JPS6216766B2 - - Google Patents

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JPS6216766B2
JPS6216766B2 JP13080780A JP13080780A JPS6216766B2 JP S6216766 B2 JPS6216766 B2 JP S6216766B2 JP 13080780 A JP13080780 A JP 13080780A JP 13080780 A JP13080780 A JP 13080780A JP S6216766 B2 JPS6216766 B2 JP S6216766B2
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JP
Japan
Prior art keywords
piston ring
piston
cutting device
milling cutter
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13080780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5761409A (en
Inventor
Katsumasa Akatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Nippon Piston Ring Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Piston Ring Co Ltd filed Critical Nippon Piston Ring Co Ltd
Priority to JP13080780A priority Critical patent/JPS5761409A/ja
Publication of JPS5761409A publication Critical patent/JPS5761409A/ja
Publication of JPS6216766B2 publication Critical patent/JPS6216766B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピストンリングの加工装置に関し、特
に略だ円状のピストンリング素材より合い口を切
り放す切放装置に関するものである。
ピストンリングは合い口(切り欠き)を有する
リングで合い口を閉じた状態で真円となり、かつ
一定の外張りの面圧を発生させねばならないた
め、略だ円のカム形状の素材に加工され、しかる
後合い口部を切り落として形成されるものであ
る。
この場合、ピストンリングを閉じた場合に合い
口が間隙なく重なる必要があるため切放装置も特
殊な条件が必要とされるものであつて、従来にあ
つては第1図及び第1図の部分拡大正面図である
第2図に示す如きフライス盤が用いられるもので
あつた。
即ちピストンリング8を複数個整列して治具8
5に締め着ける。治具85を心押し95にセツト
し、さらに治具85の溝96と回動爪97を組み
合わせピストンリング8中心を中心として左右に
回動可能となつている。さらにこの心押し95、
ピストンリング8を取り付けたテーブル98はピ
ストンリング心軸方向に移動され、フライス3に
よる合い口81,82の切断がなされる。一方単
にピストンリング8を左右に回転するのみでは、
フライスにより切断される断面が、ピストンリン
グ外周に対し直角に切断されないため、ピストン
リングの左右の回転と同時に第2図に示す如くフ
ライス3も前後進されるものである。
従つて第1図の状態にセツトされたピストンリ
ング8を第2図の実線の状態(ピストンリング右
回転させフライスを前進させる)でテーブル98
を前進、後退させ左合い口81を切断し第1図の
状態にもどし、次に第2図の想像線の状態(ピス
トンリングを左回転させフライスを退進させる)
でテーブル98を前進、後退させ右合い口82を
切断し合い口を切放するものである。
かかる従来の装置にあつてはピストンリングの
径、合い口大きさに応じて左右の回転角及びフラ
イスの高さ、前後の移動量をその都度調整する必
要があるばかりでなく、通常の直角合い口以外の
例えばテーパ合い口を形成する複数のピストンリ
ングの合い口を切り放すことは不可能であり、テ
ーパ合い口のピストンリングは一本ずつ予めピス
トンリング軸心に対し一定角度、傾斜したフライ
スを有する第1図の如きフライス盤で加工される
ものであつた。従つて同一ラインで直角合い口と
テーパ合い口のピストンリングを加工することは
不可能であり、又テーパ合い口のピストンリング
加工には一本ずつの加工しかできないため多大の
時間を要するなどの問題点があるものであつた。
本発明はかかる従来のピストンリング切放装置
の問題点を解決するものであり、ピストンリング
の径及び合い口大きさの変更に対しても容易に対
応され得ると共に、複数本のピストンリングを同
時に加工しうるものであり、さらには直角、テー
パ合い口、いずれのピストンリングをも複数本同
時に加工しうるピストンリング切放装置を得るも
のである。
以下、第3図以後に本発明実施例図を示すと共
に詳細に説明する。
まず本発明の要旨とするところは、特許請求の
範囲に記載した如く下記5つの構成によりなるも
のである。
1 回転軸30により回転されるフライス3を有
すること。
2 テーブル面14上にピストンリング8を配置
したテーブル1を有すること。
3 テーブル1にはピストンリング8のクランプ
手段2、及びテーブルの回転手段5を有するこ
と。
4 テーブル1には、テーブル面14と平行かつ
フライス回転軸30と直角にテーブル1を移動
させる送り手段7を有すること。
5 テーブル1の回転するテーブル軸に対し、ピ
ストンリング8の中心80を偏心させてテーブ
ル面14上にピストンリングを取り付けるこ
と。
上記の如き特徴を有する本発明のピストンリン
グ切放装置を実施例図に従い、その構成及び作動
につき以下詳細に説明する。
第3図は本発明の一実施例を示すものであり、
第4図は第3図の正面図、第5図はテーブル部の
拡大断面図である。
まず第3図、第4図に示す如く、装置の基台9
には実施例では送りシリンダ70による送り手段
7により移動可能な円筒状のテーブル1を組み付
け、テーブル面14上にピストンリング8を配置
する。又テーブル1は回転手段5によつて回転可
能であり、ピストンリング8をクランプするクラ
ンパ28が取り付けられる。一方、基台9にはモ
ータ38によつて回転されるフライス3がフライ
ス回転軸30及び主軸台32により支承されて取
り付けられる。
テーブル1の構造は第5図に示す如くピストン
リング8をクランプするクランパ28と結合され
たクランプ手段2が設けられる。クランプ手段と
しては応答性、機構の点より図示する如きクラン
プシリンダ20及びピストン21によつて構成さ
れ、シリンダの作動室24,25へは流体注入孔
が設けられる。又クランパ28にはテーブル1の
回転中心位置にテーブルに固着したピン22を嵌
合される。一方テーブル1はテーブル基板11と
メタル12を介して回転可能に結合されており、
第3図に示す如くテーブルに設けたアーム13を
移動することによつてテーブル1が回転される。
この回転させる手段5としては、応答性等の理由
により回転シリンダ50及びピストン51の往復
動作によつてなされるのが好ましく、回転角度は
ストツパ52,53によつて調整される。さらに
テーブル1が右又は左へ回転して所定の加工位置
にある場合、テーブル1の回転位置を固定する手
段としてテーブル1内にロツク手段4を設けるこ
とが望ましく、ロツク手段は実施例ではロツクシ
リンダ40とピストン41とによつて構成され、
流体の注入によつてピストン41先端の圧接板4
5とテーブル基板11とを圧接させて回転固定す
るものである。
次に第6図は本発明のピストンリング切放装置
におけるピストンリングの加工状態を示すもので
あり、実線が右合い口82を加工する場合、一点
鎖線が左合い口81を加工する場合を示す。テー
ブル面14上のピストンリング8をクランプ手段
2によりクランプした状態で、回転手段5により
左へ回転しロツク手段により回転位置を固定した
後、送り手断7によつてテーブル1を矢印Xのテ
ーブル面と平行かつフライス回転軸30と直角方
向は進め、右合い口82をフライス3により切断
する。切断完了後送り手段7によりテーブル1を
矢印X方向へもどしロツク手段4を解除後、回転
手段5によりテーブル1を右回転させ再び回転位
置を固定した後、矢印X方向へテーブルを進め一
点鎖線の状態の如くピストンリング8の左合い口
をフライス30によつて切断する。この場合に、
ピストンリング8の中心80とテーブル1のテー
ブル軸中心10とが偏心されているため、ピスト
ンリングの左右でのテーブル回転位置にある場合
いずれにあつてもフライス3とピストンリング8
外周とが直角をなし、フライス3は位置固定した
ままテーブル1の回転のみで精度の高い加工を行
いうる。このピストンリング8とテーブル1の中
心の偏心量は第7図に示す如くピストンリング8
の左右合い口81,82の曲率中心位置84をテ
ーブル1の軸中心10位置に対応させることによ
つて決定される。
さらに本発明にあつては第3、第4図に示す如
くフライス3を回転板軸60中心に回転する回転
板6に組み付けることが実施されるものであり、
回転板6にフライス動力用モータ38を組み付
け、ベルト34を介してフライス回転軸主台32
へ動力を伝達する。一方回転板6は軸60中心に
図示しない装置で回転され、第8図に示す如く所
定の角度を割り出されうる。この場合フライス3
は回転板軸60上にあつて、テーブル面14の高
さはフライス3中心がピストンリング8群の中心
となる如くされる。従つて第7図の如き本発明装
置でピストンリング8を加工することにより、所
望のテーパ合い口を有するピストンリングを加工
され得るものであり、もちろんフライス回転軸3
0を水平にすれば直角合い口ピストンリングも加
工されうるものである。
特にテーパ合い口ピストンリングを複数本同時
に加工する場合には第9図に示す如く、テーブル
面14上にピストンリング8を重ねそのピストン
リングの中心位置をテーブル移動方向と直角方向
に所定位置ずつずらせて加工される。即ちテーパ
合い口の上面と下面との切断ずれl分だけ第2の
ピストンリング8′は第1のピストンリング8に
対して切断位置が異なるため、そのl分ピストン
リング中心80,80′をずらせば第1、第2の
ピストンリングは全く同じ形状に加工されるもの
であり、複数本のピストンリングを同時に加工し
得るものである。又この場合に位置決め用治具1
7を用いてピストンリングの取り付けを容易にす
ることがなされる。
又かかる位置決め用治具17はピストンリング
8のテーブル面14上に設置する場合に、ピスト
ンリングの径、合い口大きさ等に応じて準備して
あり、多種のピストンリングを加工する場合、こ
の治具の交換とテーブルの回転角度を調整するこ
とのみによつて、又特にテーパ合い口のものは回
転板を回転調整することによつてすべてのピスト
ンリングの合い口加工に適用され得るものであ
る。
以上記した如く本発明のピストンリング切放装
置は、ピストンリングの径及び合い口大きさの変
更に対しても容易に対応され得るものであり、さ
らにテーパ合い口の複数のピストンリングをも同
時に加工され得るばかりでなく、直角合い口、テ
ーパ合い口、いずれのピストンリングをも同一機
械で加工し得るものであり極めて生産性に優れる
ものである。
尚、実施例にあつては回転手段、送り手段等に
流体圧機構を用いたが機械式のものでも可能であ
り、又設置条件等によつて縦型、横型いずれにも
されうることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図:従来の切放装置正面図、拡大
側面図、第3図:本発明の切放装置実施例平面
図、第4図:第3図の正面図、第5図:第4図の
部分拡大断面図、第6図、第7図:本発明切放装
置の加工状態を示す図、第8図:本発明の他の実
施例を示す図、第9図:本発明の他の加工状態を
示す図。 付号の説明、1……テーブル、10……テーブ
ル軸中心、2……クランプ手段、20……クラン
プシリンダ、28……クランパ、3……フライ
ス、30……フライス軸、4……ロツク手段、4
0……ロツクシリンダ、5……回転手段、50…
…回転シリンダ、6……回転板、60……回転板
軸、7……送り手段、70……送りシリンダ、8
……ピストンリング、80……ピストンリング中
心、81,82……合い口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 略だ円状のピストンリング素材をフライス盤
    にて合い口を切り放すピストンリング切放装置に
    おいて、 回転軸30により回転されるフライス3を有
    し、テーブル面14上にピストンリング8を配置
    したテーブル1を有し、該テーブル1にはピスト
    ンリング8のクランプ手段2及びテーブルの回転
    手段5及び、テーブル面と平行かつフライス回転
    軸と直角方向にテーブル1を移動させる送り手段
    7を有すると共に、テーブル1の回転中心に位置
    し水平な基台9に垂直なテーブル軸の軸中心10
    に対し、ピストンリング8の中心80を偏心させ
    てテーブル面14上にピストンリング8を取り付
    けたことを特徴とするピストンリング切放装置。 2 前記フライス3の回転軸30が、これと平行
    であり、かつ回転可能な回転板6に組み付けら
    れ、該回転板の軸60とテーブル軸が直行するこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の
    ピストンリング切放装置。 3 前記クランプ手段2、テーブルの回転手段
    5、及び送り手段7がそれぞれクランプシリンダ
    20、回転シリンダ50、送りシリンダ70であ
    り、さらにテーブル1には回転位置固定するロツ
    ク手段4を有することを特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項記載のピストンリング切放装置。 4 前記テーブル1の面上にピストンリング8を
    複数取り付け、さらに前記フライス3をテーブル
    軸に対し傾斜して組み付けると共に、ピストンリ
    ング8の位置をテーブル1の移動方向と直角方向
    にずらせて重ねて取り付けたことを特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項記載のピストンリング切
    放装置。
JP13080780A 1980-09-22 1980-09-22 Piston ring detacher Granted JPS5761409A (en)

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JP13080780A JPS5761409A (en) 1980-09-22 1980-09-22 Piston ring detacher

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JP13080780A JPS5761409A (en) 1980-09-22 1980-09-22 Piston ring detacher

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JPS5761409A JPS5761409A (en) 1982-04-13
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JP13080780A Granted JPS5761409A (en) 1980-09-22 1980-09-22 Piston ring detacher

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529604Y2 (ja) * 1986-12-28 1993-07-29
JPH03136603A (ja) * 1990-06-30 1991-06-11 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> スライドファスナー用上止め成形装置
CN102430784A (zh) * 2010-09-29 2012-05-02 中国北车集团大连机车研究所有限公司 活塞外圆偏心加工方法
CN102139389A (zh) * 2011-04-12 2011-08-03 南通德鑫数控机床有限公司 活塞环向心开口铣削机构

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JPS5761409A (en) 1982-04-13

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