JPS5827241B2 - サツソウザイ - Google Patents
サツソウザイInfo
- Publication number
- JPS5827241B2 JPS5827241B2 JP11723775A JP11723775A JPS5827241B2 JP S5827241 B2 JPS5827241 B2 JP S5827241B2 JP 11723775 A JP11723775 A JP 11723775A JP 11723775 A JP11723775 A JP 11723775A JP S5827241 B2 JPS5827241 B2 JP S5827241B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- herbicide
- present
- test
- treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、2・4−ジクロル−6−フルオルフェニル−
3−クロトノイルオキシ−4−ニトロフェニルエーテル
を有効成分として含有することを特徴とする殺草剤に関
するものである。
3−クロトノイルオキシ−4−ニトロフェニルエーテル
を有効成分として含有することを特徴とする殺草剤に関
するものである。
従来ジフェニルエーテル系化合物の中に優れた殺草活性
を有する化合物が存在することは公知の事実であり、わ
が国においてもNIP(2・4ジクロルフェニル−4−
ニトロフェニルエーテル)およびCNP(2・4・6−
ドリクロルフエニル4−ニトロフェニルエーテル)が、
主要な水田除草剤として広く使われている。
を有する化合物が存在することは公知の事実であり、わ
が国においてもNIP(2・4ジクロルフェニル−4−
ニトロフェニルエーテル)およびCNP(2・4・6−
ドリクロルフエニル4−ニトロフェニルエーテル)が、
主要な水田除草剤として広く使われている。
しかしながらNIPやCNPは、雑草の発生始期には高
い殺草効果がみられるが、タイヌビエの2〜3葉期処理
のように使用時期が遅い場合には、はとんど効果がなく
、多量の薬剤処理(活性成分で20〜3.0′iI/a
使用)を余儀なくされている。
い殺草効果がみられるが、タイヌビエの2〜3葉期処理
のように使用時期が遅い場合には、はとんど効果がなく
、多量の薬剤処理(活性成分で20〜3.0′iI/a
使用)を余儀なくされている。
また、NIPまたはCNPを水田に散布すると、活性成
分が田水中に拡散し、土壌表面にその処理層が形成され
、雑草の生長時に、その生長点がこの処理層に触れて強
い接触浸透作用を受け、さらにこれが光線の作用により
はじめて殺草効果を発現すると言われる。
分が田水中に拡散し、土壌表面にその処理層が形成され
、雑草の生長時に、その生長点がこの処理層に触れて強
い接触浸透作用を受け、さらにこれが光線の作用により
はじめて殺草効果を発現すると言われる。
従って、この処理層の保持が殺草効果を高める上で極め
て重要な条件であり、土壌混層処理法など処理層の破壊
をともなうような使用法では、これらの殺草剤は殺草効
果が著しく低下する。
て重要な条件であり、土壌混層処理法など処理層の破壊
をともなうような使用法では、これらの殺草剤は殺草効
果が著しく低下する。
本発明者等は、各種の新規なジフェニルエーテル系化合
物を合威し、その殺草活性を検討した結果、2・4−−
)クロル−6−フルオルフェニル3−クロトノイルオキ
シ−4−ニトロフェニルエーテルが、NIPやCNPに
較べて極めて優れた殺草作用を示すことを見出し、この
事実に基づいて本発明を完成した。
物を合威し、その殺草活性を検討した結果、2・4−−
)クロル−6−フルオルフェニル3−クロトノイルオキ
シ−4−ニトロフェニルエーテルが、NIPやCNPに
較べて極めて優れた殺草作用を示すことを見出し、この
事実に基づいて本発明を完成した。
すなわち本発明殺草剤は、とくにNIPまたはCNPで
は防除できない2〜3葉期のタイヌビエを、これらより
少量の薬量で極めて効果的にかつ薬害もなく防除し、し
かも土壌混層処理による殺草効果の低下もほとんどみら
れず、予想もできないような優れた殺草活性を示す。
は防除できない2〜3葉期のタイヌビエを、これらより
少量の薬量で極めて効果的にかつ薬害もなく防除し、し
かも土壌混層処理による殺草効果の低下もほとんどみら
れず、予想もできないような優れた殺草活性を示す。
次に本発明殺草剤の有効成分化合物の合成例を示す。
合成例
2・4−ジクロル−6−フルオルフェニル−3クロトノ
イルオキシ 一チルの合成 ニトロフェニルエ 2・4−ジクロル−6−フルオルフェニル−3ヒドロキ
シ−4−ニトロフェニルエーテル16f(0,05モル
)とクロトン酸クロリド51(0,05モル)とを脱水
ベンゼン50rILl中に溶解する。
イルオキシ 一チルの合成 ニトロフェニルエ 2・4−ジクロル−6−フルオルフェニル−3ヒドロキ
シ−4−ニトロフェニルエーテル16f(0,05モル
)とクロトン酸クロリド51(0,05モル)とを脱水
ベンゼン50rILl中に溶解する。
*七 こ
の溶液に10〜15℃でトリエチルアミン51を温州後
、50℃で1時間加温する。
の溶液に10〜15℃でトリエチルアミン51を温州後
、50℃で1時間加温する。
反応終了後水を加えて分離したベンゼン層を希水酸化ナ
トリウム水溶液で洗浄し、ついで水洗をおこない、脱水
後ベンゼンを除去する。
トリウム水溶液で洗浄し、ついで水洗をおこない、脱水
後ベンゼンを除去する。
残分から大部分が目的物からなる黄褐色油状物14.7
f?を得る。
f?を得る。
このものをカラムクロマトグラフィー(担体ニジリカゲ
ル、展開溶媒:ベンゼン/n−ヘキサン1 / 1 )
を用いて精製をおこないmp76〜77℃の2・4−ジ
クロル−6−フルオルフェニル−3−クロトノイルオキ
シ−4−ニトロフェニルエーテル10.6fを得た。
ル、展開溶媒:ベンゼン/n−ヘキサン1 / 1 )
を用いて精製をおこないmp76〜77℃の2・4−ジ
クロル−6−フルオルフェニル−3−クロトノイルオキ
シ−4−ニトロフェニルエーテル10.6fを得た。
(収率54.9%)元素分析値(%) C16HIO
CI2FNO5として本発明の殺草剤は、前記有効成分
化合物をそのまま使用してもよいが、一般には、その使
用目的に応じて、これを適当な液体担体(例えば溶剤)
に溶解あるいは分散させ、または適当な固体担体(例え
ば希釈剤、増量剤)に混合あるいは吸着させる。
CI2FNO5として本発明の殺草剤は、前記有効成分
化合物をそのまま使用してもよいが、一般には、その使
用目的に応じて、これを適当な液体担体(例えば溶剤)
に溶解あるいは分散させ、または適当な固体担体(例え
ば希釈剤、増量剤)に混合あるいは吸着させる。
その際、必要に応じて各種の補助剤(例えば乳化剤、安
定剤、分散剤、懸濁剤、展着剤、湿展剤、浸透剤)を適
宜添加することにより、乳剤、水相剤、粒剤等の種々の
剤型として使用することができる。
定剤、分散剤、懸濁剤、展着剤、湿展剤、浸透剤)を適
宜添加することにより、乳剤、水相剤、粒剤等の種々の
剤型として使用することができる。
また、本発明の殺草剤は、他の殺草剤の1種または2種
以上、植物生長調節剤、殺菌剤等の農薬、尿素、硫安、
リン安、カリ塩なとの肥効性物質およびまたは土壌改良
剤、との混合使用はもちろん、これらとの混合製剤化も
可能である。
以上、植物生長調節剤、殺菌剤等の農薬、尿素、硫安、
リン安、カリ塩なとの肥効性物質およびまたは土壌改良
剤、との混合使用はもちろん、これらとの混合製剤化も
可能である。
例えば本発明の殺草剤と併用される殺草剤としては、3
−トリアジン系除草剤、カーバメート系除草剤、フェノ
キシ系除草剤などがある。
−トリアジン系除草剤、カーバメート系除草剤、フェノ
キシ系除草剤などがある。
本発明殺草剤中の前記有効成分化合物は、粒剤では1〜
10%、水相剤では20〜80%、乳剤では10〜60
%(いずれも重量%を示す)含有することが望ましい。
10%、水相剤では20〜80%、乳剤では10〜60
%(いずれも重量%を示す)含有することが望ましい。
次に本発明殺草剤の実施例を以下に示す。
実施例中に「部」とあるのは、「重量部」を表わすもの
とする。
とする。
実施例 1
粒剤
本発明化合物1.5部、ペントナイ)65.5部、メル
ク30部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ1部、お
よびリグニンスルホン酸ソーダ2部を混合したのち、造
粒機を用いて通常の方法によって造粒し、粒剤100部
を得る。
ク30部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ1部、お
よびリグニンスルホン酸ソーダ2部を混合したのち、造
粒機を用いて通常の方法によって造粒し、粒剤100部
を得る。
実施例 2
乳剤
本発明化合物20部、ツルポール800A(東邦化学■
製乳化剤)10部、およびキシレン70部を混合して、
乳剤100部を得る。
製乳化剤)10部、およびキシレン70部を混合して、
乳剤100部を得る。
実施例 3
水和剤
本発明化合物50部、メルク40部、ラウリル硫酸ソー
ダ7部およびアルキルナフタリンスルホン酸ソーダ3部
を混合して、水相剤100部を得る。
ダ7部およびアルキルナフタリンスルホン酸ソーダ3部
を混合して、水相剤100部を得る。
次に、本発明殺草剤の殺草効果を試験例によって示す。
試験例 1
水田初期除草試験
水田一般雑草の種子が自然混在している水田風乾土(1
4メツシユのフルイを通したもの)3.3−をa /
5000ワグネルポツトに入れ、これにN、P2O6、
K20各0.81を化成肥料で全層に施肥したのち適量
の水を加えて充分かくはんし、たん水状態とする。
4メツシユのフルイを通したもの)3.3−をa /
5000ワグネルポツトに入れ、これにN、P2O6、
K20各0.81を化成肥料で全層に施肥したのち適量
の水を加えて充分かくはんし、たん水状態とする。
これに、あらかじめ温室で育苗した水稲苗(葉令3.0
)3本を移植して、温室内で生育させた。
)3本を移植して、温室内で生育させた。
水稲移植5日後の雑草発芽始期に供試化合物の所定量を
、実施例1の方法に準じて調製した粒剤を用いて、たん
水下に処理した。
、実施例1の方法に準じて調製した粒剤を用いて、たん
水下に処理した。
1* 処理1ケ月後に、水稲および雑
草の生育状態を観察調査し、第1表の結果を得た。
草の生育状態を観察調査し、第1表の結果を得た。
この表では、水稲および雑草の発芽、生育、または発生
の状態が、無処理区のそれと比較して全くないしほとん
ど差がないものを「0」、完全に抑制されたものを「5
」として、その間を6段階に区分して表示した。
の状態が、無処理区のそれと比較して全くないしほとん
ど差がないものを「0」、完全に抑制されたものを「5
」として、その間を6段階に区分して表示した。
なお、試験期間中のポットのたん水深は3αとし、1日
当り1cIrLの漏水処理を行なった。
当り1cIrLの漏水処理を行なった。
試験例 2
畑作茎葉処理除草試験
畑風乾細土(14メツシユのフルイをパスしたもの)
450f?をa / 10000の樹脂製ノイバウエル
ポットに入れ、これにN、P2O3、K20各10.0
■を化成肥料で全層に施肥し、土壌水分を最大容水量の
60%に調整する。
450f?をa / 10000の樹脂製ノイバウエル
ポットに入れ、これにN、P2O3、K20各10.0
■を化成肥料で全層に施肥し、土壌水分を最大容水量の
60%に調整する。
これに供試植物の種子の一定量をは種し、覆土を均一に
行なったのち、ガラス張り温室に置(、供試植物が2〜
3葉期に生育した時に、供試薬剤をそれぞれ有効成分で
1000.2000.5000ppm含有するように前
記実施例2に準じて調製した乳剤を用いて、茎葉処理を
行なった。
行なったのち、ガラス張り温室に置(、供試植物が2〜
3葉期に生育した時に、供試薬剤をそれぞれ有効成分で
1000.2000.5000ppm含有するように前
記実施例2に準じて調製した乳剤を用いて、茎葉処理を
行なった。
処理30日後に、供試植物の生育状態を観察調査し、第
2表の結果を得た。
2表の結果を得た。
なお、殺草活性は、生育の抑制が全くみられないものを
「O」、完全に抑制ないし枯殺されたものを「5」とし
て、6段階に区分し表示した。
「O」、完全に抑制ないし枯殺されたものを「5」とし
て、6段階に区分し表示した。
以上の試験結果から明らかなように、本発明殺草剤は、
畑および水田の作物に対しては、はとんど薬害を与える
ことなく、有害な雑草に対してのみ強力な殺草力を示し
、畑作および水田殺草剤として優れた性能を有するもの
である。
畑および水田の作物に対しては、はとんど薬害を与える
ことなく、有害な雑草に対してのみ強力な殺草力を示し
、畑作および水田殺草剤として優れた性能を有するもの
である。
Claims (1)
- 12・4−ジクロル−6−フルオルフェニル3−クロト
ノイルオキシ−4−ニトロフェニルエーテルを有効成分
として含有することを特徴とする殺草剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11723775A JPS5827241B2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | サツソウザイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11723775A JPS5827241B2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | サツソウザイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5244233A JPS5244233A (en) | 1977-04-07 |
JPS5827241B2 true JPS5827241B2 (ja) | 1983-06-08 |
Family
ID=14706766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11723775A Expired JPS5827241B2 (ja) | 1975-09-30 | 1975-09-30 | サツソウザイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827241B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0324512Y2 (ja) * | 1984-06-19 | 1991-05-28 |
-
1975
- 1975-09-30 JP JP11723775A patent/JPS5827241B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0324512Y2 (ja) * | 1984-06-19 | 1991-05-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5244233A (en) | 1977-04-07 |
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