JPS5827786B2 - 過カルボン酸溶液の製造方法 - Google Patents

過カルボン酸溶液の製造方法

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JPS5827786B2
JPS5827786B2 JP51047904A JP4790476A JPS5827786B2 JP S5827786 B2 JPS5827786 B2 JP S5827786B2 JP 51047904 A JP51047904 A JP 51047904A JP 4790476 A JP4790476 A JP 4790476A JP S5827786 B2 JPS5827786 B2 JP S5827786B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C407/00Preparation of peroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C407/00Preparation of peroxy compounds
    • C07C407/003Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1〜4個の炭素原子を有するカルボン酸及び
過酸化水素から出発して、有機溶媒中の、1〜4個の炭
素原子を有する過カルボン酸の無水又は実質的無水溶液
の改良された連続的な製造方法に関する。
過カルボン酸は、エポキシドを与えるためのオレフィン
の反応(D、 Swernl”OragnicPero
xides ”、Wiley Interscienc
e 1971、Volume ■、page 360
II )及びラクトンを与えるための環状ケトンの反応
(Houben −Weyl“Methoden de
r organischen Chemie ”、Vo
IIV/2、page 708 )においてますま
す重要になってきた。
しかしながら、例えば、西ドイツ特許明細書記1、16
5576号及び第1170926号に従って、容易に人
手し得る、2〜4個の炭素原子を有する過カルボン酸の
水性溶液は、水の存在によりすべての場合にこれらの反
応に適する訳ではない。
何故ならば水が該反応において得られた生成物における
環の開環を促進するからである。
他方、過カルボン酸の無水又は実質的無水溶液は優秀な
結果を与える( loc cit参照)。
有機溶媒中で過カルボン酸の無水又は実質的無水溶液の
合成は公知である( Ullman、Enzyklop
mdie der Technischen Chem
ie(Encyclopaedia of Ihdus
trial Chemistry)、suppleme
ntary volume 1970 、 Neul
Verfahren、 page 181 et se
q、及びSwernlorganic Peroxid
e 1.19701page313etseq、参照〕
これらの溶液は、例えば、無水媒体例えばカルボン酸エ
ステル中でアルデヒドを自動酸化することによって得る
ことができる。
この方法は、爆発性中間体生成物がこの工程において生
成され得ること及び該アルデヒドに対応するカルボン酸
が、該過酸と例えばオレフィンとの反応後に副産物とし
て得られるという欠点を有する。
過カルボン酸の有機溶液は、式 に従って、酸性触媒の存在において過酸化水素とカルボ
ン酸との反応による得ることもでき、その際該反応は、
有機溶媒の存在において行ない且つ水は共沸蒸留によっ
て除去する(DTAS(西ドイツ公告公報)第1043
316号米国特許明細書第2877266号及びDTO
8(西ドイツ公開公報)第1917032号〕。
しかしながら、有機溶媒中の過酸化水素の無水溶液を先
ず製造し次いで酸触媒の存在においてこれをカルボン酸
と反応させることも可能である(DTO8(西ドイツ公
開公報)第2038318号)。
更に、過カルボン酸の有機溶液は、純粋な水性過カルボ
ン酸溶液を有機溶媒、例えばカルボン酸エステル、リン
酸エステル及び塩素化又は芳香族炭素炭化水素により、
断続的又は連続的に抽出し5、そして得られる抽出液を
この後共沸的に脱水することにより、或いは水性過カル
ボン酸溶液の共沸的脱水のみにより、製造することがで
きる。
この場合に、使用する有機溶媒の一部な過カルボン酸を
希釈するために使用することができる(DTO8(西ド
イツ公開公報)第21.41155号、DTO8(西ド
イツ公開公報)第2145604号及びDTO8(西ド
イツ公開公報)第2141156号〕。
過カルボン酸の無水溶液の他の製造方法は、過酸化水素
、カルボン酸、水及び過カルボン酸から式(1)に従っ
て起こる且つ場合により未だ酸触媒を含有している、平
衡混合物を有機溶媒で抽出すること、に基づいている(
DTO8(西ドイツ公開公報)第2141156号、D
TO8第1048569号及びDTO8第16第161
8芳25 液を得るための抽出はいくつかの段階又一段階において
行なう。
すべての場合に、該過酸の全製造について考えられる、
そして相当な量の過酸化水素及び多分酸触媒を未だ含有
している、ラフイネ) ( raff 1nates)
は廃棄されそしてこれらの物質はこの故に損失される。
しかしながら、得られるラフィネート中に含有されてい
る過酸化水素又は酸触媒の量を回収しそしてそれらを過
酸化水素とカルボン酸との反応物中に再循環させるため
に該ラフィネートを処理することができる方法もまた開
示された。
かくして、該ラフィネート中に含有されている未反応過
酸化水素を公知の方法により分解しそして酸触媒を回収
することができる(DTO8(西ドイツ公開公報)第2
312281号〕。
他の方法によると、水性過酸化水素を、式(1)に従っ
て、酸触媒の存在において2〜4個の炭素原子を有する
カルボン酸と先ず反応させ、その際、使用する過酸化水
素/カルボン酸のモル比は0.5〜30:1とすること
ができる。
反応混合物は有機溶媒で向流で抽出しそして水で更に処
理されていてもよい該抽出物を共沸蒸留によって脱水す
る。
有機溶媒による反応混合物の抽出から得られた水性ラフ
ィネートは未反応の過酸化水素及び酸触媒の両方を含有
する。
これらは、該ラフィネートを蒸発装置に供給しそして出
発物質と共に導入された水及び式(1)に従う反見(に
よって生成された水を、減圧下に留出しそしてこのよう
にして濃縮されたラフィネートをカルボン酸と過酸化水
素との反応中へ再循環することにより、反応工程へ回収
し且つ再循環させることができる。
ある場合に、前記方法においてラフィネートの一部のみ
を処理すれば十分である。
式(1)に従う反応により消費される過酸化水素は該ラ
フィネートを濃縮した後補充される。
この方法によれば、過カルボン酸の収率は使用する過酸
化水素に対して87〜90.5%であるCDTO8(西
ドイツ公開公報)第2262970号〕。
本発明は、過酸化水素を1〜4個の炭素原子を有するカ
ルボン酸と反応させて、有機溶媒中の1〜4個の炭素原
子を有する過カルボン酸の無水又は実質的無水溶液を製
造する際における多くの驚くべき発見に基づいており、
この発見は過カルボン酸の収率における実質的改善をも
たらす。
水性過酸化水素を、過酸化水素二カルボン酸のモル比0
.5〜30:1−を使用して酸触媒の存在においてカル
ボン酸と反応させ、反応溶液を有機溶媒で向流において
抽出し、過カルボン酸の実質的無水の溶液を抽出物とし
て単離し、該抽出物を共沸蒸留により脱水し、全部の水
性ラフィネートから又はその一部から減圧下に水を留去
し、このようにして濃縮したラフィネート及び場合によ
り処理されていないラフィネートの一部を、反応工程に
再循環し、そして最初の状態が復元するような水性過酸
化水素及びカルボン酸の量で補充する、ことにより1〜
4個の炭素原子を有する過カルボン酸の無水又は実質的
無水溶液を連続的に製造するための本発明の方法は、 上記反応混合物の抽出からの抽出物を上記工程の共沸蒸
留により脱水する際に、留出物中の溶媒の量を調節する
ことによって該抽出物中に残存する過酸化水素を該留出
物の相分離により水と共に留出物として得、この水性過
酸化水素を再循環する ことを特徴とする。
そして、本発明方法は、好ましくは、 (a) 反応混合物の抽出からの全部の水性ラフィネ
ート又はその一部を使用する過酸化水素の全量又はその
一部と共に、蒸発装置に供給し、そして水性過酸化水素
溶液と共に導入された水及び反応中に生成された水を、
減圧下に留去し、(b) 反応混合物の抽出からのラ
フィネートの一部又は前記再濃縮されたラフィネートの
一部を、断続的に又は連続的に抜き出し、該ラフィネー
ト中に含まれている過酸化水素を大巾に回収しそして該
方法へと再循環させ且つ抜き出しによって除去された酸
触媒の量を補充し、そして(e) 前記反応混合物の
抽出からの抽出物を共沸蒸留により脱水する際に、留出
物中の溶媒の量を調節することにより、該抽出物中に残
存する過酸化水素を該留出物の相分離により水と共に留
出物として得且つこの水性過酸化水素を該方法へと再循
環させることを特徴としている。
前記した本発明に従う方法の組合せにより、過カルボン
酸の収率における相当な増加が達成される。
反応混合物の抽出から得られる且水、過酸化水素及び触
媒から実質的に成るラフィネートを公知方法において蒸
留により濃縮する(DTO8(西ドイツ公開公報)第2
262970号〕。
本発明の方法に従って、反応を維持するのに必要な水性
過酸化水素の量の全部又は一部を、反応混合物の抽出か
らのラフィネートの全部又は一部と共に、一般に再沸器
、カラム及びコンデンサーから成る精留装置に供給する
水性過酸化水素溶液は蒸発装置に直接通すか又は予めラ
フネートと共に混合し次いで蒸発装置に通すこともでき
る。
該精留装置において、反応中に生成された水及び過酸化
水素と共に導入された水を減圧下に留去する。
蒸発装置の液溜めにおける滞留時間は3〜30分に制限
しそして液溜め温度を40〜120℃、好ましくは60
〜85℃に制限する。
圧力は10〜250m7nHg1好ましくは50〜15
0 mmHgである。
該方法の長期連続的操作に際しては、不純物が反応混合
物の抽出からのラフイネ−1・とじて得られる酸性水性
過酸化水素溶液中に成る時間後に蓄積し、そしてこれら
の不純物は過カルボン酸及び過酸化水素の分解を促進す
る。
不純物の濃縮物を一定水準に保つために、該ラフィネー
トの一部を連続的に又は断続的に抜き出すことが必要で
ある。
一時間当り抜き出されるラフィネートのフラクションは
単位時間当りの活性酸素の損失に依存しそして場合に応
じて決定しなげればならない。
一般に、それに付随する過酸化水素の損失の故に、抜き
出されたラフィネートは廃棄することはできない。
抜き出されたラフィネート中に含有された過酸化水素を
回収するために、このラフィネートは過酸化水素の回収
装置に通す。
該装置は、予熱器、カラム及びコンデンサーから成る。
蒸留カラムは、その下方の部分に流下管(downco
mer)のない泡鐘トレーを持っており、その結果蒸気
はカラムの上方部に流れ去り、一方、還流は泡鐘トレー
上に集まる。
抜き出される溶液がら過酸化水素を分離するために、こ
の溶液を予熱器中で加熱しそして、流下管のない泡鐘ト
レーの下方に、減圧下に操作するカラムに供給する。
同時に、水蒸気をカラムの液溜め中に通す。
カラムの頂部で主として水が凝縮しそして少量の還流が
カラムへと通過する。
取り除かれた過酸化水素はカラムの上方部で濃縮され、
そして流下管のない泡鐘トレーから水性溶液として抜き
出す。
このようにして回収された過酸化水素は一般に、該方法
において使用されるものより希薄であり、例えば10〜
20重量%濃度であるので、この過酸化水素を再濃縮に
通す。
カラムの液溜めに集まる酸触媒の希薄溶液は廃棄する。
蒸留カラムは25〜250 mmHgの圧力で操作する
カラムに対する予熱器の温度は30〜120℃、例えば
80〜100℃である。
この型の過酸化水素回収に際しては、酸触媒の一部が損
失されるので、これを補充しなげればならない。
このことは、蒸発装置に直接加えるか又は蒸発装置の上
流又は下流で反応混合物の抽出からのラフィネートに加
えることにより行なう。
補充されるべき酸性触媒の量を、供給されるべき過酸化
水素に、蒸発装置に入る前に、加えることも可能である
式(1)に従って生成される反応混合物は公知方法で有
機溶媒により抽出される。
得られる抽出物は、ヘンセンの他に過プロピオン酸、プ
ロピオン酸、過酸化水素、水及び多分少量の酸触媒を含
有する。
抽出物は一般に0.2〜1%の過酸化水素を含有する。
該抽出物からの水及び過酸化水素を分離するために、こ
のものを、再沸器、カラム及び凝縮器から成る精留装置
に通す。
相分離の後、水性過酸化水素溶液が留出物として得られ
、一方有機溶液は還流としてカラムに戻される。
水含有量に対応する量より大きい量の溶媒を蒸発させる
蒸留は100〜400 mmHgで行なうのが好ましい
液溜め温度は80℃より低くするべきであり、好ましく
は70℃より低くするべきである。
蒸留中に蒸発される溶媒の量は、水の共沸蒸留に必要な
溶媒の量の約1.5〜40倍である。
このようにして回収された過酸化水素は0.5〜30重
量%の過酸化水素を含有しており、該方法中に再循環さ
れる。
4個までの炭素原子を有する脂肪族カルボン酸は特に本
発明の方法に対して好適である。
酸触媒として硫酸を使用するのが好ましい。
他の条件はDTO8(西ドイツ公開公報)第22629
70号におけるそれらに対応する。
本発明を下記の実施例によって説明する。
実施例 l(図1も参照) 1時間尚りプロピオン酸20.12ky(0271モル
)(99,8%濃度、生成物流れ3)並びに平均して、
過酸化水素29.4重量%(0259モル)、硫酸33
,0重量%及びカロー酸7.5重量%を含有する水性溶
液(生成物流れ2 ) 29.94kgを、連続操作に
おいて、ポンプで送り二段階攪拌釜カスケードから成る
反応システム1を通す。
過酸化水素幻プロピオン酸のモル比は1.03:1であ
り、カロー酸中に結合した過酸化水素は遊離のH2O2
として計算する。
攪拌釜カスケードにおける平均滞留時間28分及び35
℃の反応温度で、平均して、過プロピオン酸28.0重
量%、プロピオン酸17.1重量%、過酸化水素7.0
重量%、硫酸19.7重量%、カロー酸4.5M量%及
び水237重量%を含有する反応混合物(50,06k
g/ hr)が得られる。
この反応混合物(生成物流れ4)を脈動シーブトレーカ
ラム(pulsed 5ieve tray colu
mn)の抽出システム(5)に供給する。
プロピオン酸0.11重量%及び水0.09重量%を含
有するベンセン(生成物流れ6)45.75kg/hr
を、抽出剤としてカラム中に供給する。
平均して、過プロピオン酸20.19重量%、プロピオ
ン酸12.41重量%、過酸化水素0.58重量%及び
水0.92重量%を含有するベンセン抽出物(生成物流
れ11 ) 69.26 kg/hrを、カラムの上端
で抜き出す。
抽出からの水性ラフィネート(生成物流れ7)を26.
55kg/hrの量においてカラムの下端で抜き出す。
このラフイネ−1・は、平均して、過酸化水素11.7
43量%、硫酸37.123量%、カロー酸8.49重
量%並びに過プロピオン酸0.]、O重量%及びプロピ
オン酸0.06重量%を含有する。
該ラフィネートの少量の部分的流れ(生成物流れ7 b
) 0.87ky/hr(”3.3%)を抜き出しそ
して男IM固に処理する。
ラフィネート(生成物流れ7a)の大部分、25.68
kg/hrは、それを、50重量%程度の水性過酸化水
素11.0kg/hr(使用するH2O2仝161.7
モル/ hr、生成物流れ9)、17重量%濃度の水性
過酸化水素0.52 kg/ hr (生成物流れ16
)及び32.3重量%濃度の水性過酸化水素1、0 k
g/ hr (生成物流れ14)及び生成物流れIb中
に含有されたH2SO4の損失に対する補充としての硫
酸0.41kg/hr(95重量%濃度、生成物流れ1
9)、と共に蒸留装置8に通し、そしてかくして得られ
た混合物を水を留去することにより再濃縮することによ
って、プロピオン酸との新たな反応のために再構成する
蒸留装置8は、充填したカラム(長さ一4m、直径=1
50im)、コンデンサー及びジルコニウム(市販の銘
柄)から製造された流下薄膜式蒸発器からなる。
生成物流れ7a、9,16,14及び19の混合物を蒸
発器に直接通す。
カラムの液溜めにおける12分間の滞留時間、50 m
mHgの圧力、68〜69℃の液溜め温度、36〜37
℃のカラムの頂部での温度及び0.55の還流比を用い
て、未だ過酸化水素0.05重量%並びに過プロピオン
酸0.53重量%及びプロピオン酸0.38重量%を含
有する水8.6kg/hr(生成物流れ10)を留去す
る。
29.94 kg/hrの生成物流れ2をカラムの液溜
めから抜き出しそして反応システム1に送り返す。
水性サイクルから抜き出したラフィネート(生成物流れ
7b)、0.87ky/hrを蒸留装置15中で処理す
る。
これは、中心に設けられた供給部の上部に側流を抜き出
すための取り出しウェアー(take −off we
ar )を有する充填カラム(長さ=4m1直径−10
0mm)から成る。
カラムはフィードに対する予熱器をも備えている。
カラムは50mmHgの圧力、38℃の頂部温度及び0
.1の還流比で操作する。
予熱器の温度は50℃である。水蒸気5.5kg/hr
を液溜の上部に吹き込む。
17重量%濃度の水・比過酸化水素0.52 kg/h
rを側流としてカラムから抜き出しく生成物流れ16)
そして蒸留装置8に供給する。
更に、0.04重量%の過酸化水素を有する水4.87
kg/hr (生成物流れ17)が留出物としで得ら
れ、そして過酸化水素1.2重量%、硫酸32.9重量
%及びカロー酸7.5重量%を含有する水性溶液0.9
8 kg/hr (生成物流れ18)が液溜め中に得ら
れる。
抽出カラム5から抜き出されたベンセン抽出物(生成物
流れ11)を、安定剤の溶液と共に、共沸蒸留12へ通
す。
部分的にエステル化したポリリン酸のNa塩を安定剤と
して使用しそしてプロピオン酸中015重量%濃度の溶
液として加える( 0.11 ky/ hr )。
蒸留装置12は、充填カラム(長さ一3m、直径−20
0nm)、流下薄膜式蒸発器、コンデンサー及び、カラ
ムの頂部の留出物を相分離するための分離器から放る。
生成物流れ11はカラムの下部に供給する。
300mmHgの圧力及び46〜48℃のカラム頂部の
温度で、1時間当り水性相1、Okg及ヒヘンセン相約
66kgが留出物として得られる。
ペンセン相は還流としてカラムに戻す。一方、過酸化水
素32,3重量%、過プロピオン酸2.0重量%及びプ
ロピオン酸1.7重量%を含有する水性相(生成物流れ
14)は、蒸留装置8に通す。
留出するベンゼンの量は、生成物流れ11からの水の共
沸分離のために必要とされるであろう量の約8倍に相当
する。
プロピオン酸12.69.i量%、過酸化水素0.09
重量%、水0.02重量%及び前記安定剤を含有する過
プロピオン酸(20,4重量%Q1ss、。
モル/hr)のベンセン溶液68.37kg/hr (
生成物流れ13)がこの共沸蒸留の液溜め生成物として
得られる。
乾燥ベンセン溶液中の過プロピオン酸の収率は該プロセ
ス中に仕込まれた過酸化水素の量に対して、95.8%
である(生成物流れ9)。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に説明した流れ工程図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(1)水性過酸化水素を、 酸のモル比0.5〜30:1 過酸化水素:カルボン を使用して酸触媒の存 在においてカルボン酸と反応させ、(2)反応混合物を
    有機溶媒で向流において抽出し、過カルボン酸の実質的
    無水の溶液を抽出物として単離し、(3叔抽出液を共沸
    蒸留により脱水し、(4)全部の水性ラフィネートから
    又はその一部から減圧下に水を留去し、(5)このよう
    にして濃縮したラフィネート及び場合により処理されて
    いないラフィネートの一部を、反応工程に再循環し、そ
    して(6)最初の状態を復元する量の水性過酸化水素及
    びカルボン酸を補充する。 少くとも6エ程を実施することにより1〜4個の炭素原
    子を有する過カルボン酸の無水又は実質的無水溶液を連
    続的に製造する方法にお〜)で 上記反応混合物の抽出からの抽出物を上記工程(3)の
    共沸蒸留により脱水する際に、留出物中の溶媒の量を調
    節することにより、該抽出物中に残存する過酸化水素を
    該留出物の相分離により水と共に留出物として得、この
    水性過酸化水素を再循環する、 ことを特徴とする過カルボン酸溶液の製造方法。 2 該水を10〜250vtvtHgで留去する、特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 該水を50〜150mTtHgで溜置する、特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 4 該留出物(工程(3)に従う)中の溶媒の量を、水
    の共沸蒸留のために必要な量の1.5〜40倍であるよ
    うに調節する、特許請求の範囲第1〜3項の何れかに記
    載の方法。 5 (1)水性過酸化水素を、過酸化水素:カルボン酸
    のモル比0.5〜30:1を使用して酸触媒の存在にお
    いてカルボン酸と反毘、させ、(2)反応溶液を有機溶
    媒で向流において抽出し、過カルボン酸の実質的無水の
    溶液を抽出物として単離し、(3)該抽出液を共沸蒸留
    により脱水し、(4)全部の水性ラフィネートから又は
    その一部から減圧下に水を留去し、(5)このようにし
    て濃縮したラフィネート及び場合により処理されていな
    いラフィネートの一部を、反応工程に再循環し、そして
    (6)最初の状態を復元する量の水性過酸化水素及びカ
    ルボン酸を補充する、少くとも6エ程を実施することに
    より1〜4個の炭素原子を有する過カルボン酸の無水又
    は実質的無水溶液を連続的に製造する方法において (a) 反応混合物の抽出からの全部の水性ラフィネ
    ート又はその一部を、使用する過酸化水素の全量又はそ
    の一部と共に、蒸発装置に供給し、そして水性過酸化水
    素溶液と共に導入された水及び反応中に4威された水を
    、減圧下に留去し、(b) 反応混合物の抽出からの
    水性ラフィネートの一部又は前記再濃縮されたラフィネ
    ートの一部を、断続的に又は連続的に抜き出し、該ラフ
    ィネート中に含まれている過酸化水素を大巾に回収して
    該方法中へと再循環させ、そして抜き出しによって除去
    された酸触媒の量を補充し、そして (C) 上記反応混合物の抽出からの抽出物を上記工
    程(3)の共沸蒸留により脱水する際に、留出物中の溶
    媒の量を調節することにより、該抽出物中に残存する過
    酸化水素を該留出物の相分離により水と共に留出物とし
    て得、この水性過酸化水素を再循環する、 ことを特徴とする過カルボン酸溶液の製造方法。 6 該水を10〜250 mmHgで留去する、特許請
    求の範囲第5項記載の方法。 7 該水を50〜150m7nHgで留去する、特許請
    求の範囲第5項又は第6項記載の方法。 8 該酸触媒を、直接蒸留装置中に補充するか、或いは
    反応溶液の抽出からの水性ラフィネートと共に蒸発装置
    の上流又は下流で混合すること及び/又は蒸発装置中に
    流れ込む水性過酸化水素溶液に加えることによって補充
    する、特許請求の範囲第5〜7項の何れかに記載の方法
    。 9 該ラフィネートの処理を、滞留時間3〜30分で且
    つ液溜め温度40〜120℃にて行なう、特許請求の範
    囲第5〜8項の伺れかに記載の方法っ10 該ラフィ
    ネートの一部又は抜き出される液溜め生成物の一部を、
    予熱器、流下管のない泡鐘トレーを有するカラム及びコ
    ンデンサーから成る回収装置に供給し、そして水性過酸
    化水素を減圧下に留去する、特許請求の範囲第5〜9項
    の何れかに記載の方法。 11 該回収装置において得られる水性過酸化水素を
    ラフィネート処理(工程(a))に供給する、特許請求
    の範囲第5〜10項の何れかに記載の方法。 12 該回収装置を、25〜250 mmHgの圧力
    及び30〜120℃の予熱器温度で操作する、特許請求
    の範囲第5〜11項の何れかに記載の方法。 13 該留出物(工桐C)に従う)中の溶媒の量を、
    水の共沸蒸留のために必要な量の1.5〜40倍である
    ように調節する、特許請求の範囲第5〜12項の何れか
    に記載の方法。 14 共沸蒸留により得られる水性過酸化水素をラフ
    イネ−1・処理(工程(a))に供給する、特許請求の
    範囲第5〜13項の倒れかに記載の方法。
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