JPS5824223B2 - クランクピンの位置決め方法および装置 - Google Patents

クランクピンの位置決め方法および装置

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JPS5824223B2
JPS5824223B2 JP7841376A JP7841376A JPS5824223B2 JP S5824223 B2 JPS5824223 B2 JP S5824223B2 JP 7841376 A JP7841376 A JP 7841376A JP 7841376 A JP7841376 A JP 7841376A JP S5824223 B2 JPS5824223 B2 JP S5824223B2
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JP
Japan
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crank pin
positioning
phase
crank
journal
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JP7841376A
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JPS534285A (en
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戸田菊次郎
滝田正己
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2位相のクランクピンを有するクランクシャフ
トの各クランクピンをスピンドル回転中心に一致する角
度位置に位置決めするための方法および装置に関するも
のである。
クランクピン研削盤におけるクランクピンの位置決めに
は従来より種々の方法および装置が提案され、実用に供
されているが、クランクシャフト自体に位置決め基準部
を持たないクランクピンの位置決めにおいては、例えば
実用新案登録第576124号(実公昭37−1039
3)あるいは同第993107号(実公昭47−243
68)に見られるように、クランクピンを位置決め基準
として位置決め部材により位置決めすることが行われる
ところで従来、クランクピンを位置決め基準とするもの
においては、第1図に示すように位置決め部材R1が加
工すべきクランクピンP2に係合して該クランクピンP
2をスピンドル回転中心0に一致する角度位置に位置決
めするようになっており、このような位置決め方法は特
に、180゜位相の異なる2つもしくは2組のクランク
ピンな有する2位相のクランクシャフトであって、各ク
ランクピンの位相Ω精度が厳しく要求されるものには採
用できないことが問題である。
すなわち、第1図に示すようにジャーナルJの周りの2
つのクランクピンP1.P2相互の位相角度(180°
)は前加工の加工誤差等によって多少の誤差へ〇が生ず
るのはやむを得ないところであるが、加工すべきクラン
クピン、換言すればスピンドル回転中心に一致させるべ
きクランクピンを位置決め部材により位置決めする方法
によれば、各クランクピンの加工がそれらの軸心を基準
にて行われるので、クランクピンの位相誤差へ〇は何ら
是正されないことになる。
よって本発明の主たる目的は、上述した従来の問題点を
解決するために、加工すべきクランクピンと180°位
相の異なるクランクピンを位置決め基準として所定の角
度位置に位置決めすることにより、加工すべきクランク
ピンなスピンドル回転中心上に割出すようにした新規な
位置決め方法および装置を提供せんとすることである。
すなわち本発明は、第1図に示すように加工すべきクラ
ンクピンP2と180°位相の異なるクランクピンP1
を位置決め部材R2により、ジャーナルJを中心にして
スピンドル回転中心0に対し丁度180°隔てた角度位
置に位置決めするようにしたものである。
以下本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図において、10はクランクピン研削盤のテーブル
を示し、このテーブル10上には所定の間隔を在して主
軸台11.12が設置されている。
主軸台11,12にはスピンドル13,14が同一軸線
上に回転可能に軸承され、これらスピンドル13,14
は凹路の回転駆動装置により同期回転され、かつ凹路の
定角度位置割出装置により一定の角度位置に停止される
ようになっている。
スピンドル13,140各先端にはチャック15゜16
が取付けられ、これらチャック15,16の偏心位置に
クランクシャフトWのジャーナルJl。
J2を支持するジャーナル受け17,1Bが設けられて
いる。
チャック15,16にはまた前記ジャーナルJ1.J2
をジャーナル受け17,1Bに圧着クランプするクラン
プアーム19,20が開閉可能に枢着され、これらクラ
ンプアーム19゜20の一端はチャック15,16に形
成されたクランプ用シリンダ21.22に嵌装せるピス
トン23.24に連結されている。
前記一方のチャック16には位相割出装置25が固設さ
れている。
この位相割出装置25には両チャック15,16に支持
されるクランクシャフトWのジャーナルJ1.J2と同
心上に割出軸26が回転軸承されている。
割出軸26の一端には駆動面板27が形成され、この駆
動面板27の先端面にクランクシャフトWに形成された
端面穴に遊合する係合ピン28が突設されている。
割出軸26にはまたピニオン29が形成され、このピニ
オン29は前記位相割出装置25に形成された割出用シ
リンダ30に嵌装せるラックピストン31に噛合されて
いる。
かかるラックピストン31の摺動により割出軸26は1
80°正逆転され、駆動面板27の係合ピン28により
クランクシャフトWをほぼ180°回転割出し、各クラ
ンクピンP1.P2をスピンドル回転中心の近傍に割出
すようになっている。
前記主軸台11,120一方には支持台32が設置され
ている。
支持台32には第3図および第4図に示すように回転軸
33が回転可能に軸承され、この回転軸33に旋回アー
ム34の一端が固着されている。
旋回アーム34の先端には各クランクピンP1 、P2
にそれぞれ係合する段違いのV字係合溝35,36(第
5図)を形成した2つの位置決め片37,38を備えた
位置決めプレート39が固着されている。
各位置決め片37゜38は前記旋回アーム34の旋回に
より、その一方がクランクピンP1に、他方がクランク
ピンP2に係合する位置にもたられる。
しかして位置決め片37とクランクピンP1および位置
決め片38とクランクピンP2との各係合は、前記v字
係合溝35,360段違い構成により旋回アーム34の
異なる旋回位置においてなされ、これによって位置決め
されたクランクピンPI、P2の識別が可能である。
前記回転軸33にはピニオン41が形成され、このピニ
オン41にラックピストン42が噛合されている。
ラックピストン42は支持台32に形成された旋回用シ
リンダ43に摺動可能に嵌装されている。
ラックピストン42には確認ロッド44が連結され、こ
の確認ロッド44にドッグ45.46,47がそれぞれ
位置調整可能に螺着されている。
これらドッグ45,46,47によって動作される原位
置確認用リミットスイッチ48およびクランクピン位置
決め確認用リミットスイッチ49,50が主軸台11上
に設置されている。
本発明によるクランクピンPI 、P2の位置決めは以
下のようにして行われる。
通常スピンドル13,14はチャック15゜16のジャ
ーナル受け17,1Bを上方に向けた一定の角度位置に
停止されている。
その状態でクランクシャフトWが作業者により、あるい
はローディング装置によりそのジャーナルJ1.J2を
両チャック15,16のジャーナル受け17゜18に支
持され、その端面穴が駆動面板27の係合ピン28に遊
合される。
これによって最初に加工すべきクランクピンP2がスピ
ンドル回転中心の近傍に位置される。
しかる状態において、旋回用シリンダ43の第4図右室
に圧力流体が供給され、ラックピストン42が左方に摺
動される。
かかるラックピストン42の摺動により旋回アーム34
が回転軸33とともに第2図の時計廻りに旋回される。
これにより第6図に示すように位置決めプレート39の
一方の位置決め片37が加工すべきクランクピンP2と
180°位相が異なるクランクピンP1に係合し、この
クランクピンP1をジャーナルJ1゜J2の周りに回動
して定められた角度位置(スピンドル回転中心Oの上方
位置)に位置決めする。
すなわちクランクピンP1の軸心は、ジャーナルJLJ
2の軸心を基準にしてスピンドル回転中心0より丁度1
80°位相を隔てた位置に位置決めされる。
かかるクランクピンP1の位置決めの結果、加工すべき
クランクピンP2はスピンドル回転中心0に一致する位
置に割出される。
しかるに位置決め基準となるクランクピンP1に対して
加工すべきクランクピンP2が所望の位相角(180°
)より若干誤差△θが生じている場合には、加工すべき
クランクピンP2の軸心はスピンドル回転中心Oに対し
て△θだげ芯ずれして割出されることになる。
このようにして加工すべきクランクピンP2と180°
位相の異なるクランクピンP1が位置決め片37により
所定の角度位置に位置決めされ、これがドッグ46にて
動作されるリミットスイッチ49により確認されると、
続いて両チャック15.16のクランプ用シリンダ21
,22に圧力流体が供給され、ピストン23,24が作
動される。
これによりクランプアーム19,20が回動され、クラ
ンクシャフトWの両ジャーナルJ1゜J2をクランプす
る。
その後旋回用シリンダ43の第4図左室に圧力流体が供
給され、旋回アーム34が反時計廻りに旋回されて原位
置に復帰する。
しかる後スピンドル13,14が同期回転されるととも
に、回路の砥石台が前進され、クランクピンP2の研削
加工が開始される。
この研削加工においてクランクピンP2はその軸心をス
ピンドル回転中心Oに正確に一致するように、換言すれ
ばクランクピンP1どの位相が正確に180°に保たれ
るように加工されることは前述した説明から理解される
ところである。
前記クランクピンP2の予定された研削加工が完了する
と、スピンドル13,14が一定の角度位置に停止され
、その状態でクランプ用シリンダ21.220他室に圧
力流体が供給されてクランプアーム19 、20が開放
される。
しかる後位相割出装置250割出用シリンダ30に圧力
流体が供給されてラックピストン31が作動され、割出
軸26が180°回転割出しされる。
これによりクランクシャフトWが駆動面板27の係合ピ
ン28を介してジャーナル受け17,18上をほぼ18
0°位相割出しされ、次に加工すべきクランクピンP1
をスピンドル回転中心Oの近傍に割出す。
しかる状態において、前述したと同様に旋回用シリンダ
43が作動されて旋回アーム34が旋回され、これによ
り第7図に示すように今度は位置決めプレート39の他
方の位置決め片38が加工すべきクランクピンP1と1
80°位相の異なるクランクピンP2に係合してこのク
ランクピンP2をスピンドル回転中心上方の所定の角度
位置に位置決めし、これがドッグ47にて動作されるリ
ミットスイッチ50により確認される。
この結果加工すべきクランクピンP1がスピンドル回転
中心Oに一致する位置に割出され、この一致精度はクラ
ンクピンP2の前加工により相当正確に得られることは
容易に理解されるところである。
以下前述したと同様にしてクランクシャフトWのジャー
ナルJ1.J2をクランプするとともに、旋回アーム3
4を原位置に復帰させ、クランクピンP1の研削加工を
開始する。
なお、前記位置決めプレート39には必ずしも2つの位
置決め片37,3Bを設けることは必要ではなく、例え
ば支持台32をクランクピンP1゜P2の軸方向距離だ
けシフトできるようにすれば、1つの位置決め片でクラ
ンクピンP1.P2の位置決めに共用できる。
以上述べた説明で明らかなように本発明は、180°位
相の異なる少なくとも2つのクランクピンを有する2位
相のクランクシャフトの各クランクピンをスピンドル回
転中心に一致する位置に位置決めするにあたり、スピン
ドル回転中心に一致する位置に位置決めすべきクランク
ピン(加工すべきクランクピン)と180°位相が異な
る非加工位置にあるクランクピンを位置決め基準として
定められた位置に位置決めする方法および装置であるの
で、2位相のクランクピンの位相角度(180°)を正
確に得る加工が行い得る特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はクランクピンを位置決め基準とする位置決め方
法の2形態を示す概要図、第2図は本発明の実施例を示
す断面図、第3図は第2図のm−■線拡犬断面図、第4
図は第3図のIV−IV線断面図、第5図は位置決めプ
レートの斜視図、第6図および第7図は本発明方法によ
る各クランクピンの位置決め状態を示す作動説明図であ
る。 10・・・・−・テーブル、11,12・・・・・・主
軸台、13.14・・・・・・スピンドル、15,16
・・・・・・チャック、17,1B−・・−ジャーナル
受け、19゜20・・・・−・クランプアーム、25・
・・・・・位相割出装置、34・・・・・・旋回アーム
、37,38・・・・・・位置決め片、39・・・・・
・位置決めプレート、43・−・・・・旋回用シリンダ
、Wooo“°°クランクシャフト、Jl、J2・・・
・・−ジャーナル、pLp2・・−・・・クランクピン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スピンドルに取付けられたチャックの偏心位置に2
    位相のクランクピンを有するクランクシャフトのジャー
    ナルを支持し、該クランクシャフトの非加工位置にある
    クランクピンを位置決め基準として該クランクピンをス
    ピンドル回転中心に対し前記ジャーナルの周りに180
    °隔てた角度位置に位置決めすることにより、該クラン
    クピンと180°位相の異なる加工位置にあるクランク
    ピンなスピンドル回転中心上に位置決めするようにした
    クランクピンの位置決め方法。 2 主軸台に軸承されたスピンドルに取付けられ偏心位
    置に2位相のクランクピンを有するクランクシャフトの
    ジャーナルを支持するチャックと、前記クランクシャフ
    トの一方のクランクピンをスピンドル回転中心上に位置
    決めするべく該一方のクランクピンと180°位相の異
    なる他方のクランクピンに係合するV字状の係合部を有
    し該他方のクランクピンをスピンドル回転中心に対し前
    記ジャーナルの周りに180°隔てた角度位置に位置決
    めする位置決め部材と、該位置決め部材を前記クランク
    ピンに係合する位置まで作動せしめる作動装置とによっ
    て構成してなるクランクピンの位置決め装置。 3 前記位置決め部材は180°位相の異なる2つのク
    ランクピンにそれぞれ係合する2つの位置決め係合部を
    並設してなる特許請求の範囲第2項に記載のクランクピ
    ンの位置決め装置。 4 前記位置決め部材の2つの位置決め係合部は該位置
    決め部材の異なる作動位置で前記各クランクピンにそれ
    ぞれ係合する特許請求の範囲第3項に記載のクランクイ
    ンの位置決め装置。
JP7841376A 1976-06-30 1976-06-30 クランクピンの位置決め方法および装置 Expired JPS5824223B2 (ja)

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JPS534285A JPS534285A (en) 1978-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4934882A (en) * 1989-10-25 1990-06-19 J. D. Phillips Corporation Apparatus for monitoring the angular position of a workpiece
IT1279641B1 (it) * 1995-10-03 1997-12-16 Marposs Spa Apparecchio per il controllo del diametro di perni di biella in moto orbitale
DE102010035147B4 (de) 2010-08-23 2016-07-28 Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh Meßvorrichtung
DE102012018580B4 (de) 2012-09-20 2015-06-11 Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh Messvorrichtung und Messverfahren zur Inprozess-Messung an Prüflingen während eines Bearbeitungsvorganges an einer Bearbeitungsmaschine, insbesondere einer Schleifmaschine

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