JPS5829658Y2 - ゴ−ストシヨウキヨソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、グイバシティ受信方式のゴースト消去装置にか
かり、特ＶｃＶＨＦ帯の受信テレビジョン信号なＵＨＦ
帯のテレビジョン信号に変換するとともに、受信チャン
ネルの選択操作をゴースト消去装置において行なえば足
りるよう配慮してなるものを提供する。

周知のようにテレビジョン放送電波を受信するとき、送
信アンテナから直接到来する目的電波と、建造物等の反
射物で反射して到来する妨害電波とが同時に受信される
と、テレビ画面１ｃ ２重像状ノ妨害画像いわゆるゴー
ストを生じ、画像が甚だ見苦しくなる。

この うなゴースト妨害を除去する方法として第１図に
示すようにダイバフティ受信法が有効である。

この方法は２基の受信アンテナＡ １ ｓ Ａ ２を空
間的に若干の距離を陥でて設置し、それぞれ目的電波の
受信信号６．＋６２ｉ−よび妨害電波ｉ１＋−６２を受
信し、両アンテナＡ１＊Ａ２の出力ｌ５ｌ−１−［Ｊ、
およびＩ５２十〇。

をそれぞれ可変移相器１並びに可変減衰器２に注入し、
この両者の出方を合成器３に注入して合成ゴースト信”
＠ Ｕ Ｔ＝０１＋Ｕ２が、前述の可変移相器１並びに
可変減衰器２で適宜振幅並びに位相を調整することによ
って最少になるようにしてなるものである。

このとき妨害波が１個の場合は顕著なる効果を呈し、第
１図に示すような装置を既存のテレビジョン受像機に付
加すればゴーストによる画像を効果的に改善できる。

一方、このゴーストは受信地域ニかいて複数チャンネル
のテレビ放送が行なわれているときは、受信チャンネル
を切替えるたびに可変移相器１並びに可変減衰器２を調
整しなければならず受信者にとって極めて不便である。

この不便を改善するため、第１図に示すようにプリセッ
ト調整器４が設けられ、この可変移相器１並びに可変減
表器２の調整をあらかじめ各受信チャンネルごとに行な
えろよう、またそれぞれ各受信チャンネルに対し最適な
状態でプリセットするよう構成する方法がある。

しかしながらこの場合であっても、受信者ｒｓテレビジ
ョン受像機のチャンネル切替と同時に、このプリセット
調整器４のあらかじめセットされている各受信チャンネ
ルに対する最適な移相量並びに減衰量を選択操作しなけ
ればならず、甚だ煩雑であった。

本案はかかる欠点に鑑みてなされ、テレビジョン受像機
は使用されていない空チャンネルのひとつ［６らかしめ
選択して卦き、本案ゴースト消去装置のプリセット調整
器の受信チャンネル選択つ１みを選択操作するのみで足
りろよう構成し、受信者の操作の煩雑さを解消したもの
である。

以下本案を実施例図面に添って説明するが、便宜上各図
の同一もしくは同等部分には同一符号を付す。

第１図は周知のようにターレット式チューナの如く機械
式チャンネル切替部９．１０．１１を用いた例を示し、
第２図は同等部分に電子同調式チューナの如く可変容量
ダイオードな用いた例を示すものｆ４ろ。

今、第１図に釦いて１ｒｉすでに述べたように可変移相
器、２Ｖ′ｉ可変減衰器、３ｖ′ｉ合成器、４はプリセ
ット調整器で、各受信チャンネルごとのゴーストを消去
するに最適な移相並びに減衰量ｒｉあら７））じめセン
トされ、各受信チャンネルごとにこのプリセット調整器
４を選択操作することによってゴーストのない画像なう
る。

したがって合成器３からの出力は、ＶＨＦ帯の選択され
たひとつの受信チャンネルの出力が取出され、これを次
段のコンバータ部５に注入している。

コンバータ部５ｒｉ高周波増幅器６、周波数変換器７、
局部発振器８、チャンネル切替部９，１０．１１で構成
ｇｎる。

高周波増幅器６はチャンネル切替部９によって各受信チ
ャンネルごとに切替えて増幅するよう構成されろ。

また周波数変換器７卦よび局部発振器８もそれぞれチャ
ンネル切替部１０゜１１によって、各受信チャンネルに
応じた切替がなされろ。

このとき周波数変換器７から取出されろ出力は、いずれ
の受信チャンネルに切替えられていようとかかわらず、
一定のＵＨＦ帯のチャンネル信号に周波数変換された信
号が取出されろ。

このＵＨＦ帯のチャンネル信号は放送チャンネルの空チ
ャンネルに選ばれろ。

したがって周波数変換器７の出力は、一般に市販されて
いる通常のテレビジョン受像機のＵＨＦ入力端子に接続
されろ。

その結果、周波数変換器７に注入されろ入力信号と出力
信号の周波数スペクトラムが反転せず一致したものであ
るよう留意する必要がある。

このため、第４図に示すように局部発振器８の発振周波
数ｆＬと周波数変換器７０入力信号周波数ｆｉｎ”よび
出力信号周波数ｆ。

ｕｔとの関係は、ｆｏｕｔ ”ｆｉｎ＋ｆＬとする必要
ある。

このとき、ｆＬ釦よびｆＬの高周波がｆｉｎ付近［６ろ
と、このコノベータ部５でビート妨害を起すことが犬で
あるためｆｌｒｉｆ聞の最大値ｆｉｎｍａｘより大きく
することが望ましい。

したがって、ｆｏｕｔは、ｆｏｕｔ〉ｆ・ ＋ｆ・
となろ。

このことによって、周波Ｉｎ ｌｎｍａＸ 数変換器８の出力信号周波数ｆ。

ｕｔｖ′１ＵＨＦ帯のテレビジョン信号とされる。

第５図並びに第６図はこのような関係を示すものでＰｒ
ｉ映像、Ｓは音声をそれぞれ表わしている。

このようにコンバータ部５によってＶＨＦ帯のテレビジ
ョン信号ｖ″１ＵＨＦ帯のテレビジョン信号に変換され
るが、ここでコンバータ部５のチャンネル切換部９，１
０．ＩＩＶ′ｉプリセット調整器４の各受信チャンネル
の選択操作と連動するよう構成されている。

その結果、コンバータ部５の周波数変換部７の出力と接
続されろテレビジョン受像機ｖ′ｉ、あらかじめ設定さ
れたＵＨＦ帯の空チャンネルに選択して釦くことによっ
て何ら選択操作を要さず、プリセット調整器４のチャン
ネル選択操作のみによって足りる。

第２図はこのようなプリセット調整器４とチャンネル切
替部９．１０．１１とを機械的方法で連動させた例を示
すもので、例えばチャンネル切替部９，１０．１１をタ
ーレット式にするならば、回転軸に受信チャンネル数と
同数の切替スイッチを増設し、この切替スイッチをプリ
セット調整器４のチャンネル選択切替スイッチとして用
いろ。

また、第３図は電子的方法で連動させた例を示すもので
、周知のように同調制御回路１３より印加されろ直流電
圧によって受信チャンネルを選択し各部を同時に制御さ
せろ。

以上のように本案は、プリセット調整器の各チャンネル
選択切替とコンバータ部の各チャンネル切替とを連動し
、複数個のＶＨＦ帯のテレビジョン信号をひとつのＵＦ
Ｈ帯のテレビジョン信号にこのコンバータ部で変換し、
このことによって受信者のチャンネル選択操作を簡便に
なすとともに、ビート妨害等の障害もなくコースト消去
のなされた画像をうろことができろものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ハ従来のダイバシティ方式によるゴースト消去装
置を示すブロック図、第２．第３図は本案実施例のゴー
スト消去装置を示すブロック図、第４図は本案要部を示
すブロック図、第５．第６図は本案要部の周波数スペク
トラム図を示すものである。 １・・・可変移相器、２・・・可変減衰器、３・・・合
成器、４・・・プリセント調整器、５・・・コンバータ
部、６・・・高周波増幅器、７・・・周波数変換器、８
・・・局部発振器、９，１０．１１・−・チャンネル切
替器、１３・・・同調制御回路、Ａ１．Ａ２・・・受信
アンテナ、ｆＬ・・・局部発振周波数、ｆｉｎ・・・入
力信号周波数、ｆｏｕｔ・・・出力信号周波数。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ２個のＶＨＦ受信アンテナの両出方信号を適宜可変減衰
   器および可変移相器によって相互の相対振幅卦よび相対
   位相に調整した後に両信号を加算してゴーストを最少に
   なるようになしたダイバシテイ方式のゴースト消去装置
   ニかいて、前記可変減衰器並びに可変移相器によって各
   受信チャ／ネルごとに最適な減衰量並びに移相器をあら
   かじめ調整してこれらを選択切替してなるプリセット調
   整器と、前記加算されたＶＨＦ帯のテレビジョン信号出
   力をえて増幅しかつ定められたひとつのＵＨＦ帯のテレ
   ビジョン信号に周波数変換してなるとともに、注入され
   るＶＨＦ帯のテレビジョン信号のチャンネルに応じてこ
   の増幅周波数並びに周波数変換の局部発振周波数を切替
   えてなるコンバータ部とを備え、前記プリセット調整器
   の各受信チャンネルの選択切替と前記コンバータ部の周
   波数切替とを連動せしめるとともに、前記コンバータ部
   の出力ＫＵＨＦ帯のひとつのテレビチャンネルを受信す
   るよう調整したテレビ受信器を接続し、前記プリセット
   調整器の各受信チャンネルの選択切替操作のみによって
   ＶＨＦ帯の各受信チャンネルのゴーストを消去した信号
   をうろことを特徴としたゴースト消去装置。