JPS603153Y2 - 鋼製ジヤケツト構造物と鋼管杭との結合構造 - Google Patents
鋼製ジヤケツト構造物と鋼管杭との結合構造Info
- Publication number
- JPS603153Y2 JPS603153Y2 JP19428881U JP19428881U JPS603153Y2 JP S603153 Y2 JPS603153 Y2 JP S603153Y2 JP 19428881 U JP19428881 U JP 19428881U JP 19428881 U JP19428881 U JP 19428881U JP S603153 Y2 JPS603153 Y2 JP S603153Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- steel pipe
- pipe pile
- pedestal
- welding
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、水底地盤上に設置される基礎用鋼製ジャケ
ット構造物とそのジャケット構造物における脚柱内に挿
通されて水底地盤に打設された鋼管杭との結合構造に関
するものである。
ット構造物とそのジャケット構造物における脚柱内に挿
通されて水底地盤に打設された鋼管杭との結合構造に関
するものである。
鋼管杭を柱列状に打設した多柱式基礎においては、外力
に対して鋼管杭が一体になって抵抗するために、フーチ
ング部において鋼管杭を相互に結合しなければならない
。
に対して鋼管杭が一体になって抵抗するために、フーチ
ング部において鋼管杭を相互に結合しなければならない
。
現在フーチング部及び橋脚部を鋼製とした場合において
は、鋼管杭相互の一体性および円滑な外力の配分等を考
慮して各種の結合構造が採用されている。
は、鋼管杭相互の一体性および円滑な外力の配分等を考
慮して各種の結合構造が採用されている。
この考案は、鋼製橋脚等を支持する基礎用鋼製ジャケッ
ト構造物とそのジャケット構造物における脚柱内に挿入
されて水底地盤に打設された鋼管杭とをコンパクトで強
固に結合できる鋼製ジャケット構造物と鋼管杭との結合
構造を提供することを目的とするものである。
ト構造物とそのジャケット構造物における脚柱内に挿入
されて水底地盤に打設された鋼管杭とをコンパクトで強
固に結合できる鋼製ジャケット構造物と鋼管杭との結合
構造を提供することを目的とするものである。
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第１図ないし第４図はこの考案において用いられる鋼製
ジャケット構造物１の一例を示すものであって、鋼管か
らなる多数の脚柱２が前後および左右方向に間隔をおい
て配置され、隣り合う各脚柱２の上部側面は格子状に配
置された箱形断面の鋼製連結梁９を介して溶接により相
互に連結されている。
ジャケット構造物１の一例を示すものであって、鋼管か
らなる多数の脚柱２が前後および左右方向に間隔をおい
て配置され、隣り合う各脚柱２の上部側面は格子状に配
置された箱形断面の鋼製連結梁９を介して溶接により相
互に連結されている。
前記各脚柱２の下側部分は鋼管からなる連結部材１０を
介して溶接により固着され、かつ前記各連結梁９および
各脚柱２の上端部周囲は箱状被覆体１１により被覆され
、その被覆体１１は脚柱２に固着され、さらに被覆体１
１の４隅側には、脚柱２および連結梁９により支持され
る鋼製橋脚受箱１２が配置され、その橋脚受箱１２は脚
柱２．連結梁９および被覆体１１に対し溶接により固着
され、橋脚受箱１２を支持する脚柱２の上端面は連結梁
９の上面とほぼ同一レベルに配置されている。
介して溶接により固着され、かつ前記各連結梁９および
各脚柱２の上端部周囲は箱状被覆体１１により被覆され
、その被覆体１１は脚柱２に固着され、さらに被覆体１
１の４隅側には、脚柱２および連結梁９により支持され
る鋼製橋脚受箱１２が配置され、その橋脚受箱１２は脚
柱２．連結梁９および被覆体１１に対し溶接により固着
され、橋脚受箱１２を支持する脚柱２の上端面は連結梁
９の上面とほぼ同一レベルに配置されている。
第５図ないし第８図は前記ジャケット構造物１における
各脚柱２とその中に挿入されて水底地盤１６に打ち込ま
れた鋼管杭３との結合構造を示すものであって、鋼管杭
３の上端面が連結梁９よりも若干低いレベルになるよう
に打込まれたのち、鋼管杭３と脚柱２との間にモルタル
１３が注入充填され、かつ脚柱２の上部内面と鋼管杭３
の頭部内面とにわたって脚柱長手方向に延長する多数の
断面Ｔ字状の鋼製リブ４が、脚柱周囲方向に間隔をおい
て配置され、そのリブ４におけるウェブは脚柱２および
鋼管杭３の頭部内面に溶接により固着され、前記脚柱２
の上部内面および鋼管杭３の頭部内面には、それぞれリ
ブ挿通用切欠部５を外周側に備えている複数の鋼板製補
剛環６，７が嵌入されて溶接により固着され、各補剛環
６，７は前記リブ４に対し溶接により固着され、さらに
各補剛環６，７の内周縁には、短筒状の鋼製補強材１４
が溶接により固着されている。
各脚柱２とその中に挿入されて水底地盤１６に打ち込ま
れた鋼管杭３との結合構造を示すものであって、鋼管杭
３の上端面が連結梁９よりも若干低いレベルになるよう
に打込まれたのち、鋼管杭３と脚柱２との間にモルタル
１３が注入充填され、かつ脚柱２の上部内面と鋼管杭３
の頭部内面とにわたって脚柱長手方向に延長する多数の
断面Ｔ字状の鋼製リブ４が、脚柱周囲方向に間隔をおい
て配置され、そのリブ４におけるウェブは脚柱２および
鋼管杭３の頭部内面に溶接により固着され、前記脚柱２
の上部内面および鋼管杭３の頭部内面には、それぞれリ
ブ挿通用切欠部５を外周側に備えている複数の鋼板製補
剛環６，７が嵌入されて溶接により固着され、各補剛環
６，７は前記リブ４に対し溶接により固着され、さらに
各補剛環６，７の内周縁には、短筒状の鋼製補強材１４
が溶接により固着されている。
また鋼製橋脚１５における４本の脚部１７の下端部は前
記橋脚受箱１２内に配置されて力の伝達が確実に行なえ
る手段により結合される。
記橋脚受箱１２内に配置されて力の伝達が確実に行なえ
る手段により結合される。
前記実施例のように、補剛環６，７の内周縁に短筒状の
補強材１４を固着しておけば、外圧に対する脚柱２と鋼
管杭３との結合強度を一層向上させることができる。
補強材１４を固着しておけば、外圧に対する脚柱２と鋼
管杭３との結合強度を一層向上させることができる。
この考案によれば、鋼製ジャケット構造物１における脚
柱２の上部内面と鋼管杭３の頭部内面とにわたって脚柱
長手方向に延長する多数の鋼製リブ４が、脚柱周囲方向
に間隔をおいて配置されて脚柱２および鋼管杭３に対し
溶接により固着されているので、大きな曲げ剛性を付与
することができ、かつ脚柱２の上部内面および鋼管杭３
の頭部内面には、鋼製補剤環６，７が嵌入されて溶接に
より固着されているので、脚柱２の上部の断面変形およ
び鋼管杭３の頭部の断面変形を防止することができ、し
かも前記各鋼製補剤環６，７と鋼製リブ４とは溶接によ
り固着されているので、ジャケット構造物１と鋼管杭３
との結合強度を著しく増大させることができ、そのため
力の伝達を確実に行なわせることができ、またこの考案
の結合構造はコンパクトである等の効果が得られる。
柱２の上部内面と鋼管杭３の頭部内面とにわたって脚柱
長手方向に延長する多数の鋼製リブ４が、脚柱周囲方向
に間隔をおいて配置されて脚柱２および鋼管杭３に対し
溶接により固着されているので、大きな曲げ剛性を付与
することができ、かつ脚柱２の上部内面および鋼管杭３
の頭部内面には、鋼製補剤環６，７が嵌入されて溶接に
より固着されているので、脚柱２の上部の断面変形およ
び鋼管杭３の頭部の断面変形を防止することができ、し
かも前記各鋼製補剤環６，７と鋼製リブ４とは溶接によ
り固着されているので、ジャケット構造物１と鋼管杭３
との結合強度を著しく増大させることができ、そのため
力の伝達を確実に行なわせることができ、またこの考案
の結合構造はコンパクトである等の効果が得られる。
第１図はこの考案において用いられる鋼製ジャケット構
造物の正面図、第２図はその一部切欠平面図、第３図は
ジャケット構造物の一部を示す拡大縦断正面図、第４図
はジャケット構造物における脚柱と連結梁との連結部付
近を示す縦断正面図である。 第５図はこの考案の実施例に係る鋼製ジャケット構造物
と鋼管杭との結合構造を示す縦断正面図、第６図はその
Ａ−Ａ線拡大断面図、第７図は第６図の一部の拡大断面
図、第８図は鋼管杭を結合した鋼製ジャケット構造物に
より鋼製橋脚を支持した状態を示す正面図である。 図において、１は鋼製ジャケット構造物、２は脚柱、３
は鋼管杭、４は鋼製リブ、５はリブ挿通用切欠部、６お
よび７は鋼製補剤環、９は連結梁、１０は連結部材、１
１は被覆体、１２は鋼製橋脚受箱、１３はモルタル、１
４は補強材である。
造物の正面図、第２図はその一部切欠平面図、第３図は
ジャケット構造物の一部を示す拡大縦断正面図、第４図
はジャケット構造物における脚柱と連結梁との連結部付
近を示す縦断正面図である。 第５図はこの考案の実施例に係る鋼製ジャケット構造物
と鋼管杭との結合構造を示す縦断正面図、第６図はその
Ａ−Ａ線拡大断面図、第７図は第６図の一部の拡大断面
図、第８図は鋼管杭を結合した鋼製ジャケット構造物に
より鋼製橋脚を支持した状態を示す正面図である。 図において、１は鋼製ジャケット構造物、２は脚柱、３
は鋼管杭、４は鋼製リブ、５はリブ挿通用切欠部、６お
よび７は鋼製補剤環、９は連結梁、１０は連結部材、１
１は被覆体、１２は鋼製橋脚受箱、１３はモルタル、１
４は補強材である。
Claims (1)
- 鋼製ジャケット構造物１における脚柱２内に挿入されて
地盤に打設された鋼管杭３の上端部が前記脚柱２の上端
部よりも下方に配置され、かつ脚柱２の上部内面と鋼管
杭３の頭部内面とにわたって脚柱長手方向に延長する多
数の鋼製リブ４が、脚柱周囲方向に間隔をおいて配置さ
れて脚柱２および鋼管杭３に対し溶接により固着され、
前記脚柱２の上部内面および鋼管杭３の頭部内面には、
それぞれリブ挿通用切欠部５を備えている鋼製補剛環６
，７が嵌入されて溶接により固着され、その補剛環６，
７は前記リブ４に対し溶接により固着されていることを
特徴とする鋼製ジャケット構造物と鋼管杭との結合構造
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19428881U JPS603153Y2 (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 鋼製ジヤケツト構造物と鋼管杭との結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19428881U JPS603153Y2 (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 鋼製ジヤケツト構造物と鋼管杭との結合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58103232U JPS58103232U (ja) | 1983-07-13 |
| JPS603153Y2 true JPS603153Y2 (ja) | 1985-01-29 |
Family
ID=30107612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19428881U Expired JPS603153Y2 (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 鋼製ジヤケツト構造物と鋼管杭との結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603153Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10168904A (ja) * | 1996-12-06 | 1998-06-23 | Kawasaki Steel Corp | 水域用橋脚構造物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3776751B2 (ja) * | 2001-06-07 | 2006-05-17 | 三菱重工業株式会社 | ジャケット構造体 |
-
1981
- 1981-12-29 JP JP19428881U patent/JPS603153Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10168904A (ja) * | 1996-12-06 | 1998-06-23 | Kawasaki Steel Corp | 水域用橋脚構造物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58103232U (ja) | 1983-07-13 |
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