JPS5823727B2 - 鉄心リアクトル - Google Patents
鉄心リアクトルInfo
- Publication number
- JPS5823727B2 JPS5823727B2 JP3875777A JP3875777A JPS5823727B2 JP S5823727 B2 JPS5823727 B2 JP S5823727B2 JP 3875777 A JP3875777 A JP 3875777A JP 3875777 A JP3875777 A JP 3875777A JP S5823727 B2 JPS5823727 B2 JP S5823727B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- plate
- iron core
- leg
- reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は空隙を有する鉄心リアクトルに係り、特に磁
束による鉄心の局部加熱を防止する鉄心の構造に関する
ものである。
束による鉄心の局部加熱を防止する鉄心の構造に関する
ものである。
空隙を有する鉄心を利用するりアクドルにおいては、鉄
心を通過する磁束が空隙部で周辺に拡散され、再び鉄心
ブロックに入るが、積鉄心構造の鉄心では特に上下ヨー
クに近い鉄心ブロックに磁束の集中が多く、この部分の
平面側鉄心に局部加熱を生ずる。
心を通過する磁束が空隙部で周辺に拡散され、再び鉄心
ブロックに入るが、積鉄心構造の鉄心では特に上下ヨー
クに近い鉄心ブロックに磁束の集中が多く、この部分の
平面側鉄心に局部加熱を生ずる。
第１図は空隙を有する鉄心リアクトルの脚部断面図、第
２図は空隙を有する鉄心リアクトルの３相３脚鉄心の中
央脚の上部を示す斜視図であり、図において１は鉄心、
２は鉄心ヨーク部、３は鉄心脚え板、４は鉄心脚部の鉄
心ブロック、５は鉄心脚部の空隙である。
２図は空隙を有する鉄心リアクトルの３相３脚鉄心の中
央脚の上部を示す斜視図であり、図において１は鉄心、
２は鉄心ヨーク部、３は鉄心脚え板、４は鉄心脚部の鉄
心ブロック、５は鉄心脚部の空隙である。
従来のりアクドルの鉄心において積鉄心構造の場合は、
第２図に示すように、鉄心脚部は適当に細分化された空
隙と鉄心ブロックの組合せで作られ、その平面側に鉄心
脚え３を設けて、鉄心とともにボルトを貫通させるか、
バンドをともに巻くかして、鉄心と空隙を保持する。
第２図に示すように、鉄心脚部は適当に細分化された空
隙と鉄心ブロックの組合せで作られ、その平面側に鉄心
脚え３を設けて、鉄心とともにボルトを貫通させるか、
バンドをともに巻くかして、鉄心と空隙を保持する。
通常、鉄心脚え３は非金属物質により作られる。
磁束は鉄心内を通過するが、空隙部分は透磁率が１で、
周囲空間と透磁率が同じであり、鉄心ブロックから次の
鉄心ブロックに磁束が移るのに、空隙部分内だけに拘束
されず、周辺にリラクタンス比で定まる拡散をする。
周囲空間と透磁率が同じであり、鉄心ブロックから次の
鉄心ブロックに磁束が移るのに、空隙部分内だけに拘束
されず、周辺にリラクタンス比で定まる拡散をする。
すなわち、第３図に示すごとく磁束が空隙部分ではみ出
し、次の鉄心ブロックに吸収される。
し、次の鉄心ブロックに吸収される。
第３図は空隙を有する鉄心リアクトルの脚部空隙におけ
る磁束の乱れを示す断面図で、２，４５は第２図の同符
号と同一部分を示し、６は鉄心脚部の上下端の鉄心ブロ
ック、８はリアクトル巻線、９は磁束を示す。
る磁束の乱れを示す断面図で、２，４５は第２図の同符
号と同一部分を示し、６は鉄心脚部の上下端の鉄心ブロ
ック、８はリアクトル巻線、９は磁束を示す。
ここにおいて、磁束が鉄心の積層方向へ入って来る部分
では問題がないが、鉄心の板表面から磁束が入って来る
部分では、鉄板に渦電流が流れ、渦流損が生じ、磁束密
度を高くするとか１個の空隙の大きさを大きくすると、
鉄心に危険な局部加熱を生じる。
では問題がないが、鉄心の板表面から磁束が入って来る
部分では、鉄板に渦電流が流れ、渦流損が生じ、磁束密
度を高くするとか１個の空隙の大きさを大きくすると、
鉄心に危険な局部加熱を生じる。
特に鉄心脚部の上下端の平面部においては、他の鉄心脚
部の平面部に較べ、一端に磁束が集中することとなり、
その部分においては磁束密度が特に高くなるため、局部
加熱の危険度は高い。
部の平面部に較べ、一端に磁束が集中することとなり、
その部分においては磁束密度が特に高くなるため、局部
加熱の危険度は高い。
この発明は、鉄心脚部上下端の鉄心ブロックの平面側に
進入する磁束を磁気シールドに集めて、この部分の局部
加熱を防ぐことを目的とするものである。
進入する磁束を磁気シールドに集めて、この部分の局部
加熱を防ぐことを目的とするものである。
第５図はこの発明の一実施例を示す斜視図で、空隙を有
する鉄心リアクトルの３相３脚鉄心の中央脚の上端脚部
の平面側に磁気シールドが設けられた状態を示す。
する鉄心リアクトルの３相３脚鉄心の中央脚の上端脚部
の平面側に磁気シールドが設けられた状態を示す。
磁気シールド７は第５図に示すごとく、上下端における
最初の空隙迄の鉄心ブロックの平面側を覆ってもよいが
、最初から数空隙迄の脚部の平面側を覆ってもよい。
最初の空隙迄の鉄心ブロックの平面側を覆ってもよいが
、最初から数空隙迄の脚部の平面側を覆ってもよい。
なお、各鉄心ブロックの平面側にそれぞれ磁気シールド
を設けると更に効果的であるが、作業性が悪くなり経済
的でない。
を設けると更に効果的であるが、作業性が悪くなり経済
的でない。
第４図は磁気シールドを設けた部分の鉄心脚部断面図で
ある。
ある。
第６図は磁気シールドの構造の一例を示す図であり、薄
鉄板１０に短冊形磁気シールド７を多数貼付けた構造の
ものである。
鉄板１０に短冊形磁気シールド７を多数貼付けた構造の
ものである。
なお第６図は３相３脚鉄心構造のりアクドルに設ける磁
気シールドの例を示す。
気シールドの例を示す。
この磁気シールドを設けることによって、第７図に示す
ごとく、空隙部分で周辺にはみ出した磁束は、従来鉄心
唐土下端ブロックの平面側に垂直方向から進入していた
ものであるが、磁気シールドの鉄心の端部に進入するこ
ととなり、渦流損を大巾に軽減できる。
ごとく、空隙部分で周辺にはみ出した磁束は、従来鉄心
唐土下端ブロックの平面側に垂直方向から進入していた
ものであるが、磁気シールドの鉄心の端部に進入するこ
ととなり、渦流損を大巾に軽減できる。
第７図はこの発明の一実施例の鉄心リアクトルの脚部空
隙における磁束の流れを示す図である。
隙における磁束の流れを示す図である。
以上説明したとおり、この発明によれば、鉄心の局部加
熱を抑制することができるので、空隙の細分化を粗にす
ることができるとともに、鉄心内磁束密度を高くとるこ
とができ、経済的なりアクドルの設計を容易にするとい
う効果がある。
熱を抑制することができるので、空隙の細分化を粗にす
ることができるとともに、鉄心内磁束密度を高くとるこ
とができ、経済的なりアクドルの設計を容易にするとい
う効果がある。
第１図は空隙を有する鉄心リアクトルの脚部断面図、第
２図は空隙を有する鉄心リアクトルの３相３脚鉄心の中
央脚の上部を示す斜視図、第３図は空隙を有する鉄心リ
アクトルの脚部空隙における磁束の乱れを示す断面図、
第４図は磁気シールドを設けた部分の鉄心脚部断面図、
第５図はこの発明の一実施例を示す空隙を有する鉄心リ
アクトルの３相３脚鉄心の中央脚の上部を示す斜視図、
第６図はこの発明に係る磁気シールドの構造を示す断面
図、第７図はこの発明の一実施例の鉄心リアクトルの脚
部空隙における磁束の流れを示す断面図である。 図において１は鉄心、２は鉄心ヨーク部、３は鉄心脚え
板、４は鉄心脚部の鉄心ブロック、５は鉄心脚部の空隙
、６は鉄心脚部の上下端の鉄心ブロック、７は磁気シー
ルド、８はリアクトル巻線、９は磁束、１０は薄鉄板で
ある。 なお各図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
２図は空隙を有する鉄心リアクトルの３相３脚鉄心の中
央脚の上部を示す斜視図、第３図は空隙を有する鉄心リ
アクトルの脚部空隙における磁束の乱れを示す断面図、
第４図は磁気シールドを設けた部分の鉄心脚部断面図、
第５図はこの発明の一実施例を示す空隙を有する鉄心リ
アクトルの３相３脚鉄心の中央脚の上部を示す斜視図、
第６図はこの発明に係る磁気シールドの構造を示す断面
図、第７図はこの発明の一実施例の鉄心リアクトルの脚
部空隙における磁束の流れを示す断面図である。 図において１は鉄心、２は鉄心ヨーク部、３は鉄心脚え
板、４は鉄心脚部の鉄心ブロック、５は鉄心脚部の空隙
、６は鉄心脚部の上下端の鉄心ブロック、７は磁気シー
ルド、８はリアクトル巻線、９は磁束、１０は薄鉄板で
ある。 なお各図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 空隙を有する積鉄心構造のりアクドルにおいて、積
鉄心の平面側にその積鉄心の外端の薄鉄板の表面に密接
する平面を有し、その板厚が上記薄鉄板の板厚よりは充
分に大きく、かつ透磁率の良好な板状部材を配置し、こ
の板状部材の一端を上記空隙の端に近接させるか又はこ
の板状部材により上記空隙の外部空間への開口部を閉鎖
するように構成した磁気シールドを備えたことを特徴と
する鉄心リアクトル。 ２ 磁気シールドは少くとも積鉄心構造の鉄心の上下ヨ
ーク部、鉄心の脚部上下、鉄心の脚部の上下端の平面側
のうちのいずれか１個所には設けられることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の鉄心リアクトル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3875777A JPS5823727B2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | 鉄心リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3875777A JPS5823727B2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | 鉄心リアクトル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53123834A JPS53123834A (en) | 1978-10-28 |
| JPS5823727B2 true JPS5823727B2 (ja) | 1983-05-17 |
Family
ID=12534150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3875777A Expired JPS5823727B2 (ja) | 1977-04-04 | 1977-04-04 | 鉄心リアクトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5823727B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6112720Y2 (ja) * | 1979-07-17 | 1986-04-19 |
-
1977
- 1977-04-04 JP JP3875777A patent/JPS5823727B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53123834A (en) | 1978-10-28 |
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