JPS5827008B2 - 直接使用圧延油の供給方法および装置 - Google Patents

直接使用圧延油の供給方法および装置

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JPS5827008B2
JPS5827008B2 JP11637977A JP11637977A JPS5827008B2 JP S5827008 B2 JPS5827008 B2 JP S5827008B2 JP 11637977 A JP11637977 A JP 11637977A JP 11637977 A JP11637977 A JP 11637977A JP S5827008 B2 JPS5827008 B2 JP S5827008B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダブルレデューシングミルに使用される直接
使用圧延油の供給方法及び装置に係り、特に、小粒径化
されたエマルジョンを有する圧延油を供給しても、ダブ
ルレジユース圧延材の圧延性が低下することのない、直
接使用圧延油の供給方法及び装置に関する。
尚、ここでダブルレデューシングとは、冷延鋼板を焼き
なました後、用途に応じて加工性、硬度、強度を調整す
るため調質圧延を行うわけであるが、調質圧延で得られ
る硬変以上の硬変にしたい場合に焼鈍後の銅帯に対して
行われる2回目の冷間圧延をいう。
近年、製鑵コストを下げるために、製鑵素材としてます
ます厚みの薄いダブルレジユースブリキやダブルレジユ
ースクロムメッキ鋼板の生産量が増加している。
これは普通ブリキ材の調質圧延の代わりに圧下率10〜
50%の冷間圧延を行ない、板厚を普通ブリキの約2/
3に薄めると同時に、板に所定の硬度、例えば73〜8
0HR30T、抗張力、例えば56〜70 Ky/vm
2を与えようとするものである。
このダブルレジユース圧延材においては、前記強度を与
えるため焼鈍後2回目の冷間圧延が施されるが、その後
の調質圧延は行なわれないため、2回目の冷間圧延で、
要求される表面品質を同時に実現しなければならない。
従って、焼鈍後の冷間圧延における圧延油の使用方法と
しては、乳化しにくい油脂又はストレートの鉱油を、圧
延潤滑に必要なロール間隙に供給すると共に使用後はそ
のまま排出し、一方ロール冷却のため大量の水を使用す
る、直接使用方式が採用される場合が多い。
これは、安定又は準安定エマルジョンを大量に板とロー
ルに循環供給し、圧延潤滑と同時にロール冷却をも行な
わせる循環使用方式に比べ、圧延油の汚れや異物混入に
よる傷或いは表面不良が発生しにくいが、圧延後の成品
表面に白い斑点状の模様が発生する、モトリングと呼ば
れる特翁の表面欠陥が発生しやすいという問題がある。
このモトリングを抑制するべく、従来は、圧延油の油性
向上、濡れ性の向上による圧延材表面のオイルピットの
均一化、出側クーラントの入側への飛散防止、出側水切
りの徹底、各スタンドへの圧下率配分の最適化といった
対策が取られているが、いずれもモトリングを完全に抑
制するには不十分であった。
これに対し、発明者等が提案する、圧延油のエマルジョ
ン粒径を小さくする方法は、**このモトリングを抑制
するに有効である。
発明者等の実験によれば、例えば、特定の表面グレード
を有するダブルレジユース圧延材を得るには、例えば、
次式で定義されるエマルジョン粒径分布を示す指数ED
P I (Emulsion Distributio
nProfile Indexの略)(5μm)で1.
0〜17.0の範囲に圧延油のエマルジョン粒径分布を
調整することによって、モl−IJソング抑制可能であ
る。
一方、一般に、圧延油のエマルジョン粒径を小さくする
ほど圧延圧力が増大し、新たな表面欠陥を発生したり、
形状不良を招く等、著しく圧延作業性が悪化するという
問題がある。
第1図に、エマルジョン粒径を変えた時の圧延速度と圧
下刃の関係を示す。
図において、破線Aは、乳化剤を1.5重量俤含み、E
DPI(5μm)が33.3である、エマルジョン粒径
の大きい圧延油を、供給圧力2.3 m/cflG、板
面衝突速度18m/秒で供給した時の状態を示し、実線
Bは、乳化剤を2.5重量%含み、EDPI(5μrn
)が12.8である、エマルジョン粒径の小さい圧延油
を、供給圧力2.3 kg/iG、板面衝突速度18m
/秒で供給したときの状態を示す。
図から明らかなとおり、エマルジョンを小粒径化した時
は、圧延荷重が犬となっており、エマルジョンの小粒径
化による表面品質向上と、圧延作業性は相矛盾すること
がわかる。
更に、圧延圧力は、単位板面積当りの圧延油の付着量と
密接な関係があり、付着量が不足すると著しい圧下刃の
増大を招くことが知られている。
特にこの圧延油の付着量不足は、圧延速度が高速になっ
た場合に発生することが多く、従来のような、圧延速度
に伴なって圧延油供給圧力が徐々に増加する供給方法で
は、圧延材速度が上昇した場合、著しい圧下力増大を来
たし、圧延作業が殆んど不可能となるという問題もあっ
た。
本発明は、前記従来の欠点を解消するべくなされたもの
で、圧延油中のエマルジョンを小粒径化しても圧延性を
低下させることなく、従って、表面品質の優れたダブル
レジユース圧延材を容易に得ることができる直接使用圧
延油の供給方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明は、ダブルレジューシングミルに使用される直接
使用圧延油の供給方法において、圧延油の供給圧力を、
圧延速度が小である時は、エマルジョンをプレートアウ
トさせるのに必要な一定小圧力とし、圧延速度が大であ
る時は、圧延速度の2乗に比例して増大するようにして
、前記目的を達成したものである。
尚、プレートアウトとは、乳化した圧延油では界面活性
剤の親水基と親油基が水と油脂を結合しているために油
粒子の表面に強固な水膜が形成されているが、この油粒
子の表面に形成されている水膜が破れて油粒子が鋼板表
面や圧延ロール表面に接触し、かつ付着する現象をいう
又、前記方法を実施する装置として、直接使用圧延油を
ポンプでダブルレジユース圧延材に供給する直接使用圧
延油の供給装置において、圧延速度を検知する速度検知
手段と、ポンプ圧力の最低値設定手段と、ポンプ圧力の
2乗特性設定手段と、前記速度検知手段で検知された圧
延速度が一定値以下の時は、前記最低値設定手段で設定
された一定ポンプ圧力を出力し、圧延速度が一定値以上
の時は、前記2乗特性設定手段で設定された2乗特性を
有するポンプ圧力を出力する関数発生器と、該関数発生
器出力によりポンプを制御するポンプ制御手段と、ポン
プ出側に配設された圧延油圧力検知手段と、を備え、圧
力検知手段で検知された圧延油のポンプ出側圧力をポン
プ制御手段に負帰還するようにしたものである。
以下本発明の詳細な説明する。
一般に冷間圧延に使用される圧延油は水と混合して乳化
された状態で使われる。
通常は親水基と親油基を持った界面活性剤(乳化剤)を
ごく少量添加することによって、水の中に油粒子を安定
に溶込ませ、所謂オイルインウォータ形エマルジョンと
して圧延機に供給される。
このオイルインウォータ形エマルジョンの圧延油の潤滑
作用機構は、エマルジョンが圧延材表面にスプレーノズ
ルにより噴射され、衝突し、板面でエマルジョンが崩壊
し、内部の油が板面に付着しくこの過程はプレートアウ
トという言葉で一般的に表現される)、板面に強固に吸
着し、一部ロールと板のなす楔形領域での動水力学的な
引込み効果をも受けながら、ロールバイト内へ噛込まれ
、ロールと板の金属接触していない領域を形成し、油の
圧力による粘性増大と小さい剪断抵抗により、ロールと
圧延材間の潤滑を行なうものである。
従って、いかなる潤滑性の優れた圧延油も、まず、エマ
ルジョンが崩壊しプレートアウトすることがその機能を
発揮するための前提条件となる。
エマルジョンがプレートアウトしない場合は、エマルジ
ョンが鋼板表面に付着することなく流失してしまい、著
しく潤滑能力が低下してしまう。
発明者等は、エマルジョンのプレートアウト性について
研究した結果、エマルジョンがノズルから噴出されて鋼
板表面に衝突するとき、その運動エネルギがエマルジョ
ン表面積拡大に費され、それに伴って、エマルジョンの
表面積拡大分だけ表面張力が増大し、エマルジョンの表
面積をもとに戻そうとする収縮力が発生するが、拡大力
が収縮力を上まっている間に、エマルジョン表面積があ
る限界値を越える時、エマルジョンの崩壊が起こるもの
と考えた。
エマルジョンの拡大エネルギf及び収縮エネルギgはそ
れぞれ次の(2)、(3)式で表わされる。
ここで、mは1dの水の単分子層の質量(g/d)、S
はエマルジョン表面m (ff1) 、uはエマルシB
7 衝突速W (cm/ S ” )、Rはエマルジ
ョン半径(CrrL)、hはエマルジョンの衝突開始後
エマルジョンの変形した量(CrrL)、△Sは衝突が
h(c1′f1.)進行した時のエマルジョン表面積の
増分(7)、δは衝突後の板面の油膜厚さくC77L)
、γ0は水の表面張力(dyns /crfL)である
前記(2)式、(3)式から、エマルジョン衝突速度1
が次式の関係 を満足する場合は、/>gなる範囲が存在するが、前記
(4)式の関係を満足しない場合にはO<h<2Rの間
では、必ず/<gとなり、エマルジョンの崩壊は起こり
得ない。
従って、ある粒径のエマルジョンをプレートアウトさせ
るには、エマルジョンの衝突速度Uを前記(4)式で定
まる一定値以上にしなければならない。
この衝突速度Uはノズルの条件が一定であれば、その時
に使用される圧延油の乳化状態によって決まる。
従って、エマルジョン粒径に対応して、ノズルの噴射速
度、即ち圧延油供給圧力を一定値以上にする必要がある
更に、圧延速度にかかわりなく、良好な潤滑状態を得る
ためには、あらゆる圧延速度において、板面の単位面積
当りのプレートアウトしたエマルジョン量を一定にする
必要がある。
即ち、ノズルの流量Qと、圧延油の供給圧力Pの間には
、次式の関係が成立する。
ここで01 は定数である。
従って、単位面積当りに供給されるエマルジョン量を一
定にするには、次式の関係から、圧延油の供給圧力を圧
延速度の2乗に比例するように制御すれば良いことがわ
かる。
ここで02、Cは定数、Wは板幅、■は圧延速度である
圧延油の供給圧力の圧延速度依存性を変えた時の圧延速
度と圧延圧力の関係を第2図に示す。
図において、実線Cは、従来の、圧延速度に応じて圧延
油供給圧力が徐々に上昇する方式の場合を示すものであ
り、実線りは、圧延油供給圧力を圧延速1550m/分
以上の領域で圧延速度の2乗に比例して増大させる方式
の場合を示すものである。
図から明らかなとおり、圧延油供給圧力を圧延速度の2
乗に比例させた場合においては、圧延速度が犬となって
も圧延圧力があまり上昇していないことがわかる。
以上の原理から明らかなとおり、直接使用圧延油の供給
圧力を、圧延速度が小である時は、モトリングを発生さ
せないために小粒径化したエマルジョンをプレートアウ
トさせるに必要な一定小圧力とし、圧延速度が犬である
時は、単位板面積尚りの給油量を一定とするように、圧
延速度の2乗に比例して増大するようにすれば良いこと
がわかる。
第3図に、本発明に係る直接使用圧延油の供給方法にお
ける圧延油の供給特性を示す。
図において、実線Eは、本発明に係る圧延油供給特性で
あり、圧延速区約550m/分以下においては、前記(
4)式で定まる最低衝突遠吠を確保するべく、供給圧力
が2.0”/、Gの一定値となっているのに対し、圧延
速度が約550 m/分以上になった場合には、2乗特
性を有していることがわかる。
この時の流量特性は図に1点鎖線Fで示すごとくとなり
、圧延速W 550 m/分以上では流量が圧延速度に
比例していることがわかる。
これに対し、比較のため示した従来の圧延油供給特性は
実線Gで示すごとくであり、この時の流量特性は1点鎖
線Hで示すごとくなっている。
前記第3図の実線Eのような、本発明に係る圧延油供給
特性のもとに圧延した場合の、圧延速度と圧延圧力の関
係は、第2図に実線りで示すごとくであり、従来の方式
による圧延特性(第2図の実線C)に比べ、高速域にお
ける圧延圧力が著しく軽減されていることがわかる。
なお、第2図においては、低速域では逆に圧延力が増加
しているが、これは、給油量が従来よりも低下するよう
に設定されているためであり、このため、低速から高速
までの圧延力の変化が従来より著しく少なくなり、圧延
作業性が極めて良好にされている。
以下本発明に係る直接使用圧延油の供給装置の実施例を
、第4図を参照して、詳細に説明する。
本実施例は、第4図に示すごとく、4重3スタンドタン
デム圧延機からなるダブルレジューシングミルの第2ス
タンドに供給する直接使用圧延油の供給装置に本発明を
適用したもので、水と圧延油を混合して圧延油をエマル
ジョン化するためのアジテータ12が配設されたミキシ
ングタンク10と、エマルジョン化された圧延油を圧延
機に供給するための、モータ16で駆動される給油ポン
プ14と、該給油ポンプ14で昇圧された圧延油をダブ
ルレジユース圧延材18の表面に直接散布するためのノ
ズル20と、を有する従来の直接使用圧延油供給装置に
、圧延油圧力制御装置40を付加したものである。
図において、22はペイオフリール、24はテンション
ロール、26は第1スタンド、28は第2スタンド、3
0は第3スタンド、32はテンションリール、34は、
第2スタンド28にダブルレジユース圧延材18冷却用
のクーラントを送給する給水ポンプ、36は、第2スタ
ンド28のロールを駆動するためのミルモータ、である
前記圧延油圧力制御装置40は、ミルモータ36の回転
数を検出し、圧延速度に応じた電圧信号を得るためのパ
イロット・ジェネレータ42と、ポンプ圧力の最低値に
1の設定機構44と、ポンプ圧力の2乗特性のゲインに
2の設定機構46と、圧延速度が一定値、例えば550
m/分、以下の時、前記最低値設定機構で設定された一
定ポンプ圧力に1 を出力し、圧延速度が前記一定値以
上の時、前記2乗特性設定機構で設定されたゲインに2
の2乗特性を有するポンプ圧力を出力する関数発生器4
8と、給油ポンプ14を駆動するモータ16を制御する
ポンプ制御装置50と、ポンプ14の出側圧力を検出す
る圧力発信器52と、を備え、該圧力発信器52で検知
された圧延油圧力がポンプ制御装置50に負帰還するよ
うにされている。
以下、作用を説明する。
まず、第2スタンド28のロールを駆動するミルモータ
36に配設されたパイロット・ジェネレータ42により
検出される圧延速tJjvが一定値、例えば550m/
分以下である場合には、関数発生器48は、最低値設定
機構44で設定された最低圧力に1 をポンプ制御装置
50に出力し、モータ16の回転数が制御され、給油ポ
ンプ14は一定圧力に1 で圧延油をノズル20からダ
ブルレジユース圧延材18に散布する。
この給油ポンプ14の出側圧力は、圧力発信器52で監
初されており、ポンプ等の圧力損失があっても、ポンプ
出側圧力が設定値と等しくなるよう圧力発信器52を利
用して負帰還制御されている。
パイロット・ジェネレータ42で検知される圧延速度v
が550m/分以上となると、関数発生器43は、2乗
特性設定機構46で設定された2乗特性(ゲインに2)
に従ったポンプ圧力をポンプ制御装置50に出力する。
するとポンプ制御装置50は、該信号に応じてモータ1
6を制御し、給油ポンプ14は、圧延速度の2乗に比例
した圧力**で圧延油をノズル20に供給する。
この時においても、ポンプ出側圧力は圧力発信器52で
監視されており、関数発生器48で設定した値と一致す
るよう負帰還制御されている。
前記最低値設定機構44で設定する最低圧力は、前記(
4)式で計算される必要最小衝突速度に応じて決定され
、例えば、エマルジョン粒径が、それそえ2.2μm、
5.0μmの時には、第1表に示すごとく、それぞれ2
.0mイーG、1.0ツ油Gとすることができる。
本実施例においては、圧延油圧力制御装置に、最低値設
定機構及び2乗特性設定機構を設けているので、圧延状
況に応じて、圧延油の供給特性を容易に変更することが
可能である。
又、本実施例においては、給油ポンプの出側圧力をポン
プ制御装置に負帰還するようにしているため、圧力損失
等があっても、正確な給油圧力を得ることができる。
なお、給油ポンプ14を駆動するモータの回転速塵を電
機子電圧で調節する場合は、電圧と回転数が比例し、更
に、ポンプ自身が回転数と圧力の平方根が比例するもの
であれば、この負帰還は省略することも可能である。
なお、前記実施例においては、圧延油の供給圧力が、5
50m/分以上で2乗特性を廟するようにされていたが
、この圧延油の供給特性を変える圧延速度は550m/
分に限定されず、圧延材等に応じて使用されるエマルジ
ョン直径により決まる最低圧力の必要値と第3図の実線
Eの交点で決まる速度に適宜変更可能である。
以上説明したとおり、本発明は、ダブルレジューシング
ミルに使用される直接使用圧延油の供給方法において、
圧延油の供給圧力を、圧延速度が小である時は、エマル
ジョンをプレートアウトさせるのに必要な一定小圧力と
し、圧延速度が犬である時は、圧延速度の2乗に比例し
て増大するようにしたので、圧延油のエマルジョンを小
粒径化しても、圧延性が低下することがなく、又、圧延
速度が高速化されても、圧下刃が増大することがないと
いう優れた効果を有する。
又、前記方法を実施する装置として、直接使用圧延油を
ポンプでダブルレジユース圧延材に供給する直接使用圧
延油の供給装置において、圧延速度を検知する遠吠検知
手段と、ポンプ圧力の最低値設定手段と、ポンプ圧力の
2乗特性設定手段と、前記遠吠検知手段で検知された圧
延速度が一定値以下の時は、前記最低値設定手段で設定
された一定ポンプ圧力を出力し、圧延速度が一定値以上
の時は、前記2乗特性設定手段で設定された2乗特性を
有するポンプ圧力を出力する関数発生器と、該関数発生
器出力によりポンプを制御するポンプ制御手段と、ポン
プ出側に配設された圧延油圧力検知手段と、を備え、圧
力検知手段で検知された圧延油のポンプ出側圧力を、ポ
ンプ制御手段に負帰還するようにしたので、ポンプ圧カ
ー圧延速度特性を、圧延状況に応じて容易に変更でき、
かつ、関数発生器出力に応じた圧力で直接使用圧延油を
ダブルレジユース圧延材に散布できるという優れた効果
を廟する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、直接使用圧延油のエマルジョン粒径を変えた
場合の圧延速度と圧下刃の関係を示す線図、第2図は、
直接使用圧延油の供給圧カー圧延或いは流量との関係を
示す線図、第4図は、本発明に係る直接使用圧延油の供
給装置が配設された速度特性を変えた場合の圧延速度と
圧延圧力の関係を示す線図、第3図は、圧延速度とポン
プ圧力4重3スタンドタンデム圧延機からなるダブルレ
ジューシングミルの構成を示すブロック線図である。 10・・・・・・ミキシングタンク、14・・・・・・
給油ポンプ、16・・・・・・モータ、18・・・・・
・ダブルレジユース圧延材、20・・・・・・ノズル、
40・・・・・・圧延油圧力制御装置、42・・曲パイ
ロット°ジェネレータ・44・・・・・・最低値設定機
構、46・・・・・・2乗特性設定機構、48・・・・
・・関数発生器、50・・・・・・ポンプ制御装置、5
2・・・・・・圧力発信器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ダブルレデューシングミルに使用される直接使用圧
    延油の供給方法において、圧延油の供給圧力を、圧延速
    度が小である時は、エマルジョンをプレートアウトさせ
    るのに必要な一定小圧力とし、圧延速度が犬である時は
    、圧延速度の2乗に比例して増大するようにしたことを
    特徴とする直接使用圧延油の供給方法。 2 直接使用圧延油をポンプでダブルレジユース圧延材
    に供給する直接使用圧延油の供給装置において、圧延速
    度を検知する速度検知手段と、ポンプ圧力の最低値設定
    手段と、ポンプ圧力の2乗特性設定手段と、前記速度検
    知手段で検知された圧延速度が一定値以下の時は、前記
    最低値設定手段で設定された一定ポンプ圧力を出力し、
    圧延速度が一定値以上の時は、前記2乗特性設定手段で
    設定された2乗特性を有するポンプ圧力を出力する関数
    発生器と、該関数発生器出力によりポンプを制御するポ
    ンプ制御手段と、ポンプ出側に配設された圧延油圧力検
    知手段と、を備え、圧力検知手段で検知された、圧延油
    のポンプ出側圧力をポンプ制御手段に負帰還するように
    したことを特徴とする直接使用圧延油の供給装置。
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