JPS5825793B2 - セルロ−ズ系繊維の防染法 - Google Patents

セルロ−ズ系繊維の防染法

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JPS5825793B2
JPS5825793B2 JP53163009A JP16300978A JPS5825793B2 JP S5825793 B2 JPS5825793 B2 JP S5825793B2 JP 53163009 A JP53163009 A JP 53163009A JP 16300978 A JP16300978 A JP 16300978A JP S5825793 B2 JPS5825793 B2 JP S5825793B2
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久繁 寺尾
省三 内藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセルローズ系繊維の防染法に関するものであり
、更に詳しくは本発明はセルローズ系繊維にスルフアー
トエチルスルホン型反応染料及び揮発性有機酸のアルカ
リ金属塩を含むpH4〜9のパッド浴をパッドし、中間
乾燥し、次いで低反応置換型反応染料、前記スルフアー
トエチルスルホン型反応染料の防染剤及び酸結合剤を含
む捺染糊を印捺し、固着処理することを特徴とするセル
ロ−ズ系繊維の防染法である。
従来、セルローズ系繊維の着色防染法として、スルフア
ートエチルスルホン型反応染料の防染剤と低反応置換型
反応染料を含む捺染糊を印捺した上に、スルフアートエ
チルスルホン型反応染料の捺染糊をオーバープリントす
る方法が実施されている。
しかしこの方法は、捺染加工において最も付加価値の高
い着色抜染に比べ、捺染面では同等効果を得られたとし
ても、捺染裏面が白く価値感に乏しいとされている。
一方、セルローズ系繊維の着色抜染法としては、繊維の
風合及び堅ろう皮面から、有利な方法として、可抜性反
応染料の地染め上にスレン染料を印捺する方法が実施さ
れている。
しかし、とのスレン染料の着色抜染は、適用染料の制約
、鮮明度の限界、操作管理が困難、再現性に劣る等の諸
問題があり、これらを改善できる方法が渇望されている
すなわち、スレン染料による着色抜染法で問題となる諸
事項が反応染料で代替できれば最も理想的と言える。
このような背景のもとにスルフアートエチルスルホン基
を持つ反応染料をパッド、乾燥し、しかる後、防染剤を
含む低反応置換型反応染料の捺染糊を印捺、乾燥後、発
色する防染方法が提案されている。
しかしこの場合、染料のパッド浴には重炭酸ソーダが用
いられているため、パッド浴中の安定性に問題があり、
また染料の一部が反応染着するための防染効果が劣り、
実用的には問題があった。
本発明者等は工程管理が容易で、再現性が高く、染料及
び鮮明な色調の選定範囲が広い着色抜染効果を得る方法
について鋭意検討した結果前記方法により目的を達成で
きることを見い出した。
本発明において、スルフアートエチルスルホン型反応染
料とは基−8O2CH2CH20SO3Hを反応基とす
る染料である。
これに属する染料はすでに多数知られている。
本発明において揮発性有機酸のアルカリ金属塩としては
、ギ酸ソーダ、酢酸ソーダ、トリクロル酢酸ソーダなど
が例としてあげられ、通常染料に対して0.5〜1.5
重量部、好ましくば0.7〜1.0重量部が用いられる
また、好ましく併用できる揮発性有機酸としては、ギ酸
、酢酸などの低級カルボン酸があげられる。
ここで、染料のパッド浴中には、必要に応じて薬剤、例
えばマイグレーション防止剤としてアルギン酸ソーダ、
無水マレイン酸と酢酸ビニール共重合ナトリウム塩、還
元防止剤としてメタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ、
金属イオン封鎖剤としてポリ燐酸ソーダなどを任意に使
用できる。
本発明において、スルフアートエチルスルホン型反応染
料の防染剤としては、スルフアートエチルスルホン型反
応染料と化学的結合する公知の薬剤がいずれも適用でき
、例えば、ヒドロキシメタンスルホン酸ソーダ、酸性亜
硫酸ソーダ、また、ジエチルアミン、エチレンシア□ン
、ジエチレントリアミン、アミノ酸などのアミン類、グ
アニル化合物、芳香族モノスルホンアミド、環状アミノ
トリアジンおよびホルムアルデヒドの混合溶解物に硬化
触媒を加えて得られる陽イオン性共縮合物などのポリカ
チオン化合物あるいは特開昭53−114989号公報
、特開昭53−114990号公報記載の化合物などが
あげられる。
具体的には、クリーンテックスpwc(共栄化学社製品
)、GCR−13(日本染化社製品)、ユニストンRR
30(林化学社製品)、SSRペースト500コンク(
古川化学社製品)、レジストールHWG(明成化学社製
品)などが用いられる。
これらの使用量は、パッディングに用いる染料の種類、
濃度および生地形態によって適宜決められる。
本発明において低反応置換型反応染料としては、着色抜
染効果を得るための、いわゆる差し色染料としての機能
を有するものであり、このような染料としては、下記の
ものが例としてあげられる。
モノクロルメトキシトリアジン型反応染料このような反
応基を有する染料それ自体はすでに多数知られている。
また、酸結合剤としては重炭酸ソーダあるいはソーダ灰
など一般的に知られているものがいずれも適用できる。
本発明方法について説明すると、スルフアートエチルス
ルホン型反応染料と揮発性有機酸のアルカリ金属塩およ
び好ましくは揮発性有機酸を含むpH4〜9、好ましく
はpH5〜7のパッド液を調製する。
このとき、必要により還元防止剤、金属イオン封鎖剤、
マイグレーション防止剤などが添加できる。
得られたパッド液をセルローズ系繊維にパッドし、次い
で中間乾燥を行なう。
このときの温度は、特に制限はないが連続的に短時間で
行なうときは120〜130℃で行なうことができる。
このときスルファ−ストエチルスルホン型反応染料はセ
ルローズ系繊維に未活性のまま保持されており、固着さ
れていないことは重要である。
次に低反応置換型反応染料と、前記スルフアートエチル
スルホン型反応染料の防染剤および酸結合剤および必要
に応じ一般の一相捺染に用いられる湿潤溶解剤たとえば
尿素、還元防止剤たとえばメタニトロベンゼンスルホン
酸ソーダ、金属イオン封鎖剤たとえばヘキサメタ燐酸ソ
ーダなどとアルギン酸ソーダ糊で調製した捺染糊を用い
て印捺、乾燥し、通常の固着処理、たとえば蒸熱処理(
常圧スチーム100−105℃Xl0−15分、高圧ス
チーム110〜b HTスチーム100〜150℃×5〜15分)あるいは
、乾熱処理(120〜150°CX3〜5分)などによ
り発色させる。
次いでノニオン系洗浄剤を含むソーピング浴で処理して
仕上げる。
本発明では、薄手生地の捺染の場合、アルギン酸ソーダ
にベントナイトを併用することにより更に尖鋭、濃厚な
図柄を得ることができる。
また、厚手生地では、非イオン系浸透剤などの添加で防
染効果を助長させることもできる。
このようにして、従来、不可能とされていた風合および
堅ろう度良好な染料着色抜染効果が反応染料のみによっ
て、作業性容易で、かつ、鮮明な色相をもって得ること
ができ、本発明の工業時価値は極めて高い。
次に実施例をもって本発明を具体的に説明する。
文中、部は重量部である。
実施例 1 スミフィックス・ブラックB(スルフアートエチルスル
ホン型反応染料:住友化学社製品)70部を熱湯約30
0容量部に溶解し、冷却したのち、メタニトロベンゼン
スルホン酸ソーダ10部とへキサメタ燐酸ソーダ5部、
アルギン酸ソーダ1部および酢酸ソーダ60部と酢酸5
5容量部を加え、残量を水で計1000容量部のパッド
液(pH5)を調製する。
この液を綿布帛にパッドし、130℃、90秒の中間乾
燥を行なう。
別にスミフィックス・ブリリアント・エローH−3G(
モノクロルトリアジン型反応染料:住友化学社製品)5
0部を熱湯200部と尿素60部に完全溶解させ、冷却
させた後、ダックアルギンN5PLL(鴨川化成社製品
)10%ペースト515部、重炭酸ソーダ25部、メタ
ニトロベンゼンスルホン酸ソーダ10部、ヘキサメタ燐
酸ソーダ5部およびクリーンテックスPWC(スルフア
ートエチルスルホン型反応染料の防染剤:共栄化学社製
品)25%液150部を加え、計1000部の均一な捺
染糊を調製する。
この捺染糊を前記パッド乾燥布に印捺、乾燥したのち、
100℃、15分のスチーム処理を施こし、水洗、ソー
ピング、水洗して仕上げる。
この方法により濃厚で尖鋭な図柄を有する防染布が得ら
れ、加工効果は着色抜染と同等である。
実施例 2 スミフィックス・ブリリアント・レッドBS(スルフア
ートエチルスルホン型反応染料:住友化学社製品)50
部を熱湯約300容量部に溶解し、冷却したのち、メタ
ニトロベンゼンスルホン酸ソーダ10とへキサメタ燐酸
ソーダ5部、アルギン酸ソーダ1部およびギ酸ソーダ4
0部と酢酸5容量部を加え、残量を水で計1000部の
パッド液(pH6)を調製する。
この液をレーヨン布帛にパッドし、120℃、2分の中
間乾燥を行なう。
別にC,1,リアクティブ・フル17(トリクロルピリ
ミジン型反応染料)50部を熱湯270部と尿素50部
に完全溶解させ、冷却させた後、ダックアルギンN5P
LL(鴨川化或社製品)10%ペースト400部、ソー
ダ灰15部、メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ10
部、ヘキサメタ燐酸ソーダ5部およびGCR−13(防
染剤二日本染化社製品)200部を加え、計1000部
の均一な捺染糊を調製する。
この捺染糊を前記パッド乾燥布に印捺、乾燥したのち、
120℃、10分のHTスチーム処理を施こし、水洗、
ソーピング、水洗して仕上げる。
かくして青色を差し色とした良好な着色防染布が得られ
た。
これに対し、パッド浴中のギ酸ソーダおよび酢酸に代え
て重炭酸ソーダ(15部)を用いた場合は、差し色の青
色に紫色となり捺染に用いた青色の色相が得られなかっ
た。
実施例 3 スミフィックス・ブリリアント・ブルーR(スルフアー
トエチルスルホン型反応染料:住友化学社製品)50部
を熱湯約300容量部に溶解し、冷却したのち、メタニ
トロベンゼンスルホン酸ソーダ10部とへキサメタ燐酸
ソーダ5部、タマノリ5A−25(マイグレーション防
止剤:荒用林産社製品)lO容量部および酢酸ソーダ4
0部とギ酸(80%)10容量部を加え、残量を水で計
1ooo容量部のパッド液(pH5)を調製する。
この液をT/C混紡布(657,35)にパッドし、1
20℃、2分の中間乾燥を行なう。
別にC,1,リアクティブ・レッド85(モノクロルメ
トキシトリアジン型反応染料)30部を熱湯200部と
尿素80部に完全溶解させ、冷却させた後、ダックアル
ギンN5PLL(鴨川化成社製品)10%ペースト50
0部、重炭酸ソーダ20部、メタニトロベンゼンスルホ
ン酸ソーダ10部、ヘキサメタ燐酸ソーダ5部およびク
リーンテックスPWC(防染剤:共栄化学社製品)25
%液150部、ベントナイト5部を加え、計1000部
の均一な捺染糊を調製する。
この捺染糊を前記パッド乾燥布に印捺、乾燥したのち、
120℃、20分の高圧スチーム処理を施こし、水洗、
ソーピング、水洗して仕上げる。
かくして、レッド色を差し色とした霜降調の着色防染布
が得られた。
また、パッド浴に、酢酸ソーダとギ酸に代えて、重炭酸
ソーダを使用する場合に比べ浴安定性も大巾に向上でき
た。
実施例 4 スミフィックス・ネイビーフルーGS(スルフアートエ
チルスルホン型反応染料:住友化学社製品)10部を熱
湯約300容量部に溶解し、冷却したのち、メタニトロ
ベンゼンスルホン酸ソーダ10部とへキサメタ燐酸ソー
ダ5部、アルギン酸ソーダ2部および酢酸ソーダ8部と
酢酸2容量部を加え、残量を水で計1000容量部のパ
ッド液(pH6)を調製する。
この液を綿ボイル布帛にパッドし、110℃、2分の中
間乾燥を行なう。
別にスミフィックス・ブリリアント・オレンジH−G(
モノクロルトリアジン型反応染料:住友化学社製品)4
0部を熱湯220部と尿素80部に完全溶解させ、冷却
させた後、ダックアルギンN5PLL(鴨川化成社製量
)10%ペースト350部、ベントナイト75部、重炭
酸ソーダ20部、メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ
10部、ヘキサメタ燐酸ソーダ5部およびユニストンR
R−30(防染剤:林化学社製品)200部を加え、計
1000部の均一な捺染糊を調製する。
この捺染糊を前記パッド乾燥布に印捺、乾燥したのち、
150℃、5分の乾熱処理を施こし、水洗、ソーピンク
、水洗して仕上げる。
かくして、オレンジ色を差し色とした良好な着色防染布
が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルローズ系繊維にスルフアートエチルスルホン型
    反応染料及び揮発性有機酸のアルカリ金属塩る含むpH
    4〜9のパッド浴をパッドし、中間乾燥し1、次いで低
    反応置換型反応染料、前記スルフアートエチルスルホン
    型反応染料の防染剤及び酸結合剤を含む捺染糊を印捺し
    、固着処理することを特徴とするセルローズ系繊維の防
    染法。 2 パッド浴に揮発性有機酸を併用することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の防染法。 3 パッド浴のpHを5〜7に調整することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の防染法。
JP53163009A 1978-12-28 1978-12-28 セルロ−ズ系繊維の防染法 Expired JPS5825793B2 (ja)

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