JPS5829492Y2 - 枠状支持体に対するパネルの取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、受付用カウンターのエンドパネル又は広告宣
伝板・表示板等様々の用途に使用されるパネルの枠状支
持体に対する取付構造に関するものである。

従来各種パネルを枠状支持体に取付ける場合は、多くの
ビス等を用いて該支持体に固定する構造であった為、パ
ネルの取付作業が煩雑であり、又パネルの交換にも頗る
手間がかかるといった欠点を招来していた。

而して、本考案はビス等の独立した取付部材などを全く
用いずに、パネルを枠状支持体に簡単且つ確実に取付け
ることのできる新規構造を提供せんとするもので、以下
本考案を図示する一実施例に基づいて詳述する。

本考案に係る枠状支持体１は、その内壁面１ａの全域に
亘り一定間隔をおいて所望の断面折曲形状を有する一定
巾の弾持板３を複数固設し、他方鉄枠状支持体１の内壁
形状と等しい外形を呈するパネル２の外側縁に先端に鉤
部５を有する嵌合板４を直角に設ける構成である。

同、枠状支持体１の両側にパネル２，２を取付ける場合
には、図示する如く上記弾持板３を内壁面１ａの中央部
に左右対称に固設し、片側だけの場合には、一方のみに
弾持板３を固設するものとし、又上記嵌合板４はパネル
２の外側縁を折曲して該パネル２と一体に延設するか、
溶接等により別体に設けるものとする。

依って、斯る構成のパネル２を上記枠状支持体１に取付
ける場合には、該パネル２の外側縁に設けられた嵌合板
４を枠状支持体１の内壁に強制嵌合すると共に、該嵌合
板４の先端鉤部５を枠状支持体１の内壁面１ａと該支持
体１の内壁面全域に間隔をおいて設けられた各弾持板３
とで挾圧することにより、パネル２は枠状支持体１の内
壁全域に対して確実に取付けられることとなる。

特に、枠状支持体１の両側に斯る構造をもってパネル２
゜２を取付ける場合には、従来のビス等を用いる取付構
造と異なり極めて簡単に取付は得るものである。

即ち、ビス等を用いて取付ける場合には、他方のパネル
を取付ける際一方の取付済みのパネルが邪魔となるが、
本考案の場合は単に嵌合するだけであるから斯る心配が
全くない。

又、パネル２を取外す場合にも、従来の如くビス等を外
す作業を不要とし、ドライバー等で上記挟圧状態を解除
してパネル２を引抜くだけで簡単に行なえ得るものであ
る。

而して、本考案はパネルを枠状支持体に取付けて種々の
用途に使用される現状に鑑み案出されたもので、従来の
ビス等を用いる取付構造の不利不便を一掃し、極めて簡
単にパネルの取付は並びに取外しを可能ならしめた取付
構造である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る取付構造を示す分解斜視図、第２
図は同取付状態を示す斜視図、第３図は同断面図である
。 １・・・枠状支持体、２・・・パネル、３・・臂持板、
４・・・嵌合板、５・・・鉤部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 枠状支持体の内壁面に一定間隔をおいて一定巾の弾持板
   を複数設け、他方パネルの外側縁に先端に鉤部を有する
   嵌合板を直角に設け、該嵌合板を上記枠状支持体内壁に
   強制嵌合すると共に、該嵌合板の鉤部を枠状支持体の内
   壁面と各弾持板で挾圧するように構成したことを特徴と
   する枠状支持体に対するパネルの取付構造。