状の密封建築物を 構成している。 シェルター10の正面パネル13には出入口用のドア20が開閉自在に取り付 けられ、さらにドア20の上部にはひさし部25が外方に向けて取り付けられて いる。底面パネル19には載置台となる台座27を固着する。
【0007】 次に、シェルター10の壁面を構成するパネルの構成を説明する(図5、図6 参照)。 パネル100はロールコア材130を中心として、上面、下面にアルミ板14 0,150を接着剤160で接着固定したサンドイッチ構造の板体である。 ロールコア材130はセル中に発泡フェノール樹脂120を充填したペーパー コア110よりなり、ペーパーコア110は尿素樹脂を含浸させたペーパー等で 構成される。
【0008】 ロールコア材130の下面に配設するアルミ板を第1のアルミ板140、ロー ルコア130の上面に配設するアルミ板を第2のアルミ板150とする。そして 、ロールコア材130の下面、または上面にフイルム接着剤160を載置し、ス キン材であるアルミ板140,150をフイルム接着剤160を介して積層して 加熱して接着させ、サンドイッチ状態のパネル100を構成している。
【0009】 このサンドイッチパネル100はペーパーコア110をクラフト紙に樹脂を含 浸させて構成しているので、安価に提供できる。また、ロールコア材130はフ ェノール樹脂発泡体を充填して構成しているので、軽量であって、かつフェノー ル樹脂は自己消火性(耐火性)を有し、フェノール発泡体を充填したパネル10 0は難燃性を有する構築素材となり、熱伝導性がないので、断熱部材として有効 である。
【0010】 このように、サンドイッチパネル100は軽量であって、断熱性、耐火(耐熱 )性が高く、かつ、強度が環境の変化に影響されて劣化することがなく、建築部 材として適したパネルである。
【0011】 このように構成した大判パネル100を組み合わせて箱型の建築物を構成する 。このとき、側壁パネル11と天井パネル17、側壁パネル11と底面パネル1 9とのつなぎ目にはコーナートリム70を配設している。 コーナートリム70は、図4に示すように、辺71a,71b71c,71d よりなる長尺の中空角柱形状の本体71と、本体71の側辺71a,71cを延 設したパネル挾持部73と、本体71の側辺71dを延設したパネル取付け部7 5を有する。 そして、天井パネル17および側壁11とのつなぎ目にコーナートリム70を 配設して、パネル挾持部73で側壁11の上端部を挾持して、リベット等の止め 具80で側壁11をコーナートリム70に取り付ける。 パネル挾持部73の端部と側壁パネル11とをシール部90でシールする。 コーナートリム70のパネル取付け部75に天井パネル17の第1のアルミ板 140面を載置し、リベット等の止め具81でコーナートリム70に天井パネル 17を取り付ける。
【0012】 このとき、天井パネル17のパネル100は第2のアルミ板150を延設して 、長さL1の延長部155を形成している。 延長部155はパネル100の厚さ寸法をL2としたとき、延長部の長さL1≒ パネル厚さ寸法L2×2となっている。
【0013】 天井パネル17の延長部155はコーナートリム70の本体71を被覆する。 延長部155はパネルの厚さの2倍の長さを有しているので、天井パネル17の 水平方向延長の中空柱形状の本体71の辺71bを被覆して、コーナーを回って 、90度折曲して側壁11の延長である辺71c上に至る。ここで、天井パネル 17の第2のアルミ板150において、辺71bを被覆する延長部を第1の延長 部155Aとし、90度折曲して側壁11の延長部である辺71cを被覆する延 長部を第2の延長部155Bとする。
【0014】 本考案に係るシェルター10は天井パネル17の第2の延長部155Bをコー ナートリム70の本体71(辺71c)にリベット等の止め具82で固着する。 止め具82部分はシールされる。 天井パネル17のアルミ板150の第2の延長部155Bの端部はシール部1 60によりシールされている。
【0015】 このように構成されているシェルター10の天井パネル17のコーナー部分は 、スキン材となるアルミ板を延長してコーナートリム70のコーナー部を被覆す るので、側壁パネル11との組立用の止め具、およびコーナートリム70への止 め具が天井パネル17と同一平面には存在せず、止め具孔からの雨水の漏れが完 全に阻止される。 また、建設壁面を構成するサンドイッチパネル100は重量が軽く、難燃性、 断熱性を有するので、組立が簡単であって、環境の変化に影響されることがない 。
【0016】 以上説明したコーナートリムは本体を断面矩形状の中空体としているが、この 他、図7に示すように、本体710を断面5角形状としたコーナートリム700 がある。 このコーナートリム700は天井パネル170の水平方向延長部分のコーナー を切欠させて、傾斜部750を形成している。 傾斜部750を有するコーナートリム700を用いたシェルターは、天井パネ ル170の第2のアルミ板270を延長させた延長部275の先端を折り曲げて 傾斜部750の傾斜面に沿わせ、止め具83で第2のアルミ板270の延長部2 75をコーナートリム710の傾斜部750に固着する。止め具83の孔部分は シールする。
【0017】 このコーナートリム710を用いたシェルターは天井パネル170のアルミ板 270の延長部分を短くでき、かつ、傾斜面で止め具83により固着しているの で、天井水平面での止め具孔からの漏水に比較し、かなりの漏水防止が達成され る。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、天井板となるパネルのスキン材を延長してコーナートリムの 側壁の延長部分まで被覆できるので、天井パネルの水平面での止め具等の取付け による漏水等が回避される。 また、尿素樹脂を含浸させたクラフト紙によるペーパーコアに発泡フェノール 樹脂を充填させたロールコア部材を用いたパネルは、軽量で、耐火性を有し、環 境の変化に劣化することがなく、剛性を有する建築物を簡単に組み立てることが 出来ると共に、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建築物の正面図。
【図2】建築物の上面図。
【図3】図1A−A断面図。
【図4】コーナートリムの斜視図。
【図5】パネルの分解斜視図。
【図6】パネルの断面図。
【図7】コーナートリムの他の実施例を示すコーナー部
分の断面図。
【図8】従来のコーナー部分の断面図。
【符号の説明】
10 シェルター 11 側壁パネル 13 正面パネル 17 天井パネル 70 コーナートリム 71 本体 73 挾持部 75 取付け部 100 サンドイッチパネル 110 ペーパーコア 120 充填した発泡フェノール樹脂 130 ロールコア部材 140,150 アルミ板 155延長部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーナートリムを介してパネルを組合せ
    コーナー部分を構成する建築物において、 パネルは断熱材を2枚のスキン板で挾持して構成した板
    体であって、少なくとも天井に配設するパネルは一方の
    スキン板を延設した延長部を備え、延長部はパネルの板
    厚寸法より長い寸法を有すると共に、天井に配設するパ
    ネルをコーナートリムを介して側壁に配設するパネルと
    組み合わせるとき、天井に配設するパネルの延設部はコ
    ーナートリムのコーナーを被覆して側壁に配設されるパ
    ネルの延長線に固着される建築物。
  2. 【請求項2】 パネルの断熱材は連続する中空柱よりな
    るコア部材と、コア部材の中空柱内に充填するフェノー
    ル樹脂発泡体とを備えてなる請求項1記載の建築物。
  3. 【請求項3】 スキン板はアルミ材である請求項1記載
    の建築物。
  4. 【請求項4】 コーナートリムはコーナー部分に傾斜面
    を有する請求項1記載の建築物。
JP1997003994U 1997-05-16 1997-05-16 建築物 Expired - Lifetime JP3043477U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010077781A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp 断熱パネルの取付構造及び建物
JP2015004269A (ja) * 2014-09-03 2015-01-08 日鉄住金鋼板株式会社 建物
KR20190010469A (ko) * 2017-07-20 2019-01-30 (주)센벡스 철골 부재 내화패널 고정 구조
JP2019073890A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 昭和飛行機工業株式会社 断熱材の施工方法

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