JPS5826903Y2 - 袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡単にしかもしっかりと封じることができ、表
面に閉封用の粘着剤部はあるものの、使用前には粘着部
が覆われていて、したがって積み重ねておいても互いに
くっつくことがなく、保管も不都合なく行なえる袋に関
する。

しかして本考案の袋１は、上口部２を密封するとともに
、前後胴部３ ａ 、３ ｂにおける前記密封上口部の
下位となる個所に開封用のミシン目等よりなる切取線４
を胴部幅わたりに附設し、かつ一方の胴部における前記
切取線４を軸とする上下対称位置に剥離面部９と粘着面
部８を形成したものとしである。

上記構成において、剥離面部９はシリコン剤にて形成す
ればよく、また、上口部２の密封は接着剤や糊にて行な
うほかに、内面に合成樹脂膜をラミネートやコーティン
グで形威しである袋のばあいには、ヒートシールにて行
なうようにすればよく、図中の符号７はヒートシール部
を示す。

本考案の袋は上述した構造のもので、未使用時には、密
封上口部２を切取線４の個所で折り曲げて、剥離面部９
が粘着面部８に貼り付けられる状態にしておく。

かくしておくことにより、粘着部８は折曲閉封上口部に
よって蔭蔽されているので、多数積み重ねても袋どうし
がくっつくことはなく、積み重ねて保管ができる。

使用する際には、まず閉封上口部２を第２図のごとく折
り返しく閉封上口部は剥離面部９が粘着面部８と粘着し
ているので、折り返しが容易にできる）、次いで閉封上
口部２を切取線４の個所がら切り取る。

かくすることにより袋は開封されて、中へ物を入れるこ
とができ、物を入れたら、開封口部を、例えば゛第３図
、第４図のごとく２回続けて折り返すと、粘着面部８が
後胴部３ｂに粘着し、開封口部は２重折りされたままに
しっかりと閉封される。

このように、本考案の袋は、開封口部が２重折りされた
状態にしっかりと閉封できるので、内容物が含液物、例
えば生ごみやおう吐物であっても、開封口部から液漏れ
することはなく、これらに対しても安心して使用できる
のである。

なお、開封口部を逐次２回折りすることと、その折る個
所を示すために、図示のごとく折り目線５゜６を附して
おけば、迷うことなく使用できて好都合である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る袋の使用前の状態を示す一部破断
正面図、第２図は同上の袋の使用開始時の状態を示す正
面図、第３図および第４図は開封口部を逐次折り曲げて
閉封する状態を示す図である。 図中、１・・・・・・袋、２・・・・・・閉封上口部、
３ ａ 、３ ｂ・・・・・・前後胴部、４・・・・・
・切取線、５，６・・・・・・折り目線、７・・・・・
・ヒートシール部、８・・・・・・粘着面部、９・・・
・・・剥離面部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上口部を密封するとともに、前後胴部における前記密封
   上口部の下位となる個所に開封用のミシン目等よりなる
   切取線を胴部幅わたりに附設し、かつ一方の胴部におけ
   る前記切取線を軸とする上下対称位置に剥離面部と粘着
   面部を形威した袋。