JPS5827791B2 - ピラゾ−ル誘導体の製法 - Google Patents

ピラゾ−ル誘導体の製法

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JPS5827791B2
JPS5827791B2 JP54041672A JP4167279A JPS5827791B2 JP S5827791 B2 JPS5827791 B2 JP S5827791B2 JP 54041672 A JP54041672 A JP 54041672A JP 4167279 A JP4167279 A JP 4167279A JP S5827791 B2 JPS5827791 B2 JP S5827791B2
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hydroxypyrazole
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克彦 川久保
卓男 比常
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Sankyo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、式 を有する新規な4−ベンゾイルピラゾール誘導体および
その塩の製法に関する。
前記式(I)の化合物は次に示すような互変異性体とし
て存在することができる。
前記式(I)の化合物の塩としては、例えばナトリウム
カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム
、鉄、マンガン、亜鉛、ニッケル、コバルトまたは銅の
ような1価ないし3価の金属イオンとの塩;アミン塩:
塩酸、硫酸、硝酸または臭化水素酸なとの鉱酸との塩が
含まれる。
Khimiya Geterotsiklichesk
ikhSoedinenii、 A6、PP、799
〜804、(1972)には、■・3−ジメチル−4−
(2クロロベンゾイル)−5−ヒドロキシピラソールが
合成中間体としてのみ記載されている。
本発明の方法によって得られる前記式(I)を有する化
合物はとくに水田除草剤として優れた効果を示し、雑草
を白化せしめ枯死に至らしめる特徴を有することが見い
出された。
また式(I)の化合物の塩は式(I)の化合物に変換さ
れて同様の作用を示す。
本発明の方法によれば前記式(I)を有する化合物は次
のようにして製造することができる。
即ち式式 ピラゾロン誘導体に触媒の存在下に (式中、Xは前述したものと同意義を示す。
)を有するアシルハライドと加熱反応させることによっ
て得ることができる。
本発明の方法を実施するにあたり、反応は溶剤の存在下
で行なわれる。
使用される溶剤としては特に限定はなく、例えばテトラ
ヒドロフラン、ジオ−キサンまたはテトラヒドロフラン
−ジオキサンのようなエーテル類またはこれらの混合溶
剤;イツブロバノール、イソブタノールまたはtert
−ブタノールのような2級または3級アルコール類等が
あげられ、特にエーテル類および2級アルコール類が好
適に使用される。
反応はまた、触媒の存在下で好適に行なわれる。
使用される触媒としては、水酸化カルシウムなどのアル
カリ土類金属の水酸化物があげられ、特に水酸化カルシ
ウムが好適に使用される。
触媒の使用量は好適には式Mの原料化合物1モルに対し
て1〜2モルが使用される。
反応は加熱条件下で行なわれ、特に好適には溶剤の還流
温度近くで行なわれる。
反応時間は主に反応温度、使用される試薬の種類によっ
て異なるが約1乃至10時間である。
また、上記の反応において使用されるアシル・・ライド
は、例えば酸クロライドまたは酸ブロマイドが用いられ
る。
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から
採取される。
なお、式■の原料化合物はベリヒテ(Ber、)43.
2106 (191,0)に記載の方法に準じて製造さ
れる。
前記式(I)を有する化合物と塩基との塩は、式(I)
の化合物をカチオンの存在下で溶液のpHを約3以上に
調整することにより形成される。
前記塩を形成させるための溶剤としては特に限定はなく
、たとえば水;メタノール、エタノールのようなアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエー
テル類:ベンゼンなどの芳香族炭化水素類;ジクロルメ
タン、クロロホルムナトのハロゲン化炭化水素類または
これらの有機溶剤と水との混合溶剤が好適に使用される
前記式(I)を有する化合物と鉱酸との塩は、式(I)
の化合物と鉱酸とを適当な溶剤中で混和することにより
容易に形成される。
使用される溶剤としては特に限定はなく、たとえば水:
メタノール、エタノールのようなアルコール類:テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類:ベンゼ
ンなどの芳香族炭化水素類ニジクロルメタン、クロロホ
ルムなどのハロゲン化炭化水素類:アセトンのようなケ
I・ン類またはこれらの有機溶剤と水との混合溶剤が好
適に使用される。
一般に溶液のpHが約3以下において鉱酸との塩が形成
される。
次に実施例をあげて本発明の方法を更に具体的に説明す
るが本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例 1 ■・3−ジメチル−4−(2・4−ジクロロベンゾイル
)−5−ヒドロキシピラゾール ト3−ジメチル−5−ピラゾロン4.48Pおよび水酸
化カルシウム3グをイソプロパツール65r/llに懸
濁し、攪拌下、30分加熱還流した。
冷后、これに2・4−ジクロロベンゾイルクロライド8
41を滴下し、滴下終了後2時間加熱還流した。
反応混合物から溶媒を留去し、水15m1を加え、2N
=塩酸溶液23m1で酸性となし、クロロホルム601
rLlで抽出した。
クロロホルム層を水洗后、溶媒層を分取して無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、クロロホルムを留去した。
残渣をエタノールから再結晶して無色稜状晶の融点16
5〜166℃の目的化合物7,6りを得た。
収率66.7% 元素分析値(%) Cl2H1ON202C12とし
て計算値 C,50,55;H,3,53;N、9.8
2;C1,24,,88 実験値 C,50,85;H13,54;N、 9.
81 ;C1、24,55実施例 2 1・3−ジメチル−4−、、−(2・4−ジクロロベン
ゾイル)−5−ヒドロキシピラゾール カルシウム塩 1・3−ジメチル−4−(2・4−ジクロロベンゾイル
)−5−ヒドロキシピラゾール2.85Pを水50m1
に懸濁させ、2N−水酸化ナトリウム水溶成約5mlに
溶解した後、塩化カルシウムLllを水10rrLlに
溶解した溶液を加えて混和し、攪拌した。
析出する沈澱を1取し、乾燥して融点的260℃を有す
る白色粉末の目的化合物2−41を得た。
収率79.0%元素分析値(%) CI 2H9N2
02C12Ca/2 ・H20として 計算値 C,44,73;H13,44;N、8.69 実験値 C,47,88;H,3,23;N、8.83 上記実施例2の方法に準じて次の化合物が製造された。
1 ・3−ジメチル−4−(2・4−ジクロロベンゾイ
ル)−5−ヒドロキシピラゾールマグネシウム塩、 m、p、約270℃ 実施例 3 ■・3−ジメチル−4−(2・4−ジクロロベンゾイル
)−5−ヒドロキシピラゾールイソフロビルアミン塩 1・3−ジメチル−4−(2・4−ジクロロベンゾイル
)−5−ヒドロキシピラゾール2.85?をベンゼン5
0rnlに懸濁させ、これにイソプロピルアミン0.7
9を加えて混和攪拌し、その後約1時間室温にて攪拌し
た。
反応混合物の溶媒を留去し、残渣を冷却した。
析出する固型物をr取口、石油エーテルで洗滌後、乾燥
して融点130〜140℃を示す白色粉末様の目的物3
.2′?を得た。
収率93.2% 元素分析値(%) C+ 5 Hl 9 Cl 2
Ns 02 として計算値 C152,34;H15
,56;N112.21 実験値 C,52,09;H,5,72;N112.5
9 実施例 4 1・3−ジメチル−4−(2・4−ジクロロベンゾイル
)−5−ヒドロキシピラゾール塩酸塩1・3−ジメチル
−4−(2・4−ジクロロベンゾイル)−5−ヒドロキ
シピラゾール0.31に濃塩酸2rnlを加え、室温で
6時間攪拌する。
反応終了後、反応混合物を放冷し、析出する目的化合物
を記載し、少量の、メタノール、次L・でn−ヘキサノ
で洗浄後、乾燥して融点115〜125°C(分解)を
有する白色粉末の目的化合物0.2(1を得た。
収率57.1%元素分析値(%) Cl2HHN2C
1302として計算値 C,44,82;H,3,45
;N、 8.71 ;C1、33,07実験値 C
145,16;H,3,57;N、 8.85 ;C
1、32,93 試験例 1 表面積45c4のポリエチレン製ポット3ケ(A、B、
Cと略称する)に水田土壌を充填し、ポットAに水稲
(品種:全南風)2.5葉期の苗を1株(2本)移植し
、多年生雑草の代表としてウリカワの塊茎を2ヶ植え込
んだ。
ポン)Bに広葉雑草の代表としてコナギ、アゼナおよび
アフソメの各種子を土とよく混和した。
さらにマツバイの生育株を1株移植し、多年生雑草のミ
ズガヤツリの塊茎をポットあたり2ケを植え込んだ。
ボッ)Cには狭葉雑草の代表として、タイヌビエおよび
ホタルイの各種子を土とよく混和した。
さらに多年生雑草のオモダカの塊茎をポットあたり2ヶ
植え込んだ。
ポットA、BおよびCとも水田状態として3日間温室内
で栽培し、植物の活着後供試薬剤の懸濁液をポットあた
りIQCCずつ湛水状態で土壌処理した。
処理20日後に各雑草に対する除草効果および水稲に対
する薬害を観察判定した。
その結果を第1表に示す。
ただし、表中における有効薬量(′?/a)は、各植物
の生育阻害程度(植物体表面の白化面積)が70%以上
となる最低薬量を示す。
本発明化合物:1・3−ジノチル−4−(2・4ジクロ
ロベンゾイル)−5−ヒドロキシピラゾール 比較化合物A:I・3− ジメチル−4,−(2−クロ
ロベンゾイル)−5−ヒドロキシヒラゾール比較化合物
B:1・3−ジメチル−4,−(3・5ジターシャリ−
ブチル−4−ヒドロキシベンゾイル)−5−ヒドロキシ
ピラゾール 比較化合物C:1・3−ジメチル−4−(4−ターシャ
リ−ブチルベンゾイル)−5−ヒドロキシピラゾールの
ニッケル塩 第1表から明らかなとおり、本発明化合物の総体的な水
田雑草に対する除草活性は比較化合物よりはるかにすぐ
れている。
とくに本発明化合物は比較化合物Aに比ベタイヌビエに
対しては約4倍、ウリカワに対しては約8倍有効であっ
た。
試験例 2 タイヌビエの除草試験 径10.5 cr/L、高さ17.5cTLのプラスチ
ックポットに土壌をつめ、水浸、代かき、落水後、ポッ
ト当りタイヌビエ種子を表層1crI′Lの土壌とよく
混合※した。
以後、水深2cmとなるように保った。供試化合物の1
0%水和剤を水で希釈して10m1中に所定処理薬量を
含む薬液を、播種翌日各ポットに潅注した。
各濃度の試験は5回反復した。調査は白化植物体が枯死
しした時点、すなわち処理後30日自圧地上部を刈り取
り、80℃で48時間乾燥後、その乾物重を測定した。
試験結果は第2表に示す。
なお、本発明化合物および比較化合物Aは試1験例1と
同じ。
第2表の結果から、本発明化合物のタイヌビエ除草効力
は比較化合物Aよりはるかにすぐれており、本発明化合
物はIOP/a処理でもはg完全にタイヌビエを防除し
たが、他方比較化合物Aは同薬量での除草効果は低く、
この程度の残草は水稲の生育に害作用を与え、実用性が
ない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 を有する4−ベンゾイルピラゾール誘導体およびその塩
    の製造において、式 を有する4−ベンゾイルピラゾール誘導体およびその塩
    の製造において、式 を有する化合物を触媒の存在下に式 (式中、Xはハロゲン原子を示す。 )を有するアシルハライドと加熱反応させ、必要に応じ
    て塩に変換する、ことを特徴とする前記4−ベンゾイル
    ピラゾール誘導体およびその塩の製法。
JP54041672A 1979-04-06 1979-04-06 ピラゾ−ル誘導体の製法 Expired JPS5827791B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5029477A (ja) * 1973-03-09 1975-03-25

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