JPS5826165B2 - 変圧器巻線 - Google Patents
変圧器巻線Info
- Publication number
- JPS5826165B2 JPS5826165B2 JP54052469A JP5246979A JPS5826165B2 JP S5826165 B2 JPS5826165 B2 JP S5826165B2 JP 54052469 A JP54052469 A JP 54052469A JP 5246979 A JP5246979 A JP 5246979A JP S5826165 B2 JPS5826165 B2 JP S5826165B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- cooling duct
- foil
- auxiliary conductor
- wedge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/2876—Cooling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は変圧器巻線に係り、特に冷却ダクトを設けた巻
線内における電位分布の局部的不均一性を改善するため
の補助導体の配置構造に関する。
線内における電位分布の局部的不均一性を改善するため
の補助導体の配置構造に関する。
一般に変圧器においては、サージ電圧の侵入による内部
電位振動を抑圧するため巻線の対地静電容量と直列静電
容量との比を小さく、換言すれば直列静電容量を大きく
する努力が払われている。
電位振動を抑圧するため巻線の対地静電容量と直列静電
容量との比を小さく、換言すれば直列静電容量を大きく
する努力が払われている。
この直列静電容量を増大させる方法として幅広状の条帯
や箔とかシート状の導体を用いて巻回間の対向面積を大
きくすることが挙げられる。
や箔とかシート状の導体を用いて巻回間の対向面積を大
きくすることが挙げられる。
箔巻線はそれ自体で直列静電容量が大きな変圧器巻線で
あるが、箔巻線の冷却上巻回間に冷却ダクトを設ける場
合、第１図に示すように巻線１の巻回間に単に楔２を介
在させて冷却ダクト３を設けると、冷却ダクト３を挾む
巻回間の静電容量が冷却ダクトを挾まない他の巻回間の
静電容量に比べて非常に小さくなるためサージ電圧が侵
入した場合、第２図■の如く冷却ダクト３を挾む巻回間
で大きな電圧を分担することになる。
あるが、箔巻線の冷却上巻回間に冷却ダクトを設ける場
合、第１図に示すように巻線１の巻回間に単に楔２を介
在させて冷却ダクト３を設けると、冷却ダクト３を挾む
巻回間の静電容量が冷却ダクトを挾まない他の巻回間の
静電容量に比べて非常に小さくなるためサージ電圧が侵
入した場合、第２図■の如く冷却ダクト３を挾む巻回間
で大きな電圧を分担することになる。
従来かかる電位分布の不均一性を解決するため第３図に
示すように冷却ダクト３の内側での巻線１の最外周に補
助導体４の端をろう付けして冷却ダクト３の外側に引き
出し冷却ダクト３の内側巻線最外周と外側巻線内周とを
同電位としていた。
示すように冷却ダクト３の内側での巻線１の最外周に補
助導体４の端をろう付けして冷却ダクト３の外側に引き
出し冷却ダクト３の内側巻線最外周と外側巻線内周とを
同電位としていた。
しかし、この構造の場合巻線作業中にろう付は工程が入
ること、およびろう付けした補助導体４が巻線１に対し
て不揃いにならぬよう配慮することなど、巻線作業を非
常に煩雑にし多大の時間を要していた。
ること、およびろう付けした補助導体４が巻線１に対し
て不揃いにならぬよう配慮することなど、巻線作業を非
常に煩雑にし多大の時間を要していた。
そこで、本発明は上述の欠点に鑑み巻線内の電位分布の
不均一性を是正する補助導体を具備した箔巻線の巻線作
業を簡単化し、巻線工数を低減した変圧器巻線の提供を
目的とし、新規な着想に基づき発明されたものである。
不均一性を是正する補助導体を具備した箔巻線の巻線作
業を簡単化し、巻線工数を低減した変圧器巻線の提供を
目的とし、新規な着想に基づき発明されたものである。
かかる目的を達成するため本発明としては、箔巻線巻回
間に楔を介在させて冷却ダクトを形成した変圧器巻線に
おいて、上記冷却ダクトの内側に巻回された上記箔巻線
の外周に、この箔巻線に対して絶縁された補助導体の端
がとぎれている片側を一周分重ねて密着巻回し、上記冷
却ダクトを通過した上記補助導体の端がとぎれている他
の片側を上記冷却ダクトの外側の上記箔巻線内周に一周
分重ねて密着巻回したことを特徴とする。
間に楔を介在させて冷却ダクトを形成した変圧器巻線に
おいて、上記冷却ダクトの内側に巻回された上記箔巻線
の外周に、この箔巻線に対して絶縁された補助導体の端
がとぎれている片側を一周分重ねて密着巻回し、上記冷
却ダクトを通過した上記補助導体の端がとぎれている他
の片側を上記冷却ダクトの外側の上記箔巻線内周に一周
分重ねて密着巻回したことを特徴とする。
ここで、第４図および第６図を参照しつつ本発明の詳細
な説明する。
な説明する。
第４図および第６図中において第１図および第３図と同
一部分には同一符号を付す。
一部分には同一符号を付す。
第４図において、冷却ダクト３を形成する楔２と接する
冷却ダクト３の内側の箔巻線１の外周には約半周にわた
って補助導体４が密着して重ねられている。
冷却ダクト３の内側の箔巻線１の外周には約半周にわた
って補助導体４が密着して重ねられている。
補助導体４が半周した箇所では箔巻線１の最外周は冷却
ダクト３を通って楔２の外側に引出され、楔２の外側に
巻回されることになる。
ダクト３を通って楔２の外側に引出され、楔２の外側に
巻回されることになる。
補助導体４は残りの半周にっき楔２の内側に巻回され、
さらに補助導体４自体−周した箇所で冷却ダクト３を通
って楔２の外側に引出され、楔２の外側に巻回されるこ
とになる。
さらに補助導体４自体−周した箇所で冷却ダクト３を通
って楔２の外側に引出され、楔２の外側に巻回されるこ
とになる。
すなわち、補助導体４は冷却ダクト３の内側で一周巻回
している。
している。
楔２の外側では補助導体４が楔２に接して半周巻回され
、残りの半周は楔２外に引き出された箔巻線１によって
箔巻線１間に密着して巻回されている。
、残りの半周は楔２外に引き出された箔巻線１によって
箔巻線１間に密着して巻回されている。
ここから判明するように、楔２の外側でも補助導体４は
一周巻回されることになる。
一周巻回されることになる。
補助導体４は絶縁された導体であり、冷却ダクト３の内
外で各々−周分巻回されているのは静電結合を充分前る
ためである。
外で各々−周分巻回されているのは静電結合を充分前る
ためである。
こうして、補助導体４は箔巻線１と楔２との間および箔
巻線１間に密着保持され、換言すれば冷却ダクト３の内
側の箔巻線の外周および冷却ダクト３の外側の箔巻線の
内周に重ねられており、従来のようなろう付けを必要と
しない。
巻線１間に密着保持され、換言すれば冷却ダクト３の内
側の箔巻線の外周および冷却ダクト３の外側の箔巻線の
内周に重ねられており、従来のようなろう付けを必要と
しない。
第５図の実施例は第４図の実施例を更に発展させて巻線
作業を簡略化させたものである。
作業を簡略化させたものである。
すｆ、ｆわち、一本の補助導体４の約１／２長さをリン
グ状に形成し、残りの約１／２長さを楔２の半径方向寸
法分だけ、先に成形したリングより太きｆｉ Ｒで、や
はりリング状に同心円状に底形する。
グ状に形成し、残りの約１／２長さを楔２の半径方向寸
法分だけ、先に成形したリングより太きｆｉ Ｒで、や
はりリング状に同心円状に底形する。
そして、補助導体４の内側のリングと外側のリングとの
間に楔２を介在させ、冷却ダクト３を形成する。
間に楔２を介在させ、冷却ダクト３を形成する。
このように、予め冷却ダクト３を、補助導体４およ２に
より形成しておくと、箔巻線１の巻回作業途中にてこれ
を嵌めこむのみでよく箔巻線１の巻回を続行することが
可能となり巻線作業は非常に簡略化される。
より形成しておくと、箔巻線１の巻回作業途中にてこれ
を嵌めこむのみでよく箔巻線１の巻回を続行することが
可能となり巻線作業は非常に簡略化される。
第６図は第５図のＡ−Ｎ線断面であって、箔巻線１およ
び補助導体４はそれぞれ絶縁被覆を有し、前述の如く静
電的にのみ結合されている。
び補助導体４はそれぞれ絶縁被覆を有し、前述の如く静
電的にのみ結合されている。
なお、補助導体４に機械的強度を持たせ巻線作業性を容
易とするため補助導体４の厚さを箔より厚くしてもよく
、巾も箔の巾に比べ適宜かえることも有効な方法である
。
易とするため補助導体４の厚さを箔より厚くしてもよく
、巾も箔の巾に比べ適宜かえることも有効な方法である
。
こうして、箔巻線１と補助導体４とを重ねて巻回するこ
とで楔２を挾む内外の箔巻線間の電位分布は、第２図■
に示すように均一とすることができる。
とで楔２を挾む内外の箔巻線間の電位分布は、第２図■
に示すように均一とすることができる。
以上実施例にて具体化したように本発明によれば、冷却
ダクトの内側および外側の箔巻線外周および箔巻線内周
に補助導体を一周外重ねたことにより、巻線内の電位分
布の不均一性を大幅に是正できることはもちろん、巻線
作業中従来のようなろう付は工程が省略できて巻線作業
の簡単化と短時間作業性を図ることができ、さらにこの
構成による巻線単位を軸方向に複数個配置し、直列に接
続した巻線全体でみた場合の直列静電容量も大きくなり
、巻線単位間の分担電圧が低く抑えられるので絶縁寸法
が縮小でき機器全体の小形化が図れるなど多大な効果を
奏する。
ダクトの内側および外側の箔巻線外周および箔巻線内周
に補助導体を一周外重ねたことにより、巻線内の電位分
布の不均一性を大幅に是正できることはもちろん、巻線
作業中従来のようなろう付は工程が省略できて巻線作業
の簡単化と短時間作業性を図ることができ、さらにこの
構成による巻線単位を軸方向に複数個配置し、直列に接
続した巻線全体でみた場合の直列静電容量も大きくなり
、巻線単位間の分担電圧が低く抑えられるので絶縁寸法
が縮小でき機器全体の小形化が図れるなど多大な効果を
奏する。
第１図および第３図は従来の変圧器用箔巻線の簡略断面
図で、第１図は補助導体が無いもの第３図は補助導体を
ろう付けしたものを示し、第２図は巻線内の電位分布図
、第４図ないし第６図は本発明による変圧器巻線の実施
例を示す簡略断面図で、第４図は一実施例、第５図は他
の実施例、第６図は第５図のＡ−Ｎ線断面を示す。 図面中、１は箔巻線本体、２は楔、３は冷却ダクト、４
は補助導体である。
図で、第１図は補助導体が無いもの第３図は補助導体を
ろう付けしたものを示し、第２図は巻線内の電位分布図
、第４図ないし第６図は本発明による変圧器巻線の実施
例を示す簡略断面図で、第４図は一実施例、第５図は他
の実施例、第６図は第５図のＡ−Ｎ線断面を示す。 図面中、１は箔巻線本体、２は楔、３は冷却ダクト、４
は補助導体である。
Claims (1)
- １ 箔巻線巻回間に楔を介在させて冷却ダクトを形成し
た変圧器巻線において、上記冷却ダクトの内側に巻回さ
れた上記箔巻線の外周に、この箔巻線に対して絶縁され
た補助導体の端がとぎれている片側を一周分重ねて密着
巻回し、上記冷却ダクトを通過した上記補助導体の端が
とぎれている他の片側を上記冷却ダクトの外側の上記箔
巻線内周に一周分重ねて密着巻回したことを特徴とする
変圧器巻線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54052469A JPS5826165B2 (ja) | 1979-05-01 | 1979-05-01 | 変圧器巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54052469A JPS5826165B2 (ja) | 1979-05-01 | 1979-05-01 | 変圧器巻線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55145318A JPS55145318A (en) | 1980-11-12 |
| JPS5826165B2 true JPS5826165B2 (ja) | 1983-06-01 |
Family
ID=12915567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54052469A Expired JPS5826165B2 (ja) | 1979-05-01 | 1979-05-01 | 変圧器巻線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5826165B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6254465U (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-04 |
-
1979
- 1979-05-01 JP JP54052469A patent/JPS5826165B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6254465U (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55145318A (en) | 1980-11-12 |
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