JPS5824428B2 - ポリペプチドの製造法 - Google Patents

ポリペプチドの製造法

Info

Publication number
JPS5824428B2
JPS5824428B2 JP56140117A JP14011781A JPS5824428B2 JP S5824428 B2 JPS5824428 B2 JP S5824428B2 JP 56140117 A JP56140117 A JP 56140117A JP 14011781 A JP14011781 A JP 14011781A JP S5824428 B2 JPS5824428 B2 JP S5824428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
water
ala
pro
acetic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56140117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5791965A (en
Inventor
藤野政彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP56140117A priority Critical patent/JPS5824428B2/ja
Publication of JPS5791965A publication Critical patent/JPS5791965A/ja
Publication of JPS5824428B2 publication Critical patent/JPS5824428B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は強力な排卵コントロール作用を有する新規ポリ
ペプチド類の製造法に関する。
さらに詳しくは、 式(I) 〔式中、Rは水酸基を有しまたは有しない低級アルキル
基を示す。
又Alaは9体、他は5体を示−漬で表わされるポリペ
プチドを製造するためにピログルタミン酸またはピログ
ルタミン酸をN−末端とし以下上記に相当するアミノ酸
配列を有する部分ペプチドと上記目的のポリペプチド残
余部分とを縮合させることを特徴とする上記ポリペプチ
ドの製造法である。
本明細書においては国際的な規則にもとづいて次のよう
に略語を用いる。
NLe :ノルロイシン、Z:カルボベンゾキシ、H
ONBにN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2・3−
ジカルボキシイミド、DCC :N−N’−ジシクロ
へキシルカルボジイミド、OMe :メチルエステル
、OBZLニペンジルエステル。
本発明の目的化合物は全て文献未載の新規ペプチド体で
あり、優れた排卵コントロール作用を示し、動物の脳下
垂体に働いて黄体形成刺戟ホルモンおよびf胞細胞刺戟
ホルモンの分泌を促進する。
従って医薬品として脳下垂体機能の診断や同機能の低下
症の治療に有用であることは勿論、動物用薬品として排
卵促進剤としても有用なものである。
脳下垂体から分泌される黄体形成刺戟ホルモン(LH)
と沢胞細胞刺戟ホルモン(FSH) は更に上位の視床
下部より分泌される分泌因子(RH)によって分泌の調
節を受けているが、このRHの化学構造が、(Pyr
)Glu−His −Trp =Ser −’l’yr
−Gly −Leu −Arg−Pro−Gly N
H2のデカペプチドアミドであることが明らかにされた
( A、 V、 S challyら、B ioche
m、 B 1ophys 、Res 。
Commun 1.43.1334(1971) ;R
G ui l lem inら、Proc、Nat、A
cad、Sci、USA、炙旦、278(1972))
それに続いて数多くの類似ペプチド合成が行われ、それ
ら類似ペプチドの生物学的試験も行われているが、一般
に構成アミノ酸残基をわずかに変えるだけでもその生理
活性は著しく減少し、この化学構造が最も強い生理活性
発現に必須なものであると考えられていた( A、 V
、 S challyら、B iochm 、 B 1
ophys、Res、Commun、、4.366(1
972)、RoGui lleminら、Chimia
l 26.300(1972))。
ところが本発明者は、6位グリシンをD−Alaに置換
し、さらに10位グリシンを低級アルキルアミンに置換
した同属体が天然ペプチドよりも著しく強い生理活性を
示すことを見出した。
これは医薬品あるいは動物薬品としてこの様に複雑なペ
プチドである放出因子を安価に供給できる道を開(もの
である。
前記式(I)において、Rで表わされる低級アルキル基
としては、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル基などがあげられる。
これらは水酸基で置換されていてもよい。
一般にペプチド合成においては、原料物質であるアミノ
酸またはペプチドの縮合反応に関与しないアミノ基また
はカルボキシル基を保護してから縮合反応を行ない、目
的とするアミノ酸配列を形成させる手段が数多(確立さ
れているが、上記の本発明の方法を実施するにあたって
はこれらのいずれを用いてもよい。
本発明方法にあってその有利な具体例として次のような
手段が挙げられる。
(1) (a)C−末端のカルボキシル基が遊離であ
り、保護されもしくはされ、ていないピログルタミン酸
またはピログルタミン酸なN−末端とし以下上記式(I
)のアミノ酸配列を有する部分ペプチドと、(b)N−
末端のアミン基が遊離であり、上記目的ポリペプチドの
アミノ酸配列の残余部分(例、残余部分を構成する部分
ペプチド置換アミド、プロリン置換アミドあるいは置換
アミン)とを縮合剤の存在下に縮合させる手段。
(2) (a)C−末端のカルボキシル基が活性化さ
れており保護されもしくはされていな℃・ピログルタミ
ン酸またはピログルタミン酸をN−末端とし以下上記式
(I)のアミノ酸配列を有する部分ペプチドと、(b)
N−末端が遊離のアミノ基であり、上記目的のポリペプ
チドのアミノ酸配列の残余部分(例、残余部分を構成す
る部分ペプチド置換アミド、プロリン置換アミドあるい
は置換アミン)とを縮合させる手段。
(3) (a)C−末端のカルボキシル基が遊離であ
り、保護されもしくはされていないピログルタミン酸ま
たはピログルタミン酸をN−末端とし以下式(I)のア
ミノ酸配列を有する部分ペプチドと、(b)N−末端の
アミン基が活性化されており、上記目的ポリペプチドの
アミノ酸配列の残余部分(例、残余部分を構成する部分
ペプチド−置換アミド、プロリン−置換アミドあるいは
置換アミン)とを縮合させる手段。
ピログルタミン酸のピログルタミル基もしくはピログル
タミン酸をN−末端とし上記式(I)のアミノ酸配列を
有する部分ペプチドにおけるピログルタミル基はγ−カ
ルボン酸がエステル化されたり、アミド化されているグ
ルタミル基のように容易にピログルタミル基に導きうる
ものである場合を含む。
一般式(I)で示されるポリペプチドアミドは、ピログ
ルタミン酸の分子内アシルアミノ基、アルギンの側鎖ア
ミノ基以外にヒスチジン、トリプトファン、セリン、チ
ロシンなどに側鎖の反応性基を有し、ペプチド合成の常
法に従えば、これらの縮合反応性基を反応過程中保護し
ておき、これを反応終了後、自体公知の手段に従って除
去せしめるのが有利であると考えられる。
なお、反応性基を保護してから縮合反応を行なうことも
本発明方法の一実施の態様であり、そのための二、三の
具体例を示すとピログルタミン酸の分子内アシルアミノ
基の保護基および中間ペプチドのα−アミノ基のアミノ
基の保護基としてはベンジルオキシカルボニル基、t−
ブトキシカルボニル基、イソボルニルオキシカルボニル
基等が、ヒスチジンのイミノ基の保護基としては、たと
えばベンジル、トシル、2・4−ジニトロフェニル、t
−ブチルオキシカルボニル、カルボベンゾキシ等力、セ
リンの水酸基の保護基としては、たとえばベンジル、t
−7”チル等のエーテル等が、チロシンの水酸基の保護
基としては、たとえばベンジル、t−ブチル等のエーテ
ル等が、アルギニンのグアニジノ基の保護基としては、
たとえばニトロ基、トシル基、カルボベンゾキシ、イン
ボニルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニ
ル等が例示される。
しかし、ピログルタミン酸の分子内アシルアミノ基の保
護はピログルタミン酸自体を製造する意味と中間体の溶
解性に影響を及ぼす点で積極的な意義があるが、公知の
方法により製造することもでき、上記の縮合反応に際し
保護基を採用する場合は、得られるデカペプチドは一般
にそれぞれの反応性基が上記保護基で保護されているが
、これらの保護基は得られたポリペプチドのアミノ酸配
列を損なわないそれ自体公知の適当な手段でそれを除去
することができ、式(I)に示す遊離のポリペプチドを
与える。
このための手段としては、たとえばパラジウム黒、パラ
ジウム炭素、白金等の触媒を使用する接触還元、たとえ
ば弗化水素、トリフルオロ酢酸などを用いる酸分解、た
とえば液体アンモニア中金属ナトリウムなどを用いる還
元やギ酸中塩化第一スズによる還元等を挙げることがで
きる。
また上記のC−末端のカルボキシル基が活性化されてお
りN−末端のイミノ基が保護されもしくはされていない
ピログルタミン酸もしくはピログルタミン酸をN−末端
とし以下上記式(I)のアミノ酸配列を有する部分ペプ
チドは、公知の方法もしくは自体公知の方法により製造
することもできる。
そのような化合物のC−末端カルボキシル基の活性化さ
れた形態としては、具体的にはたとえば、対応する酸無
水物、たとえば炭酸のモノ低級アルキルエステルとの混
酸無水物、アジド、活性エステル(ペンタクロルフェノ
ール、2・4・5−トリクロルフェノール、2・4−ジ
ニトロフェノール、シアンメチルアルコール、パラニト
ロフェノール、N−ハイドロオキシフタルイミド、N−
ハイドロオキシフタルイミド、N−ハイドロオキシベン
ズトリアゾールなどのアルコール類とのエステル)等が
挙げられる。
なお、本発明者の知見によれば、活性エステルとして、
N−ハイドロキシ−5−ノルボルネン−2・3−ジカル
ボキシイミドエステルがことのほかこの目的に有利であ
る。
当該エステルを使用するとラセミ化現象やN−ハイドロ
キシサクシンイミドエステルの場合の副反応を起こすこ
となく、好都合に反応を行ないうる。
またN−ハイドロキシ−5−ノルボルネン−2・3−ジ
カルボキシイミドエステルを利用する場合は(a) C
−末端のカルボキシル基が遊離であり、保護されもしく
はされていないピログルタミン酸またはピログルタミン
酸をN−末端とし以下上記式(1)のアミノ酸配列を有
する部分ペプチド、(b)N−末端のアミン基が遊離で
あり、上記目的ポリペプチドのアミノ酸配列の残余部分
(例、残余部分を構成する部分ペプチド置換アミド、プ
ロリン、置換アミドあるいは置換アミン)、(C)脱水
剤およヒ(d)N−ハイドロキシ−5−ノルボルネン−
2・3−ジカルボキシイミドを一相で反応させ、上記イ
ミドエステルを反応液中で生成させ縮合反応を一操作で
進行させることもでき、特に推奨される。
活性化されたアミノ基を有するアミノ酸、ペプチドも、
公知の種類のものでよく、具体的には対応する亜リン酸
アミドなどが挙げられる。
このように、上記の目的とするペプチドを製造するため
には、種々の手段の組合わせが可能である。
また、脱水剤としてはペグチド合成に利用しうるものな
らどのようなものでも採用可能であるが、たとえばシン
クロヘキシルカルボジイミド(DCC)などのいわゆる
カルボジイミド試薬が特に好適である。
ペプチドの製造には多(の可能な工程が考えられるにも
カへわらず、最も好ましい工程は中間体の結晶性に依存
している場合が多い。
これは中間体での精製が特に最終産物の純度に影響する
からである。
この点、その好ましい一例を次に図示すPro −Rは
特に結晶性の良い化合物であり、中間体として極めて優
れている。
上式においてR1は、たとえばメチル、エチル、t−ブ
チル、ベンジルなどの通常のC−末端力ルボキシル基の
保護基であり、Rは前記と同意義を有する。
この場合それ自体公知の手段にしたがってよい。
縮合反応は一般に適宜の溶媒の存在下に行なわれ、その
ような溶媒としては具体的には、たとえば無水または含
水のジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、
ピリジン、クロロホルム、ジオキサン、ジクロルメタン
、テトラハイドロフラン等、またはこれらの混合物等が
挙げられる。
反応温度は通常は約−20℃〜30℃程度であるが適宜
に冷却あるいは加熱下に反応を行なってもよい。
アミド縮合を形成すべき二つの原料は通常は対応モルで
用いられるが、所望により変化させてもよい。
通常は一方の原料1モルに対して他方の原料は約1〜2
モル当量、より好ましくは約1〜1.4モル当量であり
、脱水剤の使用量は通常1〜2モル当量である。
反応時間は約6〜10時間柱度で十分なことが多い。
反応生成物は反応終了後たとえばエーテル、酢酸エチル
などの反応生成物を溶解しがたい溶媒を添加して、沈殿
せしめろ取することにより採取することができる。
この反応生成物が保護基を有する場合には上記したよう
にそれ自体公知の手段によりこれを除去して目的の式(
I)のポリペプチドを製造することができる。
これを上記の沈殿法などそれ自体公知の手段により採取
できる。
このようにして得られた目的物は、たとえばカルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセファデックス、
アンバーライ)XAD2(商品名)を用いるカラムクロ
マトなど適宜の手段で精製してもよい。
使用する反応条件によって、この新規化合物(I)は塩
基または塩の形で得られる。
この塩から常法に従って塩基を得ることができ、この塩
基は、治療に使うことのできる塩を形成するのに適当な
酸と反応させることによって塩にかえることができる。
この酸としては、たとえば無機酸例えばハロゲン化水素
酸(例、塩酸または臭化水素酸)、過塩素酸、硝酸また
はチオシアン酸、硫酸、リン酸あるいは有機酸、たとえ
ばギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、乳酸、無
性ブドウ酸、しゆう酸、マロン酸、こはく酸、マレイン
酸、フマル酸、アントラニル酸、けい皮酸、ナフタリン
スルホン酸、スルファニル酸などを挙げることができる
このようにして製造された目的物をそれ自体公知の手段
により金属錯体化合物に転換することができる。
その具体例を示せば、上記の方法により得られたポリペ
プチドの水溶液を亜鉛、ニッケル、コバルト、銅あるい
は鉄の1種あるいは、それ以上の塩、水酸化物または酸
化物と反応させ、混合物のpHを約6乃至8に調整する
ことにより、担体としての金属化合物と当該ポリペプチ
ドとの微溶性吸着錯体化合物を形成させることができる
種々の金属錯体化合物のうち、亜鉛錯体化合物は、持続
性において特に優れているようである。
このようにして製造されるポリペプチドは極めて低毒性
であるために安全に投与することができる。
たとえばラットに1〜10 n fl / 100 f
fの微量を静脈、筋肉または皮下注入することによって
血中のLHおよびFSH濃度を強(上昇させる作用が認
められる。
たとえばRがエチル基のポリペプチドは、最も排卵し難
い時期であるジエストラスのラットを使って体重100
2当り6nPの割合で皮下注入すると試験動物の100
%に排卵作用を認めた。
これに対し天然LH−RHでは同程度の作用を示すに必
要な量は600〜400ny′である。
従って排卵作用について本品は天然型LH−RHの実に
約100−80倍以上の生理活性を示すことが判る。
又Rがイソプロピルあるいはプロピルであるポリペプチ
ドは上記エチル体に比して生理活性はやや劣るが、作用
の持続効果が皮下投与時に強く現われ、治療、目的には
有効である。
なお、Rがメチル基のものもエチル体に比し、排卵作用
は劣るが、それでも天然型LH−RHの約8〜10倍も
の効力を有する。
したがって、本発明の目的物(I)は、たとえば人ある
いは動物(例、ヒツジ、ブタ、ウシ等)の脳下垂体機能
の診断、同機能の低下症の治療、排卵促進剤として使用
されうる。
その投与量は、対象動物、適用症状等によっても種々異
なるが、一般に化合物(I)’10nP〜2γ/kyの
範囲から適宜選択される。
その投与は主として注射のように非経口的に行なわれる
場合によっては直腸投与も行なわれる。
注射液は化合物(I)をそれ自体公知の手段により生理
的食塩水に溶解することにより調製できる。
また、化合物(I)は、たとえばマニトールを増量剤と
した凍結アンプル品として使用することもできる。
実施例 1 (1) (Pyr ) Glu −Hls −Trp
−3er −Tyr(D ) −A la −Leu
−Arg −P ro −NH−CH2−CH5の製
造 (a) (Pyr )−Glu −Hls −Trp
−3er −Tyr−OHの製造 Z −8er −Tyr −OMe (8,0?、20
rrLmol)をメタノール100rrLlに溶解し、
パラジウム黒500Tvを加えて室温、常圧で接触還元
を行なう。
4時間水素を吹き込んだ後、触媒を沢去して減圧下低温
でメタノールを留去し、残留物をジメチルホルムアミド
30m1に溶解し、これに(Pyr ) Glu −H
ls −Trp−OHの結晶6.781 (15mmo
l )を加えて氷冷する。
水冷後HONB5.4 ′?(30mmol )とDC
C(5,1’、25 mmol )を加えて水冷下に8
時間、室温で10時間かき混ぜる。
生ずるジシクロへキシル−尿素を戸別し、涙液を減圧濃
縮してエーテル100m1を加える。
沈殿を沢取し、エーテルで洗って乾燥する(収量12.
2P)。
本品を酢酸エチル−ピリジン刊酢酸−水(60:20:
6:10)の混合液に溶解し、同じ混合溶媒で作ったシ
リカゲルのカラム(φ6.5x19crrL)に流し込
み、同じ溶媒で展開する。
目的とする( Pyr ) Glu −Hls −Tr
p −3er −Tyr−OMeは1480−1800
mlノ区分に溶出するので、これを減圧乾固し、エーテ
ルで良く洗う。
収量8.3り、本品はシリカゲルの薄層クロマトグラフ
ィーでRfl(酢酸エチル:ピリジン:酢酸:水、60
:20:6:10)=0.29、Rf2(n−ブタノー
ル:酢酸エチル:酢酸:水、1:1:1:1)−〇、6
8、Rf3(n−ブタノール:酢酸:水、4 : 1
: 1 )−0,43に単一のパラリー呈色像、エーリ
ツヒ呈色像を示す。
本品7.21(10mmol)をメタノール501rL
lに溶解し、氷冷してN−水酸化ナトリウム30m1を
ゆっくり滴下し、加水分解を行なう。
室温で3時間かきまぜたのち、N−塩酸水30m1を加
えて冷却すると沈殿が生ずる。
これを沢取して冷却した水で洗い乾燥する。
本品を5%含水エタノールに溶解し、アンバーライトX
AD−20カラム(φ3 x 25CrIL)に流し込
んで吸着せしめ、5%エタノール(8ooml)と90
%エタノール(800WLl)でグラジェント溶出を行
なう。
目的の(Pyr ) Glu −Hls −Trp −
3er −Tyr−OHの区分を含む溶出液を集めて減
圧濃縮してエタノールを留去し、凍結乾燥する。
収量5,9グ(82%) Rf’=0.01、Rf2=0.62、Rf3−〇、3
4 元素分析 C34H38N8 o9・H20として計算
値 C156,65;H15,59;N、15.55 実験値 C156,39;H15,70;N、15.5
2 アミノ酸分析(チオグリコール酸存在下の塩酸加水分解
)、Glu 1.05 : His O,98:Trp
O,95: Ser O,98: Tyr 1.03
(b) Z −(D ) −Ala −Leu −A
rg (NO2)−Pro−NH−CH2−CH3の製
造 H−Leu −A rg (NO2) −P ro −
NH−CH2−CH31,14? (2m、mol )
と2−(D ) −Ala −0H4471n9(2m
mol )をジオキサン30m1とジメチルホルムアミ
ド10rrLlの混合液に溶解する。
この溶液にHONB400ヤを加えて急冷し、DCC4
60ダを加えてかき混ぜる。
20時間かき混ぜたのち、生ずるジシクロヘキシル尿素
を沢去して涙液を減圧乾固し、残留物を酢酸エチルに加
温して溶解し、4%炭酸水素ナトリウム水、水で洗って
、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧乾固する。
残留物を再び少量の酢酸エチルに加熱溶解して、涙過し
て少量の不溶物を除き、放置すると針状結晶が析出する
これを沢取して冷酢酸エチルで洗って乾燥する。
収量1.30P(98%)。融点183〜184℃。
〔α、)D−49,2°(C−〇、5、メタノール) 元素分析 C30H47o8N9として 計算値 C154,45;H17,16;N。
19.05 実測値 C,54,42;H17,28;N118.8
6 Rf (クロロホルム:メタノール:酢酸、9 : 1
: 0.5 )−0,65、Rf ’= 0178、
Rf2=0.90 (c) PGlu −Hls −Trp −3er
−Tyr −A la −Leu −Arg −P r
o −NH−CH2−CH5の製造 Z−(D ) −Ala −Leu −A rg (N
O2)−Pro−NH−CH2−CH2の結晶155η
を酢酸20m1に溶解し、これにパラジウム黒100〜
を加えて室温、常圧で5時間接触還元する。
触媒を沢去しf液にN−塩酸水0.45m1を加えて減
圧乾固し、残留物を水10m1に溶解して凍結乾燥する
残留する白色綿状物と(Pyr ) Glu −Hls
−Trp −5er −Tyr OH141m9をジ
メチルホ/lzムアミド10m1に溶解し、HONB6
0’Vを加え、氷冷してN−エチルモルホリンの10%
ジメチルホルムアミド溶液0.25m1を加え、更にD
CC507Qを加えて水冷下5時間、室温10時間かき
混ぜる。
ジメチルホルムアミドを減圧留去して水20m1を加え
て不溶物を沢去し、f液をアンバーライ)IRA −4
l0(酢酸型)のカラム(φlX5CIrL)に流し、
50m1の水で洗う。
通過液と洗液を合わせて、カルボキシメチルセルロース
のカラム (φ1,5x25cIrL)に吸着せしめ、0.005
M酢酸アンモニア(30011Ll)と0.175M酢
酸アンモニア(300ml)でグラジェント溶出を行な
う。
170m1〜240m1の区分を凍結乾燥し、白色羽状
物208〜を得る。
水晶は薄層クロマトグラフィーでRf値の大きい1つの
不純物が認められるので、更にアンバーライトXAD−
20カラム(φ2×20cIfL)で精製する。
即ち、水で作ったXAD −2のカラムに上記白色羽状
物を水に溶解して流して吸着せしめ、水(250ml)
と75%エタノール(280ml)でグラジェント溶出
を行ない、170rILlから250m1の溶出区分を
集めて、減圧でエタノールを留去し、凍結乾燥する。
収量129〜。Rf O,062、Rf−0,358 〔α〕賃−−47.0°(C=0.5.5%酢酸水) アミノ酸分析(チオグリコール酸存在下の塩酸分解)、
Glu、0.98 : His 1゜05;Trp 1
.04 :5erO,97:TyrO,97:Alal
、OO:Leul、04 :Argl、03 :Pro
1.00 :エチルアミン1−02(回収率86%) 同様にして(b)のZ −(D ) −A la −L
eu−Arg(NO2)−Pro−NH−CH2−CH
3の代りにZ (D) Ala −Leu −Ar
g (NO2) −Pro−NH−CH3から出発して
(I)式のR−−CH3のポリペプチドが得られる。
このものの理化学的性状は次の通りである。
〔α〕2T3−48.1°(C=0.6.5%酢酸)R
f O,055Rf −0,335アミノ酸分析(
チオグリコール酸存在下の塩酸分解)、Glu 1.0
0 ; His 1.02 ;TrpO,89;5er
0.90 ;TyrO,98:Alal、00 :Le
ul、00 ;Argl−04:Pro 1.02 :
メチルアミ10.97(回収率84.9%)。
実施例 2 (Pyr ) Glu −Hls −Trp −3er
−Tyr −Ala −Leu −Arg −Pro
−NH−CH−CH2−CH5の製造 (a) Z−(D ) −Ala −Leu −Ar
g (NO2) −Pro −NH−CH,−CH2−
CH3の製造Z −Leu −A rg (N02)
−P ro −NH−CH2−CH2−CH57201
rQ (1mmol )を25%臭化水素−氷酢酸2m
lに溶解し、40分間ふり混ぜ、これに乾燥エーテル2
0m1を加えて生ずる沈殿を沢取し、乾燥エーテルで洗
う。
この粉末を水酸化ナトリウムのデシケータ−中で減圧乾
燥し、乾燥後DMF 5mlに溶解し、更にZ −(D
) −Ala−OH2301VとHONB200m9を
加えて氷冷し、トリエチルアミンの10%を含むDMF
溶液1.5mlを加え、この溶液にDCC230〜を加
えて10時間室温でかき混ぜる。
DMFの大部分を減圧留去し、酢酸エチル50IrLl
を加えて残留物をとかし、不溶物をp去してp液を4%
炭酸水素ナトリウム水で3回、水で2回洗って無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後、酢酸エチルを留去する。
残留物をエーテルに加えて粉末として沢取し、酢酸エチ
ルに加熱溶解してエーテルを加えて再沈殿して精製する
と粉末723WI9を得る。
〔α〕甘せ48.0°(C=1.0、メタノール) 元素分析 C31H4808N9として 計算値 C,55,18;H,7,17;N118.6
8 実測値 C,54,89;H17,32;N、18.4
4 Rf (クロロホルム:メタノール:酢酸、9:1 :
0.5 ) −0,62 (b) (Pyr)Glu −Hls −Trp−8
er −Tyr−A la −Leu −Arg −P
ro −NH−CH2−CH2−CH5の製造 (a)で得られたZ −(D ) −Ala −Leu
−Arg (NO2)−Pro−NH−CH2−CH
2−CH3150ηを酢酸10m1とメタノール10m
1中で4時間パラジウム黒を触媒として接触還元する。
触媒を沢取し、涙液から減圧で溶媒を留去し、残留物を
IN−塩酸0.4 mlと水10rIllに溶解して凍
結乾燥すると白色毛状物が得られる。
これと(Pyr ) Glu −Hls −Trp −
3er −Tyr −OH141m9とをジメチルホル
ムアミド10m1に溶解し、HONB607QとN−エ
チルモルホリン(10%)−D■゛溶液0.257dを
加えて一2℃に冷却し、DCC55〜を加えて水冷下5
時間室温12時間かき混ぜる。
反応終了後、ジメチルホルムアミドを減圧留去して、残
留物を水20m1に溶解し、少量の不溶物(ジシクロヘ
キシル尿素)を沢去し、アンバーライトIRA −4l
0(酢酸型)のカラム(IX4CrrL)に流し込み、
水で洗う。
流出液と洗液を合わせて、カルボキシメチルセルロース
のカラム(1,5x25CrfL)に吸着させ、0.0
05M酢酸−アンモニアで洗ったのち、0.005M−
酢酸−アンモニア(pH6,8)300mlと0.2M
−酢酸−アンモニア(pH6,9) 300ralで連
続溶出を行なう。
160wLl〜230m1の区分を集め、凍結乾燥し、
更に同条件で再クロマトグラフィーを行ない、凍結乾燥
し、これをビオゲル(Biogel ) p−2のカラ
ム(3x50cfrL)にかげる(5%酢酸を溶出液と
する)目的物の区分を凍結乾燥すると白色毛状物201
7rI?を得る。
〔α〕”、;−46,8°(C=0.5.5%酢酸)T
LC、Rf (n−ブタノール、酢酸エチル、酢酸、
水;1:1:1:1)−0,37 Rf (酢酸エチル:ピリジン:酢酸:水、60 :2
0 :6: 10)−0,08アミノ酸分析(チオグリ
コール酸存在下の5.7N=塩酸加水分解物)、His
0.97 ;ArgO,97;Trpo、91 ;5
er0.91 ;Glul、OO:Pro 1.00
:Alao、98 ;Leu 0.97 : Tyr
O,94(ペプチド含量86.4%)。
実施例 3 (Pyr )Glu −Hls −Trp−8er −
Tyr −Ala −Leu −Arg −Pro −
NH−CH2−CH2−0Hの製造 (a) Z (D ) −Ala −Leu −Ar
g (NO2)−Pro−NH−CH2−CH2−OH
の製造Z −Leu −Arg (NO2) −Pro
−NH〜CH2−CH2−OH7221vを20%臭
化水素ジオキサン3rrLlに溶解し、60分間ふり混
ぜる。
これに乾燥エーテル30m1を加えて沈殿を、傾斜法で
集め、乾燥エーテルで洗う。
水酸化ナトリウムのデシケータ−中減圧で良く乾燥して
、ジメチルホルムアミド57711に溶解し、Z−(D
)−Ala −OH2301119とHONB210I
nI?を加えて氷冷し、トリエチルアミン0.16m1
を加えて、DCC230m9を加え、水冷下1時間、室
温4時間かき混ぜる。
この反応液を沢過後、クロロホルム100m1に加え、
4%炭酸水素ナトリウム水と水で洗って無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥して減圧乾固する。
これをクロロホルム−メタノール−酢酸(9:1:0.
5)の混合溶媒に溶解して、同溶媒で作ったシリカゲル
のカラム(3X40crrL)に流し込み、同溶媒で展
開する。
Rf値で0.47に相当する区分を集め、減圧乾固し、
更にエーテルで洗う。
粉末640mI?を得る。
〔α〕”、; −47,2°(C=0.5、メタノール
:元素分析 c3o H47o、N9 計算値 C,53,16;H,6,99;N118.6
0 実測値 C,52,84;H,7,26;N118.2
1 Rf(り0ロホルム:メタノール:酢酸、9:1 :
0.5 ) =0.47 (b) (Pyr )Glu −Hls −Trp
−3er −Tyr−(D ) −Ala −Leu
−Arg −P ro −NH−CH2−CH2−0H
の製造 (a)で得られたZ (D ) −Ala −Leu
−Arg (NO2)−Pro−NH−CH2−CH2
−OH154ダを酢酸10m1中で5時間パラジウム黒
を触媒として接触還元する。
触媒を沢去して、涙液を減圧乾固し、水10m1とIN
−塩酸9.45mを加えて凍結乾燥する。
この乾燥粉末と(Pyr ) Glu −Hls −T
rp −3er −Tyr−〇H140■とをジメチル
ホルムアミド10m1に溶解し、I(ONB60即とN
−エチルモルホリン(10%)−DMF溶液0.25r
rLlを加えて一2℃に冷却し、DCC60〜を加えて
水冷下6時間、室温で12時間かき混ぜる。
反応終了後、ジメチルホルムアミドを減圧留去し、残留
物を水10m1に溶解して、不溶物を沢去し、アンバー
ライトIRA −4100カラム(1×4α、酢酸型)
に流して酢酸塩に変え、つづいて実施例1と同じく、カ
ルボキシメチルセルロースのカラムとアンバーライトX
AD−2のカラムで精製し、凍結乾燥して白色羽状物を
得る。
収量146m9 〔α]’、7−48.1°(C=0.5.5%酢酸)T
LC、Rf (n−ブタノール、酢酸エチル、酢酸、
水;1 :1 :1 : 1 )−0,31Rf (酢
酸エチル:ピリジン:酢酸:水、60:20 :6:1
0)=0.025 アミノ酸分析(チオグリコール酸存在下の5.7N−塩
酸加水分解物)、His 1.00 :Argo、98
: Trp O,98: Ser O,92:Glu
l、00 ;Pro 1.00 + Ala 0.99
: Leul、00:Tyro、98(ペプチド含量
87%) 実施例 4 (Pyr ) G lu −Hls −Trp −5e
r −Tyr −(D )−Ala −Leu−Arg
−Pro −NH−CH(CH3)2の製造 (a) Z−(D ) −Ala −Leu −Ar
g (NO2)−Pro−NH−CH(CH3)2の製
造 Z −Leu−Arg(NO2) −Pro −NH−
CH(CH3)2720〜を実施例2−aと同様に処理
して、Z−(D)−Ala−OHとジメチルホルムアミ
ド(5ml)−ジクロルメタン(10ml)の混合溶液
中でDCCとHONBで縮合し、酢酸エチルで抽出して
粉末6901n9を得た。
〔α〕甘せ483°(C=lO、メタノール)元素分析
c3tH1O8N9として 計算値 C155,18;H,7,17;N。
18.68 実測値 C154,78;H,7,09;N、18.2
2 Rf (TLC、クロロホルム−メタノール酢酸、9
: 1 : 0.5 )−0,61(b) (Pyr
) Glu −Hls −Trp −3er −Ty
r−(D ) −Ala −Leu −Arg −Pr
o −NH〜CH(CH3)2 の製造 実施例2のbと全く同操作によって Z (D ) Ala−Leu −Arg (NO2
)−P ro −NH−CH(CH3) 2と(Pyr
)−G lu −Hls −Trp −3er −Ty
r −OHとから製造した。
収量128Tn9〔α〕甘せ47.5°(C=0.5.
5%酢酸)TLC、Rf (n−ブタノール、酢酸エ
チル、酢酸、水:に1 : 1 : 1 )−0,37
5Rf (酢酸エチル:ピリジン: 酢酸: 水、6
0:20:6:1.0)−0,08 アミノ酸分析(チオグリコール酸存在下の5.7N−塩
酸加水分解)、His 0.99 : ArgO,98
: Trpo、89 : 5erO,94:Glul、
00:Prol、OO:Alal、OO;Leul、0
2 :TyrO,98(ペプチド含量86.5%)。
実施例 5 (Pyr ) Glu −Hls −Trp −3er
−Phe■)−Ala −Leu −Arg −Pr
o −NU−CH2−OH5の製造 (a) (Pyr ) Glu −Hls −Trp
−3er −Phe−OHの製造 Z −Ser −Phe −OMe 4.0 ’ftを
メタノール100m1にとかし、パラジウム黒500■
を触媒として常圧で15時間接触還元する。
触媒をろ去し、手早くメタノールを減圧留去して、残留
物をDMF 25m1に溶解する。
これに(Pyr ) Glu −Hls −Trp−O
Hの結晶4.11を加えて一5℃に冷却し、HONB3
.8PとDCC,lを加えて一5℃で2時間、0℃で2
時間、あと室温で8時間かき混ぜる。
生ずるジシクロヘキシル尿素をろ去し、ろ液を減圧乾固
して酢酸エチルで粉末としろ取する(6.7f)。
こノ粉末を15%メタノール−クロロホルム30m1に
溶解し、同じく15%メタノール−クロロホルムで作っ
たシリカゲルのカラム(φ6×12CrrL)に流し込
み、15%メタノール−クロロホルム600m1,25
%メタノール−クロロホルム1.g、30%メタノール
−クロロホルム11でそれぞれ溶出する。
25%メタノール−クロロホルムの4001111目よ
り30%メタノール−クロロホルム7001rLl目ま
でを集め、減圧で乾固し、これに酢酸エチルを加えて粉
末としてろ取すると目的物4.21が得られる。
Rf1=0.29 コノメチルエステル体3.5fをメタノール20m1に
懸濁し、0℃に冷却してN−苛性ソーダ水8mlを加え
て1時間かき混ぜ、N−塩酸水81rLlを加えて中和
する。
メタノールを減圧留去して、冷水20m1を追加して冷
却し析出する沈殿をろ取し、冷却水で洗い、ついでエタ
ノール−エーテル(4: 6)で洗って、乾燥すると目
的物2.321(66%)が得られる。
Rf2−0.61(α〕26°”−3,3°(C=0.
55、木酢り 酸中) (b) (Pyr ) Glu −Hls −Trp
−Ser −Phe −(D ) −Ala −Le
u −Arg (NO2) −Pro −NH−CH2
−CH3の製造 Z (D ) −Ala −Leu −Arg (N
O2) −Pro−NH−CH2−CHaの結晶1,6
りを25%臭化水素−氷酢酸15m1に溶かし、室温で
50分間振り混ぜる。
これに乾燥エーテル150Tulを加えて生ずる沈殿を
ろ取し、乾燥後水30m1に溶解してアンバーライト (Amberlite ) CG −410(遊離塩基
)のカラム(2,5crILX 15crrL)に流し
込み30%メタノール水で良く洗う。
留出液と洗液を合わせて減圧濃縮してメタノールを除い
てから凍結乾乾するとH−(D ) −Ala −Le
u −Arg(N()り−P ro −NH−CH2−
CH3の遊離塩基1.22が得られる。
R,f’=0.21 Rf2=0.64本品225〜
と前述の(Pyr ) Glu −Hls−Trp −
3er −Phe −OH28Q■とをジメチルホルム
アミド57711に溶解し、HONB1150〜を加え
て一10℃に冷却する。
これにDCC90〜を加えて一10℃で2時間、0℃で
4時間、さらに室温で12時間かきませる。
反応液をろ過してジシクロヘキシル尿素を除去し、酢酸
エチルを加えて生ずる沈殿をろ取して乾燥する。
これを20%エタノール水に加熱溶解して放置すると微
細結晶が得られる。
ろ取して乾燥すると389〜。
〔α〕賃”−−43,6°(C=0.11、メタノール
)Rf1=0.22 Rf2=0.74本品も天然型
LH−RHに比して同程度以上の排卵活性を持っている
(c) (Pyr)Glu −Hls −Trp −
3er −Phe−(D ) −Ala −Leu −
Arg −Pro −NH−CH2−CH5の製造 (I) (b)で得られたNO2一体150r/′I
gを107711の60%ギ酸水に溶解し、SnCl2
−N20300m9を加えて80−85℃で2時間30
分加温する。
減圧で乾固して、80℃の温水30R1で残渣を抽出し
、ろ過した後、アンバーライト(Amberlite
) XAD −2(200メツシユ前后)のカラム(φ
3X15(11711)に流し込み水洗後、水と100
%エタノール(300mlづつ)でグラジェント溶出を
行う。
目的物は1307711〜220m1に溶出するノテ、
この区分を集めて減圧濃縮してエタノールを除き、つい
でカルボキシメチルセルロースのカラム(φ2×30C
1rL)に流し込み0.005Mより0.2 Mの酢酸
アンモニア(pH6,8)でグラジェント溶出を行う。
目的のペプチドが350Tll〜500m1に溶出する
ので、この区分を集めて凍結乾燥すると白色の羽毛状物
112■が得られる。
〔α)24−−44.3°(C=0.53.5%酢酸中
、ペプチド含量で補正〕 Rf’=0.088、Rf2=0.73 アミノ酸分析: His O,96: Arg 1.0
4 :Trpo、92 ;5erO,96:Gluo、
99 ;Pro 1.08 : Ala 1.00 :
Leu 1.00 :Phe 1.00 :Lチルア
ミン1.04(ペプチド含量85%)。
(II) (b)で得られたNO□一体1007n9
ヲ氷酢酸1mlとメタノール20TLlに溶解しパラジ
ウム黒11001nを加えて常圧で2日間接触還元する
反応液をろ過して触媒を除去し、減圧乾固する。
これを0.005M酢酸アンモニア水3mlに溶解し、
カルボキシメチルセルロースのカラム(φ2X30cI
rL)に流し込み、(I)と同条件でグラジェント溶出
を行う。
350m1〜460m1の区分を集め凍結乾燥すると目
的物68〜が得られる。
Rf値、比旋光度は(I)で得たものと一致する。
([11(b)で得られたNO2一体100〜をアニソ
ール0.2 mlとメルカプトエタノール0.1 ml
を含む無水弗化水素5mlに溶解し、0℃で40分かき
まぜる。
これを減圧乾固して弗化水素を除去し、水10m1に溶
解して不溶物をセライトを使ってろ去する。
これをアンバーライト(Amberlite ) CG
−410(酢酸型)のカラム(φlX10crIl)に
流し、更に流出液と洗液ヲ集めてカルボキシメチルセル
ロースのカラム(φ2X30cTl)に流し込み、(I
)と同条件でグラジェント溶出を行う。
340m1〜460m1の区分を集め凍結乾燥すると目
的物42■が得られる。
本市のRf値、比旋光度は(I)で得たものと一致し生
理活性(排卵誘発作用)のED、。
も等しい。
実施例 6 (Pyr ) Glu −Hls −Trp−8er
−Tyr 〜D−Ala −Nle −Arg −Pr
o −NH−CH2−CH5の製造 (a) Z −Nle −Arg (N02) −P
ro −NH−CH2−CH5の製造 Z −Arg (NO2) −Pro −NH−CH2
−CH5477,5■を25%臭化水素−氷酢酸4dに
とかし、室温で30分かきまぜる。
反応液に乾燥エーテル50m1を加えて、析出する沈殿
を沢取し、エーテルでよく洗い、水酸化ナトリウム上減
圧で乾燥する。
他方、Z Nle −0H265,3〜を酢酸エチル
とジオキサンの混合液(2ml/2m1)に溶かし、0
°Cに冷却してHONB 187〜とDCC226ηを
加え、3時間かきまぜる。
析出した尿素体を沢去し、涙液を先に調製した沈殿物を
17′/llのDMF に溶解した溶液に加え、さらに
トリエチルアミン0.28m1を滴下して12時間かき
まぜる。
溶媒を留去した後、残渣をクロロホルム100m1にて
抽出し、抽出液を5%炭酸水素ナトリウム水、水、0.
5N−塩酸水、水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで
乾燥する。
クロロホルムを留去し、残渣をエーテルで固め、さらに
エタノールとエーテルで再沈殿して精製する。
収量410〜、融点109−111℃(分解)、〔α〕
M−−50.4°(C=0.5、エタノール)元素分析
:C27H4□0□N8・−)N20として計算値 C
,54,07;H,7,22;N、18.68% 実測値 C15379;H17,09; N、18.24% (b) Z (D) Ala Nle Ar
g(NO2)−Pro−NH−CH2−CH3の製造 Z −Nle −Arg (NO2) −Pro −N
H−CH2−CH3200m9を25%臭化水素−氷酢
酸5mlに溶解し室温で40分ふり混ぜる。
これに乾燥エーテル50m1を加えて生ずる沈殿を戸数
し、エーテルで洗って乾燥する。
本品をアンバーライト(Amberlite ) IR
A −410(遊離型)のカラム(φ1x5crfL)
に40%メタノール水で洗して脱臭化水素酸を行い、メ
タノール留去してから凍結乾燥すると白色の粉末120
ηを得る。
本品とZ −(D ) −Ala −0H44,7〜を
ジクロールメタ”/20rul!とDMF57711の
混液に溶解して0℃に冷却し、HONB40〜とDCC
46〜を加えて12時間室温でかき混ぜる。
ジシクロヘキシル尿素をろ別して減圧乾固し、残留物を
酢酸エチル1201nlにとかして4%炭酸水素ナトリ
ウム、水で洗って無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧乾
固する。
残留物をエタノール少量にとかしてエーテルで再沈殿を
2回くりかえす。
収量132〜、融点、粉末のため正確な融点を示さず、 〔α)26−−48.5°(C=0.5、メタノール〕
元素分析 C30H47o8N9として 計算値 C154,45;H,7,16;N19.05
% 実測値 C,54,48;H17,23;N、18.7
2% Rf (クロロホルム:メタノール:酢酸、9:1 :
0.5 ) −0,66、Rf’=0.79、Rf2
−0.92 (c) (Pyr ) Glu −Hls −Trp
−8er −Tyr−(D)−Ale−Nle−Arg
−Pro−NH−CH−CH5 Z (D ) −Ala −Nle −Arg (NO
2)−Pro −NH−CH2−CH3100’n’;
ilを25%臭化水素−氷酢酸5mlに溶解し50分間
室温でぶり混ぜる。
これに乾燥エーテル401rLlを加えて生ずる沈殿を
戸数してエーテルで洗い水酸化ナトリウムのデシケータ
−中で減圧乾燥する。
本品をアンバーライト(Amberlite ) CG
−45の遊離型樹脂のカラムに40%メタノール水で洗
して脱臭化水素酸化し、減圧でメタノールを留去してか
ら凍結乾燥する。
残留物と(Pyr ) Glu −Hls −Trp−
8er −Tyr −〇H100〜をジメチルホルムア
ミド4mA’に溶解し、HONB 45 rrI9を加
えて−5〜−7℃に冷却した後DCC40m9を加えて
水冷下で5時間、室温で10時間かき混ぜる。
ジメチルホルムアミドを留去した後酢酸エチル30m1
を加えて不溶物を戸数して乾燥する。
本品をアニソール0.05m1とメルカプトエタノ−#
0.05m1を含む無水弗化水素2mlに溶解して、0
℃で40分かき混ぜ、弗化水素を減圧で留去した後、水
10m1に溶解し、不溶物をセライトを使って戸別する
ろ液をアンバーライ) (Amberl i te )
IRA−410(酢酸型)のカラム(IX5crfL)
に洗して酢酸型に変え、これをさらにカルボキシメチル
セルロースのカラム(φ1.5 X 30crrL)に
吸着せしめ0.005M酢酸アンモニア(400ml)
と0.2 M酢酸アンモニア(4007711)を溶媒
としてグラジェント溶出を行う。
290m1〜320m1の区分に紫外部吸収のピークが
認められるのでこの区分を集めて凍結乾燥を行うと白色
毛状物105〜が得られる。
Rf’=0.063、Rf2=0.360〔α)26−
−46.0°(C=0.3.5%酢酸水、ペプチド含量
で補正) アミノ酸分析(チオグリコール酸存在下の塩酸加水分解
) Glu O,10: His 1.02 : Tr
pO,91:5er0.98 :Tyr 1.00 :
Alal、00 :Nle 1.02 :ArgO,9
8:Pr。
097:エチルアミン1.04(回収率84%)実施例
7 (Pyr ) Glu −Hls −Trp−8er
−Phe −(D ) −Ala−I le −Arg
−Pro −NH−CH2−CH5 BOC−Pro−樹脂32(プロリン含量0゜314
mmol / ? )を自動ペプチド合成機(島津製作
所製APS−800)の反応器に入れ、ジクロルメタン
で12時間膨潤せしめ、次のサイクルで各アミノ酸を導
入した。
ジクロルメタン(3分間×3回)→5o%トリフルオロ
酢酸/ジクロルメタン(10分間および30分間の2回
)→ジクロルメタン(3分間×3回)→エタノール(3
分間×3回)→ジクロルメタン(3分間×3回)→1o
%トリエチルアミイ/クロロホルム(10分間)→クロ
ロボルム(3分間×3回)→ジクロルメタン(3分間×
2回)→BOC−アミノ酸−無水分(常法でBOC−ア
ミノ酸とDCCより合成)(30分および6o分間の2
回)→アセチル化(ジクロルメタン、トリエチルアミン
、および無水酢酸使用)(1時間)→ジクロルメタン(
3分×3回) ((Pyr )Glu−OHのみがBO
C−基を使用せずそのま又使用し、ジメチルホルムアミ
ド中で直接DCCで縮合反応を行った〕 最後に樹脂をエタノール、クロロボルム、ジメチルホル
ムアミド、エーテルで洗って乾燥する。
収量4.12 f?。
使用したBOC−アミノ酸は次の通りである。
BOC−Arg (Tos )、Boc−I le 、
BOC−(D ) −Ala、 BOC−Phe、B
OCSer (BZL)、BOC−Trp、BOC−H
ls (Tos ) この様にして得られた樹脂32をジメチルホルムアミド
20m1に懸濁して20℃でエチルアミンを吸き込み充
分飽和したのち室温で40時間がき混ぜる。
樹脂をろ別してろ液を減圧乾固してエーテルで粉末とす
ると720〜の粗製の (Pyr ) Glu −Hls (Tos ) 〜T
rp −3er (BZL ) −Phe−(D) −
Ala−11e −Arg (Tos ) −Pro
−NH−CH2−CH5が得られる。
この粗製物には多量の不純物が存在しているのでこれを
Rf’ の溶媒にとかし、同溶媒でつめたシリカゲル
のカラム(φ3X20crrL)に流し込み、同溶媒で
溶出する。
15%メタノール−クロロホルムのTLCでRf =
0.4の区分を示す溶出部を集めて減圧乾固する。
これを酢酸エチルで粉末としてろ取し乾燥すると240
〜が得られる。
水晶をチオグリコール酸0.05T/llとアニソール
0.2mlを含む無水弗化水素5rILlに溶解して0
℃で1時間かき混ぜ、弗化水素を留去して水10TrL
lに溶解し、アンバーライト(Amberlite )
IRA −4100カラム(酢酸型、φ1xlOcI
rL)に流過して後、アンバーライト(Amberli
te ) XAD −20カラム(φ2×10Crf
L)で2回、カルボキシメチルセルロースのカラム(φ
1.9X25CrrL)で2回、更にセファデックスL
H−200カラム(φlX60CrrL)で1回精製を
行い、最終精製物を凍結乾燥すると白色羽状物42ηを
得る。
Rf1=0.071、Rf2−0.37 アミノ酸分析(チオグリコール酸存在下の塩酸加水分解
) Glu 1.01 ; His O,93: Tr
pO,92:Ser O,99:Phe 1.00 ;
Ala 1.03 ; l1eQ、() 8 + Ar
g i、o O:Pro 1.08 ; エチルアミ
ン1.04(回収率88%)。
本発明の目的物■)の排卵促進作用を天然LH−RHの
排卵促進作用を100として比較すると次のとおりであ
る。
〔試験方法: J 、 Med 、Chem。16.1
144(1973))

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 〔式中、Rは水酸基を有しまたは有しない低級アルキル
    基を示す。 又、Alaは9体を他は5体を示す。 〕で表わされるポリペプチドの製造に当り、ピログルタ
    ミン酸またはピログルタミン酸をN−末端として以下上
    記に相当するアミノ酸配列を有する部分ペプチドと上記
    目的のポリペプチドの残余部分とを縮合させることを特
    徴とするポリペプチドの製造法。
JP56140117A 1981-09-04 1981-09-04 ポリペプチドの製造法 Expired JPS5824428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56140117A JPS5824428B2 (ja) 1981-09-04 1981-09-04 ポリペプチドの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56140117A JPS5824428B2 (ja) 1981-09-04 1981-09-04 ポリペプチドの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5791965A JPS5791965A (en) 1982-06-08
JPS5824428B2 true JPS5824428B2 (ja) 1983-05-20

Family

ID=15261304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56140117A Expired JPS5824428B2 (ja) 1981-09-04 1981-09-04 ポリペプチドの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5824428B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0447390Y2 (ja) * 1985-01-14 1992-11-09

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0447390Y2 (ja) * 1985-01-14 1992-11-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5791965A (en) 1982-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3853837A (en) Novel nonapeptide amide analogs of luteinizing hormone releasing factor
FI60553B (fi) Foerfarande foer framstaellning av ovulationsframkallande nonapeptidamidderivat
DE2617646C2 (de) Nonapeptid-amide und Decapeptid-amide mit Gonadoliberin-Wirkung, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese Verbindungen enthaltende pharmazeutische Präparate
US4008209A (en) Nonapeptide amide analogs of luteinizing releasing hormone
BG60740B2 (bg) Полипептид
DK149862B (da) Analogifremgangsmaade til fremstilling af lh-rh-analoge dekapeptidamider eller et salt eller et metalkompleks deraf
JP2542362B2 (ja) 新規ハロ低級アルキルグアニジノ置換アミノ酸化合物およびその製法
JPS6254800B2 (ja)
JPS6340199B2 (ja)
JPS6317839B2 (ja)
DD255164A5 (de) Verfahren zur herstellung von gonadoliberin-derivaten
JPH0631314B2 (ja) 新規なゴナドリベリン誘導体
JPS5824428B2 (ja) ポリペプチドの製造法
JPS6220200B2 (ja)
US4358440A (en) Polypeptide and its production and use
US3767639A (en) Process for the preparation of secretin
JPS6126559B2 (ja)
JP2672677B2 (ja) Lhrh同族体
JPS5855137B2 (ja) ポリペプチドの製造法
JPS6251280B2 (ja)
JPH02258798A (ja) 競合的ゴナドリベリン拮抗物質
JPH038360B2 (ja)
DE2347456A1 (de) Polypeptide und verfahren zu deren herstellung
JPS6097998A (ja) ペプチド化合物
JPS62164693A (ja) トリペプチドアミド類