JPS582794Y2 - 大型円筒型貯槽の側底取合部構造 - Google Patents

大型円筒型貯槽の側底取合部構造

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Publication number
JPS582794Y2
JPS582794Y2 JP12360078U JP12360078U JPS582794Y2 JP S582794 Y2 JPS582794 Y2 JP S582794Y2 JP 12360078 U JP12360078 U JP 12360078U JP 12360078 U JP12360078 U JP 12360078U JP S582794 Y2 JPS582794 Y2 JP S582794Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
fixed
skirt
joint structure
cylindrical storage
Prior art date
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Expired
Application number
JP12360078U
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English (en)
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JPS5541322U (ja
Inventor
克己 石原
Original Assignee
ト−ヨ−カネツ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ト−ヨ−カネツ株式会社 filed Critical ト−ヨ−カネツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本願は現場組立用大型円筒型貯槽の側底取合部の構造に
関するものである。
従来より、原油タンクのような大容量円筒型貯槽は第1
図aに示すように、基礎地盤上に底板を敷設し、底板周
辺部に側板を起立固定して成るものであるが、このよう
に側板と底板とを直接結合する構成となっているため、
この側・庇取合部a”附近に大きな局部曲げ応力が発生
する。
この局部応力の大きさにより或は又基礎地盤の不等性下
等によっては上記側・庇取合部に亀裂が発生し、タンク
が破壊され漏洩事故に至る危険が存在し、実際過去には
かかる事故が発生している。
前記欠点を緩和するために、例えば第1図すに示すよう
に側板と底板の各一部を一体化する考えとか、第1図C
にしめすような側板と底板とを、側板より貯槽の内側に
配置したアングル状の環を介して接合する考えとかが提
案されている。
このように貯槽の側・庇取合部の従来の構造としては第
1図a及びbのようにコーナ一部の結合が形状的に不連
続な場合、或いは第1図Cのように連続な場合の何れに
しろコーナ一部に発生する局部応力を所期する程に低減
することができなかった。
本発明は前記欠点に鑑みなされたものであって、貯槽の
一部を形成する円弧部と貯槽の自重及び地震時のスラス
ト(横圧力)を支持するのに非常に有効な働きをするス
カート及び荷重を基礎に分散して伝達する当リングから
戊り円弧部とスカートの一部を形成する垂直部とは一体
のブロックとし、このブロックと貯槽本体及びスカート
とは突合せ溶接により連続した形状に接合されるために
第1図に示した従来の構造に生ずるような高い曲げ応力
の発生を防止するようにした大型円筒型貯槽の側底取合
部構造に係る考案である。
今その一実施例を説明すれば、下部の内側を円弧部1と
し外側を垂直部2に分岐して上部を一体に形成した断面
形がラムダ形ブロック3の垂直部2の両端を切欠き4、
該ブロック3の上端にタンク側板5を、円弧部1の下端
に内端に底板6を固着した円弧状の隅角部材7を、垂直
部2の下端にスカート8を固定し、且つこれ等ブロック
3を円周方向に連接してタンク本体9を形成するもので
ある。
又、タンク側板5上に所望高さ迄、側板を溶接延長して
タンク本体9の側部10を形成し、且つスカート8の下
端は環状基礎ブロック11上に設けた環状の当リング1
2上に当接載置してスカート8を支持し、側部10荷重
を当リング12で受けるものである。
更にラムダ形ブロック3の垂直部2の両端に形成した切
欠き4の位置する個所において、スカート8の上端を少
し切欠き凹所13を形成し、ラムダ形ブロック3の横方
向に連続するための縦継手14をするために切欠き4と
凹所13で空間部15を形成するものである。
尚ラムダ形ブロック3の垂直部2とスカート8との継手
部は外面のみからの片側溶接となる時は第6図に示すよ
うに裏当材16をあてて溶接する方が良好である。
本願は前記構成よりしてラムダ形ブロック3の垂直部2
とスカート8と接続することによりタンク本体9の自重
及び地震時のスラストを支持し、且つ荷重を基礎に分散
して伝達するので曲げ応力の過大発生を防止することが
できる。
今、円弧部1を貯槽の一部とした直径60m高さ30m
の貯槽における当該部の曲げ、応力を求めてみると、第
7図のように連続した分布線とすることができると共に
第1図に示す従来構造に比し、その値をいちじるしく減
少することができた。
このように本構造は内容液による側板に対する応力と底
板に対する応力を不連続とすることがないので側・庇取
合部に亀裂等を生ずることを防止できる。
本願は叙上のように下部の内側を円弧部1とし外側を垂
直部2に分岐して上部を一体に形成した断面形がラムダ
形ブロック3の垂直部2の両端を切欠き4、該ブロック
3の上端にタンク側板5を、円弧部1の下端に内端に底
板6を固着した円弧状の隅角部材7を、垂直部2の下端
にスカート8を固定し、且つこれ等ブロック3を円周方
向に連接してタンク本体9を形成して成るので次のよう
な効果等を有するものである。
a、ブロックと側板、スカート及び内方に底板を固着し
た隅角部材とは突合せ溶接により連続した形状に接合さ
れているので側・庇取合部に高い曲げ応力の発生を防止
することができる。
b、スカートが存在することにより、地震荷重を支持す
るのに非常に有効である。
c、a、l)に示す効果を有することにより最近とみに
所望される安全性の高い貯槽を供給することができる。
d、第3図においてラムダ形ブロック3の両端において
切り欠き4を有するため互いに隣接するラムダ形ブロッ
ク相互の縦継手14の溶接が単純化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、l)、cは従来の側底取合部の断面図、第2
図は本願の実施例を示す一部切り欠いた貯槽の正面図、
第3図は本願の実施例を示す側底取合部の斜視図、第4
図及び第5図は第3図のI■−■■及びv−v線断面図
、第6図は第5図り部の断面図、第7図は本願における
曲げ応力図である。 1・・・・・・円弧部、2・・・・・・垂直部、3・・
・・・・ラムダ形ブロック、4・・・・・・切欠き、5
・・・・・・タンク側板、6・・・・・・底板、7・・
・・・・隅角部材、8・・・・・・スカート、9・・・
・・・タンク本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部の内側を円弧部1とし外側を垂直部2に分岐して上
    部を一体に形成した断面形がラムダ形ブロック3の垂直
    部2の両端を切欠き4、該ブロック3の上端にタンク側
    板5を円弧部1の下端に内端に底板6を固着した円弧状
    の隅角部材7を、垂直部2の下端にスカート8を固定し
    、且つこれ等ブロック3を円周方向に連接してタンク本
    体9を形成して成る大型円筒型貯槽の側底取合部構造。
JP12360078U 1978-09-08 1978-09-08 大型円筒型貯槽の側底取合部構造 Expired JPS582794Y2 (ja)

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JP12360078U JPS582794Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 大型円筒型貯槽の側底取合部構造

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JP12360078U JPS582794Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 大型円筒型貯槽の側底取合部構造

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Publication Number Publication Date
JPS5541322U JPS5541322U (ja) 1980-03-17
JPS582794Y2 true JPS582794Y2 (ja) 1983-01-18

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ID=29082857

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JP12360078U Expired JPS582794Y2 (ja) 1978-09-08 1978-09-08 大型円筒型貯槽の側底取合部構造

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