JPS5824213B2 - 振動ねじ立て方法及び装置 - Google Patents
振動ねじ立て方法及び装置Info
- Publication number
- JPS5824213B2 JPS5824213B2 JP4011579A JP4011579A JPS5824213B2 JP S5824213 B2 JPS5824213 B2 JP S5824213B2 JP 4011579 A JP4011579 A JP 4011579A JP 4011579 A JP4011579 A JP 4011579A JP S5824213 B2 JPS5824213 B2 JP S5824213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- command
- pulse
- tapping
- main shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はタップにそのリード角方向の振動を与えてねじ
立てを行う振動ねじ立て方法及び装置の改良に関するも
ので、その目的とするところはパルスモータ−を高速度
回転できるようにして高糖ねじ加工を行わせんとするに
ある。
立てを行う振動ねじ立て方法及び装置の改良に関するも
ので、その目的とするところはパルスモータ−を高速度
回転できるようにして高糖ねじ加工を行わせんとするに
ある。
本出願人は先に、特公昭42−17400号公報に示す
ように、油圧パルスモータ−を用いてその回転軸を2単
位正回転させ、次いで1単位逆回転させこれにねし立て
工具ピッチに等しいめねじに螺合するおねじ主軸を連結
し、該おねじ主軸先端にねじ立て具を取り付けて振動ね
じ立てを行う方法及び装置を発明したが、油圧パルスモ
ータ−を用いているので最近のマシニングセンタなどに
利用するのが困難な上、特に2単位正回転し、次いで1
単位逆回転させているので高速回転すると脱調し易く、
高速回転が不可能なので高精度ねじ加工が行えず実用化
できないという欠点があった。
ように、油圧パルスモータ−を用いてその回転軸を2単
位正回転させ、次いで1単位逆回転させこれにねし立て
工具ピッチに等しいめねじに螺合するおねじ主軸を連結
し、該おねじ主軸先端にねじ立て具を取り付けて振動ね
じ立てを行う方法及び装置を発明したが、油圧パルスモ
ータ−を用いているので最近のマシニングセンタなどに
利用するのが困難な上、特に2単位正回転し、次いで1
単位逆回転させているので高速回転すると脱調し易く、
高速回転が不可能なので高精度ねじ加工が行えず実用化
できないという欠点があった。
本発明は最近各種の改良がなされて高出力化、小型化さ
れている電気パルスモータ−を用い、この回転軸を正回
転させた后直に逆回転させずに所定パルス数体止させて
その方向の慣性力を消失させた后、逆回転させて、次い
で所定パルス数体止させてその方向の慣性力を消失させ
るという指令パルスプログラムを繰返すことによりおね
じ主軸を脱調することな(高速回転させて従来の欠点を
除くようにしたものである。
れている電気パルスモータ−を用い、この回転軸を正回
転させた后直に逆回転させずに所定パルス数体止させて
その方向の慣性力を消失させた后、逆回転させて、次い
で所定パルス数体止させてその方向の慣性力を消失させ
るという指令パルスプログラムを繰返すことによりおね
じ主軸を脱調することな(高速回転させて従来の欠点を
除くようにしたものである。
次に添附図面に示した本発明の一実施例装置及び方法に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
1は電気パルスモータ−でタップ盤支柱3上にもうけた
ヘッド2に取付ける。
ヘッド2に取付ける。
この電気パルスモータ−の軸4の一端に、先端が断面正
方形軸となっている駆動軸5を同心にして取付ける。
方形軸となっている駆動軸5を同心にして取付ける。
駆動軸5の先端は使用するねじ立て工具のピッチに等し
いおねじ主軸6の上端に設けた断面正方形の角穴にはめ
あわせる。
いおねじ主軸6の上端に設けた断面正方形の角穴にはめ
あわせる。
このはめあいによって軸40円周方向の振動と同じ駆動
力を摩擦・′νく軸方向の滑り運動をしながら確実にお
ねじ主軸6に与えることができる。
力を摩擦・′νく軸方向の滑り運動をしながら確実にお
ねじ主軸6に与えることができる。
このおねじ主軸6はヘッド2に固定した使用するねし立
て工具のピッチに等しいめねじ7にねじこまれており、
そのリード角に従ってねじ送りされるようになっている
。
て工具のピッチに等しいめねじ7にねじこまれており、
そのリード角に従ってねじ送りされるようになっている
。
従って電気パルスモータ−1の軸40回転運動にともな
いおねじ主軸6にもうけたチャック8にがたなく装着し
たタップ9は矢印aの方向に回転しながらその軸方向に
上下することができる。
いおねじ主軸6にもうけたチャック8にがたなく装着し
たタップ9は矢印aの方向に回転しながらその軸方向に
上下することができる。
10はベッド11上に固定した工作物である。
次に作用について説明する。
第2図においては、2パルス正転2Fパルスを与えてお
ねじ主軸6を正回転させ、ここで直ちに逆転Bパルスを
与えずに、一度1パルス分だけ休止させ、すなわち休止
Rパルスとし、回転軸の慣性力を消失させ、然るのちに
1パルス逆転1Bパルスを与えておねじ主軸6を逆転さ
せる。
ねじ主軸6を正回転させ、ここで直ちに逆転Bパルスを
与えずに、一度1パルス分だけ休止させ、すなわち休止
Rパルスとし、回転軸の慣性力を消失させ、然るのちに
1パルス逆転1Bパルスを与えておねじ主軸6を逆転さ
せる。
次にここでも休止Rパルスを1パルス分与えて回転軸の
慣性力を完全に消失させるようにする。
慣性力を完全に消失させるようにする。
このようにして上述の2F→1R→1B→1Rの1サイ
クルの指令パルスによるおねじ主軸6の正逆回転の駆動
力がお互に干渉することなく、おねじ主軸6を指令パル
スどおりに振動と回転駆動させることができるようにな
る。
クルの指令パルスによるおねじ主軸6の正逆回転の駆動
力がお互に干渉することなく、おねじ主軸6を指令パル
スどおりに振動と回転駆動させることができるようにな
る。
おねじ主軸6はこの2F−R→I B−’Hのサイクル
の繰返しによって正転、逆転しながら1パルス分の回転
角度だけ正転方向に前進する。
の繰返しによって正転、逆転しながら1パルス分の回転
角度だけ正転方向に前進する。
また、タップ工具形状、工作物材質、形状によっては第
3図のように11F→4R→1B→1Rというプログラ
ムによって電気パルスモータ−を駆動する。
3図のように11F→4R→1B→1Rというプログラ
ムによって電気パルスモータ−を駆動する。
いずれにしても、正転、逆転を与えたときのパルス数に
比例したX数の休止パルスxRを与える必要がある。
比例したX数の休止パルスxRを与える必要がある。
この休止パルスを考慮することによっておねじ主軸6を
所定のプログラムどおりに脱調することなく、正常に、
駆動できて、しかも1秒間あたりのパルス数との組合せ
によって微少角度をもって正転、逆転しながらおねじ主
軸6を連続して高速回転させることができるようになる
。
所定のプログラムどおりに脱調することなく、正常に、
駆動できて、しかも1秒間あたりのパルス数との組合せ
によって微少角度をもって正転、逆転しながらおねじ主
軸6を連続して高速回転させることができるようになる
。
このようにすることによってタップ9はそのリード角方
向である矢印すの方向に振動し、かつ回転しながらベッ
ド11上に固定した工作物10に対して振動ねじ立て作
業を行うことができるようになる。
向である矢印すの方向に振動し、かつ回転しながらベッ
ド11上に固定した工作物10に対して振動ねじ立て作
業を行うことができるようになる。
すなわち、タップすくい面と切りくずとが規則的に離れ
る機構となり、パルス切削力を工作物に与えて切削する
振動切削機構によるねじ立てができるようになる。
る機構となり、パルス切削力を工作物に与えて切削する
振動切削機構によるねじ立てができるようになる。
そして、例えば、切削油剤はすくい面金面に完全に給油
されるようになり、そのすくい面摩擦係数は普通ねし立
ての約%に減少し、切削トルクは約尾〜珂程度に減少す
る。
されるようになり、そのすくい面摩擦係数は普通ねし立
ての約%に減少し、切削トルクは約尾〜珂程度に減少す
る。
使用したタップと同形状のめねじを量産加工することが
できる。
できる。
その1例をあげると、炭素鋼材に対してM4XO17タ
ツプを用いてのねじ立てに際して、慣用ねじ立ての切削
トルク9.2 kg f−のを本発明による第2図のプ
ログラムによって回転数62RPMをもって4 kg
f−閑に減少させ、その有効径拡大しろを半減させるこ
とに成功した。
ツプを用いてのねじ立てに際して、慣用ねじ立ての切削
トルク9.2 kg f−のを本発明による第2図のプ
ログラムによって回転数62RPMをもって4 kg
f−閑に減少させ、その有効径拡大しろを半減させるこ
とに成功した。
また、アルミニウム材に対してM2X0.4タツプを用
いてのねじ立てに際して、慣用ねじ立ての切削トルク1
.5kgf−αを、本発明による22F→5R→1B→
1Rのプログラムによる振動ねじ立てによって回転数7
2RPMをもって0.5kgf−確に減少させ、折損し
難いタップとすることに成功した。
いてのねじ立てに際して、慣用ねじ立ての切削トルク1
.5kgf−αを、本発明による22F→5R→1B→
1Rのプログラムによる振動ねじ立てによって回転数7
2RPMをもって0.5kgf−確に減少させ、折損し
難いタップとすることに成功した。
本発明によれば、電気パルスモータ−を用い指令パルス
数正回転→指令パルス数体止→指令パルス数逆回転→指
令パルス数体止の指令パルスプログラムを繰返すように
なっているので正逆転切換に際しその回転方向の慣性を
完全に消失することができるので、従来の油圧パルスモ
ータ−を用いた2パルス正転、■パルス逆転を繰返す方
式に比較して指令パルスに忠実なタップの振動、回転運
動ができ、しかも高速回転が可能なので精密ねし加工が
行え、全体を小型化でき、電気結線のみでよいので振動
ねし立てのマシングセンタへの適用が可能となるという
特徴を有するものである。
数正回転→指令パルス数体止→指令パルス数逆回転→指
令パルス数体止の指令パルスプログラムを繰返すように
なっているので正逆転切換に際しその回転方向の慣性を
完全に消失することができるので、従来の油圧パルスモ
ータ−を用いた2パルス正転、■パルス逆転を繰返す方
式に比較して指令パルスに忠実なタップの振動、回転運
動ができ、しかも高速回転が可能なので精密ねし加工が
行え、全体を小型化でき、電気結線のみでよいので振動
ねし立てのマシングセンタへの適用が可能となるという
特徴を有するものである。
なお本発明はねし立ての下孔加工用として振動リーマ加
工方法及び装置にそのま又適用し得るものである。
工方法及び装置にそのま又適用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する本発明装置の一実施例要
部切断正面図、第2図、第3図は指令パルスプログラム
の第1、第2の実施例である。 1・・・・・・電気パルスモータ−16・・・・・・お
ねじ主軸、7・・・・・−使用するねじ立て工具のピッ
チに等しいめねじ、9・・・・・・ねじ立て工具。
部切断正面図、第2図、第3図は指令パルスプログラム
の第1、第2の実施例である。 1・・・・・・電気パルスモータ−16・・・・・・お
ねじ主軸、7・・・・・−使用するねじ立て工具のピッ
チに等しいめねじ、9・・・・・・ねじ立て工具。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ねじ立て工具ピッチに等しいめねじに螺合するおね
じ主軸を、パルスモータ−により指令パルス数正回転さ
せ、次いで指令パルス数体止させてその方向の慣性力を
消失させ、次に指令パルス数逆回転させ、次いで指令パ
ルス数体止させて逆転方向慣性力を消失させ、前記指令
パルスプログラム繰返すことにより前記主軸先端に取り
付けたねじ立て工具により回転方向に微少振巾させ乍ら
連続回転して振動ねじ立てを行うようにした振動ねじ立
て方法。 2 主軸受に設けたねじ立て工具ピンチに等しいめねじ
に螺合するおねじ主軸を駆動する電気パルスモータ−を
有し、該電気パルスモータ−に対して指令パルス数正回
転→指令パルス数体止→指令パルス数逆回転→指令パル
ス数体止を繰返し与える指令パルスプログラムを備え、
前記おねじ先端にねし立て具を取り付けてなる振動ねし
立て装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011579A JPS5824213B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 振動ねじ立て方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011579A JPS5824213B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 振動ねじ立て方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55137833A JPS55137833A (en) | 1980-10-28 |
JPS5824213B2 true JPS5824213B2 (ja) | 1983-05-19 |
Family
ID=12571836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4011579A Expired JPS5824213B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 振動ねじ立て方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5824213B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6031929U (ja) * | 1983-08-06 | 1985-03-04 | 株式会社 日立工機原町工場 | タッピング盤の反転制御装置 |
JPS62224520A (ja) * | 1986-03-25 | 1987-10-02 | Fanuc Ltd | タツピング加工制御方式 |
JPH0253517A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-22 | Junichiro Kumabe | 断続パルス切削力波形の超音波振動と低周波振動の重畳振動によるねじ溝加工方法及び装置 |
JPH08243840A (ja) * | 1995-03-08 | 1996-09-24 | ▲吉▼川鐵工株式会社 | タッピングマシン |
-
1979
- 1979-04-03 JP JP4011579A patent/JPS5824213B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55137833A (en) | 1980-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR910000613Y1 (ko) | 나사가공장치 | |
JP2003025150A (ja) | 歯付工作物の歯面のばり取りおよび精密機械加工を行うための装置 | |
EP0167841A3 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Entgraten einer inneren Kante einer Bohrung oder dergleichen eines Werkstückes | |
JPS5824213B2 (ja) | 振動ねじ立て方法及び装置 | |
JPH10118842A (ja) | 小型精密の多条ネジ切削加工方法とその切旋盤 | |
JP2002011616A (ja) | 歯切工具及び歯切加工方法 | |
JP2556382B2 (ja) | 工作機械の割出刃物台 | |
JPH0438525B2 (ja) | ||
JPH11114762A (ja) | Nc工作機械用の駆動装置 | |
JP2648598B2 (ja) | ネジ孔加工装置 | |
JPS6044247A (ja) | 型状に形成され母型又は父型として使用されるワ−クを総形削りするための方法と装置 | |
JP2585420Y2 (ja) | 刃先位置変更可能な切削工具装置 | |
JPS6451201A (en) | Working method for twisting and its device | |
JPH06277946A (ja) | 加工装置 | |
JP2769252B2 (ja) | ねじ切り加工装置 | |
JPH06277962A (ja) | ねじ締め装置 | |
JPS631390A (ja) | 速度制御において速度又は加速度指令を付与する方法 | |
JPS63272401A (ja) | 複合加工工作機械における主軸台の駆動構造 | |
JP2002126902A (ja) | 自動旋盤と自動旋盤における切削加工方法 | |
JPH0224014A (ja) | 複数の加工工具取付軸の廻転速度を個別に変換せしめる事を特徴とする多軸加工法 | |
JPH07214403A (ja) | フェーシングヘッド | |
JPH08267322A (ja) | ねじ切り装置 | |
JPH1086018A (ja) | ねじ切り加工装置 | |
JPH0627286Y2 (ja) | 公転工具の公転半径調整装置 | |
JPS5936338Y2 (ja) | 差動送りタツピング装置 |