JPS582769B2 - クランプ機構 - Google Patents
クランプ機構Info
- Publication number
- JPS582769B2 JPS582769B2 JP3153777A JP3153777A JPS582769B2 JP S582769 B2 JPS582769 B2 JP S582769B2 JP 3153777 A JP3153777 A JP 3153777A JP 3153777 A JP3153777 A JP 3153777A JP S582769 B2 JPS582769 B2 JP S582769B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- clamped
- swing pin
- hole
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、切削工具の被クランプ部材をホルダ本体に
締結するクランプ機構に係り、被クランプ部材の締結、
解除が一動作で、チップ座底面およびチップ被壁面に同
時に押圧し、強固にクランプするようにした被クランプ
部材のクランプ機構に関するものである。
締結するクランプ機構に係り、被クランプ部材の締結、
解除が一動作で、チップ座底面およびチップ被壁面に同
時に押圧し、強固にクランプするようにした被クランプ
部材のクランプ機構に関するものである。
従来、この種の切削工具のクランプ機構には第1図に示
すように穴付チツプ等の被クランプ部材1をホルダ本体
2の傾斜したチップ座底面3上に、突起4a付のシート
4を介して載置し、上記被クランプ部材1は、その上面
に当接されたクランプ駒5を、クランプねじ部材6によ
って押圧することにより、ホルダ本体2に形成したチッ
プ座底面3およびチップ座壁面に押しつけて、クランプ
する機構がある。
すように穴付チツプ等の被クランプ部材1をホルダ本体
2の傾斜したチップ座底面3上に、突起4a付のシート
4を介して載置し、上記被クランプ部材1は、その上面
に当接されたクランプ駒5を、クランプねじ部材6によ
って押圧することにより、ホルダ本体2に形成したチッ
プ座底面3およびチップ座壁面に押しつけて、クランプ
する機構がある。
このクランプ機構では、突起4a付シ一ト4がホルダ本
体2の傾斜したチップ座底面3上をホルダ本体2方向に
摺動して、突起4aに嵌合した被クランプ部材1を、チ
ップ座壁面に沿って引き込むようにクランプするもので
あるが、突起付シ一ト4の加工に難点があった。
体2の傾斜したチップ座底面3上をホルダ本体2方向に
摺動して、突起4aに嵌合した被クランプ部材1を、チ
ップ座壁面に沿って引き込むようにクランプするもので
あるが、突起付シ一ト4の加工に難点があった。
またこの突起には、強度が必要であることから超硬質の
材料を使用するのでコストも高くなり、不経済であるな
どの欠点があった。
材料を使用するのでコストも高くなり、不経済であるな
どの欠点があった。
この考案は上述の欠点を改善するためになされたもので
あり、被クランプ部材をホルダ本体に締結するシートの
加工を容易にし、揺動ピンにより、クランプエラーのな
い簡単なクランプ機構を提供せんとするものである。
あり、被クランプ部材をホルダ本体に締結するシートの
加工を容易にし、揺動ピンにより、クランプエラーのな
い簡単なクランプ機構を提供せんとするものである。
以下、この考案の実施例を第2図ないし第5図にもとづ
いて、具体的に説明する。
いて、具体的に説明する。
被クランプ部材1をクランプするホルダ本体2には、内
方に傾斜した傾斜角αを有するチップ座底面3を形成す
ると共に、被クランプ部材1の少なくとも二側面が押圧
されるチップ座壁面8a,8bが形成されている。
方に傾斜した傾斜角αを有するチップ座底面3を形成す
ると共に、被クランプ部材1の少なくとも二側面が押圧
されるチップ座壁面8a,8bが形成されている。
また上記ホルダ本体2には、被クランプ部材1を上面よ
り押圧するクランプ駒5及びクランプねじ部材6が具備
されており、このクランプ駒5とホルダ本体2の間には
、スプリング9が介在されている。
り押圧するクランプ駒5及びクランプねじ部材6が具備
されており、このクランプ駒5とホルダ本体2の間には
、スプリング9が介在されている。
一方穴付チツプ等の被クランプ部材1を載置するシ一ト
10にはクランプ穴1aに対応する係合穴10aが形成
され、前記シ一ト10の底面には、上記ホルダ本体2の
傾斜したチップ座底面3上で摺動するように同じ傾斜面
が形成されている。
10にはクランプ穴1aに対応する係合穴10aが形成
され、前記シ一ト10の底面には、上記ホルダ本体2の
傾斜したチップ座底面3上で摺動するように同じ傾斜面
が形成されている。
また上記被クランプ部材1のクランプ穴1aおよびシ一
ト10の係合穴10aに対応するホルダ本体2のチップ
座底面3の所定位置には揺動ピン孔11が形成されてい
る。
ト10の係合穴10aに対応するホルダ本体2のチップ
座底面3の所定位置には揺動ピン孔11が形成されてい
る。
さらに上記クランプ穴1a、係合穴10aおよび揺動ピ
ン穴11が互いに垂直状に連通した状態で形成される嵌
合孔には揺動ピン12が挿通される。
ン穴11が互いに垂直状に連通した状態で形成される嵌
合孔には揺動ピン12が挿通される。
この揺動ピン12には、揺動ピン孔11の底部に位置し
て揺動ずる球状の支点13、シ一ト10の保合穴10a
に位置して揺動する球状の力点14およびシート10の
上面に載置した被クランプ部材1のクランプ穴1aに位
置して揺動ずる球状の作用点15が、それぞれ形成され
ている。
て揺動ずる球状の支点13、シ一ト10の保合穴10a
に位置して揺動する球状の力点14およびシート10の
上面に載置した被クランプ部材1のクランプ穴1aに位
置して揺動ずる球状の作用点15が、それぞれ形成され
ている。
なお上記ホルダ本体2の揺動ピン孔11に嵌合した揺動
ピン12が容易に抜け出さないように所定の割ピン16
等を挿入しておくと良い。
ピン12が容易に抜け出さないように所定の割ピン16
等を挿入しておくと良い。
以上のように構成されたクランプ機構におけるクランプ
動作は、まずホルダ本体2の揺動ピン孔11に揺動ピン
12を挿入する。
動作は、まずホルダ本体2の揺動ピン孔11に揺動ピン
12を挿入する。
つぎに、上記ホルダ本体2の挿着した揺動ピン12にシ
一ト10の係合穴10aを嵌合させて前記シ一ト10を
チップ座底面3に載置する。
一ト10の係合穴10aを嵌合させて前記シ一ト10を
チップ座底面3に載置する。
さらに被クランプ部材1は、前記揺動ピン12にクラン
プ穴1aを嵌合させて前記シ一ト10上面に載置される
。
プ穴1aを嵌合させて前記シ一ト10上面に載置される
。
上記のようにホルダ本体2のチップ座底面3上にシ一ト
10を介して載置した被クランプ部材1の上面に、クラ
ンプ駒5を当接させ、クランプねじ部材6の螺着により
上記被クランプ部材1を押圧すればシート10がチップ
座底面3の傾斜面に係合して摺動し、前記シ一ト10の
係合穴10aで揺動ピン12の力点部14を押圧する。
10を介して載置した被クランプ部材1の上面に、クラ
ンプ駒5を当接させ、クランプねじ部材6の螺着により
上記被クランプ部材1を押圧すればシート10がチップ
座底面3の傾斜面に係合して摺動し、前記シ一ト10の
係合穴10aで揺動ピン12の力点部14を押圧する。
これにより前記揺動ピン12が揺動ピン孔11内で支点
部13を支点にして傾斜し、上端の作用点部15によっ
て被クランプ部材1をホルダ本体2のチップ座壁面8a
,8bに押圧する。
部13を支点にして傾斜し、上端の作用点部15によっ
て被クランプ部材1をホルダ本体2のチップ座壁面8a
,8bに押圧する。
このように上記被クランプ部材はクランプねじ部材の螺
着により、ホルダ本体のクランプ座底面およびクランプ
被壁面に同時に押圧して締結することができるものであ
り、簡単な構造によりクランプエラーもなく確実に締結
できるものである。
着により、ホルダ本体のクランプ座底面およびクランプ
被壁面に同時に押圧して締結することができるものであ
り、簡単な構造によりクランプエラーもなく確実に締結
できるものである。
またクランプ部材も従来のような複雑な加工もなく、容
易に製作できるため、経済的である。
易に製作できるため、経済的である。
第1図は従来の実施例を示す縦断面図、第2図はこの考
案の実施例を示す平面図、第3図は第2図のA−A断面
図、第4図は要部の斜視図、第5図は第3図のB−B断
面図である。 1……被クランプ部材、1a……クランプ穴、2……ホ
ルダ本体、3……クランプ座底面、5……クランプ駒、
6……クランプねじ部材、8a,8b……クランプ座壁
面、9……スプリング、10……スライダーシート、1
0a……係合穴、11……揺動ピン孔、12……揺動ピ
ン、13………支点部、14……力点部、15……作用
点部、16……割ピン、α……摩擦角。
案の実施例を示す平面図、第3図は第2図のA−A断面
図、第4図は要部の斜視図、第5図は第3図のB−B断
面図である。 1……被クランプ部材、1a……クランプ穴、2……ホ
ルダ本体、3……クランプ座底面、5……クランプ駒、
6……クランプねじ部材、8a,8b……クランプ座壁
面、9……スプリング、10……スライダーシート、1
0a……係合穴、11……揺動ピン孔、12……揺動ピ
ン、13………支点部、14……力点部、15……作用
点部、16……割ピン、α……摩擦角。
Claims (1)
- 1 切削工具において、ホルダ本体のチップ座底面を所
定の傾斜面とすると共に、この傾斜面の所定位置には揺
動ピン孔を形成し、上記揺動ピン孔に一致する係合穴を
有して傾斜底面を有するシートの上面に穴付チップなど
の被クランプ部材を載置し、上記被クランプ部材のクラ
ンプ穴、シートの係合孔およびホルダ本体の揺動ピン孔
にそれぞれ作用点、力点および支点を有する揺動ピンを
係合させ、上記被クランプ部材の上面より、クランプ駒
にて押圧するように構成し、上記クランプ駒をクランプ
ねじ部材にて締めつけることにより、上記シートを摺動
させて揺動ピンを傾斜せしめ被クランプ部材の少なくと
も二側面をチップ座壁面に押圧すると共にチップ座底面
に同時に押圧するように構成したことを特徴とするクラ
ンプ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153777A JPS582769B2 (ja) | 1977-03-24 | 1977-03-24 | クランプ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153777A JPS582769B2 (ja) | 1977-03-24 | 1977-03-24 | クランプ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53117881A JPS53117881A (en) | 1978-10-14 |
JPS582769B2 true JPS582769B2 (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=12333934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3153777A Expired JPS582769B2 (ja) | 1977-03-24 | 1977-03-24 | クランプ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582769B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2557675Y2 (ja) * | 1989-05-19 | 1997-12-10 | 三菱マテリアル株式会社 | スローアウェイチップのクランプ機構 |
-
1977
- 1977-03-24 JP JP3153777A patent/JPS582769B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53117881A (en) | 1978-10-14 |
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