JPS5824160B2 - ドラム型衣類乾燥機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドラム型熱風衣類乾燥機の改良に関するもので
ある。

本発明の改良の対象となる従来のこの種の衣類卓潰機を
第１図について説明する。

１は本体で回転ドラム２を回転自在に支持している。

回転ドラム２はその前面板３に多数の透孔４を有し、熱
風発生器（バーナ）５で発生した熱風は熱風通路６を通
過して前記透孔４から回転ドラム２の内部に吸込まれる
。

７は回転ドラム２の後部に設けた吸引ファン、８は回転
ドラム２および吸引ファン７を１駆動するモータである
。

ところで上記従来の構造のものは、熱風を回転ドラム２
の内部に有効に吸込才せるために回転ドラム２の前面板
３と熱風通路６め開放端との間の気密性を高める必要が
あり、この気密保持のために使用する熱シール部材の取
付け、および耐久性に問題点のあること、熱風通路６が
短かいと熱風と空気が十分に混合されないので熱風の温
度が高くなって衣類に悪影響を与える。

熱風通路を長くすることは装置をコンノ々クトに設計す
る上の障害となること、回転ドラム２が停止した場合に
回転ドラムの底部の静止した衣類に熱風が吹付けられる
ので衣類が熱損すること、などの問題点がある。

本発明は以上の問題点を解決したドラム型衣類乾燥機を
提供オることを目的とするものであって、回転ドラムの
前方開口部にリング状の熱風供給環を設け、該熱風供給
環を介して回転ドラムに熱風を供給しようとするもので
ある。

以下、その実施例を第２図および第３図について説明す
る。

Ａは天板１１、底板１２、前板１３および裏板１４より
なる本体で、前板１３の正面開口部（衣類投入口）１５
には開閉蓋１６が取付けてあり、裏板１４の上部には排
気口１γが設げである。

１８Ｉｉ底板に取付けだ脚である。

Ｂは本発明の熱風供給環で、第３図に示すように、断面
コ型のリング状の外板１９と、同じく断面コ型のリング
状の内板２０とを周辺に設けた複数個（図示のものは４
個）の耳片２１をビスによって固定することによってド
ーナツ型に構成され、中央は衣類投入口２２、周囲は環
状の熱風室２３を形成し、外板１９を前板１３に固定す
ることによって本体ＡｊＣ固定される。

外板１９は下方に、熱風発生器（ガスバーナ又は電熱ヒ
ータ）２６と熱風管２７によって結合される熱風吹込口
２４を有し、内板２０ばその内面の上部に回転ドラムＣ
の内部に熱風を供給する多数の熱風噴出孔２５が設けで
ある。

回転ドラムＣはその前方開口部の周辺に設けた前方フラ
ンジ２８が軸受２９によって熱風供給環Ｂの内板２０に
よって支持されており、ドラムの内部には衣類を攪拌す
るバッフル３０を有し、その後部中心に設げた軸３１は
本体Ａの裏板１４に支持台３２を介し固定さｔたファン
ケース３３にに軸受３４によって支持されている。

３５はモータで、ファンケース３３内に収容された吸気
ファン３６をベルト３７で駆動すると共に、ベルト３８
によって回転ドラムＣを回転させる。

３９は回転ドラムＣの後部補強用のフレームである。

次にその作用効果を説明する。

熱風発生器２６で発生した熱風は熱風管２７を通過して
熱風供給環Ｂに入り、熱風噴出孔２５から回転ドラムＣ
内に噴出して内部の衣類を乾燥する。

回転ドラムＣ内の空気は吸気ファン３６によって吸引さ
れ、排気口１７から排出される。

熱風供給環Ｂの熱風室２３は環状に形成されているので
熱風は熱風室２３を通過する間に空気と十分に混合され
、適当な温度に降下するので、熱風管２γの長さを短か
くすることができ、装置をコンパクトに設計することを
可能ならしめる。

熱風供給環Ｂばまた、その内部で熱風が空気と共に攪拌
されるので均一な温度の熱風を回転ドラムＣ内に供給し
、かつ、そわ自体の放熱が衣類の乾燥に有効に作用する
。

回転ドラムＣはその前方フランジ２８が軸受２９によっ
て支持されているので十分な気密が保持され、第１図の
従来の乾燥機のように、熱風吹込口周辺の熱シール部材
等を必要としない。

まだ、熱風吹込口２４を熱風噴出孔２５と衣類投入口２
２を境いとして対称の位置に配設しであるので、熱風吹
込口２４から熱風室２３に入った熱風が熱風噴出孔２５
に至るまでの距離が犬となり、熱風室２３内における熱
風の拡散が効果的に行なわれることと相部って衣類に触
ね５る熱風温度が局部的に高くなることがなく、衣類が
熱風により損傷を生ずるおそれがない。

第１図の従来の乾燥機においては熱風が回転ドラムの下
方から吹込捷れるため、ドラムを駆動するベルトが切断
したりあろいははづれだりして回転ドラムが停止してい
るときに静止した衣類が熱風により損傷することがある
が、本発明においては、熱風は回転ドラムの上方に吹込
まれるので、そのようなことはない。

以上述べたように本発明は熱風供給環Ｂを採用すること
によって冒頭で述べた従来の衣類乾燥機のもつ問題点を
オペで解決し、熱効率が高く耐久性および安全性にすぐ
れ、しかも組立工作の容易なドラム型衣類乾燥機かえら
れるすぐれた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図：従来の衣類乾燥機で、イは正面図、口は側面図
、第２図：本発明の実施例の縦断面図１、第３図二本発
明の熱風供給環Ｂで、イは側断面図、口は内面図。 Ａ・・・本体、Ｂ・・・熱風供給環、Ｃ・・・回転ドラ
ム、１３・・・本体前板、１５・・・正面開口部、１９
・・・外板、２０・・・内板、２２・・・衣類投入口、
２３・・・熱風室、２４・・・熱風吹込口、２５・・・
熱風噴出孔、２６・・・熱風発生器、２７・・・熱風管
、２８・・・前方フランジ、３６・・・吸気ファン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 内面に多数の熱風噴出孔を有し、底部に熱風吹込口
   を有し、周囲に環状の熱風室、中央に衣類投入口を形成
   するドーナツ型の熱風供給環を回転ドラムの前方フラン
   チの内側に配置して本体前板の正面の開口部周辺に固定
   し、該熱風供給環によって前記回転ドラムの前方フラン
   ジを回転自在に支持し、前記熱風吹込口を熱風発生器と
   熱風管によって結合し、前記回転ドラムの後方には吸気
   ファンを設けたことを特徴とするドラム型衣類乾燥機。 ２ 前記熱風供給環は断面コ型のリング状の外板と内板
   とによってドーナツ型に形成され、外板を本体の前板を
   固定し、内板によって前記回転ドラムの前方フランジを
   回転自在に支持することを特徴とする特許請求の範囲１
   のドラム型衣類乾燥機。 ３ 前記多数の熱風噴出孔は熱風供給環の内面の上部に
   のみ設けであることを特徴とする特許請求の範囲１また
   は２のドラム型衣類乾燥機。 ４ 前記熱風吹込口と前記熱風噴出孔とを前記衣類投入
   口を境いとしてほぼ対称の位置に設けたことを特徴とす
   る特許請求の範囲１捷たは２または３のドラム型衣類乾
   燥機。