JPS5823816B2 - 車両用ピンの製造方法 - Google Patents

車両用ピンの製造方法

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JPS5823816B2
JPS5823816B2 JP10717380A JP10717380A JPS5823816B2 JP S5823816 B2 JPS5823816 B2 JP S5823816B2 JP 10717380 A JP10717380 A JP 10717380A JP 10717380 A JP10717380 A JP 10717380A JP S5823816 B2 JPS5823816 B2 JP S5823816B2
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JP
Japan
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arrow
hole
finishing
mold
rough
Prior art date
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Expired
Application number
JP10717380A
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English (en)
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JPS5732843A (en
Inventor
富沢正次郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMIZAWA TETSUKOSHO KK
Original Assignee
TOMIZAWA TETSUKOSHO KK
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Publication date
Application filed by TOMIZAWA TETSUKOSHO KK filed Critical TOMIZAWA TETSUKOSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、車両の台車、ブレーキ系などに使用するピ
ンの製造方法に関するものである。
この種のピンは、従来は第13図、第14図に示す如く
ピンaのコツタ一孔すをあける場合、機械加工による関
係上、コツタ一孔すの口縁Cはエツジとなり、これにパ
リなどがつくので取扱上怪我をするおそれがあるため、
−々ヤスリを用いてパリを除く手数を要す。
その上、ピンB上にはブツシュを介してテコなどを嵌め
合せてコツタ一孔すにコツターdを差し込み、その足を
左右に開く場合にコツターdの足の間に先端に一定の角
度を有するコツター割りの矢を挿入してハンマーで強く
打って拡げるから、開かれる足の曲り目はエツジに強く
打ちつけられてその個所を損傷するおそれがあるし、ま
た使用中は絶えず振動などを受けてコツターdは口縁C
のエツジと擦れて摩耗する。
そのため口縁Cの特に両側には適当な面取り加工を施せ
ば、この弊害を防止できるが、ピンを一個ずつ機械にか
けて面取り作業を行うということは加工費が相当高価に
ついて実際には到底行い難いところである。
この発明は、上記の欠点を除去するため、大造りによっ
てコツタ一孔を形成し、その際同時にコツタ一孔口縁に
傾斜面あるいは丸味あるR何面で面取りを簡単に行って
エツジを生ずることがないようになすことを目的とする
製造方法である。
以下図面についてその実施態様を説明すれば、先ず鋼材
の丸棒を所定の長さに切断してピン素材となし、これを
加熱して鍛造により頭部1の素形態を造ることは従来の
場合と同様である。
頭部1を造った素材2は、その身部の先の部分を温度9
00〜1000度Cに加熱して第2図に示す如き受型B
上に置き、パワープレスによって荒冶矢3を以て素材2
の身部を強圧し、これに粗孔4を形成する。
この荒治矢3は第1図に示す如くその基部には傾斜面5
,5を設けて置くか、あるいはこれに代って第3図に示
すようなR何面を設けて置く。
また荒治矢3は素材2の身部を上下に貫通することなく
、(第7図)半径または半径よりやや深く素材2の身部
に嵌入する程度の長さとする。
このような荒治矢3を以つ粗孔4を形成したならば、次
に素材2の身部を前記受型B上において180度回わし
て向を変え、反対側から同荒治矢3を以て同じく粗孔4
をあける。
そうすると、両側からあけられた粗孔4,4はほぼ一致
して一つの孔となり、この粗孔4の各外端口縁部には前
記傾斜面5,5(またはR何面)によって面取り6゜6
がなされる。
このようにすると、素材2の身部は加工部分が膨らんで
変形するから、次にこれを円形の割型Aの下型mに入れ
てパワープレスを以て同上型nで一度これを矯正する。
続いてこの素材2の身部は、別の受型C上に移し、前記
粗孔4内に仕上矢7を強圧して挿入し、また同受型C上
において素材2を180度回わして反対側からも同様同
仕上矢7を通す。
仕上矢7は第5図に示す如く荒治矢3よりも長く形成し
たものであるから、反対側からあけられた前記粗孔4.
4の内面の張り出しなどを正して内面を仕上げ、かくし
て再びこれを前述の円形割型A上に移し、割型Aで挾ん
で強圧して外形を矯正する。
なお、上記の加工処理において使用する荒治矢:3は、
その左右両側に傾斜面5,5を形成したが、これと同じ
要領で傾斜面5,5を前後両面に形成すること第4図に
示す如くすれば、第9図及至第11図に示す如くコツク
一孔8の口部四方の縁に傾斜面による面取り6を一挙に
行うことができる6勿論R付面の場合でも同様である。
このようにして出来たピン素材は、これを焼き鈍した後
、旋盤加工し、高周波焼入れをなして完成品とするが、
使用個所によっては焼入れを行わずそのまま完成品とす
る。
第8図は、以上の方法を実施するのに適する型を示すも
ので、パワープレスによって上下に移動する上型9と、
固定して設ける下型10とからなり、上型9には既述の
円形割型Aの一方n荒治矢3および仕上矢7を並べて設
け、これに対し下型10には下記円形割型Aの相手とな
る型mおよび荒治矢3および仕上矢7と相対する受型B
、Cを並べて設け、これによって加熱状態にある素材2
を下型10上で移動し、上型9の上下動によってB 、
B−A−C、C−Aの順に素材を操作して上型10に
よって強圧すれば、前記の火造り作業を簡便に行うこと
ができるものである。
この方法は、以上の如くであるから、火造りの過程にお
いてコツタ一孔をあけると同時に、その孔の口縁に面取
りを行うことができ、したがって大量のピンを機械仕上
げによって一個ずつ面取りを行ったのでは時間を要し、
工費も嵩むので列置実現し得られない工作を火造りによ
って一挙に、しかも能率よく解決できた点において、車
両用ピンの製造方法として経済的に頗る有用な方法であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係る車両用ピンの製造方法の実施例
を示すもので、第1図は、荒治矢を示す正面図。 第2図は、受型の形状を示す正面図。第3図は、荒治矢
の他の実施例を示す正面図。 第4図は、さらに他の一例として四面取りの場合を示す
荒治矢の正面図。 第5図は、仕上矢を示す正面図。 第6図は、第5図イーイ線の断面図。第7図は、ピン素
材に荒治矢が嵌入した要領を示す説明図。 第8図は、上型、下型の関係を示す正面図。第9図は、
この方法を以て作成したピンの完成品を示す正面図。 第10図は、第9図ハーバ線の断面図。 第11は、第9図ハーバ線の断面図。第12図は、第9
図の傾斜面に代えR何面で面取りした場合の実施例を示
すコツタ一孔部分におけるピンの横断面図。 第13図は、従来のピンのコツタ一孔の形状を示す正面
図。 第14図は、第13図に示すコツタ一孔にコツターを挿
入しコツターの足を開く要領を示すピンの横断面図であ
る。 2・・・・・・ピン素材、3・・・・・・荒治矢、4・
・・・・・粗孔、5・・・・・・傾斜面、6・・・・・
・面取り、7・・・・・・仕上矢、8・・・・・・コツ
タ一孔1.9・・・・・・上型、10・・・・・・下型
、A・・・・・・円形割型、B、C・・・・・・受型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱状態にあるピン素材を受型上に載せて、上部か
    ら基端に倒へ字形の傾斜面またはR何面を有する荒治矢
    で素材の身部にその太さの約半分乃至半分よりやや深い
    粗孔をあけ、ついで素材を同受型上において180度回
    わして反対側から同じく荒治矢で強圧することによって
    口縁に前記傾斜面またはR何面による面取り部を有する
    粗孔をあける第1の工程と、続いてこの素材身部を円形
    の割型に移し入れて強圧し、一度その加工部の膨らみを
    矯正する第2の工程と、さらに続いてこれを仕上矢の下
    にもたらし前記粗孔に仕上矢を押圧挿入し、ついでこの
    素材を180度回わして反対側からも同様に同仕上矢を
    通すことによって粗孔内面を仕上げる第3の工程と、さ
    らにその素材身部を前記円形割型に入れて強圧し、素材
    身部を矯正する第4の工程との結合からなる車両用ピン
    の製造方法。
JP10717380A 1980-08-06 1980-08-06 車両用ピンの製造方法 Expired JPS5823816B2 (ja)

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JPS5732843A JPS5732843A (en) 1982-02-22
JPS5823816B2 true JPS5823816B2 (ja) 1983-05-17

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042981U (ja) * 1983-08-31 1985-03-26 松下電工株式会社 超音波スイツチ
JPS61107179A (ja) * 1984-10-30 1986-05-26 Matsushita Electric Works Ltd 車両用超音波式障害物検知装置
JPS61107180A (ja) * 1984-10-30 1986-05-26 Matsushita Electric Works Ltd 車両用超音波式障害物検知装置

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JPS5732843A (en) 1982-02-22

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