JPS5828342Y2 - 電気機器用鉄心締付装置 - Google Patents

電気機器用鉄心締付装置

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Publication number
JPS5828342Y2
JPS5828342Y2 JP3307677U JP3307677U JPS5828342Y2 JP S5828342 Y2 JPS5828342 Y2 JP S5828342Y2 JP 3307677 U JP3307677 U JP 3307677U JP 3307677 U JP3307677 U JP 3307677U JP S5828342 Y2 JPS5828342 Y2 JP S5828342Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
core
iron core
electrical equipment
plate
tightening device
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Expired
Application number
JP3307677U
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English (en)
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JPS53127225U (ja
Inventor
孟 大石
Original Assignee
株式会社ダイヘン
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ダイヘン filed Critical 株式会社ダイヘン
Priority to JP3307677U priority Critical patent/JPS5828342Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変圧器やりアクドル等の電気機器に用いる鉄心
の締付装置の改良に関するものである。
大容量変圧器、特にハイインピーダンス変圧器において
は、容量及びインヒ:−ダンスの増加とともにコイル内
で発生する磁、束が増大する。
この磁束の一部は鉄心脚え板を垂直に通って鉄心内に入
り、鉄心脚え板内で渦電流損を生じるため、鉄心の一表
面付近で鉄心の局部過熱を生じる原因となっていた。
従って従来は鉄心脚え板をステンレス等の非磁性体で形
成したり、鉄製の鉄心脚え板にスリットを入れたりして
渦電流の発生を抑制しこの鉄心脚え板内での渦電流損を
低減させていたが充分な抑止効果が得られず、また一般
に変圧器が過励磁とされた場合には鉄心内部の磁束密度
が過大となり鉄心が部分的に過熱する等の欠点があった
本考案は、上記に鑑み、鉄心脚え板内に積層した磁性鋼
板を配置することにより鉄心脚え板及び鉄心内での渦電
流損を減少させた電気機器用鉄心の締付装置を提供した
ものである。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明すると、第1
図及び第2図において1は珪素鋼板を積層してなる変圧
器の鉄心、2,2・・・・・・は鉄心1の継鉄部1aを
挾持するように鉄心の継鉄部側面に配設された断面コ字
形の継鉄締付金具、3は継鉄締付金具2及び鉄心1の継
鉄部1aを貫通するボルト、4はボルト3に螺合された
ナツトであり、ナツト4の締付けにより継鉄締付金具2
を介して鉄心の継鉄部が締付けられている。
鉄心の脚部1bは所定の枚数ずつ積層した巾の異なる鋼
板を組合せることにより断面が略円形に近ずくように積
層されている。
図中1Cは鋼板の巾が変る部分に形成された段部である
鉄心の脚部両側面に略全面に当接するようにした鉄心脚
え板5,5が配設され、鉄心脚え板5,5を介して鉄心
1の脚部を締付けるようにガラステープまたはテトロン
テープ等の如き絶縁性の鉄心脚部締付バンド6.6・・
・・・・が巻かれているミニのようにして締付けられた
鉄心脚部には低圧巻線7及び高圧巻線8が同心的に嵌装
されている。
鉄心脚え板5□、は第3図及び第4図に示したように、
鉄、またはステンレススチール等の非磁性体からなる:
板51と、こ9板51に昨けられた切込溝52内に嵌入
充填された珪素鋼板積層体53とからなつ(し、Is
、”る。
板61′□や切込溝52は、この板の鉄心1に当接する
側に長さ方向に沿って設けられており、切込溝52の長
さ方向の両端部にはこの切込溝を長手方向の両端外方に
向って次第に浅くする向きのテーパ面51a、51aが
形成されている。
珪素鋼板積屠体53は、切込溝52に丁度嵌合する形状
の複数枚の珪素鋼板を鉄心1の積層方向と同一の方向に
積層して接着したもので、その長手方向の両積層端部は
前記テーパ面51 a 、51 aに沿うように階段状
に形成されている。
このように珪素鋼板積層体53を備えた鉄心脚え板を用
いると、巻線7,8から鉄心1の表面に垂直に入る漏洩
磁束が、透磁率の高い鉄心脚え板5の内部の珪素鋼板積
層体53に集中的に侵入するので、渦電流損を少なくす
ることができる。
また鉄心脚え板には切込溝があるので、渦電流が流れる
ための短い距離の流通路が生ぜず、鉄心脚え板に生ずる
渦電流損を一層低減させることができる。
上記実施例のように、珪素鋼板積層体53の長手方向の
両端に、積層面に対して所定の角をもつ階段状の傾斜部
を設けた場合には、珪素鋼板積層体の端部に侵入する磁
束の入射角を小さくして磁束を鋭角的に侵入させること
ができるので、漏洩磁束の侵入を容易にすることができ
る。
尚珪素鋼板積層体53の長手方向両端の傾斜部及び板に
設けた切込溝の長手方向両端のテーパ面は必らずしも設
けなくてもよい。
第5図は、鉄心脚え板5の変形例を示したもので、この
実施例では、板51の鉄心に当接する側に鉄板の長平方
向に平行させた複数のスリット状の切込溝52’、52
’・・・・・・が並設され、これらの切込溝52’、5
2’・・・・・内には鉄心1の積層方向と同一の方向に
積層された珪素鋼板積層体53’、53’−・・・・・
が嵌入充填されている。
このようにすると鉄心脚え板5での渦電流損を一段と減
少させることができる。
尚このように複数本の切込溝を並設する場合にも、前記
と同様に各切込溝の長手方向両端にテーパ面を設け、珪
素鋼板積層体の長手方向両端に階段状の傾斜部を設ける
ことができる。
以上の如く本考案に係る電気機器用鉄心締付装置によれ
ば、鉄心脚え板に垂直に入る漏洩磁束は鉄心脚え板の内
部の珪素鋼板積層体に集中して侵入し鉄心脚え板に渦電
流が発生するのを抑止できる。
また切込溝を設けたことにより鉄心脚え板に短距離の渦
電流回路が形成されないので、より一層、鉄心脚え板に
発生する渦電流損を低減させることができ、鉄心の局部
過熱を有効に防止することができる。
更に鉄心脚え板の内部には珪素鋼板積層体を内蔵させた
ので鉄心脚部の鉄心断面積を若干増加させること・なり
変圧器の過励磁に基づく鉄心の部分的過熱を防止するこ
とができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を一部断面して示した構造図
、第2図は第1図のII −II線断面図、第3図は本
考案で用いる鉄心脚え板の一例を示す断面図、第4図は
第3図のIV−IV線断面図、第5図は鉄心脚え板の変
形例を示す断面図である。 1・・・・・・鉄心、5・・・・・・鉄心脚え板、51
・・・・・・板、52゜52′・・・・・・切込溝、5
3.53′・・・・・・珪素鋼板積層体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)電気機器用積層鉄心の積層方向の端面に当接させ
    て配設した鉄心脚え板の前記積層鉄心に当接する側に切
    込溝を形成し、前記切込溝の内部に前記積層鉄心の積層
    方向と同一方向に積層した磁性鋼板積層体を嵌入充填し
    たことを特徴とする電気機器用鉄心締付装置。
  2. (2)前記切込溝は前記鉄心脚え板の長手方向に沿い巾
    方向に複数本並設されている実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の電気機器用鉄心締付装置。
JP3307677U 1977-03-18 1977-03-18 電気機器用鉄心締付装置 Expired JPS5828342Y2 (ja)

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JP3307677U JPS5828342Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18 電気機器用鉄心締付装置

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JP3307677U JPS5828342Y2 (ja) 1977-03-18 1977-03-18 電気機器用鉄心締付装置

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JPS53127225U JPS53127225U (ja) 1978-10-09
JPS5828342Y2 true JPS5828342Y2 (ja) 1983-06-21

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ID=28887831

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